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二頭の神獣に抱かれて……。
不幸なソラは神来山へ人身御供に出されます。
神来山の主は神獣、白虎の珀焔と黒豹の黛嵐。
ソラは贄として、二人に交互に抱かれることになります。
最初は獣姿の珀焔と黛嵐に抱かれるソラ。
契を交わしてからは、人型にもなれるのですが、獣姦も可能なおいしい設定です。
全体的にエロが多めな作品です。複数も、獣姦も、無理矢理の輪姦もあります。
中でも珀焔と黛嵐以外の半獣・胡狼たち数十頭にソラが輪姦される場面のインパクトが凄いです。
最初、珀焔がソラに対して冷たくて、抱き方も酷いのですが、胡狼の輪姦シーンが凄まじくて、珀焔の仕打ちが霞んでしまうほどです。
そして、胡狼からソラが救出されてからは、もう甘々!!
胡狼たちのせいで情緒不安定になったソラを黛嵐はもちろん、珀焔が優しく包み込むのがすごく萌えました!
珀焔がソラを好きになった理由を語る部分、私は好きでした。
きっかけなんて、そんなものかもしれません。自分では説明し難い、ただただ心惹かれたから・・・なんて純愛!!
ずっとずっと自分自身が求められる居場所を欲していたソラには、これ以上の自己肯定はなかったと思います。
珀焔の優しさに包まれて幸せそうなソラに涙が出ました。
最後は黛嵐がちょっと可哀想ですが、同時収録作品で彼も幸せになっているので安心できました。
ファンタジーで若干緩和されているとはいえ、地雷になりそうな要素が含まれるので、万人受けの作品ではないかもしれません。
ですが、心が温かくなる素敵な物語でした。
ソラたちが過ごす神の庭の光の描写は綺麗ですし、珀焔と黛嵐の毛並みの手触りや、人型時の髪のさらさら感が伝わってくる文章で、もふもふの魅力に引き込まれました。
もふもふ、いいですね!私はすごく好みの作品でした。
両親が亡くなって独りぼっちになった受け様は、村の長の息子だけが自分を
人間として見てくれた事を支えに、一人で生きてきたのですが、
ある日、長の息子に妹が神様の生贄になったと言われ・・・
受け様は、村人からよそ者と言われて虐げられて来た中で唯一優しくしてくれた
人の役にたつ為に自ら生贄になる事を決めるのです。
ホントは生贄になんかなりたくないけど、長の息子に言わされた感じなんです。
偽善者って言葉がぴったりな長の息子なんですが、両親亡き後誰にも必要と
されなかった受け様にとってはそれでも大事な人だったんですよね。
受け様はとても哀れで悲しい存在でしたね。
そして神様の住む山に入り、もうすぐ飢え死にしちゃうのではってタイミングで
神様の庭へ・・・そこで見たのは白虎と黒豹で、受け様に食べ物を運んでくれる。
でも獣に怯えていた受け様ですが、危害を受けないと解ると眠ってしまうが・・・
目覚めたときに、なんと2匹の獣に犯されてしまうのですよ!!
これは、獣姦モノの3P&三角関係で、でも生贄としてのお勤めなんです。
優しい黒豹と意地悪な白虎、必ず二人の肉体関係を持たなければならないけど、
心はどちらか一方と添って行くようなお話なんです。
でも、やっぱりこれだけだと盛り上がりに欠けるのか?
