• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作愛、ふたたび

レンツィオ,名門コーネル家当でグループCEO,28
月村櫂,レンツィオのかつての恋人で学芸員,28

その他の収録作品

  • 愛、ふたたび~誓愛~
  • あとがき

あらすじ

――私を裏切った君に、復讐したい。
学生時代にある事情で手酷く振った、かつての恋人レンツィオと再会した美貌の学芸員・櫂は、いまや財閥トップとなった彼の絵画の仕事を手伝うことになる。
昔と変わらぬレンツィオの態度に安堵したのも束の間、突如彼は、櫂の淫乱さを責め、強引に体をつないでくる。濃厚な愛撫に翻弄され、無理やり愛人契約を結ばれて、2人だけの密室で毎夜、快楽という手段で支配され続ける櫂。
官能の再会、束縛愛!!

作品情報

作品名
愛、ふたたび
著者
藤森ちひろ 
イラスト
笠井あゆみ 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
発売日
ISBN
9784799714645
3.1

(21)

(2)

萌々

(4)

(12)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
64
評価数
21
平均
3.1 / 5
神率
9.5%

レビュー投稿数2

すれ違い王道かな

誰よりも愛しているからその人の幸せを誰よりも願っているから思ってもいない言葉で
相手を傷つけながらも身を引くように別れを告げてからの10年ぶりの再会愛です。

再会すれ違いの王道的なラブストーリーで、これといって目新しい展開はありませんが
長い間会えなかった二人が、愛と憎しみに翻弄されながらもやはり愛は消えない。
そんな風なちょっぴり切なくてでも甘いラブでした。

受けになる櫂と攻めのレンツィオは学生時代の同級生で過去は相思相愛の恋人。
幸せいっぱいだったはずの二人は櫂の一方的な別れの言葉で終を迎える。
日本に帰国した櫂はレンツィオへの思いを忘れないまま美術館の学芸員として
働いていたが、上司と反りが合わず退職し、商社勤めから画商に転職した父と共に
オークションに参加するためにロンドンへ向かい、そこで10年ぶりにレンツィオと再会

レンツィオから向けられる怜悧な視線に憎まれていると知りながらも嬉しさが
こみ上げる櫂、しかしレンツィオは過去の裏切りの復讐をすると言いながら、
画商の父親の仕事を邪魔されたくなければレンツィオが作る美術館に1年間契約で
強制的に仕事をさせられることになります。

実は櫂はレンツィオの母親に学生時代に息子のことを思うなら別れてくれと言われていて
さらにレンツィオは母親から櫂がレンツィオのことをネタに脅迫しお金を奪ったと
言われていたために、レンツィオは櫂を信じられなくなり、淫売の裏切り者と
誤解して、櫂に冷たく当たるけれど、気持ちはまだ変わらず櫂を愛しているみたいに
櫂に優しくしてしまう矛盾が生じるのです。

もっとも、本当に好きな相手をいくら大事な母親の言葉だからと言って疑うのは
ちょっと頂けないくらいマザコン気味?なんて思ってしまうのですが、
そこは置いとくとしても櫂にモーションをかける相手に嫉妬したあげく
今度は愛人契約を迫るくらいやっぱり櫂のことが今でも好きだと言う話。
誤解とすれ違いもレンツィオの母親が真実を話ことで簡単に解決しちゃう。
内容的には深みもあまりない気がしますがある意味王道的なラブなので
再会ものの甘い話が好きなら楽しめる作品ではないかと思います。

14

王道 外国もの

笠井先生おっかけで購入。
180度開脚という大胆な表紙からは想像もできない、
外国もの 王道ラブストーリーでした。
こういうタイプのお話がとても久しぶりだったせいか、
まったくのひねりなしですが、楽しく読めました。萌でお願いいたします。

カラー口絵は受けさんの胸♡状態の攻めさんとの絡み図。
金髪ってだけで なぜこんなにテンション上がるんだろう、
バカだなあ私 といつも思います。
中は激しく交わっておられる図が3枚。
貴族がまとうような衣装の図が2枚。衣装が美麗!
いちばん好きな絵は、心がかよった直後、
後ろからハグしている切ない表情の二人。きゅんもの!

構成は雑誌掲載作が160Pほど、書下ろしが50Pほど。
攻めさん、受けさん、攻めさんおかん、攻めさんのライバル 
なんかが出てきます。

書下ろしは誤解がとけて心が通い、一生側にいると決めた後の話。
日本から受けさん家族がやってきて、カミングアウトするかどうか という
すったもんだ。
この書下ろし部分の終わり方も、すっきりいい感じに終わって、大団円です。

どろどろしくないし、痛くないし、怖くないし、キラキラ外国人だし
こゆーいBLにはまだ慣れていない方の、笠井先生入門編には
うってつけ! と思いました(笑)
だって笠井先生、なかの絡み図は絶好調なんで・・・

2

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP