イラスト入り
川琴先生は作家買いしています。発売を楽しみにしていました。
リビダニア共和国からの帰国子女である琥太郎はメールで色々な詐欺にあっていて、とんでも設定の詐欺メールをとことん信じています。(この詐欺メール、笑えます!)
詐欺師に返信したメールが、遊び人と噂の宗佑に誤受信されます。宗佑は同じ大学だった琥太郎に会い、これは詐欺だと教えますが、「余命3ヶ月男さんは余命3ヶ月じゃなかったんですね」と安心してしまう琥太郎のお花畑具合を宗佑は心配になります。
この出会いがきっかけでふたりは友達付き合い(?)を始めます。
遊び人と言われる宗佑はイケメンなのに、実は恋愛に夢を見過ぎていて、メールを送りすぎてウザがられたり、記念日が大好きなのにテンプレ過ぎて受け入れられず、すぐふられてしまう恋愛下手な男でした。
琥太郎は物心ついてから14年間鎖国状態のリビダニアで過ごし、リビダニア教を信仰しています。
その教えが面白いものもあるけど、深いものもあって、興味を惹かれます。琥太郎の純粋培養された無垢さはそんな教えによるものだったんですね。
恋愛スキルを上げるため、ふたりは模擬デートを重ね、自然に惹かれあいますが、二人ともなかなか自分の気持ちを自覚しないので、「こんなにあまあまなのに~」とこちらはやきもきさせられました。
。
宗佑は女の子を紹介され会うことになり、それからすれ違いが起こり、切ない展開に。
そして、夜の水族館で気持ちが通じ合った時はドキドキしました~。
リビダニアでは同性愛は禁止、婚前交渉はNG。さてどうなる?!
琥太郎はいろいろと言い間違いをするのですが、そのどれもこれもが本当に可愛いです。(レビュータイトルもまさにそれ!)
あと、食前のお祈りを捧げるのですが、それも笑っちゃいました。
宗佑は初めはそれにびっくりしてたものの、それを馬鹿にせず、受け入れるところが男前!
宗佑の良さを判ってあげられるのが琥太郎で良かったです。お似合いのカップルです。
宗佑や琥太郎の周りを固める友達、家族、家政婦さん、とても個性派揃いで魅力的でした。
あちらこちらでくぷぷと笑えます。とっても楽しくて、あっという間に読み終えてしまい、もっとふたりの物語を読みたいと名残惜しく本を閉じました。
ほのぼのラブがお好きな方にオススメです。
川琴先生のブログにてその後のふたりのSSが読めます。こちらもぜひ!
表題作と後日談的ショートの2作品が収録しています。
「恋は思いがけず」は、友達だったはずが恋人同士になってしまう大学生同士の話。「まままならい恋でも」は二人のバカップルぶりが可愛らしい話でした。
琥太郎(受け)が単に天然で箱入りというだけでなく、リビダアニア共和国からの帰国子女という設定が面白かったです。髪にキスは「エッチしたい」とか、あちこちで出てくる話が異文化交流のようで楽しかったですが、もっと宗佑(攻め)が仰天するような弾けたものがあっても良かったかもとは思いました。宗佑の恐ろしいメール攻めも冒頭でなりを潜めてしまったのですが、琥太郎とラヴになってからも発揮してみて欲しかったです。
作中の二人が交わすメールに絵文字が登場するのですが、作者様の絵だとあとがきで知ってビックリでした。蓮川先生の挿絵10枚を死守するために頑張ったとのことで、作者様に感謝です。エイの前でのキスシーンがなくなっていたら泣くところでしたし、連と信の般若も素敵でした!
とにかく可愛い話でした。擦れ違いもありますが、それも後の甘いバカップルへ続くスパイスなので、悲壮さはありません。宗佑にはカケルと桃花、琥太郎には連と信という友人が登場するので、二人だけの閉塞感もなく楽しめます。
結婚にまっしぐらの大学生バカップル、カッコイイのに残念な攻め、世間知らずの天然受け、双子サブキャラがお好きな方にお勧めです。
純粋培養な受け様と、一見モテそうなのに実は男女交際に手馴れていない恋に恋する残念な攻め様のお話です。
そんな2人が徐々に関係を深めていく・・・友情から恋になっていく様を温かく見守る・・・そんなお話でした。
受け様も攻め様もピュアで、恋愛慣れしていなくて、そんな2人がなんとも可愛らしいです。
何気ないメールのやり取りが嬉しかったり・・・と恋する乙女のようなトキメキっぷり、胸キュンな雰囲気が甘くてくすぐったくて、こちらも思わずドキドキして、思わずベッドの上をころころ転がって身悶えたくなっちゃうような衝動に駆られました。
ピュアな受け様好きな私としては、受け様が海外(ヨーロッパの架空の国)育ち且つお金持ちの家庭で純粋培養されているが故の育ちの良さや礼儀正しさ真面目さが、とても好もしかったです。
リビダニア共和国からの帰国子女の琥太郎と
大学一のモテ男と言われている宗佑とのお話。
詐欺メールをきっかけに二人は知り合うのですが
琥太郎の心の綺麗なこと…!(*´▽`*)
純粋無垢で、ある意味世間知らずなおぼっちゃんな琥太郎。
宗佑は遊び人と言われているけど、実際は恋愛に不器用ですぐに振られちゃうような人間で、
そんな二人の恋愛模様がほのぼのとしててほっこりしました。
初めて恋を知った琥太郎の感情が、とても可愛くてきゅんきゅんしました。
途中ちょっとした波乱があって個人的にはハラハラしたのですが
琥太郎が真っすぐな子で良かったです。
ほんとに、この本は琥太郎の可愛さがこれでもかと言うぐらい出ており
エッチの時もとても可愛くてたまらない気持ちになります。
はぁ…とても幸せな気持ちになれるお話でした。
読んでよかったです~(*´▽`*)
最初から受けの琥太郎はおとぼけキャラで、詐欺メールの格好の餌食になってる御曹司。世間知らずだからしょうがないんだけど、笑えるくらい。
リビタニア?共和国とやらに住んでいたのでいろんな慣わしやルールがあったり。
そしてめちゃくちゃ純でウブで、可愛らしい。
一方、攻めの宗佑は、普通の大学生の男子だけど、恋愛に妄想を抱いていて、それをやってくる女子にやってたら引かれまくってすぐに別れてしまうという…
(外から見ると、女の子を取っ替え引っ替えしているように見えるけど、実はぜんぶフラれている)
そんな二人が「来たるべき時に備えて、恋人同士の練習をする」ということになって。。。ありがちなケースかもですが、宗佑がかなりの拗らせ系なので、のほほん琥太郎とちょうど良いCPになっている気がします。
ストーリーのエピソードもちょっと捻られていて面白い。
クスッと笑ってしまうシーンもたくさんありました。
しかし、あんなに宗教的に真面目だったのに、同性愛を誓っちゃうんだ!と思いました。まぁ、それだけ琥太郎が宗佑に惚れちゃったんだろうなってことなんですけど。
後はイラストが素敵なんですけど、なんとなく小説中のイメージと違っていて、そこが残念だったかな。