電子限定かきおろし漫画付
俺がΩだったなら、お前を幸せにできたのに―――
小説家の円と警察官の吐木は、同じ施設で育った幼馴染で番の関係。
円はフェロモン分泌が異常で番以外の人間もそのフェロモンを感知してしまう上、番関係を結んだことで遺伝子変化が起こり、抑制剤も効かない特異体質に…
オメガバースものなのですが、こんなオメガバ読んだことがない、本当に唯一無二の作品だと思います。
オメガバであり、ミステリーでもあるこの作品。
一本の映画を観たような、長編小説を読んだような、満足感なんて言葉では言い表せないような感情に陥りました。好きすぎる。
盛大なネタバレになりますが、円は実はΩではなくβです。それを事情がありずっとΩの振りをしています。
もー、壮大な愛の物語なのですが、そんな簡単な言葉じゃ片付けられない。
そこにミステリー要素が加わってきます。
麻生先生の作品はその辺も本当に秀逸で、物語としても楽しめるのがすごい。そして絵が美しい!
絵画のような絵を描かれる先生だな、と思っています。大好きです。
円がβと分かってからの2人のやり取り、号泣必須です。
オメガバってなんでこんなにも私達を惹きつけるんでしょうね。
描き下ろしがこれまた最高でした。
αとβですが共に歩んでいくことを決めている2人。
2人は正真正銘の運命の相手に違いないです。
初読み作家さんです。オメガバースの名作と聞いて購入しました。
いつもならサクッと読めるんですけど、今回はじっくり3日かけて完読しました。
内容が濃い!そして面白い!
特に設定がユニークで、
Ωを装うβと知ってもおぉ~心臓にグサッ (*´ཫ`*)
なんて背徳的+切ないシチュエーションなの!?
真犯人についてですが―
「やっぱりだ!」っていうより、
「やっぱりか…」というリアクションですね。
それが悪いとかじゃなくて、
そこらへんの心理描写がもっと欲しかったかな、個人的に。
麻生先生の代表作と言ってもいい!
BL会のストーリーテラーと名高い麻生先生の作品の中でも、1・2を争うくらい好き。
パソコンの画面のシーンが意味深すぎて、何度見たかわからない。
ちょっと話すだけでネタバレになりそうで悩むけど、まだ読んだことが無い方は是非読んで欲しい。
ます。
愛する男がαでもし自分がΩだったとしても、きっと円の様には生きられない。円が尊過ぎ
推し活するほど円が好きです
入れ墨入れてまで守ろうとしたもの、嘘をつくのはきっと本当につらかったと思うと、あの時の火事は神様からの贈り物だったのかもしれない。
死なないで良かったって心から思っています。
麻生先生のお話は、いつもゾクゾクします。
読んだ後の重量感が半端ない。
1冊のボリュームと、内容の奥深さでどっぷり読書に浸かる事が出来る。
何回読んだか分からないが、傑作ですね。
オメガバースものですが、バース性の世界で生きていく辛さが、主人公達はもちろん脇役たちの視点でも、しっかり描かれています。
更に、2人の生い立ち・・・これは、社会問題として胸がいっぱいになります。
痛くて辛いんだけど、色んなしがらみから解放された2人の幸せな姿が胸を撫で下ろします。
まだ、未読の方はネタバレ無しでおすすめします。