単行本版(電子限定描き下ろし付)
アイツと居るためには 自己嫌悪という対価を 払わなきゃならないんだ
1巻を読んでハマりそうと思いましたが、2巻で評価が急落しました。
攻めのアレックスがバイトで遠方に行くことになり、その間、受けのコールはアレックスの友達のブラッドを家に泊めます。家に泊めたこと自体はアレックスに事後承諾を得ています。
ブラッドは実はコールに気が合ったようです。酔った勢いでキスをし、フェラをされます。無理やりではなく、酒の勢いという感じでした。
酔った勢いで、というのはまだ理解できますが、翌日にブラッドと顔を合わせ、「俺は酔ってなかったけど」と言われたコールは「オレを好きになってくれた人なんて初めてだ」と独り言を言います。
コールの自己肯定感が低いところは嫌いじゃなかったですが、あれだけアレックスも言葉や態度で気持ちを伝えていたのに、そんなふうに思っていたのは酷すぎます。
それなのに、アレックスと再会したら、我慢できずにトイレでがっつくし、「待つ」と言ったブラッドのことも「この先どうなるかわからない」からとキープしておこうとします。
コールのことが本気で嫌いになったし、「お前と別れたくない」と言ったアレックスが可哀相で、絶対にもっと他にいい人いるよーと思ってしまいました。
顔と体が好みで自分を求めてくれる人なら誰でもいいのかと思ってしまいます。
結局、酔った勢いでブラッドとキスしたことだけはアレックスに話して(フェラされたことは伏せてキスしたことのみ)、アレックスはブラッドと喧嘩して、手荒にコールを抱いて、なんとなく仲直りした感じになりました。
自己肯定感の低いキャラが自分への自信のなさから寄せられる愛情を信じられないという心情は理解できますが、相手に対しては一途であってほしいと思います。
気持ちの上では「趣味じゃない」寄りですが、アレックスのことは最後まで好感をもてたので、評価は「中立」にします。3巻には手を出さず、今巻で離脱することにしました。
1巻は、ツギハギ感があるような描き方で読みづらかったので2巻購入考えていませんでした。というより、1巻完結だと思ってたくらい。
2巻、3巻はテンポよく読みやすかったし、コールの拗らせ感がまた良い!
自己肯定感低すぎて自己嫌悪。
アレックスといるのが幸せなのに苦しい。
そしてアレックスもただの陽キャじゃないドロってしたもの持っていて
当て馬くんの存在が活きてる!
二人の愛の再確認のためだけの当て馬でなくて、二人の感情を各々に認識し直しさせたり、読み手の方にもわかりやすくさせてくれてる。
作画だけで好きだった1巻から、2,3巻では者だたりの方ですっかりファンです。
1巻の感想書いた直後に2巻読んだら!
!!!!????♡♡♡♡
1巻読んで思っていたことがアレ?と覆されるところもあり、あーーやばいやばいー好き好きドキドキズキズキ(胸が)な読後感です。
コール!オマエ…ってやつぁー
でもすっごくわかるわかりすぎるその迷い。
アレックスへの気持ちは溺れて溺れて息ができないような苦しい「好き」で。
何をどうしようがド好みの相手。
完璧で最高で、自信に満ちたアレックス。
リスカの存在すら知らないような人。
光の中の人みたい、ってモノローグがあったけど、ああいう場面すごく分かるなぁって思った。手が届かない、絶対的な隔たり。
一緒にいればアレックスの眩しさに自分の暗闇が余計に意識され。
自己嫌悪してしまうことが、もともと自己肯定感が地を這うレベルのコールにはさらに苦しくても。
趣味がぜんぜん合わなくても。
それでも好きで好きで。
アレックスはやめられないドラッグみたい。
一緒にいるとドーパミン出まくりで、もうコレしか要らない!っていう感じで(再会のメガネ萌えからの勢いがたまらなく良い♡)
ブラッドを選ぶという選択肢も充分ありだと思います。
心地いい安らげる「好き」でいられるから、穏やかでいられるだろうし。
ブラッドはスッと心に入ってきちゃったよね。
3Pの夢見るのとか、コール正直すぎて好き。
でも口でさせちゃったのは、やっぱりコールの弱さだな…でも最後までいっちゃうかと思ったので、「出てけ」はヒドイけども、元に戻れない一線を越えなくてよかった。
ブラッドを保険に残しときたいようなズルさも、ズルっ!て思うけど分かる、人間、弱いもの。
ブチギレアレックスからの心情はすぐ読みとるには少し複雑で、言葉にするのは難しいです。
アレックスは、今までの恋人たちやコールが抱えているドロドロの気持ちが分かっていなかったんだと思う。好きすぎて眩しい、好きすぎて苦しい、好きすぎてもう一緒にいられない、というような。
いつも自分の方に余裕があり、いつも先に求められて、本気で執着する必要なんてなかったはず。
いつも恋愛面では(それ以外でもかも)相手より上にいた。
でもまさか、激重愛のはずのコールが心を揺るがしたのがわかって、初めて自分を否定されたような、コールを自分なりに大切にしていた気持ちが馬鹿にされたようなショックもあったのかもしれない。余裕をなくし、コールの首を締め、このやろう…!となったのか。
でも、その後、リスカを理解できないと言いながらも口付け愛おしもうとするアレックスはとても優しい顔をしていて、また新しい、一歩深いところに進める関係になれる希望が見えました。
あー、3巻すぐ読みたいけど、読み終わるのがもったいない病が発動してしまっている。
でも、コールとアレックスがどうなるか、絶対見届ける!
