• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作テンカウント 1

黒瀬陸,無愛想なカウンセラー
城谷忠臣,潔癖性の社長秘書

その他の収録作品

  • 黒瀬くんと城谷さんと花粉症(描き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

この世にあるものはすべて汚い
潔癖性の孤独な心をほどく、恋のセラピー。

「黒瀬くんといると、少しだけ普通の人になったみたいに錯覚する」
潔癖性の社長秘書・城谷は偶然出会ったカウンセラーの黒瀬から、潔癖性を克服するための個人的なカウンセリングを受けることになる。
10項目を1つずつクリアする療法を進めるうち、次第に黒瀬に惹かれていく城谷だが…?
無愛想なカウンセラーと潔癖性の社長秘書、センシティヴな恋のセラピー。

作品情報

作品名
テンカウント 1
著者
宝井理人 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
テンカウント
発売日
ISBN
9784403664199
4.1

(1149)

(659)

萌々

(239)

(128)

中立

(60)

趣味じゃない

(63)

レビュー数
115
得点
4695
評価数
1149
平均
4.1 / 5
神率
57.4%

レビュー投稿数115

ヤバイ!

ヤバイですっ!
自分が宝井さんの絵が好きで、内容も切ない系で、自分が好きそうだなーと思って購入したのですけど。
初めは表紙がパッと見きれいだなーって思ってたのですが、話を読み終えてから、表紙の絵の意味に気が付くという…。(汗)
よい表紙だなーと思っていたのがもっと評価が高くなりました。

サクッと言いますと、城谷さん可愛いです。
自分も一部潔癖症なところがあるので、世の中のものが汚い…という意見には賛成な面が…。

潔癖症を黒瀬さん(カウンセラー)と直そうというのがストーリーの軸ですが、その過程で気が付かないうちに恋心が芽生えていて…

あまり表情がかわらない黒瀬さんの、城谷さんへのキスの寸止め、読んでいて読み手の私も「え?」ってわだかまりが残りましたし。
そこで引いちゃうかっ!!

コミック本編最後の城谷さんの涙に、自分も泣きました。

続きも購入しようと思います。

一個人の意見ですが、参考になれば幸いです。

15

今後の展開が非常に気になる…

なんかすごい衝撃でした…。
BLの主人公が潔癖って…あんなコトやこんなコトが出来るの!?ってついつい思いながらも本編読むと、本当に引き込まれました…。

潔癖性の城谷さんは会社の社長秘書を務めていて、ある日社長が車にはねられそうになるところを、無愛想なカウンセラーの黒瀬くんに助けられます。
心療内科に勤めている黒瀬くんは、城谷さんの姿を見てすぐに潔癖性とわかり、自分がカウンセラーということは伝えず、病院に行くことをすすめる。
人に触れるのが苦手で、社長が事故にあった時に助けに行くことを躊躇した自分に嫌悪を抱き、意を決して心療内科に行くのですが、偶然黒瀬くんに出会いその心療内科は黒瀬くんが勤めている病院だと知り引き返そうとするも、黒瀬くんに引きとめられ、近くの喫茶店で個人的にカウンセリングが始まります。
さすが、カウンセラーってだけあってか!?黒瀬くんが城谷さんに対する配慮が優しく感じました。
城谷さんも少しずつ自分なりに前進しているのが嬉しく思ってるのでしょうね、表情がとても柔らかく可愛いです。

電車で倒れた城谷さんを黒瀬くんが抱きかかえるシーンにはキュンときました。
潔癖だった城谷さんは、黒瀬くんの服をキュって掴んでるのがよかったです。

黒瀬くんが城谷さんにキスをしそうになったシーンでは城谷さん同様こちらもドキドキでした。
その時の黒瀬くんの心境が知りたい…………。

最後の握手と言われた城谷さんの涙が本当に切なかったです。

この2人どうやって進展していくんだろ…。
黒瀬くん目線でも読みたくなるストーリーです。

エッチシーンはありませんが(なんせ潔癖性の城谷さんだしね)本当に夢中になって読んでしまうと思います。

早く続きが読みたい…………。
最初は、潔癖の主人公ってあんなコトや、こんなコトができないんじゃないと!?って思ってたのに、そんなこと忘れちゃうくらいストーリー性がありました。

エッチシーンがないコミックに初の記念すべき神評価です!(笑)

