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俺と上司のかくしごと つづきのはなし

ore to joushi no kakushigoto tuduki no hanashi

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表題作俺と上司のかくしごと つづきのはなし

御門 純一郎
部下兼恋人
姉崎 実紗樹
上司兼恋人

その他の収録作品

  • おまけのはなし
  • おまけのおまけ@数時間前の大阪

あらすじ

激務なデザイン会社に勤務するドルオタの御門が上司の姉崎と付き合い始めて一カ月。久しぶりの連休なのに、家にこもってエッチばかりでセフレみたいだから、普通の恋人みたいにちゃんとデートしたい!
不服そうな姉崎だったが、御門と二人で温泉旅行に行くことになり――?

作品情報

作品名
俺と上司のかくしごと つづきのはなし
著者
嘉島ちあき 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
シリーズ
俺と上司のかくしごと
発売日
電子発売日
ISBN
9784796414371
4.5

(230)

(160)

萌々

(45)

(20)

中立

(3)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
21
得点
1043
評価数
230
平均
4.5 / 5
神率
69.6%

レビュー投稿数21

晴れ晴れ

「俺と上司のかくしごと」
パワハラ気味な上司の姉崎に振り回されている御門。ふたりそれぞれに人には言えないかくしごとがあって…。
このふたりの続きが読めるなんて嬉しい限り。

そして、とってもよかったです…。
もう、いろいろな意味で。

姉崎が表向きは傍若無人というか、とにかく強気なんですけど、自分のセクシャリティにかなり負い目を感じていて幸せになれっこないと自分で自分に暗示をかけてしまっているようなネガティブな気持ちを抱えていて…。
前巻からそれは顕著で、その考えを御門が打破して姉崎自身をまるっと包み込んでお付き合いに至ったのですが、幸せであればまた不安がよぎってしまい最終的に別れることを前提として交際しているという(涙)

御門との温度差がもどかしくて、浮かんでは沈んでしまう姉崎の気持ちがせつなくて…。

その度に御門が姉崎に必要な言葉、態度で接して姉崎の曇った心を晴れ晴れとさせる。
ただのドルオタではない、包容力満点な御門がかっこよかったです。
短髪の姉崎(似合ってる!)を見た瞬間、はあ〜〜〜ってなりました。
嘉島先生のお話し運び、セリフ回しが素晴らしすぎて何度目頭が熱くなったことか…。

ラストの姉崎の笑顔を見てこちらの心も晴れ晴れとして、ほんとによかった…、としみじみと言いたくなるくらい素敵なお話しでした。

16

つづきのはなし

めちゃめちゃ良かった
姉崎さんの独白がすごく切なくて、けど御門への愛に溢れていて辛かった
御門の姉崎さんへの愛情の伝え方がすごくまっすぐで純情できゅんきゅんしました

身体を重ねているのに、胸が苦しくなるような描写がすごくキました
ほんとに、続きのはなしだなぁと感動です

前作から結構空いてるんですよね
けど、すごく自然な流れでここまで読めてとても満足です

姉崎さんの短髪可愛かった
笑顔がとても印象的でした
大満足の続編でした

16

君と紡ぐ未来は愛と幸せで溢れている

『俺と上司のかくしごと』の続編です。

デザイン会社勤務 御門 純一郎と主任 姉崎 実紗樹のお話。

前作では、会社の飲み会で酔った姉ヶ崎に襲われた御門でしたが、最終的に2人は付き合うことになりました。
今作は、その続きになります。
付き合い初めて1ヵ月。
「今までの週末はお家にこもってエッチばかりしていたので、ゴールデンウィークはデートしましょう」と御門が提案します。
気の進まない姉崎でしたが、2人で映画に行くことに…しかし、食事もしないでただ映画を観ただけ。
おまけに、御門が手を繋ごうとしても、姉崎には避けられてしまって…。

いや~、本当に良かったです‼
もう序盤で感極まってしまい、最後まで泣きながら読みました。
作品全体に、姉崎のセクシャリティの辛さや葛藤、そして御門への深い愛情が感じられ、いつの間にか感情移入していますよ。

このイレギュラーな状態を他人がどう見るか御門が気づいたら終わってしまう。
いつか夢から覚めることは知っている…だけど、少しでも長く幸せでいさせて。
激混みの休日に出掛けるのも、外で手を繋ぐのも、姉崎が避けていた理由は、他人の視線で2人の関係が「異常」なことを気づかれたくないから…。
しかし、ぎこちない姉崎の態度に気が付いた御門は、何か思うところがあるらしく温泉旅行を予約します。

…いつかを考えても仕方ない。
それは頭では理解していても、御門を好きになればなるほど押し寄せます。
御門に抱かれていても思い悩むほどに。
見えない終わりに怯える姉崎の気持ちが痛いほど伝わり、胸が苦しくて仕方ありませんでした。
前作で、御門に言った姉崎のセリフが今も胸に残っています。
――ゲイはみんな一生孤独で幸せになんかなれないんだ

でも、そんな不安で押しつぶされそうな姉崎を御門は優しく包み込みました。
さりげなく自然に…どんな時も自分の言葉でちゃんと向き合います。
「他人にどう思われたっていいですよ」
姉崎を幸せにできるのは御門だけなんですよね。

このお話には、当て馬は登場しません。
脇キャラでは、温泉旅行でモブとして登場した女子2人組。
「ただの肉魂」という名言を残してくれました(笑)

Hシーンは、温泉旅行の夜がメインになっています。
2人の絡みが丁寧にゆっくりと描かれていることと姉崎の想いがモノクロームになっていることで、エロさよりも切なさでいっぱいでした。
「好きって言って」
御門に何度もお願いする姉崎…こちらまでやるせない気持ちになります。

『おまけのはなし』
本編のその後のお話。
吾妻と大阪出張に行った御門。

『おまけのおまけ@数時間前の大阪』
大阪出張から帰る新幹線の中。

最後は、この作品に出会えて良かったと心から思えるエピソードになっています。
温泉旅行で張られた伏線も回収され、幸せそうな姉崎の姿に嬉しさがこみ上げてくるでしょう。
『俺と上司のかくしごと』から約5年が経ちましたが、GUSHの2018年4月号に掲載された番外編の流れを崩すことなく、とても素晴らしい続編に仕上っています。
嘉島ちあき先生の作家インタビューにあるように「「姉崎を幸せにしてあげてください!」に対して、きちんとお答えできるように…したつもりでおります」でした。

御門と姉崎がずっとずっと幸せでいられますように♡
いつの日か、また2人に会いたいな。

前作を読まれた方は絶対に読んで欲しい!
そして、まだ読まれていない方は『俺と上司のかくしごと』と併せて読んでいただきたいです。

15

これは良い続編!

一巻のレビューで
「とにかく最初は姉崎(受け)って嫌なやつ!って印象でスタートしましたが
読み進めて彼の弱いところが描かれていくうちどんどん印象が変わって、
もう愛に関して諦めている不憫な人なんだと分かってから愛おしさを感じるまでになりました。」
と書いた私。

そう、この受けは「愛を諦めてる男」なんです。
まさかの新刊に驚きつつも、受けのその後が気になってポチ。

この巻は、お付き合い開始の一ヶ月後からスタートしてます。
相変わらず受けは強気なんだけど、心の中ではこの幸せは「有限」だと思ってるんですね。

こんな幸せ、いつか終わりが来る。
ノンケの攻めはいつか、あっち側へ行ってしまう。
幸せすぎるけど、この幸せがいつ終わるかと思うと、怖い……みたいな。

相変わらず強気でそっけない態度とは裏腹に、慣れない幸せに怯える心のうち。
も〜受けがいじらしいったらありