”スメルズ ライク グリーン スピリット” スピンオフ開始!

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表題作深潭回廊 1

山田(柳田先生)
尾崎渚
中学生

その他の収録作品

  • モッさん放浪記
  • あとがき

あらすじ

教え子が同性愛者であることを知り、身体を求めてしまった教師。
彼は全てから逃げ出し放浪者となった。



人を放棄したくて、モッさんと呼ばれていた。
同性が恋愛対象であることに苦悩してきた柳田(やなぎだ)。
教師だった頃に生徒相手にレイプ未遂事件を起こす。
彼はその場から逃げて、逃げて、いつの間にかモッさんになっていた。
それは自分の過去も名前も捨てたのに、生き続けるしかない悲しい妖怪。
何もかもを失ったかのように思えたが一人の少年が手を差し伸べる。

痛くて愛おしい青春を描いた『スメルズ ライク グリーン スピリット』から7年。
あの時、こぼれ落ちてしまったキャラクターの物語。

作品情報

作品名
深潭回廊 1
著者
永井三郎 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS Be comic【非BL】
シリーズ
スメルズライクグリーンスピリット
発売日
電子発売日
ISBN
9784865896022
4.6

(113)

(85)

萌々

(18)

(6)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
14
得点
518
評価数
113
平均
4.6 / 5
神率
75.2%

レビュー投稿数14

謎の子、渚!

あの柳田のその後のお話ですね。
あの時逃げたんだっけ?こんなに逃げ続けるなら捕まってれば。う〜ん、それじゃあお話が始まりませんね。

死にたいと思いながら日本中の子供たちに妖怪として名を知られ…。街へ山へ海へとさまよい…。

若い男前設定だったんですね。田舎町で女性たちからチヤホヤされて、なのに死ねってひどいですね。

そして!渚だよ!エエェェ?健全な中学生かと思ったら…。不思議ちゃん?とハラハラしてたら、え?まさか智の父に?

なのに渚は可愛いペットを飼ってるって楽しそうにしてて。え〜どうしたいの?
助けてくれる大人はいないよね…。

もっさん伝説と柳田のここまでがちょっと笑えました。

0

あのキャラクターのスピンオフ

レビュー書いてなかったから5巻発売キッカケに
改めて読み返して書いてみます。

スメルズ ライク グリーン スピリットのスピンオフです。
美少年三島くんを拉致、レイプしようとして夢野と桐野に見つかってそのまま失踪した柳田先生が過去に囚われてバケモノになっちゃってるお話。

前作でも頭からモヤモヤが溢れ出てたもんね。パンドラの箱を開けずに自分の秘密を閉じ込めてたら反動がヤバいね。
眼だけギラついた得体の知れない黒いバケモノ【モッさん】と化してしまった柳田。
結局たどり着いた海辺の田舎町で顔が良いもんだからおばさま達のアイドルになるし、謎の美少年 尾崎渚くんと出会ってしまって翻弄されて死にたい気持ちが反転。ウキウキへらへらモードに。
人間って本当にちょっとしたキッカケで落ち込むし気分上がるもんだなー。

しかし、この渚くんただ柳田に好意を持ったって感じではなく、闇深さがあんだよね。
晩御飯作らないと!って毎日言ってるし、中学の友達の父親と肉体関係あるような感じだし。
とっても気になるところで1巻終了。

タイトルが四文字熟語みたいで固い印象あるからかスメルズ〜よりもレビューが少ない。
スピンオフと気づいてない人が多いのかな?
このシリーズも面白いからオススメなんだけどな。

紙本で購入
修正の要らない描写

3

just a few words for this

romanticization of pedophilia in it's finest

2

罪と比例する幸福

本流未読でこちらのみの感想です。内容が分かっていて読む人しかいないにしても、「しゅみじゃない」評価が0はすごいですね。

柳田先生が他の人と同じように憎悪している、自身の“獣”のおぞましい可視化が強烈でした。
ペドフィリアだからといってそれ自体が罪ではない。自分でどうすることもできず、本人すら自身を恐れていることは木原音瀬さんの「ラブセメタリー」にもありました。
彼が自分を理解し抑え付け、普通に見えるよう擬態している時点ではまだ正気があるのですから、読者として辛くとも安心して見られます。
先生の過去の行為(生徒へのレイプ未遂)というのは表紙裏で触れられたのみ。

考えさせられたのは、渚に触れ合うようになってから、柳田先生の足元に花が咲き満開になるところです。思い詰めていた今までとは全く違う満たされたニヘラニヘラする表情は、それだけ見れば普通の人と変わらない。けれどふと気づくと自分が堕ちていると自覚してしまう。
生まれついた(発現してしまった)性癖のせいで幸せが得られないというのは、絶望です。

中学生の渚は先生を慰める救世主でもあり、死神でもあります。目も怖い(汗)
彼は無邪気に少年同士で遊びおちゃらけもするし、大人に何か言われても飄々と交わします。
柳田に興味を惹かれて同衾し、遊ぶように共犯している危うさは、見てはいけないもののようで目が離せません。

ペドフィリアは性的マイノリティの中でも特に理解されないものです。もうすぐ2巻発売とのことなので、先生がどうこれから生きるのか、見守りたいと思います。

5

好き

元よりスメルズライクグリーンスピリットが好きでこの度購入しました。
1ミリも明るい要素がない。が、闇深い物好きなのでとても満足しました。
早く次巻が待ち遠しいです。

1

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