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表題作メメントスカーレット

狩野尾鉄雄,元刑事,カイリに誘われる
周カイリ,捜査一課の刑事

その他の収録作品

  • CRANBERRY KISS(描き下ろし)
  • あとがき
  • カバー下:人物設定

あらすじ

冷酷非道に捜査を進める腕利きの刑事・周カイリ。
とあるクラブで派手に遊んでいる男にドラッグをちらつかせ、
ホテルに連れ込み探り合いのセックス。
思惑がありその男・狩野尾に声をかけたカイリだったが、
狩野尾はある事件をきっかけに辞職した元刑事で、
彼にもカイリに近づいた本当の目的があった。

――刑事部捜査一課 特務室。またの呼び名をゴロツキ。
そこでバディを組まされることになったカイリと狩野尾は
違法薬物 MAZE(メイズ)中毒者による殺人事件を追う。
険悪なふたりの関係の行方、そして事件の結末は――?


闇を抱える一匹狼×敏腕ドSビッチ
事件を追うふたりの刑事のバディBL

切なエロスの名手
楔ケリ、Qpaに 堂 々 降 臨 !

作品情報

作品名
メメントスカーレット
著者
楔ケリ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
発売日
ISBN
9784801965812
4

(267)

(127)

萌々

(68)

(41)

中立

(17)

趣味じゃない

(14)

レビュー数
24
得点
1047
評価数
267
平均
4 / 5
神率
47.6%

レビュー投稿数24

面白いけど読むのに時間がかかった

作家さん買いです
基本的に狂僕以外だとオメガバースっていうしんどい境遇がないからか、口の悪いキャラにあまり萌えることが出来ず今回も中立になりました
まず、ストーリーは本格的なサスペンスでドラマ出来るんじゃ?ってぐらい良かった
ただ最後まで謎にビッチな受けと、Mで薬やってる攻めどちらもそこまで好きになれませんでした……
相棒としては最高だけどいろいろツッコミどころがありました
攻めはバイなんだろうか??最初から受け入れてたけど女と最初いたしなぁ
BL要素やエロがなかった方が逆にハマってたかもな作品でした

2

ストーリーが良き

発売当初に購入していたにも関わらず、なぜか読んでいなかったことに今気づくという…。

いやストーリー良すぎん?
なんでもっと早く読んでなかったんだろ?
ボリュームもあるし、凄くいいです。

ケリさんこういう受け描くの上手すぎますよね。
闇深めでエロい。たまらないです。
既にドラマCDも出てるので想像しながら読めてしまう。今度本物を聴いてみなきゃ。

がっつり予習したので新しい方も読んでこなきゃ。
まだまだ続くみたい?ですよね。先が楽しみ。

0

赤い闇に引き込まれる

楔ケリ先生の既刊作品は殆ど拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
刑事・事件 4
シリアス 3
血表現 3
エロ 3
な感じだと思います。

闇を抱えた元刑事の狩野尾さん×敏腕刑事だがビッチな周さんのカプです。

ある事件が原因で刑事を辞職した狩野尾さん。その事件に関係するドラッグ、そして赤いコートの人物について捜査する為、刑事部捜査一課特務室の敏腕刑事の周さんとバディを組むことになるが…。

最初から最後まで刑事物で、ドラッグに限らず殺人事件や犯人とのアクションなども描かれているので、血表現や痛々しい描写があります。それとは別で、周さんが受けではありますがドSなので、狩野尾さんに対する言動などもある意味痛々しいです。でも首絞めやもっと痛いの、と強請る姿もあるので周さんはドSだけどMっ気もあるのかなと思いました。

一応事件解決?で、切りのいい所で終わっている感じではありますが、色々と深掘り出来そうな事や若干引っ掛かる事が残っているので、是非とも続編が読みたいものですね。確実にスピンオフが有り得る人物達も居ますし、狩野尾さんと周さんの関係もまだ明確な名前が付いていない関係なので、もっと親密でほんの少しでも甘い関係性が見てみたいですね。

沢山の登場人物達の思惑が絡み合って、最後まで目が離せない物語りに引き込まれますので、是非とも読んでほしいです。

0

満足感がすごい!!!!

分厚いこともそうですが、サスペンスとしても緻密なストーリーですごく楽しめました!!

大分インモラルでセックスとドラック....と最初はびっくりしましたが、そのエッチシーンもBLだからあるエッチではなくちゃんと物語に組み込まれたシーンの1部として成り立っていてすごくよかったです。好みは別れるかもしれませんが個人的にはえっちくて好きでした。

色んなところに伏線も張られているので色々読み返して自分でも考察していきたいです笑
BLの恋愛漫画と言うよりはインモラルなサスペンスにBL要素があるって感じです。読み応え凄いです。

2

日常とはかけ離れた、緊張感のある中での愛の物語を見てみませんか

ファンタジー的な世界観でキュンキュンというよりは、サスペンスのドラマを見ているような、緊張感のある作品で、とても引き込まれました。

細かく説明すると長くなってしまうほどに複雑なキャラ設定なので、さわりの部分だけで紹介すると、警察の特務室という少し特異的な部署でバディを組むようになった鉄雄とカイリのお話です。

最初は二人がバディとしてやっていけるのかというほど遠い位置に存在し、交わろうともしなかったように感じましたが、ラストに進むにつれ、距離が縮まっていき、最後にはバディとしても、2人の人間としても、共に歩んでいく関係になっていました。
特に最後の台詞が、「付き合おう」「一緒にいよう」のような直球な言葉ではなく、独特な言い回しだったのが、最後まで鉄雄らしくてとても良いと思いました。

またベッドシーンもあるものの、最後まで独特な世界観で、とても魅了されました。
こんな世界もあるのだな、と少し新しい世界に潜り込んだような、そんな気分になりました。

加えて、繰り返すように、世界観の設定がかなり複雑で、それぞれのキャラクターにもかなり多くの属性があるので、読む際には一気読みする事をお勧めします!
まぁ、そんな心配も無用なほどに、本当に集中して読んでしまう作品で、気づいたら読み終わっていました。本当に一本のドラマを見たような満足感を得ることができます。

薬物の大量投与や血を流すような描写もあり、個人的にそのような傷害の描写は苦手なのですが、基本的にはあまり濃厚ではなくあっさりと描写されているので、特に気負う事無く、読後もさっぱりとした気分でした。

最後に、根本として、楔ケリ先生の作品はストーリーもさることながら、なんと言っても作画が美しく、何度かあるベッドシーンも扇情的で、夢中になってしまいます…。

日常作品やしっとりとした作品ともまた異なる、新しい世界を探している方に本当にお勧めです

2

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