人間と吸血鬼の許されない恋、ついに完結――!

レッドベリルにさよなら(3)

red beryl ni sayonara

レッドベリルにさよなら(3)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神23
  • 萌×212
  • 萌14
  • 中立2
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
13
得点
207
評価数
55
平均
3.9 / 5
神率
41.8%
著者
みちのくアタミ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
フロンティアワークス
レーベル
Dariaコミックス
シリーズ
レッドベリルにさよなら
発売日
価格
¥675(税抜)  
ISBN
9784866572352

あらすじ

みちのくアタミ吸血鬼BL 堂々完結
この愛の証明は、生きることか?死ぬことか?

「あなたの願いは僕の願いです」
昭彦は将門から「吸血鬼」になることを持ち掛けられる。それは、和重を一人にさせないためのたった一つの方法だった。
断ったものの、和重への想いが日に日に増していく昭彦。先に逝く覚悟が揺らぎ始め、それを察した彼とすれ違いが生じる。
そんな中、昭彦が自事故で瀕死の傷を負ってしまう。
「助けるためには、吸血鬼にするしかないーーー」
決断を迫られた和重は、昭彦の血を吸おうとするが……。

僕には和重さんがいるからそれだけで幸せなんです
一人じゃないってすごいことなんです

表題作レッドベリルにさよなら(3)

小林昭彦、孤児院育ちの青年
津田和重、江戸後期生まれ。不死身の吸血鬼

その他の収録作品

  • 永遠の恋人
  • カバー下漫画(将門と師夏)
  • カバー下 Post script

レビュー投稿数13

怒涛の展開

『レッドベルリにさよなら』の3巻目にして完結編。

表紙がとにかくすごく綺麗です。みちのくさんの圧倒的な画力でもって描かれたイラストに、萌えが滾ります。1巻は和重の、2巻は昭彦の、それぞれ一人のイラストでしたが3巻は二人が見つめ合うイラストなのがこれまた良い。

内容を想像させて、否が応でも期待度が上がります。

という事でレビューを。





2巻で無事想いを通じ合わせた昭彦×和重の二人。
ツンデレちゃんの和重の抵抗にあいつつも、それでも二人の仲は急速に深まり、そして身体の関係もがっつり。

が、そんな二人には避けて通れない壁がある。

吸血鬼である和重と、人間である昭彦は、時が進む速度が異なる。
いつか和重を残して、昭彦は先に逝ってしまう。

自分と同じ孤独を昭彦に味わってほしくない和重。
そして、自分が先に逝った後の和重の孤独を思いやる昭彦。

が、二人の想いは同じ。

昭彦を吸血鬼にはしない。

そこに割って入るのが将門。
どうにかして昭彦を吸血鬼にしたい。

何故、将門はそこまでして昭彦を吸血鬼にしたいのか―。
将門と師夏の過去を盛り込みながら、将門の想いも少しずつ見えてきます。

昭彦は吸血鬼になることを選択するのか否か。

そこを軸にストーリーは展開していきますが、1巻の和重の「お墓参り」にどう繋げていくのか、気になってページを捲る手が止められませんでした。

昭彦×和重の2人は、最初から最後まで甘々です。
途中喧嘩をすることもあるけれど、それも相手を想う気持ち故。
気持ちの面でしっかり想い合っている二人は、敵なしの最強の恋人たちでした。

で。

みちのくさんの真骨頂と言って良いでしょう。

エロが凄い…!
めっちゃエロい。
そしてめっちゃ綺麗。
普段ツンツンの和重の乱れっぷりにはため息しか出ないエロさと美しさでした。

作中ずっとヒールとして登場していた将門ですが。
彼も最高に良かった…。

彼は吸血鬼として長い年月孤独に生きてきたわけですが、「師夏」という存在を得て、感情面が再び「人」として生きかえったんじゃないかな。

師夏のビジュアルが子どもなので、将門×師夏のCPは描くのは難しいのかな…?
でも、この二人の「これから」も読んでみたいです。

カバー下にこの二人の小話が描かれていますが、こちらも必見。
師夏の強さと、そして将門の想いに胸打たれました。

終盤に、和重の子孫、という青年が登場します。
ちょい役なのですが、でも、彼の存在がなかなかに意味深です。
もしかしたらスピンオフもあるかも…?

