道徳、スポーツ、勉学、芸術…それぞれの代表が集う “四逸"(しいつ)。

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表題作私立帝城学園-四逸-1

永南那治(α・帝城学園1年生)
一条春太(Ω・帝城学園1年生)

同時収録作品私立帝城学園 ー四逸ー 番外編 辻編

椿 α,先輩,アーチェリー部主将
辻秋彦 Ω,後輩

同時収録作品私立帝城学園 ー四逸ー 番外編 お子様はα

井坂隆臣(α,一昌の夫,エリートサラリーマン)
井坂一昌(α,隆臣の妻)

あらすじ

恋人であるα(アルファ)の那治(なち)に突如として別れを告げられてしまったΩの春太(はるたか)。
那治は代々続く政治家の家系で、自らも政界に進むことを期待されていた。
彼はそれを実現させる為に一族が通ってきた帝城学園へ入学する。
春太は別れても那治を支えたいという一心で追い掛けることを決める。
しかし帝城は春太の常識を遥かに超えたセレブリティの揃うエリート校だった。

作品情報

作品名
私立帝城学園-四逸-1
著者
夏下冬 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS THE OMEGAVERSE PROJECT COMICS
シリーズ
私立帝城学園-四逸-
発売日
ISBN
9784865895568
4.2

(142)

(73)

萌々

(40)

(18)

中立

(7)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
14
得点
586
評価数
142
平均
4.2 / 5
神率
51.4%

レビュー投稿数14

すっごい面白い

設定がしっかりしていて、作品の世界観に引き込まれました。学園に君臨する4人がいたり、その4人と繋がりを持ちたいと必死になる人がいたり、面白かったです。

受けは、好きな人を支えようと思いに学園に入学しましたので、そんな学園事情には興味ありません。ですが、とあることをきっかけに学園に君臨する4人のうちの1人と関わりを持つことになります。
まず、好きな人のために学園に入学する受け健気でいいなと思いました。その後も懸命に頑張ってて、見た目は可愛い系ではないですが健気で可愛かったです。
元々好きな人と、関わりを持つようになった学園に君臨する1人とどういう風になっていくのかどきどきするような作りの作品だと思います。

1

設定が良い!!!

エリート校に君臨する曲者4人にときめきく世代には、この設定だけでワクワクするのにパブリックスクールみも加わったら眺めているだけでも楽しい!!

別れた彼氏を追いかけてきた主人公が奮闘する姿はコミカルで、あれ?表紙の不穏な雰囲気とは違う…とは思ったけれど、それも楽しく、何を考えているのか分からない四逸は恐ろしく(楽しい意味で)、本音を隠している那知とそれを知らずに傷ついた春太の想いは切なく…それぞれの策略・想いがどうなってくのか読めない面白さ!!

オメガバ設定も今のところは格差くらい?オメガバのえげつなさが少ないのも嬉しいところ。学園ものという印象が強いですが、まっすぐ強いところが魅力的な春太にも発情期が来るのかと思うとワクワクしちゃいます。

2

面白い

なんか久しぶりに心に残る作品に出会いました。
元々画力があって、お話が個性的な夏下さんの作品は好きで、作者買いしていました。
しかしこの作品は、続きが気になる学園もので一際面白いですね。

表紙のようなちょっと官能的な三角関係かと思いきや、お話のテイストはもっと爽やかです。
エリート学校、イギリスのパブリックスクールを彷彿とさせるような学校が舞台です。その学校の中で、各分野で特に秀でたものがなれるという四天王、四逸という存在があり、学園に君臨しています。
強烈な階級社会の中で、成り上がろうとするものたち、それとは一線を画そうとするものたちが織りなす群像劇、とでもいいましょうか。

しかし、主人公はいたって爽やかで、学園の中にあって純粋さを忘れない好青年です。
そうそう、これはオメガバースなので男性同士の恋愛については自然に描かれていますが、むしろオメガバースであることを忘れてしまうくらいストーリーが面白い。

