gift 白い獣の、聞こえぬ声の、見えない温度の、(上)

gift

gift 白い獣の、聞こえぬ声の、見えない温度の、(上)
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神87
  • 萌×222
  • 萌4
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

217

レビュー数
14
得点
536
評価数
115件
平均
4.7 / 5
神率
75.7%
著者
 
媒体
コミック
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
バーズコミックス ルチルコレクション (コミック・幻冬舎コミックス)
発売日
価格
¥680(税抜)  ¥734(税込)
ISBN
9784344834798

あらすじ

宥は美しく獰猛な青年・勁をボクサーの道へと誘うが、性的指向を知られ奇妙な共犯関係に陥る……。邂逅と宿命の物語、上巻!!

表題作gift 白い獣の、聞こえぬ声の、見えない温度の、(上)

白石勁,ボクサー,19歳~
御子柴宥,ボクシングジムトレーナー,23歳~

評価・レビューする

レビュー投稿数14

画力、ストーリー、キャラ作り…全てが最高な作品

まずは表紙の綺麗さで惹かれました。
この綺麗で丁寧な描き方は作品中でも途絶えることなく、その画力の高さに驚きしかありません。
内容がボクシング中心だと知ってそのマニアックさに買おうか買うまいか一瞬迷いましたが、買って正解でした!

ストーリーや構成が期待していたよりずっと素晴らしいものだったので…。


主人公二人の複雑な心境や、勁の過去と深い関係がある彼の今の性格なども本当に丁寧に描かれていて、すんなりと受け入れられるというか、単純ではないのにも関わらずすごく分かりやすいのです。

初めはセックス/暴力慣れしている勁の掴みどころのない雰囲気に圧倒されるのですが。少しずつ少しずつ、無感情に見えた彼の愛らしい面や甘えん坊な顔が現れてきて、間に散りばめられた悲しい過去を読むに連れ一人で耐えてきた彼に愛嬌が湧いてきてしょうもないです。もうキュンキュンしっぱなしです!

宥に「もっと撫でてあげて!」「ぎゅーっと抱きしめてあげて!」と心の中で叫びまくりでした。


だけど、上巻の時点では勁の心の闇はまだ消えていない感じです。本当に愛情や人の温もりに飢えているんだなと伝続きわって来ます。
宥がそれにどう応えてあげるのか、開きかけた心を完全に開いてあげることが出来るのかが見所です。

中巻が本当に楽しみです!

1

画力も構成もずば抜けている

230ページ超えの一ノ瀬さんの連載作品。
かなり厚いです、力作です。
そして本編には下巻へ続くとなっていますが、中巻も出ることとなっています。
ボクシングBLというのも珍しいのですが、とにかく一ノ瀬さんの画力と構成が素晴らしいです。
画力がなければ動きの多いお話は描けませんし、構成がうまくなければ薄っぺらくなってしまう。
両方を兼ね備えてらっしゃるからこそ、こういう難しいお話が描けるのだと思いますね。

受けの宥は、父親が会長を務めるボクシングジムのトレーナー。
そして攻めは、宥が拾ってボクサーとして育てることとなった勁、19歳です。
出会いも、その後の体の関係のスタートも最悪と言えます。
ただ勁は人とまともに付き合った経験がないので、彼の本質が悪いということではなくただ知らないだけ。
下心なしで褒められたり必要とされたりという、例えば親に与えられるようなことを経験せず、体を売り暴力を受けて育ち、体だけ大人になった彼は宥に関してはまるでヒヨコです。
これは雛の刷り込みのよう。
宥は掛け値なしに本当に良い人で、ジムのメンツもお人好しばかり。
彼には初めての暖か続きさであったと思うと、本当に切ない。
giftというタイトルはこの巻では勁の容姿や才能に対しての表現とされているのですが、そのgiftを勁が本当に欲していたかというとそれは違うのではないかと感じました。
そんなgiftよりも愛情を与えてくれるような家族がまず彼には必要であったと思うし、宥や他人の愛情を信じることのできる素地を与えてあげて欲しかった。

今後の展開は今巻よりも苦しくなりそうですが、宥と勁がなんとか二人でいられるような形に落ち着いて欲しいと切に願います。
ただキモ怖なサブキャラが出ていて、これが今後彼らに暗雲をもたらす展開になりそうで怖いんですが!

1

Giftとは、天性の才能

なぜこんなに惹き込まれるのでしょうか。。。
不幸や地雷などが散りばめられすぎてて、いろいろ拗らせてるギリギリな状況の中に、愛が育っていく情熱的な部分を垣間見せられるから?
万人が好きな設定の、不幸な子が唯一の才能を見出されて成長していくサクセスストーリーだから。。?

頭を撫でられたい子供のまま大きくなったケイの行動にいちいちキュンとしてしまいます。乙女な宥の服を脱いで欲しい発言も萌えたーー!

とにかく幸せになってくださいと応援したくなるストーリー。

最後の予告ページの一言
続きは2016年の冬・・ですと・・・・・・?
ガーン∑(゚□゚;)
待てないっす!早く読みたすぎるー 

という私たちのために、作者さんがpixivに泣ける番外編と、無料で続きが読める予告などを載せてくれていますよー^^ check it ~

3

次巻まで喜んで待機...!

ネットの広告で見つけて試し読み、宥が好み、評価も良かったので購入。読めてよかったです!

頸の見ている世界がゲームそのもの。淡々とゲームをこなす中に幼少期からの売春などの過去が見えます。後半、宥に絆されていき鎧が剥がれ、頸の弱さを見えてくるとこも見所です。

宥自身に少し弱さを感じます。それが魅力ですが、頸を支えきれるか心配です。
宥たちの優しさに早く気付いてほしいです。
この巻のラストで頚の感情に「違うよ頸‼︎」と心の中で叫びました(笑)

絵は最初細か過ぎるかなと思いましたが、目線の誘導やゲーム世界のエフェクト、心理描写の見せ方がとてもお上手な方なのだと感服しました。濡れ場の見せ方もエロく、切なくてとても良いです。
しかし少しキャラクターの表情の固さが気になりました。
痛い話が好きな人にオススメです!!次巻が楽しみでしょうがないです。

0

対照的すぎる二人が出会って

住む寮が目当てでやる気もなくボクシングを始めた頸、ボクシングに真面目に向き合うトレーナーの宥、頸は口うるさい宥を黙らせるために「ゲイだとバラす」と脅してレイプするが、宥はくじけず頸にボクシングを続けさせる。

道徳心も感情の起伏も無く、痛みにさえ鈍感でどこかロボットのような頸と、表情豊かで人間味あふれる宥、まったくの正反対の二人がぶつかり合っていく中で頸は少しずつ変わっていく、そんな頸を愛おしく思い始める宥。

二人の初めてのディープキスは頸のそれまでの生き様が浮かび上がってくるし、初めて合意でセックスする前の宥は妙にかわいらしく、積み上げてきたエピソードを台詞ひとつで昇華させる作者のトリックにはしびれます!
ただ頸の傷は深く、まっとうな宥には理解しきれてない部分もあり、2016年末?発売の下巻で、頸が自分の傷とどう向き合うのか、宥はどこまでサポートできるのか、二人の関係がどう変わっていくのか完結が楽しみで仕方ありません。(不思議と上巻だけでも十分な満足感がありますが)

そして絵も美麗。前コミックス『JITTER BUG』から格段に絵がうまくなっているのも見物です。一ノ続き瀬先生、どれだけ努力なさってるんだろう?
ebookjapan「あなたが選ぶ2015年ベストBLアンケート 」でランキング常連の名作と一緒にランクインしたのも納得です。
これから何度も繰り返し読み返すだろう大事な作品です。

2

360度見回しても崖っぷち

育った環境が特殊なため「常識」を知らない白石。
もちろん「人を愛する気持ち」も知るわけもなく。

ゲイであることを周りに隠して生きている御子柴。
そこに負い目を感じつつも面倒見がよく献身的…でも一歩引いている感じ。

そんな二人が出会うお話。
白石は究極の…ある意味純粋な存在。
獣的といいますか、本能といいますか。
アウトローな世界で生きてきたので、普通の常識では行動しないし。
感情も動かない。
でも心動かす存在と出会う。その存在が御子柴。
今まで生きてきて繰り返されてきたパターンと違う反応をする御子柴が、
最初は気になっただけ。
あまつさえ御子柴の秘密を握って脅して従わせるそんな関係から。

御子柴も今まで出会ったことない存在に最初は戸惑い、
逆らえない中でも反発しながらも、
少しずつ見えてきた白石という人間に惹かれていく。

でもでも決定的に何かがずれている二人。
土台とするモノが違うだけで、そのずれはどんどん広がっていくのかなと。
ただただお互いを守り、大切にしたい気持ちだけなのに…。

下巻はまだ先ですが…波乱の予感しかしない上巻続きでした。
惹かれあう二人が一歩踏み出そうとする先は…崖。
堕ちるしかないんじゃないか…というドキドキ感でいっぱいです。

早く下巻が読みたい気持ちでいっぱいです。

3

そわそわ

続きが気になってしかったない(ノД`)・゜・。
絶対続きが気になるから、上下そろってから読もうと思ていたのに
ちょっぴりフライング。
想像していたものとは違った作品になりましたが
これはこれで面白かった。
闇を抱える攻。なんだか過去がいろいろハードで
心にいろんなものを飼っているようですが、これが後半
どのように変化いていくのかというところが見どころ。
きっかけはどうあれ、体を合わせるようになって
そばにいるようになって、攻がどいういう男なのか知るようになって
少しずつ惹かれていく受も良かったです。
才能に魅了され、違う部分にも惹かれというのがいいよね。

積み上げたパズルを完成させるのか崩してしまうのか
時期が待ち遠しい作品になりました。
期待を裏切らない良作であることを祈るっ

2

下巻が楽しみ過ぎる!!

一ノ瀬ゆまさん初読み。
男臭いお話が好きなのと、ちるちるさんでの評判が良かったので手に取ってみたのですが、読み終わって後悔しました…

だって、下巻が出るまで1年以上も待てない><
待つのが辛すぎる!!
完全にお預けくらってる犬ですよ私…(泣)
と、読んだ皆様が感じているのではないでしょうか!!

冷酷で感情を持たない美しい獣のような勁。
それに対して、感情豊かで人間らしい宥。
半ば強制的な体の関係から始まった2人ですが、ボクサーとトレーナーとしての関係が深まっていく中で、見えなかった本来の姿が徐々に見えてきます。

辛い境遇で育ち、愛されることを知らずに生きてきた勁。
感情を押し殺し、まるでゲームのように無感情に人生をコントロールしてきた勁ですが、宥はそんな勁の中に初めて入りこんだ人なのだと思います。
勁のために喜び、泣き、悔しがってくれる宥。
今まで勁の近くにはそんな人はいなかったんでしょうね。
自分の感情を一方的にぶつけてきて、いいように自分を利用する人ばかり。
でも宥は違う。
勁の成功を自分のことのように喜び、褒めてくれる。
撫でてほしくて続き宥に頭を差し出す姿なんて、子供のように無垢で本当に可愛い!
宥のお蔭で、勁の人間らしい感情が少しずつ見えてくるようになるんです。

そんな宥も、勁の真っ直ぐな部分や無垢な一面を知るにつけ、少しずつ感情が傾いていきます。
もはやトレーナーとしての感情以上のものを勁に持ち始めているんですが、トレーナーとしての葛藤も垣間見えるところがなかなかストレートに進まないところで。。
その葛藤が、落ち着きを見せていた勁に混乱をもたらし、今後の展開の波乱を予感させるんですよね。
あぁスリリング!!

そんな不穏な空気を漂わせた状況で下巻に続くとなるのです。
このまま1年半待てというのか!(待つしかないんですけど笑)

2人のエロスな関係性もさることながら、斬新な表現方法は本当に魅力的!
BLというカテゴリーを超えた、スリリングで面白い作品となっています。
でもエロスな部分も色気があって思いっきり萌えられますよ☆
一ノ瀬ゆまさん、他の作品も読んでみたくなりました♪

4

読み応え、あります!

表紙で買うのを少し躊躇っていましたが、手に取って正解でした。
あまり読んだ事のない世界観でのめり込めたし、下巻でどう二人が変わって行くのかすごく楽しみですv
受けと攻めの心の思いがすれ違いを起こしててモドカシイけれど、どんな風にこの辺りが解決するのか…ここが萌えポイントにもなりそうですね(*^^*)ワクワク
購入を迷ってる方は是非読んでみる価値アリです!

3

あなたに触れて、熱を抱く

一ノ瀬ゆまさんの作品は
主に同人誌の方を拝読させていただいていて、
商業誌を手に取るのは実は初めてだったのですが
同人誌同様、プロットから細かい設定に至るまで
大変しっかりしており、読み応えが抜群でした。

熱を感じさせず、人生をゲームのように
淡々と選択して生きてきた19歳の美しき獣・勁くんと
彼にボクシングの才能を見出すと同時に
性的趣向の弱みを握られるボクシングトレーナー宥さんの、
ボクシングを通して、体だけではなく心の触れ合いを育んでいく
シリアスで切ない、愛がこもった再構築物語。

ボクサーとトレーナーという設定以上に魅力的で斬新なのが
勁くんの心の中でゲームのプログラミング設定を施し、
コントロールしている冷淡な存在で、白い羽を持つ子供の姿の勁くんと
同じ子供の姿で黒い羽を持ち、泣いたり怒ったり感情を表し、
白い羽の勁くんから”ゴミ箱”と称される勁くん。

この小さき存在が、現実に勁くんに起こる様々な状況の選択を
人生ゲームのように選択しコマを進めていく描写が、非常に巧い。
これは勁くんの幼い頃の劣悪な環境から
崩壊寸前の彼を守る続きための産物だと想像できますが、
宥さんという人間が”ゲーム(=人生)”に入り込んだことで
コントロールの制御がうまくできなくなり、
勁くん自身が、熱や温かさ、人間らしさを取り戻していく過程は
とても読ませられ、魅かれました。

勁くんが自分のために怒ったり一生懸命でいてくれる宥さんに
褒められたい、守りたい、何かをしてあげたい、
そんな感情を抱いていく様は
無垢な子供が大切な存在を求めるようでもあり
同時に、ふたりの関係に熱と色っぽさを深めます(萌え!必見です)。

また、はじめは強制的に体の関係を持たされた宥さんが
獣のような勁くんの中に、無垢で無自覚な部分を見つけ
彼に惹かれていく姿はとても可愛くて癒されますが、
トレーナーとしての葛藤や
好きという言葉が勁くんに享受されていないと不安を覚える
すれ違うようなセックスシーンは非常に切なくて。

ラスト、励ますつもりの宥さんの言葉が
無自覚に勁くんを追い込むところで終わっていて、
早く続きが読みたくて、居ても立ってもいられません!
悪人が如何にも悪人らしいところも、とても面白い本作。
希望と熱の溢れるラストを祈りながら下巻を待ちたいと思います。

9

うわっ…

シンプルにとても面白かったっす…‼︎
設定も好きだしエロイしカッコイイ…。

数ヶ月前に発売された同じボクシングを題材にした他作家様(ウ○ハナ様)の作品も面白くてハマりましたが、こちらも良いですね〜続きが気になります‼︎
本当予告は嬉しいのですが16年冬とか待ち遠しい限りですね
〜首を長ぁぁくして、次作が読める日を楽しみに待っています。

素敵な作品をありがとうございました‼︎

2

本気で下巻全裸待機な良作

前作まではちょっと自分の好みには入らないかなと思っていた作家様でしたが、こちらの作品は違う!なんだか前作とガラリと描き方が変わったと思ったのはわたしだけでしょうか。かなり面白かったし、続きがすごーーく気になる。

ボクサー×トレーナーです。
表紙もそうですが、扉絵が大変にカッコ良くて美しい。

攻の白石勁(しらいしけい)は、外国人のような美しい容姿をしていますが、幼い頃の家庭環境から感情を持たないようになり、常に無表情の冷酷な男です。

受の御子柴宥(みこしばゆたか)はプロではあるけど自分のボクサーとしての可能性に限界を感じ、ボクサーからトレーナーに転身。ゲイであることにも負い目を感じひた隠しにしています。

乱闘騒動がきっかけで軽い気持ちで宥が勁をスカウトしたのがふたりの出会いです。
そして、勁が成人するまでの住む場所の確保と行動の自由と、宥がゲイであることをバラさないのを交換条件に始まった身体の関係。
寮に住むついでに始めたボクシングですが、勁はメキメキと頭角を現していきます。
異色の新人ボクサーの勁と、トレーナーの宥。そして身体を重ねるのも併せてふたりの距続き離は縮まっていき…。

なにが面白いかというと、勁の生い立ちや行動をゲーム感覚で表現し、展開しているところ。コントローラーを握っているのは、勁のなかの冷酷な無感情のショタ勁。
幼い頃からロクでもない家族のせいでロクでもない生活をしてきた勁は、喜怒哀楽の感情を殺し、無為に人生を送ってましたが、そんな中で出会ったのが宥です。
宥は、真面目で優しいけどゲイである自分を卑屈に思っていて、それを勁は利用したのですが、宥は勁にとってはイレギュラーで特別でした。
勁とは真逆で感情豊かな宥(←ギャグではない)は、弱味を握られながらも、勁のボクシングの才能を磨き、勁の為に笑い、泣き、怒り、そんな宥により、勁は自分の押し殺した部分を思い出させるようになります。

キャラが魅力的なのも高ポイント。
勁は無感情なだけに、無垢で素直なところがあります。宥に褒められたくてボクシングに励んだり、ナデナデしてもらいたくて頭を差し出したり、セックスは老獪なくせにキスは初心者とか萌えた。
無感情だったため、思ったことをストレートに宥に伝えるとこもツボです。今まで「必要」だったからしてきたセックスも、宥とはしたいと思う。宥に無体を働いた宥の元カレに怒りで殺意がわいたとか。本当に宥に対して限定で一直線なところがあります。
そんなところに惹かれていく宥も可愛くて。さわやか短髪スポーツマン受ってだけでかなり萌えるのに、男前なくせに勁の言動に赤くなったり恥ずかしがったりするのとかたまらんです。そしてセックスではエロい身体とか最強。
でもゲイであるということで根っこがネガティブなのか、他のジムから引き抜きの話がある勁の未来と、自分の勁への恋心との葛藤に悩まされています。

宥との出会いで、追いやった感情が戻ってきて、冷徹な部分の自分との均衡が崩れつつある勁。
勁には“愛”という感情に縁がなかったので、好きと言っても伝わらない宥。
セックスはするし、ボクサーとトレーナーとしても良い関係と見えますが、勁の危ない部分と、宥の弱くて寂しい部分が、ふたりの関係の雲行きを怪しくしながら次巻に続くです。

下巻では一波乱ありそうな予感がヒシヒシしますね。
勁のなかで、勁は宥の側にいたくて何でもしてやりたい→宥は勁に勝ってほしい→負けたら終わり→勝ち必須のデスマッチという考え方が危うい方向に向かってますし、宥が最も恐れる周囲にゲイバレフラグがたちまくってますから…。
ほしいものはお互いだけなのに、それがうまく伝わらない伝えられない切ない上巻のラストでした。