結末が予想の範囲内だったこと、そして、終盤が若干駆け足気味だった感は否めなかったものの、1巻の冒頭の回収の仕方、昭彦の選択、そして将門のナイスガイっぷりと、非常にお上手に纏められていて面白かった。

ストーリー良し、絵柄良し、そしてエロ満載。
この作品の持つ世界観にすっかり引き込まれました。

15

3巻から読むのも…アリだと思います!

昭彦は和重の手によって吸血鬼になり二人は永い時を共に生きる事になります。



良かったです…。本当に。
途中の展開がショックでもう読むのやめようかと思ってしまいました。
私はレッドベリルで一人勝手に我慢大会をしていまして
完結したらまとめてイッキ読みしようと決めていたのです。
1巻は発売当時に読んだのですが、今日3巻を読むまでの間に色々考えました。

この作品にとっての、
昭彦にとっての、
和重にとっての、

「ハッピーエンド」ってなんだろう…と。

それが読者である私の望むハッピーエンドと重なるものなんだろうか。
そんな事をぐるぐると考えていたんです。
1巻と2巻は別にレビューを投稿する予定なので深い所はそちらで語りますが
二人は昭彦が人間のまま生きて、昭彦が人として人生を終える道を選んでいたので
残された和重は終わりのない命をまた一人で生きていく事になると思っていたんです。

なので、ハッピーエンド大好き!ハッピーエンド以外ありえない!
ハッピーエンド以外のBLなんて滅びてしまえばいい!!
そんなハッピーエンド至上主義の私は気が重かった。

それでも大好きなアタミ先生の作品ですし
二人の最後をちゃんと見届けたいと思い3巻のページを捲りました。
そんな風に気合いを入れて読んでいる読者に襲い掛かる昭彦の転落事故。
心の中で叫びました。

『キレイゴトはいいから昭彦の血を吸って…!お願い!』

和重が昭彦の最期を看取るラストならともかくこんな終わりはありえないでしょ!
BLなんだからハッピーエンドにしてくれよーー!!!という心の声が全開でした。
覚悟を決めて昭彦の血を吸う和重でしたが、目を覚まさない昭彦。
まさか手遅れ…。

ひどいーー!
アタミ先生ひどいーー!!!
と敬愛する先生を心の中で責めてしまいました。先生ごめんなさい。

結果は最初に書きましたが、手遅れではなく昭彦は吸血鬼になります。
最終話では二人が昭和から平成までの時代を見てきたことが描かれています。
バブル期、時代を反映する渋谷、ルーズソックス、スカイツリー…。

現代では昭彦はデイトレーダーになり、
和重はマスターのお孫さんに代替わりした喫茶店で働いています。
外見も昭和の頃に比べて洗練されていてその時代に順応して生きていることが窺えます。
吸血鬼として生きる事を選んだ悲哀はあまり感じられません。
それでも二人の何気ない会話から和重の中から後悔が消える事はない事が伝わってくるし、
昭彦は和重がそう感じる度に何度でも自分の想いを伝えていくのだと思います。
そうやって二人はこれからの永い時を二人で生きていくんですね。

そしてハピエン大好きを公言しているアタミ先生らしく切ないだけでは終わりません!
外見や仕事だけではなく二人の時間(夜の営み♡)の中にも時代のものを取り入れ
楽しく過ごしている昭彦と和重の姿も描かれています。
お互いの肉体も若いまま時間が止まっているので
肉体や体力の衰えが原因でどちらかが応えられなくなるという事はないんですよね。

永い永い時間の中で二人の想いは永遠なのか…。
3巻全部読んでも色々と考える事はありますが
言葉だけではなくずっと肌を重ねてお互いの体温を感じる事の出来る二人は
きっと大丈夫。そう思いたいです。

レッドベリルに関しては3巻から読むのもアリだと思います。
ハッピーエンドと分かった状態で読んでも面白さは変わらないし
むしろ自分がネタバレ読んでから読めばよかったと思うくらいです。
全部読んだ後はじっくりと絵の美しさを楽しんでいます。
みちのくアタミ先生の作品は「斬新で過激」なイメージがありますが
ファンとしては先生の絵の美しさをもっともっと知ってもらいたい気持ちがあります。
大人気作家さんですが「まだ読んだことがない」というBLファンの方もいると思いますので
ぜひレッドベリルでみちのくアタミ先生デビューしてみて下さい!

