電子限定かきおろし付
しずくは俺が守るんだ、αなんていらない
新刊が出るたびに、1巻から読み返し、そのたびに感動を深めている大好きなシリーズです。
オメガバースものですが、厳しく難しい背景や現状が描かれていて、読んでいて何度も胸がつまる思いがします。
運命の番、ヒート、出会いから恋愛、というオメガバースものにありがちな展開でありながら、どんな作品のその流れとは違う、ドラマチックさ、切なさ、熱さがありました。
本人だけでなく、いろんな家族の形、愛情、友情、恋愛感情を細やかに描いています。
おとぎ話のハッピーエンドでは「それからふたりはいつまでも幸せに暮らしました。めでたし、までたし」となりますが、今作の葉月と雫斗は、その先の幸せな暮らし、いろんなあれこれを楽しみにできる素敵な終わり方でした。
続編も素敵だし、スピンオフも素敵だし、ドラマCDも素敵です。
どの作品のどこから入っても味わい深く楽しめる素晴らしい作品です。
受けがあまりにも好みど真ん中で、最初から最後まで最高でした。数あるオメガバース作品の中でも、間違いなく一番好きな作品です。本編はもちろん、スピンオフも大好きで、気づけば何万回も読み返してしまいます。
トラウマを抱えた受けを、攻めがひたすら大切に、溺愛していく展開が本当に最高すぎて、読んでいてつらたん…という気持ちになります。さらに子供たちもとにかく可愛くて、子供たち中心のお話も気になりすぎて妄想が止まりません。
オメガバース作品の中で、今一番おすすめしたい名作です。
ホテルの経営者の御曹司の高校生α×高校の用務員の子持ちΩ。都市伝説くらいに男性Ωが少ない世界観で、男性Ωへの差別意識が強いです。
受けはヒートによるレイプで妊娠しています。アフターピルをもらいに産科に行ったけど勇気がなくて入れず、妊娠が発覚して中絶せず産む決心をしたようです。受けの母親は子育てに協力的で理解のある母親です。
婚活パーティーでホテルマンのバイトをしていた攻めと出会い、攻めのほうは出会った瞬間に受けのことを運命の番と確信します。その後、攻めの通う学校で受けも用務員として働いていたため、再会します。
受けのほうは攻めに対し運命の番という認識はないですが、攻めに出会ってからフェロモンが不安定になり、学校でヒートを起こします。
生徒に襲われそうになったところを攻めに助けられ、攻めは自分の腕を噛んで受けを襲うことを我慢していたことから、受けは攻めに好感を持ちます。
攻めの幼馴染のΩの女子が「男の貴方は世間的に見てもふさわしくない」というようなことを受けに言い、真に受けて一旦は攻めを拒絶しますが、御子が頑張って二人を繋ぎ止めました。
1巻でハピエンまで纏まっていて話もシンプルでわかりやすかったですが、ただでさえ男性Ωに対する差別意識が強く生き辛い状況で、高校生がレイプでできた子どもを産んで一人で育てようとする心情には共感できませんでした。
また、いくら親が経営しているホテルでも、高校生の攻めが勤務中に空いている部屋に好きな子を連れ込んでセッするところも、前半の理性的なαからイメージダウンでした。
高校時代にα先輩によるレイプで妊娠、出産を経験した娘を愛する雫斗。αに対するトラウマは根深く、番は作らないと決めています。しかし、参加させられた婚活パーティーで雫斗を「運命の番」だと言うαが現れる。その場は逃げ帰ったものの、後日新しい勤め先で学校制服姿の件のα・葉月と出くわして!?。
作中何度かフラッシュバックで学生時代のレイプシーンが挟まれるので苦手な方は注意が必要です。
雫斗のトラウマはかなり衝撃的なのですが、それ以上にしずくと葉月の雫斗に対する思いやりや、特に葉月に関しては年下ながらも雫斗を絶対に傷つけないという気持ちと覚悟が伝わって来ました。
ハートフルでありながら、えちシーンはとてもえちえちでオメガバースということもありナカの描写もバッチリされています。電子白塗りですが満足度高い作品でした。
私が初めてお買い上げをしたBL本です!!
このお話のオメガバースの設定では、Ωは肩身が狭くて、それでも男手1つで子育てをしている姿に胸打たれるものがあります。また、葉月くん(攻め)の圧倒的なスパダリ感、肝が据わってて歳下(攻め)だけど大事な場面で形成逆転するのがたまらないです。
あと!ハッピーエンドなので!最後は名前のようにはなってないので悪しからず!^_^
私はこの一冊で見事にBLの沼にどっぷりと浸かりました^_^