ジャッカル軍団が出てきて、白虎と黒豹が神国へ行っている間に受け様は攫われ
拉致され、集団で凌辱の限りを尽くされて・・・って感じの展開です。
内容はかなり切なくて可愛そうな設定ですが、何故かそれ程悲壮感は出ない。
これが人間だったら痛いなんてもんじゃないのに、相手が獣だと・・・もふもふ。。。
ちょっぴりトーンダウンな感じもするかも、でも獣姦モノですから苦手な方は
覚悟をなさってお読みくださいね。
もふもふ感を期待して読むとあれぇ~~?なんて事にもなります(笑)
書下ろしは、受け様に選ばれなかった獣さんの新たな恋のお話です。
こちらの方はもふもふ感がかなり多いですよ。
人身御供、神の贄として神来山へとやってきたソラ。
そこで二匹の神獣、白虎の珀焔と黒豹の黛嵐に出会い、無理矢理陵辱されてしまう。
二匹の神獣は贄の精を力の糧とし、ソラの精を受けた二匹は人の姿へ変化する。
人型で獣型で、片方ずつ時には両方に抱かれ、次第に抱かれることに喜びを感じるようになってしまったソラ。
優しい黛嵐、酷薄な珀焔。
贄としてではなく人としても扱ってくれる黛嵐に懐いていくソラ、だけど何故か珀焔がどうしても気になってしまう。
そんな時、珀焔が胡狼の襲撃に遭い、治療のために宝剣に戻りソラのそばを離れることに。
ひとり残されたソラ。そこに胡狼が攻めてくる。
宝剣を守るためにソラは自分を囮にし、胡狼に捕まってしまう───。
商業的リミッター、全然効いていません、この作品。笑
もとが同人誌だからね、うん。
陵辱、無理矢理、輪姦、獣輪、エトセトラ。
ここまで突き抜けられると、いっそのこと爽快です(笑)
苦手要素満載なので、ホント無理!という場合もありますが、ソラのいじらしさ、珀焔の意地っ張りさや黛嵐の切なさ、なによりも二人のケモミミに萌えポイントは満載かと。
珀焔の、ソラに冷たくあたってしまった理由に「なんだよかわいいなコイツ」と思ったりもしましたが、わたしは珀焔より黛嵐が好き。(表紙の黛嵐の色っぽさにノックアウトされて購入したんだもん)
なので彼がほんと不憫でならなかったんですが、書き下ろしにて幸せになってくれたので、良かったです。
麗しい二人のケモミミにサンドイッチされているソラが羨ましくて仕方ない一冊でした。
この度、電子で読みました。私の読んだものには稲荷屋画伯の(多分)美麗なイラストはなし。
その所為かな?陵辱強姦がそれほど「痛い」と思わなかったのは?(紙の本を見ていないのでよく解らないのですけれどもね)
レビューが沢山ございますので、感想のみを。
若かりし頃、恋愛体質の友人の恋バナを聞いていて「あー、道を歩いていて水たまりを踏んづける様に恋に落ちちゃうんだなー」と思ったことがあります。
「相手がどういう人かとかあんまり関係ないんだなー」と。
そんな友人を「理不尽な奴だ」と思いつつ「羨ましいなぁ」と感じたのも事実。
理由なく落ちる恋こそ『運命の恋』ではないですか!
ソラの恋こそ正にそれ。
優しくて、解ってくれて、一緒にいて楽しい黛嵐ではなく、意地悪な珀焔に惹かれていく訳ですから。
この理不尽さがねー、すごく良かったんですよ、このお話。
多くの姐さま方が「痛い」と書かれております。
私も「結構痛いな」と思いました。
いや、陵辱強姦シーンではなく、冒頭で。
邑八分のソラを唯一庇ってくれたタケルが、自分の妹の身代わりとして人身御供になってくれとソラに頼み、それをソラが受け入れるシーンですよ。
これは辛い!