12

この世にあるものはすべて汚い (帯より)

宝井理人さんが好きなのですが単行本派なので内容は知りませんでした。
読んでみてびっくり、萌以外にも共感する部分がほとんどでした。
そもそも私自身が城谷さんと同じ病気なので、のめり込んでしまう物語でした。
この病気の特徴を掴んでいて、強迫性障害という病を知らない人にも知ってもらえる
一読者として、一患者としてもっといろんな人に読んでほしいと思いました。
この病気の克服方法はいくつかありますが、中でも(私的に)きついのは、黒瀬の提案する方法です。実際に10個、項目を埋めていって…という療法です。

この病気だと特に精神的にくるのが、大切な人の事を信じられない自分に嫌悪することです。城谷さんがお世話になっている社長さんの事で城谷さんの手帳も、わざわざハンカチ越しで渡してくれたのに、見えないところで触っているのでは…
という不安に駆られ耐えられずに消毒をしてしまう場面など悪気はないけれど
もやもやを壊さないと自分が壊れてしまうんです。
城谷さんの気持ちが痛いくらい伝わる場面でした。


どのような展開になるのか、10番目はなんなのか…2巻も心待ちにしています。

9

スズキ27

はじめまして、スズキ27と申します。
とほこさんのレビューに心打たれまして、突然のコメント失礼致します。

>萌え以外にも共感する部分がほとんどでした。
 私もとほこさん同様、当事者が読んで共感できる部分が多いことに驚きながらこの本を読みました。病気による苦痛だけではなくて、家族や先生、身近な人への罪悪感、進んだと思ったら全く進んでいなかった焦燥感、そんな痛みが本当によく伝わってきました。

 教科書通りには行かず、カウンセラー側にも葛藤が生まれる病。まだ若い黒瀬くんも無力感や虚無感と今まさに闘っているのか、過去に何かあったのか。
 簡単には解決しない問題を、2人がどう向き合って克服していくのか、祈るような気持ちで2巻を待っています。

城谷の表情がとても可愛らしいです

内容は何も知らず、好きな作家さんだったので購入しました。
ネット上で表紙が公開されてから、正直あまり期待できないかな…という気持ちでいたのですが、いざ読んでみると…物凄い好みでした(笑)

潔癖症の秘書、という受けの設定はふと考えれば好きな要素だったのですが、あらすじの文字として読んでるときは何も興味が持てなかったんです。
 が、いざ絵として漫画を見てみたら…いいものですね(笑)絵と文字ではこんなにも感じ方が異なるんですね。
もしくは、城谷の容姿がかなり好みだったので、それによって好感度急上昇だったのかもしれません(笑)
あと、お互いが敬語というのもとても丁寧な印象で、私は凄く好きです。黒瀬は分かりませんが(笑)、城谷は敬語を、壁とするのではなくそういった美しい言葉を喋っているのが普通、という印象です。

BLはファンタジー、という言葉がピッタリだと思うのですが、城谷の表情がストーリーが進むにつれてどんどんと可愛くなっていく印象がありました。
前半では何とも思わなかった髪を下ろしてる姿にも、後半ではもう可愛くて可愛くて…(笑)
巻末のオマケ漫画の黒瀬の気持ちがとても分かります(笑)

ただ、物語としては展開が急で『え、もう?』となる部分が何ヵ所かありました。治療の面でも、気持ちの面でも。それともBLだと、これくらいが普通なのでしょうか?
宝井先生の作品はどれもおっとりと気持ちが変わっていくものが特徴のような気がしていたのですが、気のせいかな…?

続き物になるともどかしい反面、長く続いてほしいな…という期待ができるので良いものですね。2巻がとても楽しみです。

7

続きが気になります。

城谷の最後の台詞に、自分も泣きました。
宝井さんの新作、「テンカウント」お待ちしてました。

臨床心理士の黒瀬と、過度の潔癖症である社長秘書、城谷。
これはこの後の二人の展開がすごく気になります。

冷たさのある綺麗なカラーページに見惚れ、表紙に見惚れ、
作中のシンプルな背景に主人公達から伝わる静かな心情。

この作家さんの描かれる作品は、どれも雰囲気や空気感がとても好みです。
読後感も良くて個人的にすごく好き(*´ω`*)

コミックス待ちの読者としては首が長いけれど、
我慢できなくなったら雑誌で続きを読んでしまうかも。

5

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP