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2歳年下の、昼間は親のやってる居酒屋を手伝い、
夜はそこで立ち飲み屋をやってるゲイの攻め(表紙左)と、
大型ショッピングモールを経営する、
大企業の御曹司(受け・表紙右)とのほのぼのキュン物語です☆
お付き合いしているCPのお話で、
早々にふたりの関係が、攻めの親や妹弟にバレてるのが発覚して、
反対どころか応援&協力されて~という、少々珍しいパターン。
というのも、
受けは大企業の御曹司ながら、高飛車なところは全然なく、
攻めの家の居酒屋を含む商店街と、
その近所にできた大型ショッピングモールの繋ぎ役として、
商店街活性化のために一生懸命奔走している人で、
ものすごーーく周りの皆から愛されている存在なのです。
そんな元ノンケの受けが、
家族にカミングアウト済みの攻めとくっついてくれるなんて、
母「こんな息子が欲しかったの…!!」
妹「お兄さまって呼んでいいですか!?」って感じで、
反対に攻めと受けがタジタジになっちゃうくらいw
そんな微笑ましい環境の中で、
攻めの元カレが登場して復縁を迫ってきたり、
受けが親にお見合いをさせられたり、
社長を継ぐために本社に戻って経営を学ぶように父に言われたり。
それでお互いに不安になって、関係がギクシャク……?
このお話のすごくいいなぁ!と思った所は、
攻めも受けもどちらも弱い部分を持っていて、
片方が脆さを見せた時は相手が冷静にその気持ちを受け止めて、
その支えもあってふたりで乗り越えていけるところ。
単に、依存し合う弱い者同士というんじゃなくて、
それぞれが仕事に真摯に向き合ってて、
それを認め合って、時にはぶつかり合って…という、
土台もちゃんと描かれていて~のことなので堪らない。
受けの親が甘くて、少々拍子抜け~ではあったのですが、
こういう、支え合う大人CPのあたたかなお話って、とても好き。
特別なプレイなんて何もないのに、
ふたりの熱を帯びた表情がよくて、エッチが妙に色っぽいのも、
それでいて、ページをめくると普通~に爽やかに仕事をしてるのも、
なんだかすごくツボで、ドキドキしちゃいました☆
あたたかなお話が好きな方は是非に~オススメです♪
下町商店街の酒屋の息子と大型ショッピングモール跡取り息子の
普通のCPの2人が恋をして、ちょっとしたことにドキドキしながら
愛を育てていく、ほのぼの系ラブストーリー。
会社勤めをしていた絢介は、ある事情で会社を辞め家業の酒屋をやりながら
商店街を盛り上げようと頑張っている。
その商店街の近くに半年前にできた大型ショッピングモールの責任者
そして次期社長の美佳。
育った環境も、立場もまったく違う2人が
愛しているからこそたくさん悩んでたくさん考えて
仕事と恋やたくさんのことに、ぐるぐるしながら
少しづつ大人のイイ男になっていくようなお話。
普段の生活そのままを切り取ったようなありふれた日常
そして、どこにでもいそうなCP。
絢介が会社を辞める原因になった元カレの登場や
跡取り息子のお見合い話。
ちょっともめごとは起きるんだけど、そう大事にはならない程度。
だけど当人たちにとっては、死にそうなほどの大問題。
そんな二人の日常をちょっと覗いている・・・
そんな感覚で読めるお話です。
当人だけでなくて、それぞれの家族が頻繁に登場するのも
このお話の面白いところ。
酒屋の倉庫の2階を改造した絢介の部屋で夜ごと二人は愛し合うわけです。
そんな絢介の家の見取り図や、家族の紹介は表紙裏で楽しめます。
普段は仕事に生きる二人の、あま~いHはなかなか見ものです。
ああ、この人たちホントに愛し合ってるのね・・・と
嫌でも思ってしまう、そんなあまあまなHです。
跡取息子の美佳は、自分の本当にやろうとしていること
やりたいことは何か、今までの自分は何だったのか・・・
自分はどうしたいのか、思い悩むシーンがあります。
悩んだ挙句、結局は絢介の所へ行き
今まで吐き出せなかった想いを打ち明けるシーンが私は好きです。
誰もが一度は経験していそうな、そんなありふれた悩みを持つ主人公に
自分の気持ちもリンクしやすいのかなぁ・・・と思いました。
登場人物すべてが協力的で神経をすりへらさず読めました~。
もはや千葉リョウコさんの代名詞の年下攻は安定感ありあり。
商店街の酒屋:絢介×大型ショッピングモールの跡取り:美佳は恋人同士。
すでにお付きあいをしている彼らにおこるちょいとしたことを乗り越える日々を描いています。
ロミオとジュリエットの関係なのに商店街とショッピングモールの街ぐるみの対立もなく比較的おだやか~におつきあいをしているふたり。
絢介のビッチ元彼が出てきたあたりで読み手としてはワクワクする展開開始!
