【ペーパー付】【電子限定ペーパー付】
おかえり
「ギターが弾けないバンド活動出来ない自分はアラタにとって価値がない」ってアラタといるのがしんどくなっちゃった宗純が海外放浪しだすとこから、バンド再活動までのお話。
やっと、過去回想から現代に戻ってきましたよ。
久しぶりに2人で地元に帰って宗純の実家でアラタがギターを弾くシーン。中学生の頃みたいにワクワクした顔でアラタを見つめる宗純。どれだけ自分がギターの天才って言われてもルーツであるアラタは特別なんか。プロの世界にいたらアラタよりもっと上手な人はいっぱいいるだろうけど自分のギターの原点なんだな。喜ぶ宗純の顔がとてもよかった。
海外に行く、同棲していていつも一緒だった2人が好きなのに離れる事になってお互いに切なく苦しくなってる。アラタが空港からの帰り道で泣くなんて思わなかったよ。
感情が揺さぶられるシーンが4巻には多いんだけど、やっぱり再結成ライブのラストのシーン!
マキちゃんがアラタの元にお願いしにきたから絶対アラタがステージに立つんだろうとは思ってたけど、五人目のpegとしてではなく、宗純とアラタの2人でのギターセッションってのが良かった!
私はてっきり、宗純がやりたいってメンバーに言っててマキちゃんが交渉に来たと思ってたら違った!
メンバーの粋な計らい、宗純へのサプライズだったとは。
そこにも、うるうる。宗純ワガママ子猫ちゃんだけどみんなに愛されてるよ〜。
長年の夢だったアラタとステージに立つが実現したのも胸アツ。
その夜興奮してしまって思わず燃え上がるのもわかるよ。何回もしてしまうよね、そりゃ。
これ、このまま五人目のバンドメンバーにみたいな事にならないのもよかった。
アラタは雑誌編集長、宗純はミュージシャン
それぞれの道にっていい!
あとは、宗純の弟 駿英くんが不憫過ぎるので幸せになって欲しい。お兄ちゃんに甘えたかっただけなんだよぅ。
ひとつ気になった事が。
宗純感情が昂るとすぐ飛びついて抱きつくんですが、アラタの腰が心配です。もうそろそろ身体にガタが来るお年頃なのでお手柔らかにねと。
シーモアで購入
密着した体位なので修正無し。
連載を追いかけてここに到達するカタルシスを得られていないのも良くないんだろうなぁと思いつつ、軒並みの神評価の中で萌評価をつけることに申し訳なさすらある。
もともとウノハナ先生の作品とは相性が良い方ではないので、そんな人のレビューだなと思ってください。
過去と現在行き来する構成や情報の出し方はとても好きで、起承転結の美しさなど含め3巻まで萌2評価にしてます。
突発性難聴や突然のイギリス行き、日本から出てったり帰ってきたりって情報があった割には、現在パートはぬるっと解決しちゃったなという印象。イギリスで何してたかが気になってしまう。難聴は根本的に解決(良くはならないが悪くもならない落とし所とかね)の道筋は見えてるのか?宗純の人物像があまり自分に落ちてなくて、彼に魅力を感じられないまま4巻までいっちゃったのも良くなかったかな。折に触れて読み返してみます。
ウノハナさん絵が美しいですね〜。
前巻を読んだのが思い出せないくらい前で、あらすじだけ復習したものの、4巻を読んでもその盛り上がりについていけず。
宗純が気まぐれですね。さすが気まぐれなジャガー。新とギターしか見えてない宗純を田舎に置いてきたから?
恋人になってロンドンに行って連絡とれなくて好きなときに帰ってはエッチしてまた消えて。やっとお互いに罪が相殺されたのかな?
宗純が新のギターが特別なのが一貫してて良かったです。新以外でバンドに執着したり大人になってるんですね。
Kindle unlimitedで読みました。(kindleの仕様なのか3巻まではシリーズに入ってるのですが、4巻だけ別になってるので気をつけてください。4巻もKindle unlimitedで読めます。)
当初はBLあるあるのバンドものだと思ってたのですが、読み進めていくとただのバンドものだけじゃない人間ドラマに興奮します。なんとなくバンドの内部で恋愛してるのかと思いがちですが、この作品は音楽以前に田舎で二人が出会って愛を育んでいるので、再会BLっぽい要素が多くあり最高でした。むしろ再会BL好きな人向きですね。何より麻生(攻)と椎名(受)の両思いがずっと続いている安心感が読みやすさの秘密なのかなと思ってます。当初は椎名→→麻生に見えたのですが、実は麻生が激重感情持ってるっていうのも最高。すごく素敵な関係だと思いました。攻めの涙が大好きな私は、随所随所で泣いてくれる麻生にも興奮しました(笑)。
そしてなんといってもクライマックス!二人が演奏するシーンは音楽との絆、バンドメンバーとの絆(ちなみにバンドメンバーのキャラクターもすごくいいです。特にボーカルの元アイドルまきちゃんはみんな好きなキャラなんじゃないかな)、家族との絆、そして麻生と椎名の絆がきれいに重なって、ラストにふさわしい感動的なシーンとして描かれています。また、1巻から二人の人生が長い期間描かれているので、成長物語としてもすごく良かったなと思いました。ちなみに個人的な萌えポイントは、麻生の椎名の呼び方に細かいこだわりがあるところと、ステージという言葉を舞台のステージという意味だけじゃなく、人生のステージとして表現されているところですね。言葉選びにも先生のこだわりを感じます。
バンドだけじゃない人間ドラマがBLと相まって魅力的に描かれているので、まだの方にはぜひ読んでいただきたい作品です。
遂に完結、めちゃくちゃ感動しました…!
椎名の休養とPegの活動休止、そしてしばし離れることになるふたり…。
わりと序盤から胸がいっぱいになる部分が多くてうるうるきてしまいましたが、彼らの想いをきちんと受け止めたくて1ページ1ページ、大切に読みました。
椎名をいつも見守っていてくれるメンバーと
グッと言葉を飲み込んでそっとその背中を押してくれる新の大きな愛があったからこそ、椎名はまた音を取り戻せたんだなと思いました。
Pegの原点とも言える、みんなが出会ったライブハウスでの復活ライブは本当に感動しました。
そしてなんと言っても新と椎名のギターセッション…!最高すぎでした!
楽しそうに演奏するふたりの表情から臨場感が伝わってきて、ギターと出会ったあの頃まで時が戻ったかのような空気感にただただシビレました。
椎名のギタリスト人生の"始まり"であり、一緒に弾くことを心から願った新とのステージは涙なしには読めませんでした。
ただ甘いだけではなく、ただアツいだけの音楽漫画でもなく。
すれ違いや困難を乗り越えて、最高の場所に辿り着いた彼らの日々を見守ることが出来て本当に良かったです。