(そういえば、ブラッドに口でさせたのはバレてないけど…大丈夫なのか)
引き続き迷走するふたりでした。
身体の好相性だけで結びついてる感が強いんですけど、”とりあえず、ヤッてみる?”から入るのがアメリカ式恋愛作法なの?(違いますw)チ○コの存在感がやたら強いぜ。特にアレックスの存在は、チ○コそのものだし、コールはアレックスのなにが一番好きって、チ○コなんじゃないの?チ○コに夢中じゃん!って気がするんですが、そこに不純さは全くなく、むしろそういった健全な欲望の赴くままに(欲望のせいで)青春を悩み謳歌してる彼らが眩しすぎます。
同棲をはじめてすぐ、アレックスが長期不在になり、そこにコールの同僚(でアレックスの友人)のブラッド(ナイスガイ)がつかの間居候することに…。んでもってブラッドってアレックスと全然違うタイプで、コールと趣味があうし、ある意味コールをとても理解している。こっちと真面目にお付き合いしたほうがいい気がするけど、コールはアレックスのチ○コを手放せないのです。アレックスが意外と誠実に浮気をしないのに、コールは…という、オーマイガーな展開でした。
”アレックスといると幸せじゃないみたいに聞こえる”と賢者ブラッドに暴かれるコール。欲しいものを手に入れるのが必ずしも幸せではないわけで、そもそも恋愛なんてそんなにいいもんじゃないのかも、ってふと思ってしまうのでした。んでもって、ブラッドから好意を寄せられたことによるコールの内面の微妙な変化を一瞬見た気がするのですが、再会したとたん無条件にアレックスのチ○コに屈服するのです。そして、チ○コに支配されたコールがブラッドとの浮気未遂?を告白するも、それでも”別れない”って宣言したアレックスの表情がね、、なんとも言えなくて、解釈ムズい!!!って叫びました。
第2巻。
絶対合わなそうな2人だけどまだ続いてる。一見甘々。
しかもアレックスの方が。
一方コールは相変わらず病んでる。
…という前提があるところで、今回アレックスがバイトで家を離れる。
その間にアレックスの友人・ブラッドが登場。
大学の寮を出たブラッドを、部屋が空いてるから、と泊めるコール。
そして何だかそんな雰囲気になり、何だか浮気みたいなシチュエーション。
コールは罪悪感マシマシ。
そもそも。
コールはアレックスに対して卑屈。
そこはわかるの。
で、ここでアレックスが周囲に対して見下しているというある意味「非難」が出てくるんだけど、ここは私はよくわからなかった。
確かに「コールに対しては」、ありだったかも。
でも以前の女性の恋人たちにもそういう空気感を出してた、ていうのは私にはピンとこない。
これはアメリカや欧米と日本の空気感の違いなんだろうか。
モテ男は無意識に周囲に優越感を撒き散らすもの…ってか?
それこそ先入観のような気もするけど。
そんで、この物語はクズとメンヘラでベストマッチよん、てなストーリーに変容していくわけだけど(←ホントか⁇)。
とにかく自分はクズらしい、とアレックスが思って、そんな自分の方がコールを必要としてるんじゃないか、ってところまで行く、というのが2巻。らしい。
視点が凄く独特だと思う。
でもここはピンとくるかどうかで読後感は変わるかな。
私は、面白いとは思うけど「そうそう、そうなのよ!」とまでは。