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表題作二重螺旋(2)

篠宮雅紀,モデル,尚人の5歳年上の兄
篠宮尚人,高校1年生

あらすじ

一度溢れてしまった実の弟への劣情は、
もう封印することはできない──。
実の兄弟が紡ぐ、禁忌と執着の絆を描く、
キャラ文庫の大ヒットシリーズ、
待望のコミカライズ第2巻!!

酔って帰宅した兄・雅紀に押し倒され、
強引に抱かれてしまった!!
「あれはただの事故だ。行き過ぎた兄弟喧嘩だ」
必死で自分に言い聞かせ、その夜の記憶を
忘れようとする尚人。けれど、ずっと冷たかった
雅紀は、それ以来なぜか甘く優しい。暴行を謝り、
「今度はキスから始めよう」?と誘惑してくる。
雅紀の豹変の真意がわからない尚人は、
脅えながらも拒絶できずに…!?

実の兄に抱かれる戸惑いも罪悪感も、
少しずつ快楽に麻痺していく──。

作品情報

作品名
二重螺旋(2)
著者
円陣闇丸 
原作
吉原理恵子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
シリーズ
二重螺旋
発売日
電子発売日
ISBN
9784199608445
4.5

(97)

(66)

萌々

(19)

(8)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
16
得点
434
評価数
97
平均
4.5 / 5
神率
68%

レビュー投稿数16

美しくすぎる兄による、淫靡で甘美な調教

BLにおける男女の性的な絡みが苦手なのに、その上、母子相姦って……最早、どれが地雷か分からん…状態の1巻。
正直、2巻を読むか凄く悩みました…が、読んで良かった!
コレよ…コレが読みたかったのよ……!

2巻は丸っと、美しすぎる兄による閉塞的で淫靡な調教の巻でした。
あぁ、無垢で純情だった尚人がどんどん堕ちていく……
優しく、甘く、ジワジワ侵食されていく様子は背徳感が凄まじく、可哀想でエロい……

「ずっとお前が欲しかった、本当は優しくしたいんだ…」と優しく抱きしめつつ、尚人が少しでも拒絶すると、「ナオが嫌がるなら仕方ない、代わりに裕太(尚人の弟)に頼む」なんて言っちゃう雅紀。
なんて卑劣な……っ!鬼畜!外道!イイゾ、モットヤレ!!!(大興奮)

尚人の方も、裕太を庇って…と言うより、雅紀への独占欲の方が勝っていてゾクゾクしますね!
裕太と雅紀がセックスするなんて嫌だ!と思ってる時点で、同じ穴の狢ですやん…

と言うか〝精液の濃さ〟まで管理するお兄様に驚きですよ
尚人の脚を無理矢理開いて「今日のナオの味はどんなかな?」とか…台詞だけなら、完全にモブおじさん!
でも、美しすぎる兄だから許されちゃう。イケメンつよい

尚人の「手を洗うのが止められない」の台詞が全てを物語っていて、兄との関係を甘受しているようで、心の何処かで拒絶しているのが…もう、可哀想で萌える……

あぁ…2人だけの世界。2人でゆっくり、どこまでも堕ちていく……と思いきや、ラスト裕太の登場に思わず「ヒッ」って声出ちゃった。こんなの、心臓持たないよ…

闇深い実兄弟BLの旨みが詰まった2巻で大満足なんですが、雅紀が尚人のみに執着する理由が分からず…原作読んでると理解出来るんでしょうか?
その辺り、漫画でも描写されると嬉しいな…

2

兄はメンタリストか?

2巻、面白かったです!えらいこっちゃー

兄・雅紀の態度の軟化が逆に怖いよー…
お風呂のシーンやキスシーン…普通にあまいシーンとして楽しみたいのに、何か裏があると悪い方に考える私の思考を誰か止めてください。
(いや。多分裏があると思う)

ところどころ尚に決断を委ねるシーンは、誘導にも洗脳にも似た雅紀のメンタリストな一面が垣間見えました。
尚の性格を知った上で、そう選ぶように仕向けているのが恐ろしい…ジワジワと尚を侵食していく姿はヘビのようです。
ですがそこには尚への愛情が見えるのも確か。尚への想いを募らせたあまりに…といった行動が故のことなのか、今の時点では私には分かりません。

予想でしかないけれど、尚と持ってしまった身体の関係…それが例え同意なき行為であったとしても、雅紀にとっては喜びだったのかなと思いました。更に尚を求めていく雅紀の言動はヒートアップしていくと同時に、尚の方にも誤魔化しきれない複雑な想いを雅紀に対して抱いていきます。雅紀の手管なのか、自然発生的な想いなのか、どちらなのか気になります。


この2巻は、尚の雅紀への想いの変化と戸惑いが主なのですごく見応えがありました。1巻で苦しい展開に対して、あまくてイチャイチャシーンがそれなりにあるので、ある意味ご褒美巻だったかも知れません。やっと訪れたBLターン。

2巻の終わりも衝撃的。衝撃的シーンで終わらないと二重螺旋作品に非ずなんでしょうかね〜…。次巻を待つのが辛すぎて、完結したときに一気読みしたくなります。
3巻もまたドキドキハラハラ展開がありそうですが、この作品なら何があっても今更驚かないかも(笑)
2巻も絵が圧倒で美しく見惚れました。3巻の発売が楽しみです。

1

ページを捲る手が止まらない

ほのぐらーい空気のまま2巻へ。

もう2度とあんなことは無いと思っていたのに、酔って間違えたのだと思っていたのに、部屋にやってきた兄は、「またセックスしたい」とのたまった。「もう二度としない」は、「酷くはしない」ということらしい。

ユウタにマサキを渡したくないという感情なのか、ユウタをマサキの毒牙にかけたくないという感情なのか、、!複雑!(ユウタ出て行ってなかったのね…そんな環境であんなことを…ゲスい)

ウブな青少年にあんなこと教えるなんてゲスい大人の極みですよね、しかもガチ弟!最低!最低だけど萌える!こっちも最低!!!!(ナオくんに全力で土下座したい_(:3 」∠)_

ラストシーン、ついにユウタが!もうやめたげて!ナオくんのHPはゼロよ…_:(´ཀ`」 ∠):

感情が忙しすぎてどうにかなる、、!

小説原作ということで、読みたくて読みたくてたまらないですが、マンガ派なので一旦忘れて続編を待とうかな?と思います。地雷なければめちゃくちゃ面白い作品です。ぜひ。

3

裕太がいることである意味空気の入れ換えにもなっている

 雅紀が一旦我に返ることで、尚人と距離を置いたりする展開になるのかなと思っていましたが、むしろ今までよりも優しく緻密に計算して尚人を外堀からじわじわ追い込んでいくというスタイルで、執着攻めが好きな読者にはたまらない展開でした。末っ子の裕太のことも上手く使いながら、尚人が自ら自分の手を取るように誘導する。鬼畜としか言いようがない兄ですね。

 雅紀と尚人の関係性はかなり特殊ですが、裕太の尚人への気持ちは割とリアルでそのバランスも良いなと思いました。ここで裕太も尚人への好意を自覚する、みたいな展開だと一気にBLファンタジー感が増して萎えてしまいますが、現時点では裕太は絶賛反抗期で、甲斐甲斐しくお人好しとしか思えない尚人のことはムカつく対象でしかない。尚人の喘ぎ声を聞いて欲情するでもなく、そんな汚い手で作った料理は食べられないとデリカシーのない暴言を吐くのも、尚人には可哀想だけどリアルな兄弟感が感じられていいなと思いました。雅紀と尚人のことを知った裕太は、やはり尚人を責める方向に行ってしまうのでしょうか。今後の展開が楽しみです。

2

地雷と作画への愛の板挟み

1巻を読んで「おっと、無理か」と思ったものの、番外編で「イケる!」と思ってしまって、とうとう購入しました、2巻。
レビューを読んで、どうしても美しい雅紀が拝みたくて。

1巻で合わなかったら2巻に行かないという選択をする方がふつうなのかもしれません。
でもわたしみたいに、かさぶたはついむしってしまうタイプの方もいるかもしれない。
そんな方のためにレビューを残したいと思います。

これは小説を読まないとだめかもしれませぬ。
衝撃と嫌悪感ばかりが大きかった1巻から、番外編で見たあまあまな進展を望んでいたのですが、読めたのはじわじわと追い込んで、逃げ場をなくしていく雅紀と、追い込まれながら懐柔されていくナオでした。
1冊まるまる雅紀が登場するのはすべてナオを追い込むシーンだけでした。
あ、ひとつだけ、裕太に注意する場面はありましたが。

ふつう続巻を購入したら前の巻から読み返すのですが、この作品に関してはもう母親とっていう場面を見たくなくて読み返せなかったので、記憶が曖昧でしたけど、姉のサヤは出て行ったけれど、裕太はまだ家にいたんですよね。
途中まで、他に誰もいない家でナオを好き放題攻めまくっているのかと思ってました。

