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皇帝竜を飼いならせII 暴君竜を飼いならせ 8

kouteiryu wo kainarse

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表題作皇帝竜を飼いならせII 暴君竜を飼いならせ 8

竜嵜可畏、T・レックスの遺伝子を持つ竜人で大学生
沢木潤、私立竜泉学院大学一年で可畏の恋人、18

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

可畏を脅かすのは、竜人組織トップの皇帝!? 可畏と潤の絆が試される史上最大の試練──! 二か月連続刊行シリーズ第8弾!!

潤を拉致した竜人組織トップのツァーリの目的──
それは潤を妃にして自分の子供を産ませること! !
潤を奪われ憤怒に燃える可畏は、
母を恋しがる双子を世話しつつ奪還計画を練る。
一方、連れ去られた潤は、毒を用いて洗脳する
ツァーリを自分の夫だと記憶操作され、
双子がいない喪失感に苦しみ…!?
ロシアの巨大氷窟で暴君竜と皇帝竜が対峙する──
子の親となった竜王・可畏の史上最大の試練! !

作品情報

作品名
皇帝竜を飼いならせII 暴君竜を飼いならせ 8
著者
犬飼のの 
イラスト
笠井あゆみ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
暴君竜を飼いならせ
発売日
ISBN
9784199009693
4.5

(117)

(86)

萌々

(15)

(10)

中立

(2)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
11
得点
522
評価数
117
平均
4.5 / 5
神率
73.5%

レビュー投稿数11

とにかく可畏が頑張った!8巻

7〜8巻は上下巻といった内容なので、7巻の続きになります。こちらは表紙がハピエン保証みたいになってますねw

7巻でツァーリに潤が攫われてしまいました。
8巻では、可畏が双子の面倒を見ながら潤を探し出そうと奮闘します。可畏がメインで、いつもより潤の登場が少ない巻となっています。

可畏は最強の暴君竜ではありますが、潤がいなければ生きてはいけないような、心の弱さも持っています。
でも今回は双子たちが、潤のいない寂しさをこらえて気丈に振る舞い、健気に父を励まし支えます。それで可畏はなんとか踏ん張って、あの手この手で潤を探します。そんな3人の家族愛や、可畏の成長にキューンとなり、何度もホロリとさせられました。

一方潤も時々登場します。7巻ラストでツァーリの毒により暗示をかけられて、ツァーリを恋人と思い込まされています。ツァーリとの濡れ場も出てきます(最後まではいかず)。辛くて読めないかと思ってたら、想像以上にツァーリが素敵でドキドキしました。

今回は4巻以来、久々の恐竜バトルシーンが!しかも3回も出てきます。バトル大好きなので嬉しい!色々な恐竜が登場して、どれも白熱した戦いでした。やはり恐竜バトルかっこいいです、痺れます!
またバトル中、双子のひとり慈雨が異能を発揮して、ピンチの可畏をサポートするシーンがあり、頼もしいやらカッコいいやらでグッときました!

後半ロシアに渡り、可畏は血眼になって潤を探します。ここでは可畏の潤や双子への想いがたくさん描かれて切なさMAX!何度もウルウルしてしまいました。

そしてついにツァーリとの戦い。
王者としての格で負けても、潤の夫としては負けない!の決意が痺れました!
潤は無事取り戻せましたが、ツァーリは諦めておらず。9巻に続くようですね。

ラストは四人が水入らずで島で過ごします。
二人とも苦労していたので、ベッドで談笑してるだけでほっこりします。最後の濡れ場はとうとう!という感じで大変激しくて良きでした♡

8巻はとにかく可畏が頑張り抜きました!可畏視点が好きなのですごく良かったです!可畏お疲れ様〜!って言いたくなる巻でした。

一応キリ良く終わってますが、最後は含みを持たせた終わり方でした。9巻はどうなるのか!?楽しみです♪

0

・・

感想
潤は、千年以上生きている皇帝竜も飼いならしてしまった。

最初は、自分の卵を産むだけを望んでいた筈が、卵ではなく、一緒に潤と永く暮らしたいと望むようになり、潤に恋する虜になってしまう。
暴君竜が潤を迎えにきて、どうなるのかな?と心配したけれど、
皇帝竜は潤が望む通り暴君流と一緒に異次元から返してあげる。
でも安心できない、ひとまず返すだけで、まだ潤を諦めてはいないみたい。

