スーツの下はこんなにやらしいのにどうやって隠してたの

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表題作アンダーマイスキン

佐藤蓮
家具職人
久遠武
25歳,会社員,広報部

その他の収録作品

  • Bonus track(描き下ろし)

あらすじ

脱久遠は順風満帆なエリートリーマン。
けれど、本気の恋を知らないことが、ずっと後ろめたかった。

年下なのに、不敵で雰囲気ある大工・佐藤に出会い、
〝愛される側〟なんて男として屈辱的なはずが、
身をゆだねる心地よさに溺れていく久遠。

しかし、本気だと隠さない佐藤は、
これまで久遠が女性とダメにしてきたような仮初めの恋愛関係は結びたくないと
一歩を踏み出すことを促して…?

初めて誰かを本気で好きになった時の気持ちを鮮やかに呼びさます。大人の初恋がここに。

描き下ろし「休日デート」収録!

作品情報

作品名
アンダーマイスキン
著者
薄井いろは 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス moment
発売日
電子発売日
ISBN
9784801970984
4.1

(222)

(87)

萌々

(95)

(32)

中立

(2)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
35
得点
913
評価数
222
平均
4.1 / 5
神率
39.2%

レビュー投稿数35

良質なBL作品

思っていた以上に良かった。大人BLですねこれは。ガシャガシャしてないというか2人の関係性、距離感に集中出来ました。
サラリーマンの久遠武の救済の話しだと思いましたが、読後に蓮(レン、はす)の花言葉を検索したところ西洋では「あなたと一緒なら苦痛がやわらぐ」とありました。なるほど!身体も心も預けて自分を解放できる相手に出合えて良かったです。受けってこうやって受けになるのねっていう正しいBL本(笑)
続編あって欲しいな。恋人になった2人のいちゃラブを見たいです。

0

表紙にいない方の人の魅力にはまった。

表紙の黒髪リーマンが受けの久遠武で右耳ピアス穴あり、左内くるぶしにワンポイントタトゥーある美人さん。合コンで出会った優しい口調で絡んでくる攻めの佐藤蓮が酔ってしまった久遠さんを介抱するため2人でホテルへ。
しっかり1話目からベッドにいますよ!
この佐藤が口調や態度は優しくて落ち着いてるんですけど、結構遠慮なくズンズン押してくるのが良かったです。
久遠の抑圧された恋愛についての感情を解放してくれるのは、こういうタイプじゃなきゃ駄目なんだろうなぁと納得しちゃいました。
アマアマトーンでゆっくり久遠さんの本心をさらけ出させるストーリーが精神的なSMに思えて、すごく面白かったです。

1

久遠さんのとろりとした表情がたまらんかわいい!!

もう大大大好きです!!

最初、食わず嫌いだったんです本当にごめんなさい!!
でも、試し読みしてみたら久遠さんはクールビューティーめちゃめちゃ初心で、虚勢すらかわいいっていうね。ちょっとめんどくさいようなところもスマートだし顔がいいから(スーツ姿最高)つい「だよね~」って味方したくなるんです。
そこへきて、蓮のがっしりしたプロポーション、ラフでワイルドなファッション、無骨な手、なのに柔らかい表情や髪の感じがまたいい!!眉をハの字にして優しく笑うのに、割と押しが強いところがすごくよかったです。不慣れな分、わがまま言っちゃう久遠さんをすんなりいなしてあんなセリフ言っちゃう。そうして久遠さんは蓮の愛の坩堝に…たまらんな~~~!!!

おそらく、久遠さんは女性と付き合うということが普通にできなくて、好意や愛なんかをあまり信じられない、なのに他人の目が気になって女性にそれなりに興味があるフリをしてきた。愛なんてそんなものなくったって生きられると努力を重ねて自分のスタイルを作り上げてきたひと。
そんなひとの、山より高いプライドを性差を超えてあっさり崩したのが蓮。大工(家具職人)であり、恵まれた肉体と大きな手。優し気な顔で相手に威圧感を与えない雰囲気のいい男。
蓮は久遠に初めから質問や尋ねるようなことばかりを言い、久遠を知りたいというところを隠さない。悪酔いした久遠を介抱するシーンもとても紳士的。蓮はとてもバランスの取れたひとだと思いました。だから、久遠がヤダヤダしてもわがままな子猫をあやすように扱える余裕がある。けっしてバカにしているわけではなくて、ちゃんと相手の気持ちを尊重して久遠をきちんと愛してあげるのです。

その扱いや心遣いに、いやむしろ与えられた性感が忘れられなくてもう一度久遠が連絡を取るところからの流れが最高です。本当に初心でかわいい。わたしは蓮と一緒に久遠を好きになっていきましたね。

薄井いろはさんの作品はこちらが初めてでしたが、絵が素晴らしく美しく、特に肉体の描写や表情が本当に素敵です。それからドはまりして他の作品もコンプリート済みです。
「まゆ毛」の個性がたまに囁かれていますが、それがむしろ表情を豊かにしていていいんです!!「俺しか」の良平だってイケメンに拍車をかけているのはあのまゆ毛ですから!!

この「アンダーマイスキン」は続編をぜひ読みたいです!もっとラブラブなところやちょっとしたすれ違いなんかも歯ぎしりしちゃうほど読みたいです!!あー素敵。
これからも薄井いろはさんを応援します!!
大好きです!!

0

映画みたいな空気感

身体から始まる関係のお話でしたがガツガツしてなくて、空気感が大人のエロスって感じでしっとりゾクゾクしました。

心理戦がすごい。
合コンで知り合った久遠の眠っていたセクシャリティを呼び起こす、グイグイ攻める佐藤の迫り方がえげつないです。尋問に等しい突き詰めに身体が陥落しちゃう久遠。ワンナイトで終わらせようとするも、身体がそれを許さずその後会っては身体を重ねていく2人…


最初、取り調べ官みたいな隙のない佐藤に怖さを感じましたが、その後はそんなことはなく。むしろ久遠の背負っているものを受け止めて愛していく様は頼もしい限りでした。久遠はビシッとしていてカッコいいんですが、人目を気にして行動するところがあって、それが弱さというか危なっかしいんですよね。だけどそれをふんわりと包み込んでくれたのが佐藤で、久遠の本来の姿を曝け出してくれました。
…もちろん心も身体もね(笑)

心の重石が取れた久遠が佐藤に好きと伝えたシーンはとても良かったです。久遠は割と分かりやすいので顔や身体は正直なんですけど、やっぱり言葉で聞きたいですよねー。佐藤が嬉しかったのは言うまでもありません(*´∀`*)


心の駆け引き、心理描写が巧みで一本の映画を観ているような気持ちになりました。
スクリーンにのっている様子が頭の中に見えるよー見える…見えました!(笑)
エロティシズムが豊富でセックスシーンは濃厚です。ベッドシーンは多いのに美しくて品があります。
大人の官能を楽しみたい方におススメします^^

2

良かった

エリートサラリーマンの久遠さんと、大工の佐藤さんのお話。

最初、佐藤さんが何を考えているのかさっぱりわからなかったのですが
心を鎧でまとったような久遠さんが、佐藤さんと出会ったことにより
だんだんと絆されていくのがたまらなく良かったです。
弱さを誰にも見せることが出来なかった久遠さんが
佐藤さんと出会えてほんとに良かったと思いました。

久遠さんのタトゥーの意味も、最初よくわからなかったので
そこもちゃんとわかって良かったです。
『良かった』を連呼していますが、ほんとに良かったとしか言えないんです。

これからは佐藤さんに溺愛されながら生きていって欲しいです。

2

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