ただ追い込むスタイルってずるいですよね。
「ナオがだめなら裕太に」と脅すように選択肢を奪った上で、相手が欲しがるように誘導して、相手に選ばせる/言わせる。
本当に手に入れたいものがあったとして、そのターゲットを目の前に策を練れるのってすごいというか、自分が真逆の猪突猛進タイプなだけに冷静さに感心(?)します。

今のところ、雅紀から感じられるのは「愛」より「執着」なんです。
それがどうしてナオだったのかという核心はまだ伝わって来ません。
錯乱した母親に父の代わりをさせられてきたのも、今回の「最後の最後まで俺は身代わりだった」という一言でちょっと分からなくなったというか。
「自分と寝てるって認識してほしかったの?」と思ってしまった。
それって、深読み隊からしたらちょっと複雑というか、自分と認識した上で求められたかったという風に読めてしまうので、余計に胸に棘が…。
そう言いながら、「ナオがだめなら裕太で」と言える雅紀がわからない…。
こう言えばナオが絶対盾になると分かった上での言葉だけど、自分が身代わりにされてつらかったのに、もうひとりの弟を身代わりにって言える?言えるのか。
欲しいものを追い込むためなら、言えるんだな。

ナオの方も独占欲が見えたものの、そのベースになるのが「優しくて大好きな兄が戻ってきた」ように感じたからなのか、恋と言っていいのか分かりません。
快楽に引きずられている段階でした。

そんなこんなで今回は雅紀のエンクロージャーにナオが陥落回でした。
ただラストにきっちり次巻が気になって仕方なくなる仕掛けがあるので、ああ、また3巻が出たら買うの?買ってしまうのか、自分!
フィギュアスケートの国際大会なんかは、放送前に結果をチェックして「安心」を手に入れてから見る自分としましては、先を知って安心したい気持ちが募ってきているので、原作に手を出すか悩むところです。でもストーリーは地雷なんだよな…。
それもこれも円陣先生の作画が好きすぎるせいで…ッ!
あまあまを期待すると、「あ、まだこの段階!?」という戸惑いを抱えたまま、読み終えることになります。

最後に。
たしかに雅紀は美しかったです。
「萌」は作画に贈ります。

3

雅紀のオーラがすごい

原作は知ってたものの巻数の多さに手が出せずにいたので読みやすいコミカライズ版を出して頂いて嬉しいです。
しかも円陣先生の美麗絵で!

2巻まで読んで雅紀のかっこよさにうっとり。
やってることはエグいけど顔が良いから許されてしまう。。
ナオを手に入れるためにはどんなことでも惜しまない執着溺愛ぶりが最高!
いくとこまでいっちゃってますがこれぞ王道のスパダリって感じで萌え!
どこか中性的で色っぽい顔の作りや肉体美に目が潤いました。

対するナオは、あの過程環境でスレてなさすぎてちょっと良い子に育ちすぎな気もしますが、それが魅力でありそれ故にベッドでのギャップが生かされてくるんですよね~
雅紀によってどんどん開発されていく過程がエロくて最高です。
無意識に煽って煽られた雅紀がぐっとなるシーンも萌える!

今後どう展開するのか気になるので小説も手にとってみたいと思います。

1

眼福

待ちに待った新刊!
1巻より雅紀の色気が増していると思うのは自分だけだろうか。
とにかく雅紀がため息が出るほど美しかった。
仕事モードの雅紀が描かれた扉絵も普段と違う表情が見られて大満足。

両思いなのに素直になれない尚人がいじらしくて可愛かった。
外では優等生で清潔なイメージのナオが、家では兄をまーちゃんと呼んだり泣いたり恥じらったりするのがたまらない。
次巻がいつになるかは分からないが、早く続きが読みたい。

0

ヤンデレまーちゃん!!

待ってました!二重螺旋2巻!
前巻から日が経っていましたが、無事発売されて一安心( ´ ▽ ` )

2巻ではまーちゃんとなおの2人の関係性がさらに歪んでいきます。
ラストの方には大好きな桜坂が!!!!
次巻あたりになおちゃんの事件くるかな??
あの事件と過呼吸なおちゃんが好きなので楽しみです(^^)二重螺旋はドラマCDも最高なので、漫画で気になった方は是非聴いて欲しいです!!
三木さんの「なーお♡」が大好きです。

小説が長いのでコミカライズどこまでしてくれるか気になりますが、まーちゃんと裕太が腹割って話すシーンや親父襲来事件はぜひコミカライズで見てみたいです。次巻も楽しみにしてます( ^ω^ )

1

罪深く美しい兄と清らかな弟

1巻を読んで、これは相当エグい!ドロドロ!と思いましたが、2巻もなかなか。兄弟ものに背徳感や、攻めの執着を求める人にはぴったり。

実は原作の小説は読みかけたものの、挫折してしまっていて。なので、原作と比べてどうこう、という感想は言えないのだけどコミック版はわかりやすいし、とても読みやすいです。
私のように原作に挫折したけどガチ兄弟ものに目がないという方に、ぜひ読んでほしい…!

1巻のラストで弟を無理矢理抱いた兄、まーちゃん。が、2巻ではちゃんと反省し、「もう傷つけたくない」と甘い態度になり、それに弟もズルズル絆されていく。
円陣先生の描くまーちゃんは本当に美しいのだけど、ここは黒髪優等生受けのナオのヤバさについて述べたい。
よくもまあこんな家庭で、こんないい子に育ったなあと感心しちゃうほどデキた弟なんだが、この子がかなりヤバい。
あんなひどい家庭環境でもしっかり勉強して、進学校に入ってしまうような優等生がだよ? 実の兄によって、どんどん汚されて淫らになっていくんですよ……。
お風呂で体を洗われながら…とか、その後もの足りなくなって自分で…とか。自分だけじゃなくて、兄にも気持ちよくなってほしくて素股…とかとか!
でもって最後には、自分から求めちゃうんですよ! いいのかい、マジで!?
案の定、末っ子に見られてアウトですよ…あーあ。家でやんなきゃいいのに、というツッコミはしちゃいけない。他の家族にコソコソ隠れて、あえてお家で致すのが、近親ものテッパンの萌えシチュだから。

長年人気のシリーズなだけあって、ストーリーはしっかりしているし、作画ももちろん神。キャラの細かな心理が表情ひとつで手に取るようにわかるので、わずかなコマも見逃せない。そしてどのコマも完璧に美しい、兄の罪深さよ…。
弟に対しては兄が加害者だけど、それをひどいとあんまり思えないのは、彼は性虐待の被害者であり、父親の代わりに家族を支えようと必死だったというのがわかるからかな。
見るからに清らかな弟は、そんな兄にとって、唯一すがりつける救いの光なんだろうと思う。まあ、そんな清らかな弟を、自分の手で思いっきり汚しちゃうんだけどね(いいぞ~もっとやれ)。 
末っ子裕太の今後を心配しつつ、3巻の発売を楽しみに待ちたい。

5

コミカライズから原作を読んでいます

コミカライズの1巻を読み、2巻の発売を知ってから小説を読み始めました。
コミックス2巻は雅紀の尚人への想いが艶っぽく色濃く描かれていて良かったです、まだまだ読みたい。
血の繋がった兄弟モノはあまり興味がないのですが、全然似ていない外国人のような兄となれば他人のように感じるのかも…と、円陣先生の描かれる美しい雅紀を見ると思います。
原作はまだ読み切っていないのですが、同様に先が気になるけど小説を読むか迷ってらっしゃる方へ参考になれば、と思います。

まず、コミックスの方がわかりやすいです。
原作(小説)は、一つの流れとして描かれておらず、細かく分けて書かれてあります。
そして、巻数をすすめるごとに少なくなっているように思いますが、句読点の点を書くところで、丸を多用されているので違和感を感じます。(私は感じました)
短い文での改行も多いのでページの下半分が白っぽい事も多いです。
その辺りは慣れや気にしないようにすれば、中身としてはいろんな事がドンドン起きるので飽きずに読めると思います。
が、気になる事が1つ。
現在のお話をしてるのに突然過去の話が入ってきたりするので、「?」となる事が度々あります。
その辺りはコミックスで修正してあるというか、わかりやすく描かれていると感じました。
雅紀の尚人への執着は小説の方がいろんな意味で深く描かれているように感じますし、先程も書きましたがドンドン進むので気になる方は小説も読まれてはいかがでしょうか。
そしてぜひ、コミックスでも続きを出していただきたいです。

3

どろっどろ!

