謎めいた鳥獣商×希少種オメガうさぎの、ケモ耳オメガバース!

小説

  • うさ耳オメガは旦那様に尽くしたい

うさ耳オメガは旦那様に尽くしたい

usamimi omega wa dannasama ni tsukushitai

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表題作うさ耳オメガは旦那様に尽くしたい

蘭志連
35歳,禁龍門で鳥獣商を営む怪しげなα
桜卯壬
23歳,白兎の獣人で隠れオメガ

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

隠れオメガの獣人の卯壬は、路頭に迷っていたところをセレブ相手の鳥獣商の蘭に拾われ、住み込みで働くことに。あるとき卯壬は発情抑制剤を切らしてヒートになるが、蘭は「やはりΩだったか」と優しく抱いてくれて?

作品情報

作品名
うさ耳オメガは旦那様に尽くしたい
著者
小中大豆 
イラスト
鈴倉温 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
ISBN
9784041088111
3.3

(30)

(4)

萌々

(10)

(9)

中立

(6)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
6
得点
93
評価数
30
平均
3.3 / 5
神率
13.3%

レビュー投稿数6

個人的には、深く感動しました

架空の街で東洋の魔窟と呼ばれる無法地帯「禁龍門」を舞台とした、獣人+オメガバースになります。

フランクさんもおっしゃってますが、表紙やタイトルから甘くて可愛いお話を想像すると、結構キツくてしんどい内容でダメージを受けると思うんですよね。
そもそも小中先生ですが、わりとダークな部分がある作家さんだと思うんですけど。
ラブコメでさえ、ちょくちょく痛い設定をブッ込んでくる。
今回、そんなダークな部分が前面に出ちゃってる感じでしょうか。
人身売買に繁殖用として飼われる獣人に、理不尽な暴力に差別。
また、そんな中で生きる登場人物達は、ズルかったり利己的だったり搾取されるままの弱い人間だったり。

ただ、そんな風に全てを諦めているような攻めや、生きる事に汲汲としている受けが、出会えた事により愛を知るんですよね。
自分より大切ものが出来るんですよね。
よく、愛は与えるものとか言いますが、逆なんですよ。
愛され大切にされる事で初めて、自分も他人を愛する事が出来るんじゃないかなぁと。
ズルくて意外と子供っぽくてしょうもない攻めなんですけど、そんな彼の変化に胸が熱くなっちゃって。
そう、世の中捨てたもんじゃない。
人生って、素敵なものなんですよ。
愛する人と共に生きて行くなら。
こう、深く感動しちゃって。

でも、痛かったりダークな内容が苦手な方はご注意下さい。

ザックリした内容としましては、白ウサギの獣人である主人公・卯壬が、禁龍門で鳥獣商を営む男・蘭に拾われ、彼の店で従業員として働く事になる。
で、まともな生活を与えてくれる優しい蘭に惹かれてゆくものの、彼の隠していた魂胆を知ってしまいー・・・と言ったものになります。

こちら、繰り返しになりますが、かなりダークな世界観なんですよね。
そもそも人間=猿の獣人で、彼等は数が少ない自分達以外の獣人を差別して迫害しています。
で、白ウサギの獣人である卯壬は、安い給料でこき使われてオマケにささいな事で暴力まで振るわれている。
そんな彼を救いだしたのが、禁龍門で生きる男・蘭。

これ、最初はですね、すごく蘭がいい男に見えるのです。
給料どころかろくに食事も与えられずに、生きてゆくだけに汲汲としていた卯壬。
そんな彼にちゃんとした食事や寝床、そして正当な給料を与え、前の雇い主から未払いの給料まで回収してくれる。
個人的に、不憫な受けが報われると言うのにめちゃくちゃ滾りますが、序盤はまさにそれ。
初めて回らないお寿司なんかを食べに連れて行ってもらい、興奮で耳をプルプルふるわせながら一口ずつ大事に食べてる卯壬が、可愛いのなんのって。
こう、卯壬が大事にとっておいたイクラを、蘭がイタズラで「食べないならもらうよ」とかやってりするのまで、なんか微笑ましくて嬉しくなっちゃうと言うか。

と、ここまでの二人は甘くて可愛い印象。
が、ここから急転直下。
蘭が卯壬を従業員として雇い大切に扱ったのは、ある魂胆からだと分かり・・・と続きます。

これな~。
てっきり誤解がなんかがあるのだと思っていたら、本当に蘭はそうするつもりで卯壬を拾ってきたんでしたよ。
なんと言うか、読者としてもショックだし、普通に酷い。
ただ、ここで蘭の過去が分かるのですが、これがかなり悲惨なものなんですよ。
こういう経験をしてくると、誰も信じられない。
人を利用する事が当たり前になっちゃうのかなぁと悲しい気持ちになる。
また、卯壬は卯壬で、蘭に惹かれながらも、心から信用はしていないんですよね。
心のどこかで冷静に、裏切られる事を疑っている。
このへんの心情が深く掘り下げられているため、なんともやりきれなく切ない心地にさせられるんですけど。