この元彼:加賀は絢介のリーマン時代の先輩で絢介が会社を辞めて実家に戻るキッカケになった人。
思わせ振りなスキンシップで絢介に接していることで美佳は初めての嫉妬を覚えます。
あたりがやわらかい美佳の「離せ」にドキッとしました。
互いの気持ちをちゃんと話しておさまりますが、このあとふたりのなれ初めが描かれます。
絢介が古い恋愛から脱出→新しい恋へ、というプロセスが自然で読みやすいんです。
冒頭で絢介が2年前に家族にカムアウトした理由も家族みんなが絢介と美佳に協力的なのも、こちらが「?」と思うことが補完されてわかりやすくなっています。
仕事を通じてお互いが意見を交わし距離を縮めていく話、大好きです~。
美佳の甘さの残る仕事に手加減せずぶつかってくる絢介が自分の内に眠る新しい美佳を揺り起こし、美佳はそんな真っ直ぐで正直な絢介に惹かれて勢いで告白します。
美佳の一生懸命さや無防備さを好ましく想っているんですが傷つくのを怖れてその場で受け入れることを躊躇った絢介。
雰囲気に流されない時間差での両想い成立も絢介の真面目さを裏付けていていいな~と思いました。
その後、御曹司シチュに欠かせない『お見合い』が美佳にもちあがりますが、ご両親が拍子抜けするくらいものわかりがよくてファンタジー万歳ww
抑えていた感情が爆発して美佳本人にとっての初めてとなる反抗もシリアスに始まるかと思ったらクスッと笑えるユーモアと絢介の包容力を交えてほっこり描かれています。
あの泣き方ポーズwwww
最初、イカツイと思った美佳パパも婿養子っぽい能天気さ発揮してて可愛かった(笑)
千葉リョウコさんの絵はクセがなく綺麗です。
安定は時として退屈を生む気がするのですが、絢介の元彼の加賀先輩は困ったちゃんなのに美佳の存在を認識しながら絢介にすがる時の伏せた目、ハッキリと別れる時の寂しげに眉を寄せた微笑み。
寂しがりで不器用で強がり?と、顔のパーツひとつで妄想をかきたてるって巧いよな~とうなってしまいました。
今さらですが、ちゃんと脱いでセックスする話っていいですよね。
ベッドなのにズボンはいたまま前だけくつろげてするセックスに納得いかない派なので、ガッツリおシリが描いてあると割れに向かってありがとう!と言いたい。
普段、絢介は美佳をゆったりリードして余裕がありますが美佳の家へご挨拶の準備から描き下ろしでのお初エッチでのオロオロする感じに年下っぽさが感じられて可愛いです。
美佳の敬語誘い受けにも、うつ伏せで持ちあがったおシリのラインの色っぽさにもニヤニヤしました!!
脇役スキーとしては美佳のサポート黒崎さんのほどよい小舅っぽさに注目していましたww
心配性で世話焼きでチョロい兄ちゃん愛らしくて好きだわ~。
絢介の元彼:加賀先輩もどうにかなればいいのにな~。
自業自得とはいえ、なんだか不憫で切ない。
優しいトーンに包まれて読み手の私自身も優しい目線になってるかも…。
普段重めの小説を好んで読んでるので、心の洗濯に本作を手に取りました。
コマがすっきりとした配置で読みやすく、漫画を読む時の目が迷うようなことはなかったです。
受け・美佳の両親が息子を英才教育を詰めこんで追い詰めていたように見えて、実は息子が本音とワガママを話す勇気を待っていたんじゃないかと。
現実の世の中では、子の扱いがあまりに残酷で愛さない親もいますが…
本作ではこのCPが家族ぐるみで認められ、愛される健全な風景が堪能できます。
こういう明るい救いがあるのはいいですよね。
すごく味わい深いお話です。設定こそ酒屋の息子と巨大モールの御曹司ですが、仲のいいカップルの日常を描いてます。BLというか、恋愛ものの醍醐味はやはり出会ってから両想いになるまでかと思うんですが、絢介と美佳は既に付き合っていて、絢介の家族や友達にも公認の仲です。たまにはこういうのもいいなってしみじみと思えました。たしかに、読者がキュンキュンする場面は少ないですが、ラブラブな2人は常にお互いにキュンとなってますww
設定も下町の商店街という感じで雰囲気があります。この商店街で出会った2人の恋は穏やかでほのぼのとしてます。元恋人が出てきたり、将来のことで悩んだり、転勤したり。。。些細なことは沢山起こるんですが、強い絆で結ばれてる2人は力強く乗り越えていきます。幸せなゲイカップルの日常を垣間見た感じでホッコリしました。
あとやっぱり、千葉先生の黒髪美人受けは最高ですね~♡もう付き合ってるし2人とも大人っていうのもあって、えっちシーンはそこまで感極まる感じではないですが、それでも受けの美佳くんは色っぽいし可愛いです。愛のあるえっち最高ですねー!日曜の午後にハーブティ飲みながらゆっくり読みたい感じの作品でした~♪