恋人を追って入学した春太ですが、相手の那智はアルファで家柄ゆえに春太との別れを決意する。
勉強についていくことや、学園でのしきたりなどにとまどいつつ、自分が正しいと思うことを臆せず言う姿勢に、ある四逸に気に入られます。

お話としては、王子様に気に入られる普通の人、ということで少女マンガなのですが、陳腐にならず作り込まれたストーリーで読ませる読み応えある作品です。

細かい設定が本当に凝っていて、作者さんのこだわりが伝わってきます。

3

逸材と思惑がうごめく学院もの

2巻発売のタイミングで購入。
作家さま買いです。
物語の舞台は上流階級の人間が集まる名門校。
高校なのか大学なのか不明ですが、やや大人っぽいパブリックスクールのような雰囲気。
"四逸"と呼ばれる道徳・スポーツ・勉学・芸術…それぞれの分野に秀でた人物達からなる、成功に最も近いと噂されている全学院生達の憧れの倶楽部があったり、社交界へ出るための経験を積むためのダンスパーティーがあったりと華やかです。
というのは表向きで、実際は将来のための人脈作りを行う場だったり、学院内のスクールカーストが垣間見えたりとややシリアスな場面も。
1巻は元恋人を追いかけて入学した春太をメインに描かれていくのですが、そんなシリアスな雰囲気の中でも春太のコミカルさと感情垂れ流しの素の姿が良いバランスとなっていてシリアスになりすぎません。
表情がコロコロ変わって面白い人物なんですよね。
春太視点で何この学校!と思いながら読み進めた方も多いのではないでしょうか。

登場人物や設定等が細かいので、まだ1巻は序章といったところなのですかね?
非常に面白い設定のお話ではありますが、まだBL的な萌えはあまり感じられず。
おそらく今後キャラクターが立っていくのかななんて。
これからを期待しての萌評価です。
さまざまな思惑渦巻く学院内で、人間関係がどう変化していくのかを楽しみにしつつ次巻に進みたいと思います。

同時収録作のお子様はαで、奥様はαの2人に久しぶりに会えて嬉しかったです。
隆臣の妖精さん具合に悶える一昌が相変わらず(笑)
ベッドシーンも甘々で、この2人はずっと良き夫夫でいるんだろうなと思える幸せな後日談でした!

4

今後の展開に期待大

大作になるぞという予感がビシバシ伝わる作品です。結構古典的な学園ものなのですが、商業BL漫画のオメガバースでこういうの出てきてなかったと思うので、今後の展開が非常に楽しみ!!長く続くシリーズ物になってほしいです。
登場人物については、まだCPが流動的だし、それぞれの思惑も隠されているので推しが決め難いのですが、わくわくしますね。

絵がなんとなく固くなったような気がしたんだけど…コマ割りが小さくなったのかな?表情も固い気がする。

「奥様はα」の番外編も嬉しかった!夏下先生のオメガバといえば…なので、繋がりを持たせるかとは思ったのですが期待通り。

3

設定が先走っている印象

 校章や四寮の設定が、どうしても某世界的に有名な魔法使いの物語を彷彿とさせるのですが、そう感じたのは私だけでしょうか…。最後に出てきたプレッジという制度には某諜報機関を題材としたBL漫画の要素も感じました。もちろん気のせいかもしれませんし、仮にそうだったとしても、きっとリスペクトも込めた上で夏下先生独自の設定に落とし込んでいるので構いませんが、学園の設定だけで頭でっかちになっていて、物語の面白みがまだ追いついてないような印象を受けました。設定の紹介を兼ねているシーンが多いというか。1巻なので設定の紹介が多くなってしまうのも仕方ないと思いますが、シリーズ化が既に決まっているのなら、登場人物も設定ももう少し小出しにして、焦点を当てたいキャラ・CPを絞っても良かったかも。

 あとは展開が目まぐるしいようにも感じました。次から次へと場面や登場人物が変わり、間を多めに取るシーンもほとんどなく、たくさんのキャラクターと設定を覚えながら読まなければならないので、読むのが少しハードでした。キャラの表情を印象付けたいシーンでは、もっと大きくページを使って描いても良かったのかなぁと。設定はよく練られているので、シリーズ化していくなかで、上手くストーリーと絡めていけるといいなぁと思います。

6

かなり引き込まれました!!!

政治家の息子で将来政界入りを当然と期待されている那治と付き合っていた春太は、「帝城学園に入るから」とフラれてしまう。
しかし、那治が大好きな春太は猛勉強して那治を支える為に自らも帝城学園へ入学。

エリート粒ぞろいの学園の四天王のような「四逸」も含めて生徒たちの関係や思惑がもぉたまらなくワクワクします!!
ストーリーの面白さもキャラのつくりもすべてがドストライク!!
続きが早く読みたいです!!!

ところで・・・この学園は「高校」なのかな?
キャラが大人っぽ過ぎて「大学」と思って読んでいたけど、上級生が3年生だし進路の話も出てきたし。。。やけに老けた高校生ではあるね。

7

作りこまれた世界観

学園ものオメガバースで、シリアスな雰囲気が多めで進んでいきます。
設定がかなり作りこまれていて、一気に世界に入り込むことができました。

ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー
話のところどころで差し込まれる用語解説は、世界のことが事細かに書き込まれていてそれだけでも楽しむ事が出来ます。そこを読んでから本編を読むとなおさら楽しかったです。

ただ物語の進みとしては少し遅く?1巻では、謎なことが多いです。
続きがあるのでまだまだこれからの物語なんだなあという期待ができました。

欲を言うならば、もう少しだけ真相?人物たちの背景を明かしてあってもよかったのかなと思います。

学園もので排他的な雰囲気を併せ持つ作品。世界にのめりこみたい方にはおすすめです。
個人的には謎が多かったので、続きが出てからの一気読みのほうがよかったなと思いました。

5

どういうことなんだろうと思いながらも楽しく笑いながら読みました

作り込まれた世界観に圧倒されました。
……が、他の方も書いていらっしゃるように
私には難しく、よくわからないところもありました。
(私の理解力の問題です)
しかし、それを抜いても面白かったです。
作者様のご本はこちらが初めてでした。
表紙の綺麗なイラストで、全編重めでシリアスな
お話なのかなと思い読み始めましたが、
そんなことなかったです笑笑

受のΩの子のコロコロ変わる表情が面白く
顔芸ばりでした笑笑
また、受のオナニー後、それを見ていた
硬派な先輩が受のちんちんにバーバリーのハンカチを
被せてあげたシーンには笑ってしまいました。

個人的評価
ストーリー ★★☆☆☆
登場人物 ★★★★☆
エロ度 ★☆☆☆☆

ただ、番外編のお子様はαですが
こちらは違う作品の登場人物のお話だったのですね。

12

四逸を都々逸と読みたくなってしまう‼︎ BL界のF4なるか⁈昂まる期待‼︎

何やら端正なイケメンばかりが集う、両家の御子息ばかりが通うパブリックスクールの様な。
先程、TVでも特集されていましたが、あるんですねー。学生時代から、社会に出た時の地盤を作る、
コミュニケーション力とコネクションを身に着ける為、錚々たるOB諸氏や先輩方と昵懇になる制度。
そしてサロン。社会に出てからでは、遅いのだ。私が学生の頃なんて。ボーっとしてたなぁ。
あの頃から頑張っていれば…。と、ちょっぴり悔やまれる。
仕事をする上で何より大切なのは人脈なのだ。
私立帝城学園は、それをモットーに掲げている。全学生の憧れは、その頂点に君臨する「四逸」のメンバー。まるで「花男」の「F4」ばりに、個性的。
政治家になる将来の為に、進学前に別れを告げられるが、彼氏を追って同じ学園に入学するなんて。
まるでアメリカ映画「キューティ・ブロンド」。
会長の蓮宮が物凄くエッチが好きで、常にサングラスをかけている、なんてのは、某高校生BLを彷彿とさせるし。何やら色んなものを入り交じって想起させる設定と、クラシックなテイルスーツが制服という、その美麗さ。四逸を「シーツ」と読ませるエッチくささ。いや、私は都々逸(色恋を描いた俗謡)と読みたいけどね。

彼氏を追って入学した春太は、四逸の存在に驚かされたり、フラれたけれども愛する那智の為にと日々奮闘している。真っ直ぐで、ちょっぴりおっちょこちょい。頑張って入学したけど、勉強はあまり得意では無い。そんな真っ直ぐさに興味を持つ、「四逸」唯一の真面目人間、葵木。
自習の課題を見てやりながら、葵木は多分、春太に惹かれて行っている。
一方で、心無い言葉で春太を傷付けた元・恋人、那智も、実は春太を諦め切れない。
政治家である父の言い付けを守って、一旦は別れたものの、やはり真っ直ぐな春太を愛しく想っている。物語の主軸はこの3人。三角関係は形成されたばかり。春太の恋はどうなるの⁈
続きがとっても楽しみです。

飄々と自分の地位と権力を使って、ヤリ放題の会長、蓮宮も、優秀で美しい那智に真面目に惹かれているみたいだし。彼は彼で、名士と呼ばれるOBたちの集いを「水商売」などとシレッと揶揄していたりと、只者じゃあ無いのだ。サングラスをいつか外す、彼の素顔も楽しみ。

番外編には、四逸メンバー、アーチェリーの名手、椿さんに取り入って四逸になろうという野望のある、春太のルームメイト辻くんのショートストーリー。

そして、「奥様はα」のその後、子育て後日談。隆臣の母校が帝城学園というので、まだ幼い昌臣に幼児教育を授けようと、教育熱心な隆臣の母。子供が留守の間に、久しぶりのエッチに勤しむ隆臣と一昌。
表題作がエロ薄めなので、ここで濃厚にエロ補給といったところ。
出産に苦しんでいた一昌を気遣い、「今度は俺が…。」と、覚悟を決めた隆臣だったが、「俺が抱かれたい気分」と、優しく誘う一昌。そんな一昌に興奮して、一回や二回では治りそうに無い隆臣。
イチャあまです♡

0

私には難解でした…(泣)

オメガバースが得意ではないので迷ったのですが、レビュー評価の高さと試読で面白かったため購入。
エリート校、しかも内部に階級が存在するお話ですが、1巻の時点ではヒートや番と言ったオメガバース性はまだ絡んでこない…という感じ。
細かい設定のある独自の世界観が楽しいです!!!

ただ、私には非常に難解に感じられました…。
丁寧にあらすじをまとめてくださったレビュアー様方、すごすぎます。読解力わけてください…。
設定自体はしっかりと作られたもので、しかもきちんとした解説つきなので、じっくり読むと理解出来るのですが、まずキャラが「え、誰々?」と見分けられない。
みんなピシッと制服を着こなした生徒たちなので、特徴の少ない人物がわかりにくいのです。
主要なキャラたちは総じて魅力的なのですが、これもまたパッと見だけだと判別がつきにくい…(特に後ろ姿での会話シーンなど…)
わかるのはサングラスのエロ会長と、春太のルームメイト(髪型に特徴あり)くらい。
そして、とにかく登場人物が多い。パニーック!

更に、全容は明らかになっていないのですが、選ばれし最高のエリート集団『四逸』になるためには、セックスが重要…?なの?
次期候補生の「拓一生」や「エイド」たちが登場するのですが、なんかどう見てもエリート集団というより、ビッチな取り巻きたちって感じなんですよね。(これはエロ会長のエイドに限るのかな?)
今のところですが、このへんのエロバランスがよくわからず…。
寮内のあらゆる部屋から夜な夜な漏れ聞こえる喘ぎ声。
オメガバースだからなの!?
一体なんなの、この学校!?

あぁ…やはりオメガバースの認識に乏しい私には、理解が追いつかないのだろうか(泣)
初心者の方は、もしかしたら私のように戸惑われることがあるかも知れません。

この奇妙な学校の中で、Ωである主人公・春太の、常に自分をしっかりと持ち、誰に対しても臆さない…そんな真っ直ぐなキャラクターは好きです^ - ^
恋愛がこの先どんな風に転ぶのか想像がつかず、そこへの興味も非常にあります。
那治との恋が成就するのか?
四逸の一人、葵木先輩との関係は恋愛には発展しないのか?

