限定特典と割引が充実!
ミッドナイトシリーズ全て読みましたがこの2人が特に好き!
本作のスピンオフ。
本作のラストを見てめちゃくちゃ気になる!と購入。
雅友人のバー店長タカシと雅を陥れようとした千里のその後の話。
クズ×クズ
本作二人はお互いストレートに愛情表現するのに対してこちらは性格がまぁ悪い!そして執着!
千里もクズだな〜と思って読んでましたがタカシはその上を行く!
そしてドロドロに執着してお互い依存してる感じ、堪らなかったです。
『ミッドナイト・デリバリー・セックス』で諒を借金まみれにし雅史との勝負に負けた千里のその後のお話です。
千里はバーのオーナーであるタカシに飼われ緊縛されたり尿道プレイをされたりする以外は不自由なく過ごしていますが、全く愛が感じられず終始殺伐とした雰囲気なので萌えられなかったです。
未遂とはいえ千里を輪姦しようとしたり、千里への気持ちを証明する為に雅史を蹴りつけて暴力を振るうことも厭わないタカシのヤバさに引いてしまい、お話についていけませんでした。
シーモアは白刻み海苔修正でした。
千里が元カレたちに見られながらタカシに抱かれるところがあるので苦手な方はご注意下さい。
このシリーズを順に読んできまして(番外編は除く)いちばん好きです。
クズだった千里がタカシに求められたくてだんだんかわいく見えてくる不思議。
そう見えるように描かれているんだけど、それがしっかり伝わる表現がすごく好きです。
タカシの漆黒の瞳が怖いけど、それもだんだん感情が伝わってくるのがわかったのもいい。
千里が求められたいだけでなく、全てを与えて、与えた分だけ与えてもらいたいという本人でさえ自覚していなかった重さをタカシが見抜き、千里なら自分の愛に応えてくれるかも…と思った展開に痺れました。
タカシも千里と同じく重い愛を与えたいし求められたいから気づいた。
それが千里にも伝わって認めさせるのは並大抵のことではなく、荒療治だったけど、それすら振り返ればお互い愛だったわけで。
最初はクズの監禁SMモノかと思ったら、深く重い愛の話で。
2人のやりとりはそれまでと同じ殺伐とした雰囲気なのに、内面の変化がわかる描写とスリリングな展開がおもしろかったです。
千里がツンデレで、最後自分からキスしたのが萌えでした。
タカシは怒りながら嫉妬全開なのも、独占欲のかたまりで、千里もまたそれがうれしいんだろうなと。
重い2人のわかりにくい恋愛感情とストーリー展開がめちゃくちゃ好みでした。
タカシと雅史の関係性もよかったです。
「ミッドナイト・デリバリー・セックス」で雅を陥れようとして負けた千里が、雅の親友でバーのマスターのタカシに飼われていたのが凄く気になっていたのですが、こちらがそのお話でした。
ちなみに「ナイトアウト・ベイビー・セックス」で攻めの翔太の勤めるホストクラブの前に、里佳が新しくホストクラブを開店させてましたが、後に千里が働くようになっていました。
人間関係も凄く面白いし、何よりタカシの為人とか出自も凄く興味深かったです。
あのクズだった千里の本質を見抜いて、自分から堕ちて来るように仕向けるタカシがとても切なかったし、それでいてゾッと来て彼の多面性が凄く面白かったんです。
出会うべくして出会ったタカシと千里はとてもお似合いで、シリーズ中一番のカップルだと思いました。
髪が伸びた千里が柔らかいイメージに変わってました。それに今まで風俗に沈めて来た元カレ達はみんなタチだった事に驚愕しました。www
もう少しで諒と雅の新刊が発売されますが、タカシと千里もちらっと登場してくれるか楽しみです。
シリーズの前作「ミッドナイト・デリバリー・セックス」よりプレイが過激で私にはさすがにスパイス効きすぎでした。
超お金持ちのバーのマスター×強気なホスト。でも、このマスターの躾がかなりSっけが強くて、首締め窒息あり、マワシありの、地雷だらけで。好きな相手にそんなことするかぁ?と信じられない気持ちで読んでいたら、仕舞いには友達でさえも平気で顔に傷をつけようとしていて、かなりヤバイやつでして、最終的にはハッピーエンドっぽくなるものの、それまでに気持ちがかなり引いてしまっていたので最後までこの攻め様が好きになれませんでした。
半分以上エッチシーンな気もしますし、BL上級者向きな作品かなと思います。SMの世界観は素人には難しすぎました。
