そのうち、俺なしでは生きていけなくなる。

監禁

kankin

監禁
  • NOT BL
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--

レビュー数
2
得点
11
評価数
6件
平均
2.5 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
シリーズ
プラチナ文庫(小説・プランタン出版)
発売日
ISBN
9784829625934

あらすじ

カメラマンの設楽によって拘束され、監禁されたモデルの雪鷹。「きみを隅々まで愛したい。そのために徹底的に暴きたい」と言う設楽に混乱し、抗おうとする。だが、設楽は巧みだった。丁寧に世話をしつつも雪鷹を観察し、恥辱と快楽で翻弄するのだ。やがて設楽の思惑通り心を剥き出しにされた雪鷹は、彼を憎んでいるのか愛し始めているのか、それすらも分からなくなっていき──!

表題作監禁

設楽直哉,有名カメラマン,35歳
九条雪鷹,監禁されたモデル,23歳

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数2

心理の変化が難しい

目が覚めると見知らぬ部屋で、既に手足を縛られていて
そこには有名カメラマンの設楽が。
簡潔に「きみは俺に監禁されている」と説明され…。

監禁ものって、捉えられてから依存するまでの
心理の変化が肝だと思うので
美しく若いモデルの男がどのように堕ちるのか興味深く
読ませていただきました。

監禁した設楽、監禁された雪鷹の
日記方式の両視点を挟んでいる為、
流れとしては掴みやすかったです。
ただ、非常に残念なことに
私はどちらにも感情移入できませんでした。

雪鷹に執着しているのに
なぜ設楽は第三者に触らせようとするのか…。
二日部屋に放置したのち、外で食事をして
秘密クラブのようなそこで見知らぬ男に触れさせ
〝他人に触れさせて、やはり手放せないという答えに至った〟って
手放したくない、独り占めしたいから監禁したのでは…??
しかもまた今度はモデル仲間の国丸にまで曝して
〝そのほうが物事はよりドラマティックになる〟…そうでしょうか…。
3Pは大好物ですよ、国丸も優しそうな男だったし。
挿入はさすがに設楽のみでしたが
それでも雪鷹を自分のもの続きにする為の得策とは思えませんでした。

散々国丸も込みで快感を植え付けられたからといって
設楽と二人だけの普通のセックスで愕然とするってどういう…。
普通じゃ満たされなくなるほど堕落させられても
それが雪鷹が設楽を一生愛せる理由にはならない気がしてしまいました。
クライマックスのキッチンでの出来事も
雪鷹の感情についていけず
ラストの甘いはずのシーンでは
おいてきぼりをくらったような気持ちに…。

一ヶ月限定の監禁生活で
愛が生まれるのは難しいのではないでしょうか…。
ただ、設楽に愛撫される雪鷹はとても気持ち良さげでしたので
中立とさせていただきます。

2

サスペンスを期待しましたが……

若手モデルの雪鷹(受け)が
カメラマンの設楽(攻め)に監禁され
徐々に洗脳・調教されていくという
サスペンス風味の作品。

雪鷹と設楽がそれぞれに独白する、
日記体小説のような形式で進行。
設楽は雪鷹に「監禁は一ヶ月間だけ」と請け負うが
独白では約束を守る気はない様子。
雪鷹も、表向きは従順にしているが逃げる気満々?

二人の心理戦の結末は如何に?
と中盤までは期待していたのですが
心理戦なんてものはなく、
雪鷹は設楽にコロッとほだされ
書物や美しい音楽、快楽を与えられる監禁生活に
馴染んでしまいます。

設楽は、雪鷹を殴ったりはしませんが
他の男たちに輪姦させようとしたり(未遂)
ポッと出の後輩モデルを誘い3Pに持ち込んだりと
なかなかの鬼畜。
そして、約束の一ヶ月が経とうとする頃には
別人のように優しく振る舞い、
犯されることに慣れきった雪鷹を苛立たせ……

全てが雪鷹の愛を得るための作戦なのですが
その意図も途中で読めてしまう上、
そのように持って回ったことをした意味が
よく分からず、微妙な読後感となりました。
愛を知ら続きず育った不憫な幼少期のことなど
語られてはいますが、
ではラストで雪鷹に愛されたことで
何か変わったのかと言うと
ほとんど何も変わっていない様子。

雪鷹が設楽を愛しハッピーエンド…なのは良いけど
後輩モデルとの3Pも続けるようだし
結局何がやりたかったのか不明です。

雪鷹が設楽の根本を変えることなく
闇堕ちして終了なのだとすれば
設楽が雪鷹に対して最初から最後まで圧倒的支配者で
恋愛ドラマとしてもサスペンスとしても
今一つ楽しみどころがないなという感想です。

雪路凹子さんの挿絵はどれも本当に美しく
男前カメラマン×美形モデルという華やかな設定に
よく合っていました。

10

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