1-5迄で、潤と暴君竜が番になるまで。
6巻で、子竜が生まれて、潤の母に子竜を見せに行く。
7-8巻が、皇帝竜の潤拉致事件

これで終りじゃなくて、まだ暫く続くと嬉しい。
面白かった。

0

可畏 精神的にキツイよ〜

潤が連れ去られて手掛かりもなく日にちだけが過ぎていく。
ジーウはニコニコ!マーマもニコニコらね!
コーも、コーもニコニコしゅるよ!
コーたん!パーパニコしたよ!
ん、ニコらねー。ジーくんもパーパも、おげんきらね
と子ども達に支えられて何とか耐えてる可畏。
父だし、強くあろう、泣いてはダメだと奮い立たせてるのがギリギリの状態。

つい、拷問も残虐になってしまう。
こんなところ潤には見せらんない。
今回、残虐なシーンがシリーズ1多かったかも。
にごたん重傷負っちゃったし。
(地味にユキナリが苗字だったのが驚きだった)

一方潤は、ツァーリに自分は[ガイ]で潤のパートナーだと洗脳されても違和感を感じまくる。途中で完全に洗脳解けたけど、生き残って可畏と子どもたちに会う事を目標に、洗脳された状態を演じ続ける潤。
貞操は守りながらも、身体は重ねてたんだなー。
潤は、感受性豊かで、共感性高いからすぐ絆されちゃう。愛情はないけど、憎めないって思ってるもんな。

で、双子ちゃんの能力スゴイ!
湖の氷が割れてこのままじゃ水中に、落ちてしまう大ピンチ!って時に慈雨くんの氷を瞬時に凍らせる能力でパーパのピンチ救っちゃうし
倖くんは、慈雨くんだけじゃなく
チーム可畏を空中に避難させちゃうし。
わるいちと!ないなーい!で、瞬時に氷を溶かしてルチアーノとファウスト兄弟を湖の中に消え去る所行を行っちゃうし。
暴君竜の、可畏が呆気にとられてしまってる。
潤と過ごすうちに人間的な道徳観念が育ってんだな。
みんな成長してるなー。

ツァーリの虚しく切ない気持ちもわかるなー。
1000年以上1人で生きてきてると
神のような視点になってくるんかな。
潤の事は諦めてなさそうだし、ラストあれは絶対
ツァーリの子ども身篭ってると思うから
自作でも絡んでくるはず。
コーくんは予知能力があるのか、はたまた潤みたいにテレパシー的な事が出来るのか。

奪還された潤と可畏のSEXシーン!
激しくてすんごくよかった。
子ども達がハート型になって手を繋ぎながら寝てる隙に、バスルームで立ったまま激しく。
後はツァーリに許してない、可畏だけって伝えた瞬間
堪らなくなって姫抱っこでバスルームに連れ込む可畏。
感情昂り過ぎて、涙も流しちゃう可畏。
こんないろんな可畏を見られるなんて、1巻から読んでる読者は感無量。

今後も難関が待ち構えてるだろけど
見届けたいし、まだまだ続いてほしいシリーズです。

0

伏線にハラハラしつつ、次巻が待ち遠しい!

電子でセット購入。
これは一気に読めて良かったです(涙)
紙でドキドキしつつ次巻を待つのも、
また楽しそうではありますが!

さて、お話は、
ここ暫く子育てラブラブが続いていましたが、
今回はいろんな意味で犬飼さんの本領発揮な感じが!

ストーリーの盛り上げ方が上手すぎて、
紙だと身悶えて次巻が待ち遠しかっただろうなと!

青春学園生活あり、ほのぼの子育てあり、
頑張ってる初仕事あり、
そして怒涛の大事件からの切ない別離。
血生臭い迫力の大格闘からの、甘々トロトロvvv

とにかく一気に読めてしまいます!

そしてぐるぐるしてしまいそうな伏線バリバリなラストに、
こ、この続きは⁉︎……と、ここでも、
もう次巻が待ち遠しくて仕方ない!

ああ、すっかり犬飼ワールドに引き込まれてしまってます!

この持って行きようは「神」評価しかないでしょう!
正座して次巻を待つ!

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攻め視点が嬉しい

長く続いている作品では定番の記憶喪失モノの亜種って感じでした。

前巻から一転してサクサク読み進められました。苦手としている潤視点が少なめで、可畏視点が多く、ツァーリ視点もあったことと、好きな恐竜化&戦闘がしっかり書かれていたからかと!

ガイ(ツァーリ)が潤と出会って2週間後のガイ目線が、まるで可畏のようで、少々愛しい。潤以外見えなくなって全てが二の次になる男たち…潤、恐るべし。とはいっても、正々堂々と勝ち取らず、本人の本意ではなく誘拐したらもう負けですよ。

ツァーリの退場があまりにもあっさりしていたので、なんだったんだと思いましたが、これは終盤の匂わせ的に…出来てるんですよね。そして再登場するんですよね。なる程なかなか難しい展開

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