美しい絵に、ふたりの距離が近づく様子がよく伝わる丁寧な描写。勁の不安定さをゲーム感覚で表現する独特で斬新な展開。エロも最初から最後まで散りばめられているので◎
とにかく下巻が待ち遠しい作品。おそらく我慢できずに連載を追っかけてしまうであろう面白さです。
下巻は来年冬とか。1〜2年待つのが当たり前のBL界ではまぁ我慢できますが、発売延期とかはヤメテネ。

9

うまく言えないけど

すごく良かった

見せ方が本当に上手いんですよね
魅せ方?

茶鬼様もおっしゃってますが、続きは2016年の冬...
読んで後悔しました、いい意味で!!!
周りの人たちの不穏な動きや、本人たちの内面の強さと弱さが
このあとどう変化していくのか...
辛い展開になるだろうけど、なんかもう単純に続きが読みたい!



一ノ瀬さん、好きな作家さんなので
もっともっとこの方の作品が読みたいです
楽しみにしています

6

2巻は来年冬です(涙)

前作『JITTER BUG』でその評価を新たにした作者さんの新刊!
いや、何これ!!
めっちゃ惹きこまれます。
ボクサー設定という男臭い世界を意識してか、白黒の使い方に変化が。
若干青年誌っぽい作風(?)も取り入れて表現しているような~
しかし少女漫画っぽい部分もかすかに残し、尚且つ、主人公の一人である脳内の表現がユニークで。
そういった表現方法の変化も注目ですが、設定と主人公たちの関係においても単純でない複雑さがあり、ただのボクサーとトレーナーの物語で済まない展開を見せて、またしても目が離せないものが。
この作家さんにはもう、やられた!としか。。。
まだ1巻なんですよ(涙)来年冬まで2巻をまたなくちゃいけないんですね~
この1巻の段階で神評価してもいいのか、悩むほどに気になる。
予想しうる一番安易で甘い結末にならないことを願わずにいられないのだが・・・

ボクサーの家に生まれ、ボクサーになったもののその力に早々に見切りをつけて父親が会長をしているジムのトレーナーをしている宥(ゆたか)
そうした親への負い目から、ゲイであるということをカムアウトできず秘密にし誰続きにも知られたくないと思っている。
彼が恋人ともめているところに出会ったのが銀髪に青灰の瞳に白い肌の美しい男、なのにとても獰猛な勁(けい)だった。
彼の反射神経と強さに思わずスカウトすると、彼はジムにやってくる。
それは宿を求める為のボクシングへの興味も何もないものだったが、宥の説得に勁はゲイであることを取引材料にし、身体を奪う強迫に出る。
そんな関係をつづけながら、勁はプロテストに合格しボクサーとして歩み始めるのだが

ざっと主人公の関係の始まりはそんな感じなのではあるが
勁という人間!彼が一体どういう人物であるのか。
彼の生い立ちからくる感情のない冷徹な姿は、彼の子供の姿を模した脳内のシーンでそれを推し量ることができます。
彼がおいやった”感情”の部分が宥によって揺さぶられ、無感情の彼と葛藤している姿が、彼の変化だと思うのです。
宥はなんてスれてない人なんだろう。
まっすぐでまっとうで、無理やりの関係だったはずなのに勁の過去を知ったことでほだされていく。
勁の才能にもだろうけど、人間としての庇護欲も掻き立てられたのかもしれない。
しかし、それは「好き」という感情になって声にするのだけど・・・

ボクシングの世界の弱小と大手の力の差という現実も突きつけられながら
二人の関係も、特に勁の心の動きに注目したい。
彼は生まれ変わるんだろうか?
宥も自分の殻を破れるのだろうか?

シリアスとドラマティックとハラハラを与えながら、実に絶妙なバランスで魅せる作品でした。
まだ1巻だけど期待を込めて神つけちゃう!

13

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