自身の理解不足もあり1巻の評価は〔萌〕になりますが、この世界観は面白く、先も知りたいので、次巻も必ず読みます!
練り込まれた設定で読み応え抜群なので、全体の評価が高いのが頷ける作品でした。

13

オメガバースでビックリの面白さ!!!

重厚な雰囲気でシリアスなオメガバースかと思いきや…めちゃめちゃコミカルで面白い!!!
作り込まれた世界観で設定が細かいのですが、それが面白いんですよね。
うれしい~~~予想外の面白さにのめり込んで見てしまいました。

簡単にいえば、花男×オメガバース…のイメージでしょうか。

そして、「奥様はα」のカップルが「お子様はα」で登場…変わらずあまあまな二人に、
カワイイ子とお義母さんのやりとりは必見です!お義母さんのパワーは変わらず><
もちろん、二人のHシーンのエロさも変わらずですよ~。


セレブリティが揃うエリート校、人脈作りをモットーにする帝城学園。
OBは政財界はもちろん各界へと輩出されており、帝城で四逸(しいつ)になれば未来が約束される。
四逸…学問・運動・運動・道徳のトップに君臨する4名はそれぞれ逸材でもちろんα、
キャラも個性的なのが魅力です。
四逸になるには候補生となる択一生に選ばれ、そこからエイドに指名されるという流れがある。
学園にはα・β・Ωが在籍し、Ωの扱いは外界と同じく下層であることに変わりない…。

恋人の那治(α)から政治家の家系を継ぐため帝城への入学を契機に別れを告げられ、
諦めきれず後を追ってきた春太(Ω)。
春太の脳内は那治への恋心でいっぱい…いつも那治の事を考えている、かわいいちょっと天然な春太。

年に一度催される人脈作りに欠かせない「生誕祭」も間近、
そのダンスパートナー選びで学園内のカーストを知ることになる春太。
生誕祭の参加に必要な成績が、那治に夢中で成績不振となり、パートナーも3年としか組めない条件で
自分に声を掛けてくる者はいない。
下層のΩは相手にされずあぶれており、カラダ目当てで漁りにくる下衆αがいることを知る。

そもそも、帝城学園に入学する時点で人脈作りが目的であり、生誕祭でのパートナー選びから
勝ち組になるための戦略が張り巡らされている。
生誕祭に参加できないということは、この学園で必然的に孤立するということになる。

四逸のメンバーである葵木(学問)は他のメンバーとは違い真面目。ひょんなことから
成績不振の春太の勉強をみる事になり、少しづつ親交を深めていく。

そして、菊谷(芸術)、椿(運動)、蓮宮(道徳)個性豊かな四逸の面々ですが、
なかでも蓮宮は大物らしく、やんちゃで、好き放題えろ放題です。
しかも、大物政治家の子息である那治を狙っているようで、色々と策略を巡らしています。

那治が春太とよりを戻す事がないと聞いてしまった春太…脳内那智だらけだった春太が
やっと周囲をみて考えるようになる始まりかもしれません。
那治への想いは変わらないまま、尊敬する葵木に助けられ、学園で頑張る決意をする春太…
物怖じせず、純粋で真っ直ぐな春太が周囲へ与える影響もありがちですが、みていて面白い。

そして、本当は春太への想いは変わらない、那治が抱えるせつない想い。
α名家の子息である那治であるはΩと番にはなれない…この二人の今後が一番気になります><
あるあるなんですが、見せ方がやっぱり上手いですよね~~絶対みてしまうわ!

この作品の面白さは登場人物の多さと、バラエティに富んだ確立されたキャラ立ちでしょうか。
春太の友人Ω三富は、常識と思いやりあふれる純粋でいい子。
危うく下衆αの餌食になりかけてゾッとしました!

