渾名をくれ

adana wo kure

渾名をくれ
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神8
  • 萌×22
  • 萌3
  • 中立4
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
5
得点
61
評価数
20件
平均
3.4 / 5
神率
40%
著者
 
媒体
コミック
出版社
祥伝社
シリーズ
onBLUE comics(オンブルーコミックス・祥伝社)
発売日
価格
¥650(税抜)  
ISBN
9784396783921

あらすじ

ジョゼは
おれの
神様だった。

おまえを独占するなんて、
どんなに望んでも叶わないと思ってた――。

有名イラストレーター・天羽(あもう)と超人気モデルのジョゼは同居中。

天羽は美しいジョゼを愛し、ジョゼが他の男と寝ても、帰らない日が続いても、召使いのように従順に受け入れる。
「愛されるより愛したい」。それが天羽という男だった。
しかし、ジョゼの恋心が自分に向かっていることを知り、天羽の心中は――。

愛されることを望まない絵描きと、
対等な恋人になりたいスーパーモデルの
純粋すぎるラブストーリー。

表題作渾名をくれ

天羽崇人 有名イラストレーター
ジョゼ 人気ファッションモデル

評価・レビューする

レビュー投稿数5

天羽は遠憲さん似と言うことでよろしいですか?

テーマが「信仰」と言うだけあって、すごく難しくてこの解釈であっているのかしら?とかなり不安になりました。
他のレビュアーさんのレビューを参考にしたり、作家さんのインタビューやあとがきを読んでみたりして、三回読んでみました。でも、まだイマイチわからないことも多くて、あらすじ紹介はしにくい作品です。

他のレビュアーさんも書かれていた、文学作品を読んだみたいと言うのがピッタリだと思いました。とにかく、しびれる台詞が多い!!一番しびれたのは、後半の「愛している おまえは骨になっても美しい」でした!!
見た目の美しさにだけひかれたわけではなくて、ジョゼの感情が肉体を左右しているからジョゼを美しいと思うと告白しているのですが、ここまで崇拝されて、すべてを美しいと言われて、すべてを愛していると言われることなんてないですよね。しびれるわー。

天羽は、かなり難しい性格だし、分かりにくいのですがジョゼはかなり分かりやすく、愛すべきキャラです。後に居候することになる剣に「天羽が俺を愛していて、だからついてきちゃったんだ!」と説明するシーンとか、ほんと可愛いです。

1

自分には理解のできない世界

中学から一緒の、イラストレーター攻めとモデル受けの話です。

新井煮干し子さん初読みでしたが、私がアホだからか、まったく理解できませんでした…。評価が高いので、ほかの皆さんはちゃんと理解できてるのだと思います。アホですみません…。
何というか、理解のできない純文学作品を読んでるような気持ちになりました。萌えも感じられなかった。

攻めは受けを盲目的に愛していて、でもそれは信仰心のような感じで相手から返ってくるのを期待した想いじゃありません。受けは恋人とは愛し合いたい人なので、それが歯がゆくて攻めを試したりしてしまう、というお話。
でも受けは、いつ攻めを好きになったの? かなり早い時点から好きだったような感じだけど、好きになるようなエピソードも何もなかったし。個人的にこの攻めが生理的にダメだったので、なぜ受けが偏執的盲信者に惚れるのか理解できなかった。
攻めも、受けが言うなら何でもする、みたいなこと言ってる割には、受けの望みを全然叶えてやらないのが理解できない。

絵も私にはダメでした。攻めの顔が怖いし、電車で受け攻めが並んでるとこなんて受けが壁にめり込んでるし、表紙続きの手が折れちゃってるし、絵で状況がよく掴めない箇所が多い。受けが怪我した時も、長身脇キャラに抱きついてる時点でどうやって転んで顔を打つんだろう、と思いました。

2

光と陰と

恐らくこの内容を帯で要約する事は不可能なんだろう、
と一読後長い溜息が出ました。
それこそこの物語にはゴールなんざ存在しないんでしょう。
ゴールらしき地点は置いてあるにしても、それは解釈次第で
一里塚にもなる代物で、そして解釈の為の理は一貫したもの
でもなければ整然ともしていない。
乱暴に突き放してしまえば、タイトルに対する疑念こそが
最大のネタバレではないかと評者は愚考するのですが、
それだけで済んでしまえば読んだ後に変なしこりなぞ
感じずに済んでいるのでしょう。

理解を放棄してただ感じていれば、パライソの気配を
感じる事ができるのでしょうか?