小説は未読ですが、ガチ兄弟が気になって読みました
1巻のドロドロ具合は半端じゃない
もうとんでもない展開だけど、どこか現実味を感じる感じ
1巻は最後にとんでもない展開で終わってしまい、2巻発売と聞いて電子を待たず紙で購入

まーちゃんの執着最っっ高
そしてかっこよすぎるしどエロすぎ

そんなまーちゃんに少しずつ調教され、キスだけだったのに少しずつ少しずつ快感に溺れていってしまうナオ
ナオが拒否しようものならまーちゃんはもう一人の弟を代わりにするとか言う鬼畜っぷり
そんなのできるわけなくて、どんどん快楽ハマって抜け出せなくなる

最後の展開がこれまた気になって仕方がない…
待てない人間なので小説読もうと思ってます

それとこの作品の元は小説なのでストーリーがしっかりしてます
イラストもとんでもなく綺麗!

今後の展開でまーちゃんが執着する理由とかも今後わかっていくんでしょうか…気になる…
早く読みたいいい!

2

カバー折り返しで…

原作も大好きだけど、こちらのコミカライズ版も大好きです。原作のイラストで漫画が読める奇跡に感謝しています。
なんと言っても大好きな円陣先生です。
こんな豪華なコミカライズ購入せずにはいられません。

各章の扉絵も素敵なんですよ。うっとりマジマジと見てしまいました。
もちろんお話も最高でした。

雅紀に段々と絡め取られて行く尚人の表情が良いです。それを確信めいた眼差しで見詰める雅紀にもウットリしました。

勿論エッチシーンも最高です。円陣先生作品では少ないので「二重螺旋」様々です。

カバー折り返しの円陣先生の言葉にニヤリとしてしまいました。www

私はつい最近だと思ってましたよ…。
次巻からは波乱の展開らしいので楽しみに待ってます。

4

全ページ神表情

全部神になってしまうので、この巻は萌2にしました。おかしいなあ、雑誌でずっと追いかけていたのに、先生、全ページ描きなおしていませんか?と思うぐらい、神表情続きでした。雑誌掲載分のみで描き下ろしはあとがき(テキスト)のみです。カバー下は鉄条網?の印刷のみ。

1巻では酔っぱらってついヤッてしまったまーちゃん。2巻ではひたすらナオの懐柔策に転じます。お風呂でシャンプーしてあげるところなんか、ああ最高。一番好きなところは、ナオに「一緒に」って言われた時のまーちゃんの表情。いやこれ絶対暴発寸前でしょ・・・とこっちも大興奮でした。

当巻の終わりでは、出ました裕太!さあどうする?!って気になった方は是非小説もどうぞ。もれなく一気読みできますよ!ああ楽しい二重螺旋の沼。12月の雑誌が待ち遠しいけど、まさかのお休みじゃないかチェックしなきゃ。

2

美麗作画

実は、「二重螺旋」の存在自体を知らなくて、アニメイトでたまたま2巻を見つけました。

以前から円陣先生の作画のファンでした。
前作「君がいなければ息もできない」が名作です。
思わず2巻を衝動買いしてしまい、1巻は電子で購入。
眼福でした。。。
そして、、、ガチ兄弟モノはハマりますって…!ヤンデレ兄攻×ピュア弟受!好き!

小説が13巻まで出ているとは知らず、戦々恐々としています。
ちるちるで小説版のあらすじやレビューを漁りました。ドロドロ昼ドラじゃないですか!!

読みたい、、、

3

まだ続きます

家族を捨てた父親、壊れた母親、その母親とセックスする優しかった兄……と、崩壊する家族、インモラルな兄弟の姿を描いたシリーズ2冊目。
前回、兄・雅紀に無理やり抱かれてしまった次男・尚人。
優しかった兄の顔は、獲物を追い詰める捕食者の顔に変わり……と、いう衝撃のラストからの続きです。

やっぱり、巻数をかけてコミカライズした作品はいいですね。
小説ならではの詳細な心理描写がコミックスでもうまく表現されています。
ナオを脅してじわじわ追い詰める雅紀と、ゆっくり快楽の深みに堕ちていくナオ。
息が詰まる2人のやり取りにハラハラさせられっぱなしでした。

とにかく、雅紀が美しいですねー
鬼畜だし変態なのに、これほど綺麗だと見惚れてしまいます。
この綺麗な顔で迫られたら……うん、なんか分かる。

前作のあとがきで円陣先生が仰っていたように、怒涛の性的な展開です。
どのシーンも印象的で衝撃的!
特に、怯えて震えていたナオが雅紀に性的な要求をするお風呂場でのH。
ここまで慣らされてしまったか……と、軽くショックを受けてしまいました。
乱暴に抱いた後、ベタベタに甘やかしてくる雅紀の手練手管がエグい!

2人の関係に気付いてしまった裕太はどうする……!?と、いうところで次に続きます。

誰に感情移入して読んだらいいか分からない:
それでも、登場人物たちの複雑な心情から目が離せません。
ナオの脅迫性障害は大丈夫なのでしょうか?心配だ……

原作が13巻まで出ていて既に追いつけない状態なので、コミカライズ版の3巻発売を待ちたいと思います。
早く読みたいなー(わくわく)

12

ドロドロで、でも純愛。

吉原先生原作の『二重螺旋』を、円陣さんがコミカライズしたコミック版『二重螺旋』の2巻目。

吉原先生のシリアスでダークな世界観はそのままに、円陣さんの描く美麗イラストが絶妙なバランスを醸し出していて素晴らしくお耽美な作品なのですが、絵柄が綺麗、原作が素晴らしい、ということはもちろんとして、とにかく円陣さんのコミカライズの仕方がお上手です。

吉原さんは非常に独特な文体を書かれる作家さまで、それが味でもあるのですが、正直好みが分かれる作家さまかと思います。が、円陣さんのコミカライズがお上手で、そもそも小説はあまり読まないとか、そういった方にも読みやすいのではないでしょうか。

が、今作品はガチ親子、ガチ兄弟の絡みがある作品なので、地雷の方は注意が必要かもです。

1巻も含めてのネタバレがあります。






仲の良かった家族。
それが父親の浮気が発覚し、そして両親は離婚することに。夫を深く愛していた母は精神を病み、長男と身体の関係を持つに至ってしまう。

それを知った長女は家を出てしまい、家族は崩壊する。

しあわせな家族像を捨てきれない次男は必死で「家族」のカタチを保とうとするが、酔った長男にレイプされ―。

というのが1巻までのお話。

今作品は次男・尚人視点で進むお話です。

ここだけ読むと長男の雅紀が外道、という感じなのですが、雅紀にも彼なりの葛藤がある。イケメンで、優秀で、家族を養うためにモデルを始めた雅紀。尚人の前以外では常に鎧を身に纏い「自分」を見せない彼の素の姿や本音を、表情やしぐさ一つで読ませる円陣さんの手腕に脱帽です。

そして尚人も。
彼はすこぶる良い子なのですが、これがね、計算づくじゃないんです。
彼の素直さというのは、彼の本質でしかない。

そこに、雅紀は惹かれたんでしょう。
家族の中で、唯一綺麗で、純粋で、彼は雅紀にとっての光だったんだなあ、と。

が、まあそこは吉原作品なので。
綺麗なお話、だけにはとどまらない。

尚人を手に入れるために、雅紀は手段を選びません。
飴と鞭を使い分ける、頭脳派なのです。それだけ、尚人を手に入れたいってことなのでしょう。けれど、雅紀のすべては尚人だけ。それ以外は「それ以外」でしかない。執着攻め、という言葉では言い表せない、そんな闇も感じます。

一方の尚人。
彼がね、んー、可愛いですね。雅紀に執着される理由が分かる。小動物みたいっていうのか、純粋っていうのか。
雅紀の手のひらの上で転がされるさまが良いんですよ。とっても。

彼の葛藤とか、まーちゃんへの愛情、恐れ。
相反するそんな彼のぐるぐる感を、円陣さんが素晴らしく描き切っています。

葛藤しつつ、兄弟という枷を感じつつ、それでも尚人はまーちゃんの手を振りほどけない。「ナオ」と呼び掛けられる、その声一つで尚人は陥落してしまう。「雅紀兄さん」から「まーちゃん」へと、尚人の中で変わっていく。

そしてそんなまっさらな尚人を、少しずつ快楽でもって絡みとっていく雅紀との対比が絶妙です。

闇と光。全く正反対な2人に見えて、実は欲しいものは同じ。同じであるのに、求め方が違う。

この雅紀のドロドロな感じと、尚人の綺麗さが、今作品のキモかと思われます。

雅紀に、少しずつ陥落させられていく尚人。
ついに二人はー。

そこに深い愛情があるのに、薄氷を踏むようなハラハラ感が付きまとう。
いいねえ。このダークな感じ…!
ドツボです。

甘くって優しく、ほのぼのなお話を好む方には正直お勧めできない作品ですが、ダークで、ドシリアスで、禁忌にまみれたお話が大好物な方にはぜひとも手に取っていただきたい。

次巻も楽しみに待っていようと思います。

16

この作品が収納されている本棚

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