初対面の男に突然「愛してるよ」と言われた――なぜ? 旅先で出会った謎の青年×不思議な声を持つ青年の、必ず2度読みたくなる、極上のミステリアス・ラブ。

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表題作See you later,Mermaid

君嶋一士
旅をしている青年
日垣辰実
不思議な力を持つ青年

その他の収録作品

  • あとがき
  • カバー下:イラスト

あらすじ

人を操ることができる声を持つ辰実は、旅先のある海辺で一人の青年・一士と出会う。
同じ宿に泊まっていた彼と酒を飲みかわし親しくなるが、翌日、一士から突然「愛してるよ」と言われ…?
謎多きふたりの過去と記憶が徐々に解き明かされていく、極上のミステリアス・ラブ。

作品情報

作品名
See you later,Mermaid
著者
早寝電灯 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
アイズコミックス.Bloom
発売日
ISBN
9784834264661
4.4

(254)

(161)

萌々

(59)

(25)

中立

(7)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
33
得点
1123
評価数
254
平均
4.4 / 5
神率
63.4%

レビュー投稿数33

しあわせな謎解き❤︎

FFさんのおすすめで読み出したんですけど、
先生の作品で一番だという人が多いみたいですね。

そして期待に十分応えてくれる面白さ。
相変わらず映画のカメラワークのような、
風景があって、会話と一緒に切り替わる素敵に見事なコマの展開はもちろんなんですけど

設定の妙から、当たり前のように予想してた展開がひっくり返される、
魅力的なストーリーに、まぁすっかりやられました。
モノローグと一緒に、表情だけで読ませる描き方もほんと好き。

あと、シチュエーションも素敵だったなぁ
子どもの頃の2人が出会った海。
お互いに親友の立ち位置からはみ出しちゃいけないと気持ちを抑えているんだけど、
いつまでも自分を忘れさせないように手渡すプレーヤー
キラキラして、忘れられない
何度も読み返したくなるような場面がいくつもあって、ラストの読み終わったあとの余韻まで、気持ちを鷲掴みされたまま、一気に持って行かれました。

ストーリーの面白さを味わいたい人には
とってもおすすめです♪

0

久々に読み返したら、沁みました

どこか哀愁漂う、独特の雰囲気を持つ早寝電灯先生の作品。

ちょっと久々に読み返してみたのですが、何度読んでも心に沁みます。
早寝先生の作品の中で一番好きなのは『罫線上のカンタータ』ですが、こちらの作品も同じぐらい好き。。

皆さんがおっしゃるように、ぜひネタバレなしで読んで頂きたい作品。

第一話を読んだ時は、頭の中が「??」という感じになるのですが。

初めて読み終わった時には「なるほどなあ〜」と、早寝先生のストーリー運びのうまさにうーんと唸ってしまいました。
読後必ず1話目に戻って読み返したくなる作品だと思います。

0

言葉の重み!!

言葉に傷ついてきた2人が積み上げた関係、思いを伝えるのが恐くて離れて…
でも!!好きな気持ちを拭えない!!
忘れさせたい忘れられたくないって矛盾も気持ちの大きさも!!
タイトルのかけ方も!!良かった!

言葉の暴力性、言葉なしで伝わる想いと伝わりきらないこと、
言葉に力を持たせてしまう特殊能力のスパイス効いてました!!

なんてったって照れ顔が可愛い!
冷静になるとヤバい気がする執着エピも可愛くて
心にしみわたるお話でした!!!

0

不思議で切なくて優しい、海辺の2人の物語

『52ヘルツの共振』が素晴らしかったので、評価の高いこちらを作者買いしました。

前知識なしで読んだ方が面白い作品と思うので、ネタバレは少なめでレビューします。

冒頭からミステリアスな雰囲気でお話が進んでいきます。どこに向かっているかわからないけれど、目が離せないような展開です。また海の風景と波の音が印象的で素敵です。

物語が進むにつれ、子ども時代からの過去を絡めて、徐々に謎が解き明かされていきます。
後半は2人の心情が明らかになるにつれ、切なくて何度も涙がこぼれました。

終盤まで切ない展開が続くので、最終話では2人の気持ちが報われた感じがして、また泣いてしまいました。丸々1ページの海と2人のシーンがとても美しいです。
本編ラスト数ページも本当に素敵で、まるで映画のラストシーンを観ているようでした。

ストーリーは過去と現在を行ったり来たり複雑な流れで、伏線も多く貼られています。
読んでいる途中何度もページを戻って、読了後にはもう一度読み返したくなります。「ここはそうだったのか〜」と思う場面が多くて楽しいです。

本編は濡れ場無し、書き下ろしに2人の初めてが描かれていますが、とてもドキドキして良きでした。

これからも何度も読み返したいと思う素敵な作品でした。
この本に出会えてよかったです。
先生の他の作品も必ず読みたいと思います。

電子(ebookjapan) 修正必要な描写なし

1

すべてが不思議すぎた~…

最初からずっと不穏な空気が漂ってる作品で、たまに過去形のセリフもあったりして、メリバかそれに近い、少なくとも円満ハピエンじゃないかも?とどきどきしながら読みました。結果はとても不思議な読後感…。
ちょっとファンタジーな設定が入ってて、ミステリーっぽさもあって、ぐいぐい引き込まれていきます。かといってすべてに意味があるわけじゃないので読み方が難しいです。
辰実が能力持ちなので、一士の方にも何か秘密があるかも?とか、波の遠距離攻撃にも深い意味があるかも?と気にしながら読んでたんですが、特になかったみたい。辰実の能力に一応のオチは付けられてるので納得はするけど、やっぱり疑問はいくつか残ります。ただこれが解き明かして欲しい謎でもないんですよね。この雰囲気をそのまま大事にしたいと思うっていうか。
本編後のlater talkは現代でのすごく普通の日常で、読んでると魔法が解けたような感覚になりました。どこまでも不思議な一冊でした。
たぶん他の作品では味わえない何かがあったので、萌えっていうより神です。

0

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