その世のどこか、地図にない国

sonoyo no dokoka chizu ni nai kuni

その世のどこか、地図にない国
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神3
  • 萌×22
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

222

レビュー数
3
得点
23
評価数
5件
平均
4.6 / 5
神率
60%
著者
 
媒体
コミック
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
シリーズ
arca comics(アルカコミックス・Jパブリッシング)
発売日
価格
¥832(税抜)  ¥899(税込)
ISBN
9784908757945

あらすじ

自称冒険家のシンは、高い城壁に囲まれ、他国と一切の外交を経つ謎多き国・オライエに単身潜入する。
そこで彼が出会ったのは、高貴で美しい少年王・ムスティアと、しとやかでクールな美人従者・ノネだった。
オライエ特有の風土病に罹患しているムスティアへの治療行為だと、毎日のようにキスを繰り返す主従「この国ではキスは情交の意味を持たない」と嘯きながら、身体の熱を持て余す従者ノネを目の当たりにしたシンは…?

異邦人シンの目線で描かれる、「地図にない国」で運命に翻弄されながら、唯一無二の互いを求める少年王と従者の、あまりに美しく尊い、愛の物語。

評価・レビューする

レビュー投稿数3

斬新な構成

「綺麗な表紙だな〜」と思って、自分としては珍しく前評判を全く見ずに気がついたらポチっていた作品。
読み終わってから気がついたのですが、鯛野さんの作品だったんですね!この作家さんの「君香シャーレ」もドンピシャでしたが、今作も良かった〜〜!
あらすじは他の方が書いていらっしゃるので全体的な感想を…

まず構成が面白い。これ、最初から最後まで、いわば間男であるシン視点なんですよね。
なので、序盤は(え?これは一体誰が攻めで誰が受けであれあれあれ?)と混乱しましたw
自分としては、もしこれがノネ(受)視点だったりしたら、ただの健気受けが翻弄される系の普通の話になっていたと思うので、このシン(間男)視点というのが斬新ですごく面白かった。
シンは本当にいい仕事してるんですよ。BL界における間男どもはシンを見習ってほしい。
あ、構成も面白いと思いましたが、お話自体ももちろんとても良かったです。いわゆる架空世界のお話ですので、ファンタジーになるんですかね?
ファンタジーですが、設定にわかりづらいところもなく世界観も練られていて入り込みやすかったです。

主要CPはムスティア(攻・続き表紙の少年王・序盤は完全にショタ)とノネ(受・ムスティアの従者)です。
お触り程度ですがシン(間男)とノネ(受)の絡みが数回あるのでそこら辺が地雷の人がいるかな?
でもこのノネとシンの絡みもなかなかにエロい。敏感体質の受けって良いですよね!
あと個人的に長髪の受けは苦手だったので、成長したムスティアとノネの初めての絡みのときに、ノネがバッサリ髪の毛を切っていてくれて良かった〜!ここが長髪のままだったらまた評価が違ったと思いますw

この主要CPの2人も良かったですが、シンとリアンドロスのスピンオフを切に願います!w

2

視点が斬新

ちるちるさんの作家インタビューでお見掛けして、面白そうだなと思って購入。内容はすでに書いてくださっているので感想を。



地図にも載っていない小国・オライエが舞台。
その国では風土病が蔓延しており小さい子どもたちが死んでいく、という「死にゆく国」でもある。

その国の、若き王・ムスティアと、彼に仕える従者・ノアのお話。

なんですが、このお話の面白いところは主要CPの二人の視点ではなく、この国に訪れた他国のシンである、という所。

国に蔓延する病のため、隣国から高い壁をつくられ、他国とのやりとりもままならない。
子どもたちを、そして国を守りたいと思うムスティア。
けれど自身も病に侵された身体を持つ。

オライエの蔓延する病はいったい何なのか。
病を克服するにはどうしたらいいのか。
という所を軸に、ムスティアとノア、そしてシンをはじめとする部下たちが奮闘するお話。

ムスティアの病を一時的にでも抑えるために必要なのがノアの持つ抗体。
ゆえに彼らは唇を重ねるのだけれどそれはあくまで治療目的。

ムスティアくん、思いっきり子どもなんで、ビジュアル続き的にちょいショタが入ってます。いや、攻めだとショタって言わないのかなあ…。
でも、子ども相手に性的興奮を覚えるというのが個人的に地雷なので大丈夫かな、と思って読み進めましたが、全然大丈夫でした。

ノアが、本当にムスティアを愛しているから。
そして、性的に興奮していることに対して懺悔の心を持っているから。
かな、と。

子どもが犠牲になる病。
その病の進行を抑えるために、「ドナー」と称して子どもが売買の対象になっていること。
シリアスなストーリーではあるのですが、シンという男性がいい意味で緩衝材になっている。