で、途中に珀焔がその古傷を抉り倒すシーンがありまして、私は「珀焔許すまじっ!」といきり立ったのですが……「まぁ、ソラくんが幸せなら良いです」と、すごすごと引き下がるだけの説得力がありました。
いや、恋は不思議だなぁ……
けも耳もふもふモノですっ♪
今回は単発でシリーズものでないので手にしてみましたvイラストも稲荷屋さんだし♪
贄と神獣2人のお話は、元が同人作品に書下ろしを入れて作られた1冊というだけに、もうっ!!はっきりいってエロシーンのテンコ盛りです。
獣姦、3P、凌辱強姦、輪姦と、贄という存在がその為に存在するから仕方ないとはいえ、多少そこに切なさはあるものの、あくまでその存在意義が貫きとおされている部分は見事だと思います。
かなり主人公がひどいめにあっておりますので、苦手な方はご注意くださいね。
排他的な村に流れてきた家族の子供だった為に、親を亡くしてからは村人の雑用に、衣食の対価としてこき使われてきた孤児のソラ。
村の祠が地震で崩れた際に、発見された今までの山の神に生贄を差し出す儀式が、村の困窮を救うために復活されることになります。
はばにされているソラを唯一気にかけてくれて、ソラも慕っていた村長の息子タケルでしたが、その贄を出す抽選に妹が選ばれたのだとソラに告げます。
そこに、タケルのずるさを見ながらも、誰からも必要とされず愛されずきたソラは、唯一親切にしてくれたタケルの為に、自ら人身御供となり、山に入ることになります。
食料も尽きた三日目にソラが辿り着いた山頂の祠で、ソラは言われていた宝剣を見つけ出し、そして山を治める獣神である白虎と豹の、珀焔(ハクエン)と黛嵐(タイラン)に出会うのでした。
獣の姿で現れた二人に怯えるソラは、贄の儀式である精を交わす性交を無理強いさせられますが、それは、神獣の二人にとっては贄の精は力を得るための餌であり、贄のソラにとっては彼等の精を受け入れることで神仙となり力を得るために必要な行為でもあるのです。
という始まりの本編。
しかも心優しい黛嵐、意地の悪い珀焔という設定が目を引きます。
過去800年前までは、贄は皆心優しい黛嵐に心を寄せて選んでいたという過去が結構ポイントだったりします。
もちろん、ソラも優しい黛嵐の方が好きなのですが、意地悪をされても珀焔を口で嫌いとは言っても気になっているという姿もあるのです。
結局のところ、ラストでソラは神と贄の関係・需要と供給の関係である以上二人とも関係は続くけど、心は一人をえらぶことになります。
そこの掘り下げ部分が、実はちょっとわかりにくかった。
ただ言えることは、珀焔は極度のツンデレですw
最初から決まっていたのだよという「運命」展開はその理由を納得させるには、今一つですが、ソラが瀕死の珀焔を見てしまった部分のつり橋効果はなくはないだろうか?w
珀焔が大怪我をした時に早く傷を癒す為刀の中の神域に戻る為、ソラが一人で留守番をしている時に邪神の使いであるジャッカルがソラを誘拐します。
彼等にとっても神獣の精を受けて神仙となったソラの精は大変なごちそうになるのです。
そして、ソラは剣を守るために彼等の人質となり、そして凌辱強姦の嵐です(涙)
神と贄の関係が”精”によって成り立っているために、こんなエロエロなのですが、そこに生まれる愛情は、それを正当化するほんの小さな希望なのかもしれませんね。
最初から誰を選ぶか、決まっていたとはいえ、初めて珀焔の今までの気持ちを黛嵐は知ることになるのですね。
その黛嵐の話しが、書下ろし短編『神を抱く腕』です。
これを読むと、
おい~最初から贄は二人にしておけばよかったんでないか?っておもわなくもないんですがwww
獣姦といえばバック姿勢が定番ですが、二人がかりだったせいか、なかなかに人間くさい姿勢の交尾を味わいましたw
しかし、ジャッカルは半獣だったせいか、すごい怖かったよー!
稲荷屋さんのモフ絵が光ってましたよ♪
なにより、ケモミミ姿の黛嵐が何と色っぽいこと!
珀焔はゴージャスなんですが、存在感的印象は実は今一つな感じが・・・
そんな部分も堪能した一冊でした。