2

お話としてのまとまりは感じました。

うーん、うーん、神評価にさせていただいたんですが…これは作者さまへの期待も込めて、です。

お話はまとまってはいるのですが、昭彦が吸血鬼になってしまう展開がちょっとベタというか…初読みで一瞬、そうか…と引いてしまった自分がいました。ただ何度か読み返したら、和重と昭彦が幸せになる道で、和重が積極的ではなく、深い葛藤の中で昭彦とともに生きていく道を選ぶ、というのならこれしかなかったのかなあ、と考えるようになりました。

そして、個人的な好みで、現代の昭彦の短髪よりも、長髪が良かった…です。

レンタの描き下ろしは、幸せ過ぎる和重の姿。これはとても楽しかったです。

1

将門に師夏が必要なように和重には昭彦が必要・・・・

遂に完結。
予想していた展開と結末ではあったけど、やはりその場面を見せられると涙は出るもんですね。
流れがね。台詞がね。表情がね。全てが胸に刺さりますよね。

人として生きる和重。
昭彦に人でいて欲しいと願う和重。
和重の願いが自分の願いだとしてそれを受け入れる昭彦。

将門の誘惑となる提案を断り迷いを払拭した昭彦は人間としての生を全うすると決める。
それでもやはり日々生きていくと和重を置いて去ることは容易ではないですよね。
それによって口論にもなるけど、それが二人が出した結果なら。。。
心はそんな簡単じゃないんですよね。うん。

そして!!
入っていたのですね!!
将門と師夏くんのお話(epi.11)。
たまりませんでした。
からのepi.13はほんと・・・胸がギュウギュウになっちゃいました。


2

愛の証明

1巻の冒頭の小林家の墓参りの謎が解けます。生きた証かあ。和重にも生きた証がいましたね!

3巻は昭彦がどうなるかが肝でしたね。

寿命が尽きるまで一緒に生きていく覚悟はしたものの揺らぐ昭彦。和重ももう昭彦がいなくては生きていけない感じで。

そんな時昭彦が瀕死の重症を負いとうとう和重が昭彦を。師夏を庇う昭彦、昭彦にすがる和重。将門もこの時ばかりは動揺してましたね。でも昭彦を噛むのは和重の役目。

そして2017年。現代で二人はマンションに住み血液パックを飲んで、昭彦はどうも株のトレーダーをして和重はまたあのお店で働いて。

そしてまだまだラブラブな二人。エッチも盛り上がって。昭彦の髪型が好きだったのに短くなっちゃって。それは和重が極まると引っ張るせいらしくて、いやあラブラブですな。

将門と師夏も健在で生活圏被ってるじゃん!
将門がなぜ吸血鬼になったのかも気になりますね。師夏はマフラーをくれた昭彦に両親を重ねてるのかな?彼も悠久の時を過ごさなければならなくて。でも将門と一緒だからね。未来永劫許さないぞ!

あの和重がこんなにも昭彦を愛してデレになるなんて。そして昭彦の一人じゃないってすごいのが永遠に続くね。
堂々完結でした。

0

永遠か有限か

紙本
修正…光短冊、蛍
カバー下…漫画、あとがき
カバー折り返し…コメント

2

刻と死を越えて

2巻のレビューでストーリーの普通っぽさが「もったいない」と評しましたが、この最終巻は「順当に終わったな…」という感想を抱きました。
また、2巻を読んだ段階で、次巻では将門のターンに期待、と思っていましたが、今巻で将門の掘り下げが無かった…
師夏の経緯はあったけど。これが残念でした。

和重と昭彦の仲は磐石。
2人の間では、昭彦は人間としての生を全うする、ということで合意していましたね。
でも結局は…
これは、物語上は良かったと思うんです。
でも読んでみたかったのは、年老いていく昭彦と若いままの和重の愛の形…
だからそこも少し残念。