ただこれ、個人的にすごく萌えたのが、ここからの卯壬のすっごい行動力だったりします。
いやもう、逃げたっていいのに、その道は選ばない。
てか、かなり予想外な行動に出ちゃう。
こういう、弱そうに見えて、実は案外強いキャラと言うのが、個人的にツボなんですよ。

またこれ、終始卯壬の視点で進む為、蘭の内心と言うのは明確には分からないのです。
分からないのですが、これまで孤独で辛い人生を歩んできた蘭。
彼が卯壬とのあたたかく優しい毎日で、生きる事が「案外楽しい」と思うようになる事に、なんだかグッときちゃうんですよ。
ズルいし弱い部分もあるし、かなりしょうもない男なんですけどね。
でも、ちゃんと守りたいものが出来た。
卯壬が蘭に恨みを持つ人物に拐われと、緊迫の展開があるんですけど、ここでの蘭の言動に深く感動しちゃって。

まぁそんな感じで、設定としても結構ダークだし、人間の汚さや弱さと言うのがわりと容赦なく書かれてる作品なのです。
でも、その上で、愛する事の素晴らしさと言うのも教えてくれる。
個人的にはとても好きな作品でした。

それにしても、何でこの内容で、この可愛いタイトルと表紙にしちゃったかなぁ?
表紙やタイトルと言うのは、パッと見で内容を的確に表してくれないと。
そこの所を編集さんに大いに反省していただきたいですね。

8

設定てんこ盛りのケモ耳オメガバース

多様な人種と性が存在する中、
世界を統べるのは猿人系の人種〝人間〟

人間・蘭(α)×因幡の白兎・卯壬(Ω)
舞台は、横浜中華街の成れの果て【禁龍門】です。

卯壬が助けて欲しい時に、偶然出会ったのが蘭という男です。
卯壬のような獣人を雇ってくれるところは少ない中、
蘭は卯壬に仕事を紹介してくれるといい、
連れて行かれたのは泣く子も黙る、横浜【禁龍門】。

蘭は《阿楽々木堂》という店を営んでおり、
鳥獣商という闇の仕事をしています。
そこで、卯壬は家事と店番を請け負うことに。
果たして、蘭はただのいい人なのか?

少しずつ仲良くなっていく二人にホッコリするのも束の間、
〈武剣〉という先代店主を殺した男が町に帰ってきたというのです。
そして、剣が接触してきたのは他でもない卯壬で……!


途中まで、あまりオメガバースを意識しない展開でしたが、
ここからいよいよバース性が関係してきます。
なんと、卯壬の〝運命の番〟は剣なんです!!

剣の前で周期と関係なく発情してしまう卯壬ですが、
剣はΩを抱くことに抵抗があるため解放されます。
その卯壬を助けにきたのが蘭で、
発情を抑えるため、卯壬は蘭に抱かれてしまうのです。


実は、阿楽々木堂の先代が行っていたのは、
αとΩの獣人を使ったブリーディングでした……
この先代、本当に胸糞悪いオッサンです(怒)
そこで飼育されていたのが剣で、
剣が逃走後に買われたのが蘭でした。

蘭は商品のΩの発情を抑えるための道具として使われていた為、
卯壬のことも当たり前のように抱きます。
それでも蘭の事が好きな卯壬が切ない……
しかしながら、蘭だって卯壬を特別に思っているのは、
手に取るようにわかります。


その後は、剣との絡みで擦ったもんだの末に、
蘭も卯壬と生きていく決心をするのですが、
本作では〝運命の番〟はそこまで重要視されていません^^;


蘭とも色々あって途中はムカつきながら読んだりしましたが、
最後はハッピーエンドで本当に良かったです。
かなり甘い雰囲気になった二人が嬉しかった^^

重要な脇役として〝武先生〟というマフィアの親分が出てくるのですが、この人が悪者だったらどうしよう!と、
そればかり気になってしまいましたが、
先生は最後までとてもいい人だったのでホッとしました。


かなりトラブル続きのお話で、
登場人物たちの過去が重い重い……
それにオメガバースまで盛られてるんだから、
かなりの情報量になります。

ただ、最後までワクワクしながら読めたのは、
視点は常に卯壬なので、
他のキャラ達の本心が読めなかったからだと思います。
どの人がいい人?悪い人?と悶々としながら読むのも、
本作の楽しみ方のひとつかもしれません!