快楽主義の、楽観主義者。だから。
彼のバックボーンはややご都合主義的なところはあれど、彼の存在があったからこそ風土病が壊滅できたわけで、GJでした。

大人になったムスティアのビジュアルが超イケメン。
で、こちらもまた麗しいビジュアルを持つノア。
この二人の絡みはどれだけきれいなんだろうと思ったらなかなかくっついていない様子なのも良かった。
ムスティアにしろ、ノアにしろ、ピュアすぎたんだな。

シンは最後まで「シン」でした。
シンと彼の従者のリアンドロスとの関係も気になる…。ぜひとも彼らのスピンオフを描いていただきたいと思いました。

シンという第三者目線でのストーリーで、斬新な切り口からの読ませ方でしたが、惜しいと思ったのが、ムスティアとノアの過去の話がさらっと流されていたこと。
孤独であり続けた彼らが、唯一無二の存在へとなっていった過程がもう少し盛り込まれていたら、もっと良かった気がします。

けれどきれいな絵柄に斬新な設定と魅せ方で、ぐっと引き込まれた作品でした。

3

儚くも美しい愛の物語。

ファンタジー読み慣れてないのでレビューに粗があったらすみません(;´Д`A
でも下手は下手なりに伝えたい。

すごく良かった!!!

外交を断絶し、時代ごと世の中から置き忘れられた世界観。
原因不明のまま蔓延する風土病。
一国の運命を背負う小さな背中。
主人と従者が唇を介して命のやり取り。etc.

細かく創られたファンタジーですが詰め込み過ぎてなくてシンプル。
読みやすくて難なく世界観に入り込めました(﹡´◡`﹡ )


国交を断絶し高い壁にグルリと囲まれた小国。
ハイテクな現代から忘れ去られたように、何百年も前のような文化で暮らしてます。
お話はその国に入り込んだ異分子である冒険家・シン視点で進みます。

攻め・ムスティアは幼いながらも一国を背負う主。
志高く国を再建しようと前向きに生きていますが、体は病に蝕まれていて…。
その病の症状を緩和させる「抗体持ち」と呼ばれる人がいて
従者のノネはその役割を担っています。

抗体の受け渡し方は『口移し』(ФωФ)‼︎
発作が起こると深く深くキスをするのですよー!///
イケメンショタと美人続きのキス!!ふぁぁぁぁ///
…とはいえ、それはあくまで治療行為。
それ以外の意味を持たないのを理解しつつ、
ノネはキスをするたび恋心が疼いてしまうのが切ないです。

そんな熱を孕んだ体を慰めるのが、場面を目撃してしまったシン。
攻めはムスティアですが2回ほどシン×ノネの行為があります(未挿入)
これがまーエロい。
主に叶わぬ想いを寄せながら、間男の愛撫に震える美人受けなのですよ。
間男であるシンは、ムスティアの名を呼びながら悶えるノネを気持ちよくさせてるんですよ。
主従以上の関係はないから裏切ってはないけど、妙な背徳感が色っぽい(^//^)

ムスティアとノネの関係は残酷なものでした。
言葉の通りのまま「命を捧げる」間柄。
ムスティアの病を完治させることはノネの死を意味し、
ノネを生き残そうとすればムスティアはどんどん病に冒される。

抗体の口移しはその場かぎりの凌ぎでしかなく。
互いに相手を想い生き残そうとする姿。
言い方が悪いかもしれませんが、儚く美しく涙腺が緩みました(;ω;)

ムスティアが生き残るのか、
ノネが生き残るのか、
ギリギリの選択を救ったのはーーー。

ドンデン返しは、個人的にすごくビックリした!
ヒーローだった!!!

そんなこんなで(ボカす)ショタから成長した7年後。
大人になったムスティアとノネが治療ではなく初めての『愛欲を示すキス』
めっちゃ萌えた〜〜〜!!!!(;///;)
キスだけに何ページかけるの?ってぐらいじっくりじっくり…。堪らん。
当たり前だけど通じ合った恋人のキスは格別ですね♪

ああ…良かった。すごく良かった。

そしてとてもとても気になる別CP(未満)の従者・リアンドロスさん。
登場シーンは少ないけれど、主への献身さと健気さ垣間見て萌える!
これスピンあるよね?あるよね?あると信じたい。
リアンドロスさんを全力で応援する!!

この本が気になる方は紙本帯付きオススメします。
帯にはパスコードが付いていて特典漫画がDL出来ます。
7Pのショートストーリーなのでお見逃しなく…!
シンとノネの秘密の逢瀬,リアンドロスの気持ち。
切なキュンキュンで最高でした(∩;///;∩)

5

この作品が収納されている本棚

PAGE TOP
  • 電子書籍
  • レビューを見る
  • 評価レビューする
  • 関連作品
  • 攻受データ