1

まるで文学作品

この作家さん本当に好きです!!なんといっても絵がとても綺麗です。アート作品のようで、あまりBLらしくない絵柄です。人物がとてもリアルに描かれています。BL漫画で人物の鼻をこんなにリアル寄りに描かれる方は珍しいのではないでしょうか。それがとても良いです。
この絵柄も相まって、本作の読後感は文学作品を読んだような感じでした。一言では言い表せないような、ふたりの関係は今後変わってもっと深いものになるのだろうけど、そうとは言い切れないような危うさもあって。きっとハッピーエンドなんだろうけど、とても現実味のある世界観だから、現実的に考えるとこの先ふたりがどうなるのかは想像がつかないような。
1冊のマンガだけど、200ページの小説を読んだような気分です。

ふたりが暮らしてる空気感がとても好きでした。天羽のジョゼに対する愛が重くて深くてすごかったです。その愛は天羽の世界の中だけで完結している。そして最後その愛に向き合おうとするところで話は終わってしまいます。

ライトにBLを読みたいって方にはお勧めできませんが、じっくり読んで作品に浸りたいって方には激しくお勧めしたいです!

3

美しさが失われても、愛してくれますか。

ストーリーとしては実にシンプルなテーマを軸に描かれているのだと思います。「信仰」のお話を描きたいという作家さまの希望が叶って作り上げたお話だそうですが、とっても壮大なテーマですよね。ある意味究極の愛のカタチなので、BLでどのように表現されるのか非常に興味深いところです。

天羽(あもう)とジョゼは中学の同級生。天羽は私生活が謎のカリスマイラストレーターとして、ジョゼは人気モデルとして生計を立てながら同居生活をしている。ジョゼの同業仲間でモデルの剣(つるぎ)が住むところに困り、彼らの所に一時的に同居することで、二人の秘密の関係が明らかにされていきます。

物理的にも精神的にも閉塞的な状況下から抜け出せない天羽とジョゼの日々は、二人が中学校の入学式で出会った頃に留まったまま。ジョゼは恋人として愛されたいけれど、天羽にとってはジョゼの美しさが全て。お互いに思い合っているのに、芸術家肌な天羽の愛し方はちょっと特殊だし、ジョゼは天真爛漫過ぎるし…。その、次元の落差が切ない。

独特な絵柄は健在で、時々ホラー漫画かと思うくらい怖いコマがあります。マジで。(先生ご自身も作中で言及しちゃっ続きてるし。。)その暗さや先生の描く世界観がムチャクチャ好きなので、本作も煮干し子ワールドを存分に堪能できたのですが、…なんとなく物足りなさが残ったのはなぜだろう。

割とコミック・リリーフ的な要素が盛り込まれていて、わたしの感覚ではシリアス過ぎでもないし、重過ぎでもないんですよ。最も重いのは絵柄でしょうか。。ジョゼが家出中(?)に身を寄せていた後輩の女の子がツボではあったし、メゲないジョゼの前向きとも言えるキャラに救われるのですが、正直いうともっとダークなものを期待してしまいました。ま、その登場人物に対する情け深い優しさが先生の作風で好きなところではあるんですけども。

それにしても突拍子もないタイトル。これはジョゼに纏わることかと、妙に深読みしてしまいますよね。「ジョゼ」はモデルとしての芸名でもありますが、もともと中学時代から天羽がそう呼んできたもの。ジョゼは天羽だけにその渾名を許すことで、他の誰のものでもない、天羽だけのものでありたいと望む。ジョゼがその芸名を捨てた時、二人の関係性は決定的に変化します。きっと他にも深い意味が込められいるのでしょうねぇ。

どちらかというと定まった作風の作家さまなので、初読みの作品としてはどうかなと思うのですが、サブカル風味なのがお好きならば全然イケると思います。ジョゼのまつげバッサーが美しかった。

7

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