そして、私は猿人系のβだということが判明しました(笑)




6

鳥獣商の商品とは・・・

今回は禁龍門の鳥獣商と白兎の獣人のお話です。

隠れオメガな受様が攻様の裏の顔に巻き込れながらも幸せを掴むまで。

この世界は猿を祖とする猿人系の獣人達に統べられています。圧倒的
な数の多さから自らを「人間」と称し、その他の獣人達と明確な線引
きで他種族を支配していました。

近代になって獣人の奴隷制は廃止されますが、今も獣人に対する差別
は根強く、日本憲法で平等をうたいながらも平等とはほど遠いのが
現実です。

また人間を含む獣人には雌雄の他にバース性と言う第二の性が存在し、
遺伝子操作をしない限り、人間も獣人も雄のみがアルファ、ベータ、
オメガの姓を持っています。

アルファは古より男らしさの象徴であり、あらゆる性と生殖できる事
が特徴で、ヒエラルキーのトップに君臨します。そんなアルファが
唯一逆らえないのが発情期のオメガなのです。

オメガもまた発情期には本人の意思に関わらず激しい性欲求を覚え、
性行為でしか症状を和らげなられない事から色情症とも言われて
忌避されてきました。

近年ではそれは生理現象だという認識が広まり、抑制剤開発でオメガ
も他の性と変わらない生活を送れるようになりますが、オメガは自分
のバース性を隠す者が多いのです。

受様は白兎な獣人の上にオメガです。受様は施設育ちの孤児で高校も
中退した事から、働ける場所も少なくベータを装って生きていても尚
小型獣人として差別されて続けていました。

今も渋谷センター街の飲食店で衣食住付で働いていますが、24時間制
の店でシフトの穴埋めについでも呼び出されて賄も休憩1日1度、どれ
だけ働いても給料は同じと言う劣悪な環境にいました。

その上2ケ月分も給料が滞り、店長に訴えると「人間のお情けで生か
されているケモ耳が調子に乗るな」とクビを言い渡された上に、乱暴
に耳を掴まれて裏道に放り出され暴行を受てしまうのです。

誰もが遠巻きにする中で、受様を助けてくれたのは高そうな黒スーツ
に中折れ帽という気障なスタイルで冷たい迫力の笑みを浮かべる美貌
の男でした。この男こそ今回の攻様になります♪

攻様は店のケツ持ちヤクザが自分達の客だと言い、東洋の魔窟と呼ば
れる横浜の禁龍門に店を構える鳥獣商でした。その上攻様は受様を
店の雑用として雇ってくれると言うのです。

攻様の背後ではヤクザの幹部が苦笑していましたが、受様は半端な獣
人を雇ってくれてちゃんとお金をくれるなら何でも構わないと思いま
す。

受様は攻様の店の住込み丁稚となりますが、攻様の店はかなり特殊で!?

裏組織の住人が暗躍する禁龍門を舞台に獣人オメガバースです♪

小中さんはいろいろなオメガバースを書かれていますが、どのお話も
オメガバースの肝的な基本設定に加えられる小中風アレンジが面白く
今回もどんな変わり種なのかな!? とワクワクして手に取りました。

受様を暴行から助けてくれた上に、自分の店で雇ってやるといっても
らえた受様は、当初もし奴隷みたいな生活でも、攻様が甘い言葉で
受様を騙そうとしていて臓器を売られるとか、身売りさせられたり、
とかするのかと覚悟はしていたのです。

しかしながら攻様の店は一見さんお断り、客の求めに応じて生体を仕
入れての商売らしく、店番の受様にはほとんどする仕事がありません。

攻様をいい人認定して健気に尽くし始める受様ですが、前店主を殺し
たて海外逃亡していた狼獣人が禁龍門に舞い戻ったことから攻様の周
りが騒がしくなっていきます。

その狼人は受様に接触を図ります。彼は前店主は違法な獣人売買を
商売にしていて彼はオメガを孕ませる種付け役のアルファとして飼わ
れていたと言い、攻様も受様を商品として売るつもりだと言うのです。

信じられない受様でしたが、狼獣人との接触で発情してしまった事で
攻様が受様をオメガだと知っていた事、好事家に売るつもりな事を
知ることになります。

しかも狼人は受様の「運命の番」で、受様の強制発情をおさめる為
受様は攻様に抱かれてしまうのですよ。予想や期待を見事に裏切る
怒涛のアップダウンで、終幕までハラハラ&ドキドキし通しでとても
楽しく読ませて頂きました♪

攻様に雇われた時の受様は攻様の真意を疑うのですが、攻様と共に
過ごすうちに警戒心が薄くなっていきます。前店主殺しの狼人の
出現で裏切られたとは思いつつも、攻様を好きな気持ちがなくなら
ないのですよ。

攻様に甘いと言われながらも"もしかしたら"を捨てられない受様を
弱いと言うか、強いと言うかは結果次第なのでしょうが、信じない
と言いながらも情を捨てない受様の強さと優しさが、攻様の心を
動かしたことは間違いありません。

受様の生い立ちや境遇などから不憫系受が幸せになるほのぼの系
か思いきや、攻様の過去や境遇もかなりダークで悲惨でびっくり
でしたし、『運命の番』を「身体の相性が最高にいい」だけと
する番設定も思い切りのよい特効薬で面白かったです。

今回は小中さんの既刊『秘密のオメガとアルファの貴公子』をお薦
めとします。こちらは現代日本を舞台にしたオメガバースです。

3

ことごとく予想が外れてしまいまして

読み始めてすぐには『狼くんは社長の甘いごちそう。』と同じ世界観なのかな?と思ったんです。人間と半獣が一緒に暮している世界なので。
でも、オメガバースなんですよね。

で、主人公の卯壬は白兎の半獣(ロップイヤーで黒い瞳)なんですけど、養護施設育ちで高校中退、おまけにオメガの為、抑制剤を入手せねばならずとんでもなくブラックな職場でも耐えて働き続けないといけない身の上。働き先の店長に足蹴にされている処を蘭に助けられ彼の店で働く事になるもんですから、シンデレラ話なのかな?と思ったんです。でも『鳥獣商』と言っている蘭の仕事がなんか変で、どうも違うみたいなんです。

そうこうしているうちに、蘭が卯壬を助けた思惑を告げに来る『悪役』が現れたり、そいつと卯壬が『運命の番』である事が判明したり、蘭の店の先代が悪どい商売をやっていた事が因果になっていたり、蘭もその犠牲者であったりと、バンバンお話が展開しまして。
私の「多分こんな感じで進むであろう」という見立てがことごとく外れた所為なのか、ちょっとばかり取り残された感を抱いてしまいました。

もうひとつ。
『無気力で生きざるを得ない状況に置かれているけれどとりあえず最低限の仕事をする』という蘭が掴みどころがなくてねぇ。
お金は持っているんだから、嫌な思い出ばかりのそんな仕事は辞めたらいいんじゃないかと思うのですよ。そこまで縛られる理由がどうも良く解らずに、消化不良です。

でも非常に面白かった処もありまして。
『運命の番』を「単なる身体の相性」と言い切ったのは痛快でした。
また、運命に翻弄される卯壬がいざっていう時に開き直り、誠にしぶとい行いをするのも気分が良かったんです。
『人の行為に期待しない』で『流されて生きない』というのは、薄幸で可愛らしい見た目の卯壬からは想像出来なくて、こちらの『見立ての誤り』は面白く刺激的な間違い。この2つの部分はとても好きです。

2

垂れ耳うさ公

先生買い。ルビーさんらしいモフモフ溺愛かと思いきや、さすが小中先生!受けのウサちゃんの潔さが好きだったので萌にしました。垂れ耳も可愛いしね・・・「横浜中華街もどきな街」が舞台の可愛いだけじゃないお話、本編220P弱+あとがき。

渋谷の24時間営業居酒屋でこき使われている卯壬(うみ)。両親なくケモ耳な卯壬が住み込みで働ける場所は限られていて、お給料もろくに支払われず賄いも日に1度という超絶ブラック環境でも頑張っています。ただ獣人差別があって、いよいよ店長から全うな理由もなく追い出されそうになったところ、黒づくめの男が助けてくれ、うちで働いてくれないかと誘われ・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
武先生(全国各地に店、不動産をもつ華僑、80過ぎのお爺ちゃん)、武剣(攻めに因縁ありそうな男)、トモエ(武先生のところの用心棒みたいなの)ぐらいでしょうか。

++良かったところ

びくびく怖がりですぐ泣いちゃうし、考え無しにぴょいっと動いてしまうウサ公ですが、頑固者で働き者で良い子でした。ただ健気なだけじゃなくて、最後はちゃんと考え後悔しないように自分で選んで進んでいたのが良かったです。途中から言いたいこと言えるようになったのも、嬉しかったなあ。

攻めさんもいい奴なんだか悪い奴なんだかよくわかんねーなあと思っていましたが、どうやら人生投げてたみたいで、最後は受けさんに一生懸命惚れられて、こんなことあるんだ、人生捨てたもんじゃねーと思いなおしてました。読んでるこっちも救われる心地です。

最後に挿絵について。
すずくら先生はもともと好き&耳の中でも垂れ耳が最も好き→破壊力maxな挿絵でした・・1枚正面スーツ姿で、きょとんとした耳垂れ顔があるのですが、それが最高。たまらん垂れ耳でした。

頑固な垂れ耳うさ公が気になった方は是非。

2

この作品が収納されている本棚

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