人間と吸血鬼の許されない恋、ついに完結――!

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表題作レッドベリルにさよなら 3

小林昭彦、孤児院育ちの青年
津田和重、江戸後期生まれ。不死身の吸血鬼

その他の収録作品

  • 永遠の恋人
  • カバー下漫画(将門と師夏)
  • カバー下 Post script

あらすじ

みちのくアタミ吸血鬼BL 堂々完結
この愛の証明は、生きることか?死ぬことか?

「あなたの願いは僕の願いです」
昭彦は将門から「吸血鬼」になることを持ち掛けられる。それは、和重を一人にさせないためのたった一つの方法だった。
断ったものの、和重への想いが日に日に増していく昭彦。先に逝く覚悟が揺らぎ始め、それを察した彼とすれ違いが生じる。
そんな中、昭彦が自事故で瀕死の傷を負ってしまう。
「助けるためには、吸血鬼にするしかないーーー」
決断を迫られた和重は、昭彦の血を吸おうとするが……。

僕には和重さんがいるからそれだけで幸せなんです
一人じゃないってすごいことなんです

作品情報

作品名
レッドベリルにさよなら 3
著者
みちのくアタミ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリアコミックス
シリーズ
レッドベリルにさよなら
発売日
ISBN
9784866572352
4

(111)

(51)

萌々

(33)

(18)

中立

(4)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
21
得点
445
評価数
111
平均
4 / 5
神率
45.9%

レビュー投稿数21

No Title

3巻通して思ったことは、みちのく先生の絵がめちゃくちゃ好みだということ♡!!!!

筋肉質だけど肉感的でセクシー。
途中途中のコミカルな絵もかわいくて
良いメリハリに。

受けは細っこいいかにもな子を鳴かせまくるのも好きだけど、和重みたいな元ノンケの身体付きがしっかりした男性をよがらせるのもたまりませんね。
年下の大型ワンコが我慢できずにがっつくのも良きです。

お話は、私的には希望通り、ふたり揃って永遠の時を生きることになります。
2017年かぁ
もう7年前になるんですね!

0

人間×吸血鬼の恋。二人の決断と終着点は…

みちのくアタミ先生の吸血鬼シリーズ、最終巻!表紙がもうね…美麗すぎて、ずーっと見ていられる…
1巻は和重(受)、2巻では昭彦(攻)が表紙でしたが、最終巻はキス寸前の二人の横顔です。本当、美しいです…

この最終巻で、将門と半吸血鬼である師夏との過去が明らかに。
もう、昭彦×和重カプも気になるんですが、この二人の出会いと関係に至るまでのお話が悲しくて切なくて、心が抉られました( ; ; )

そして、メインカプである昭彦×和重!
2巻最後で、将門から「俺が吸血鬼にしてやる」と言われた昭彦。
きっぱりとそれを拒むも、自分が和重より先に逝くことは覚悟できても、一人残される和重は…?この決断は本当に”正しい”ものなのか?と考え込んでしまうのですね。
切なさMAXすぎる。

終盤、昭彦に訪れた危機に、和重が吐き出した”人間らしい”激しい感情とその叫び…
こうなることは決して二人が望んだ最良の形ではなかったけれど、ラストの喫茶店での二人の変わらぬイチャイチャラブラブっぷりに、うるうるしながら心が満たされるのを感じました。

もっともっと、現代を生きる二人を見たいので3巻完結なのが少し残念ですが;
やっぱりみちのく先生の作品、大好きだなあ。何度も読み返すシリーズになりそうです。

1

ひとりじゃないってすごいこと

まず師夏くんが吸血鬼になる時のお話で将門さんが師夏くんを助けたのは、1巻の師夏くんと出会ったばかりの昭彦くんが師夏くんと和重さんに似ていると言っていたシーンの伏線回収になっているんじゃないかなと思いました。

師夏くんが和重さんに似ていたから将門さんは師夏くんを助け、「俺を恨むなら好きなだけ恨め。それがお前の生きる理由になるならな」という言葉は本当は和重さんにもかけたかった言葉なのかなと思いました。

3巻では師夏くんと将門さんのお話もあってすごく楽しめました。

そしてあれだけ昭彦くんを吸血鬼にさせないと言っていた和重さんが自分の判断で昭彦くんの血を吸っていたシーンではこれから和重さんが重い責任感を背負いながら生きていくことになるかもしれないけど、和重さんと昭彦くんがこれから一緒にいれると思うと心からおめでとうと言いたいです。

それから40年ほど経った2017年では、40年経っても若い姿の2人がいて、40年ほど前と違うのは幸せそうにしてる2人がいたこと。ひとりじゃないってすごいことという昭彦くんのセリフにはすごくグッときました。

この作品が完結してるのは悲しいけど、和重さんと昭彦くんと師夏くんと将門さんが永久に幸せであれますように。

0

意外な展開

2巻ラストの不穏な展開から将門の妨害が大きな壁になるのかと思いましたが、そこまでではなかったですね。昭彦の決意の前にあっさり引き下がった。

で、不可抗力で昭彦が瀕死の状態になり、やむを得ず吸血鬼になるというのは予想外でした。

将来昭彦が先に死に、残された和重が悲しむであろうことをさんざん悲観していたし、2人とも昭彦が吸血鬼になることを望んでいなかったのに。
それはなんやったん?と正直思いますがw

いつか別れる運命の人間と吸血鬼ではなく、吸血鬼になるしか生きる術がない状態にして、結果的に2人末長く仲良く暮しましたとさ。な結末にしたかったんでしょうね。

現代の2人まで描かれていたし、しあわせそうだし、ハピエン大好きなので終わり良ければ全て良しですが。

将門の今までの行動は和重を思ってのことだったのか。にしては、匂わせですねw

3巻まで全体的に話がシンプルで読みやすかったですが、いささか単調に感じました。
特に1巻の序盤は話の持っていき方がぎこちないなと。場面転換や動き、セリフのせいですかね。

絵が1巻とはずいぶん変わったとあとがきで書かれていましたが、私はその点はそこまで気になることはなく。

ただ、和重の裸体がこんなむっちりなの?とは思いました。腰が太いお尻も大きい。
着衣の時は細身に見えるのに…と。

それでも和重はエロくて良いです。
昭彦にお願いされると断れない和重がかわいい。

絡みの時の心の声が好きで、受けの方をよく見る気がするんですが、昭彦の心の声もよかったです。和重のことを観察していたり、攻め方を考えたり。
この辺、作画とともに濃ゆいエロスがみちのく先生の持ち味でさすがだなと思いました。

1

綺麗な作品です。

人間×吸血鬼のお話です。
テーマは不老不死。
こちらは3巻になります。ついに完結です。

1巻は出会いの物語。2巻ではいよいよ"そういう関係"になります。が、不老不死の吸血鬼と人間。必ず最期が訪れます。3巻ではそれに悩み苦しむふたり...。こちらでラストを書いてしまうともったいないので...あえて伏せますが、綺麗で素敵なエンドです。

不老不死に苦しんできた和重(受)としては、どうしても昭彦(攻)には同じ苦しみを味わって欲しくない。でも。吸血鬼になれば永遠に一緒に居れます。不老不死、とても難しいテーマだと思います。いろんな結末が考えられますが、個人的にはこのエンドが1番好きですね。

0

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