…と残念ポイントはありましたが、絵柄は相変わらず綺麗で物語の破綻もなく、エロも過剰でもなくまあ期待通り。
昭彦と和重はこれからも永遠に愛し合うことが読み取れる。そこは良かった。
1巻の期待から2巻が評価が下がり、本巻では水平・少し上がった、という感じですかね…

もしスピンオフがあるとすれば、やはり将門の辿ってきた年月が読みたい。
というのは、この昭彦x和重CPは甘さが表に出ていて凄みが足りないから。
この甘い昭彦x和重の世界に対しての、ダークな将門の世界。また、師夏をそばに置いたということは将門の弱さをも暗示していると思うのです。
1人ではいられない、その将門の脆さをこそ知りたい。

0

この終わり方はメリバのような気がする

ついに完結しました。
一巻が大好きで、二巻で話のすすみに物足りなさを感じ、そして三巻。
全体を通して、独特でほの暗い雰囲気が素敵です。
映画「イ○タビュー・ウィズ・ヴァ○パイア」に影響を受けているのでしょうか。

三巻は、気持ちが通じ合ったHシーンが多くてエロくて満足でした。
一、二巻の物足りなさを埋めてくれたような感じ。和重も可愛かったです。
すれ違いもらぶらぶエッチもあって凝縮された一冊。
ただオチはあれでいいのだろうか…。ネタバレになりますが、昭彦も吸血鬼になって末永く一緒に暮らすオチです。
そりゃああするしかなかったし、ずっと一緒にいられるけど…。
自分的にはメリバな感じがします。
そしてその原因を作った将門、…お前…
お前なんなんだよ…。何がしたいんだよ……。

死にかけの昭彦に必死の思いで吸血する和重を腕組みながら眺める将門。
何?
一人の人間の人生狂わせておいて何なんだその態度…。

一巻から出ているキーマンと言っても過言ではない重要キャラなのに何の掘り下げもなく終わった。最初は好きなキャラだったのに本当に無理になってしまった。残念。
師夏の過去も大切だけど、その前に将門では。吸血鬼になったときとか、その過去とかないんですか…。
何がしたいのかよく分からない変な人になってしまいました。

絵は相変わらず丁寧で惹かれるのですが、みんな女性的。
師夏とかもう女の子。全キャラにもう少し男性っぽさが欲しかったです。あ、でも2017年verの昭彦のビジュアルは格好良くて好きです。

0

将門にももっと焦点を当てて欲しかったかも

 最終巻として綺麗にまとまってはいたと思うのですが、話の展開が目まぐるしいというか、キャラクター達の心情に寄り添う間もなく進んでいくなぁという印象でした。各々に葛藤する場面があるはずなのに、どれもかなりあっさり描かれていたような気がします。昭彦が吸血鬼になってしまう展開もベタではあるけれど、描きようによってはもっと引き込まれるシーンにもなったと思うんですね。元々みちのく先生の絵はさらさらした美麗さがあるので、もうちょっと間を持たせた方が雰囲気に深みが出るんじゃないかと思いました。ただ、前巻までと比べて昭彦の好意の押し売り感もなく、2人が穏やかに愛し合っているところには癒されたので、萌評価にしました。

0

王道が良かった

完結しました。大方の予想通りの終わり方でしたがその王道さがやはり良かったです。
吸血鬼になってしまったら、人間と恋をして、結婚しても最後には不老不死の吸血鬼は残されてしまい、愛する人を失う悲しみを必ず受けることになると言う運命、同じ運命を愛する人に辿らせたくないと言う気持ちが切なくて、最後はどうなるの?!とハラハラしつつ、王道で大満足。
謎の美少年師夏の悲しい過去も語られていましたが優しかったお父さんお母さんと昭彦を重ねてマフラーの温かさを感じるシーンとかとても素敵でした。将門も嫌なやつだと思っていましたがそこまで悪いやつでもなかったので、スピンオフはこの二人のショタ風味のお話期待します。

吸血鬼=美男美女と言うだけでも美味しい設定なのに、吸血鬼側の切ない運命が加わって萌えどころ満載でした。

0

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