そして、ルームメイトの辻…上昇志向で身体を使って四逸になると言い切り、毎日部屋でHをする。
描き下ろしの辻編がなかなか見応えありで、四逸の椿に上手く取り入るかと思いきや…
どうなるんだろうか。いいところで終わりましたね…切られるんだろうか。
ガツガツしてるΩですが悲壮感はなく、でも辻にもなにかバックグラウンドがありそうで…
そこも気になるキャラで、結構好きです。

他にもOBや理事…盛沢山のキャラ沢山で楽しいです。煌びやかな世界にうごめく欲…
なによりも恋愛模様に夢中になってしまいます。

そして、全体を通して春太の脳内がコミカルで、色んな手を使って笑わせてくれます。
図書室でオナニーを葵木に目撃された春太…さすが葵木な対応と、その後の春太に爆笑でした!
こんなに細かくてややこしいのに、ずっとたるむ事無く面白いんです。

1つ難点が…那治と春太の顔が似ていて、ホクロで見分けている私…なんとかして~~><
後半に那治と抱き合った春太の泣きのシーン、ホクロが隠れていて困りました…。

それにしてもスゴイ作品!早く次巻が見たいですが、夏連載開始なようでまだまだ先になりそうです><

10

注:盛大にネタバレしております

すごいワクワクする!!

恋人の那治(α)に、自分にはやるべき事があるとの理由から別れを切り出され、泣く泣く別れた春太(Ω)。
それでも那治を支えたいと、那治と同じ全寮制男子校の帝城学園に入学する。
入学した帝城学園のトップには、学問・道徳・運動・芸術の4部門に各1人ずつ選ばれた「四逸」と呼ばれる4人が君臨していた。
運動・椿、芸術・菊谷、学問・葵木、道徳・蓮宮の4人からなる四逸。
人脈作りをモットーとする学園には四逸に取り入りたい生徒が大勢いるが、那治が興味を持っていないことを知り、自分にも関係がないと客観的な春太。
同じΩの三富と親睦を深めていく。
そんな中、1年と3年がパートナーとなりダンスを披露する、「誕生祭」という特別なイベントが開催される事を知る。
那治にかまけてばかりいて自分のことがおろそかになり、成績不振となった春太。
このままでは誕生祭に参加できないと、集中するため自習室を使ううちに、四逸の一人・葵木と親交を深めていく。
真面目で親切な葵木を信頼していく春太だが、葵木には何やら目的があるようで…。

学園オメガバースです。
花男のF4のような煌びやかな4人が学園のリーダーであり、その4人と春太がどのように絡んでいくのかワクワクがとまりません。
春太は友だち思いで可愛くて、とても魅力的です。
一途に那治を思っていますが、那治は寄りを戻す気がないと知ってしまい落ち込みます。
しかし、那治は今でも春太の事が好きで…。

今後、春太と那治と葵木がどうなっていくのか…。
また、遊び人の蓮宮は那治にちょっかいを出しているし、春太の友だちの三富もとてもいい子で気になります。
気になるといえば、一度もグラサンを外さなかった蓮宮の素顔も気になるー!
春太と同室の辻も一癖あり、椿との関係から目が離せません。

『奥様はα』の隆臣と一昌の番外編も収録されており、そちらも楽しめました。
子どもの昌臣を帝城学園に入れるための幼児教室に通わせるか否かのお話なのですが、今後この昌臣が帝城学園に登場するのでしょうか?
それとも、もう居るの?


また一つ、楽しみなシリーズものが増えました。
先が気になって仕方ありませんが、次巻の発売を楽しみに待ちたいと思います。

19

早く続編が読みたいです!!

すっごく面白かったです!!恋人だった那治を追いかけてきた春太が、徐々に自分が出来ることに努力していく様が良かったです。
今後葵木先輩とどうなっていくのか気になります。那治もどうなってしまうのか!?続編が待ち遠しい…!
ルームメイトの辻もどうなってしまうのかw

奥様はαの続編も入ってまして、読めて嬉しかったです!相変わらずラブラブでした〜v

17

この作品が収納されている本棚

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