君しか見えない

kimishika mienai

君しか見えない
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×23
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
2
得点
21
評価数
8件
平均
2.9 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
新書館
シリーズ
ディアプラス文庫(小説・新書館)
発売日
価格
¥620(税抜)  ¥670(税込)
ISBN
9784403524141

あらすじ

中学時代の親友・蓮司と偶然再会した哉。初恋の人だった彼が、なぜか哉の部屋に転がり込んできて……? イケメン怖がり×可愛い系漢前の恋

表題作君しか見えない

熊谷蓮司、哉の初恋の相手で霊感体質の美容師
鳥居哉、細身で童顔なので年相応に見られない整備士

その他の収録作品

  • 君だけ見ている
  • あとがき
  • 始祖谷からの手紙

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レビュー投稿数2

再会恋+うっすらホラー風味

中学時代にお互い恋心を抱いたものの、友達のまま離れてしまった二人の再会ラブです。プラスホラー風味。栗城偲先生の大ファンで、新刊が出ればあらすじも読まずに購入しますが、表紙からはホラーは想像も出来ませんでした。一応、作者さんは「うっすらホラー風味」と書かれていますが、チキンの私にとっては全然うっすらじゃない!! 幽霊や、それに付随する描写が非常に恐ろしくてゾッとしました。ホラー系が苦手な方は夜には読まないで下さい。とはいえ基本は、甘え上手なワンコ攻め×肝の据わったカワイイ系男前受けの再会モノなので大変楽しく読めました。

受けの哉が行きつけのバーで、中学時代の親友・蓮司(攻め)と偶然再会する所から始まります。「幽霊が怖いから泊めて欲しい」と蓮司から頼まれ、初恋の相手な為、複雑な気持ちながらもしばらく泊める事になり…という序盤です。二話あり、一話目が受け視点ですが、幽霊に対してスーパー鈍感な為、初恋の相手と同居状態でドキドキという感じが強いです。しかし二話目が攻め視点で、こちらはバリバリの霊感体質の為、ホラー風味が強いです。

受けの哉は可愛らしい見た目に反して非常に男前です。霊感続きは皆無で、肝が据わっているのですね。超常現象が起こり、皆が恐れおののいている時でも冷静に行動します。そして「幽霊が出た!」とトイレから飛び出して来た攻めに対して、「手を洗ってないのかよ」とツッコミを入れるズレた所も魅力的です。
そして攻めの蓮司は、甘え上手なワンコです。幽霊が出る度にビビりまくるので気弱なタイプかと思いきや、意外と図太い所もあり、受けに対して甘える体でグイグイ攻める攻める!
この二人が再会して、一緒に過ごしたりアクシデントを乗り越える事で距離が近付きます。

そして二話目では、二人の中学時代が書かれています。結構な霊感体質だった攻めの苦悩がよく分かり、そんな中で霊感が全然無く、幽霊に対して弾き飛ばす体質の受けと出会えた事の喜びが書かれているのですね。そして「ホラーは、興味が無いからつまらなくて苦手」と自分と正反対の事を言う受けの、男前な所に惹かれていきます。

個人的に、二話目での見所は二人の絡みでした。( ´艸`) すでに出来上がってる時点の二人なので、甘々なエッチが堪能出来ます。受けの眠っている姿を見て、ムラムラ来た攻めが手を出しちゃうという、私にとっては大変好みのシチュエーションです。目を覚ました受けが、訳が分からないまま快感に喘がされちゃうという…。目を白黒させながらも快感に流される受けが、非常に萌えるのですね。更にここから、完全に目を覚ました受けが主導権を取り戻して、攻めの上に跨がっちゃうという神展開でした。(//∇//)

事件のキーパーソンとなる当て馬の気味の悪さやホラー要素の、ラブ+αが読み応えがありました!

4

どきどきホーンテッド・ラブ♡

…との紹介文通り、ちょっとだけホラー要素のあるラブコメ。
コメディ寄りの雰囲気ながら、ほのぼの展開の中にリアルにヤバそうな人や怪奇現象がしれっと紛れ込んでくるため、結構ドキッとさせられます。

あらすじ:
整備士の哉(なお・受け)は、行きつけのゲイバーで中学時代の親友で初恋の相手・蓮司(攻め)と再会。
心霊現象によく出くわすという蓮司は、しばらく哉の家に泊めてほしいと泣きついてきて…

小動物のような愛らしい容姿に似合わず男前で、霊やオカルトの類は一切信じない哉。
対して蓮司は、外見は凛々しいイケメンですが、子どもの頃から大の怖がりで、しかも心霊現象に出くわしやすい体質。哉に甘えるワンコっぽい一面もあり、かなり可愛い性格です。

そんな正反対の二人が一緒に暮らし始め、哉の方は思いがけず始まった同居生活に内心ドキドキ。
蓮司を狙うバリタチ男に絡まれようが、バーで次々怪奇現象が起ころうが全く動じないのに、目の前の蓮司の一挙一動には激しく動揺している…
そんなギャップが大変可笑しいし可愛らしいです。

この二人、中学時代から両片想いで、再会してすぐ当時の想いを打ち続き明け合うのですが、じゃあ今付き合おうとはお互い言い出せず。
度重なる心霊現象や、蓮司を狙うバリタチ男のきな臭い動きもあって、なかなか進展せずズルズル同居生活を続けてしまいます。
そんな焦れったいラブ展開が再会モノとして読み応えあり、途中挟まれるホラー&サスペンス要素も良いスパイスとなり、大変楽しめる一冊でした。

バーの店内にいきなり血文字が出現したり、照明が落下したりと結構怖いイベントは多いのですが、皆がパニクる中で哉だけが平然としているのがおかしく(血文字も哉にだけ見えないw)、ホラー要素とコメディ要素のバランスが絶妙です。

番外編(蓮司視点)の中学時代の可愛い二人→現在のラブラブな二人に癒され、その後あとがきを挟んで、ラストにちょっとした仕掛けが。
怖いというより、失われた命のことを思うとちょっと哀しくなり、後味は悪いですが、ホラーじゃないと見せかけて実はホラーだったという二段オチとしては綺麗にまとまっていたと思います。

ほのぼの系作品に定評のある栗城さんですが、今回はホラー&サスペンス要素がスパイスとなり、いつもよりエンタメ感のある作品に仕上がっていた気がします。
再会モノとしても微ホラー作品としてもオススメな一冊です。

5

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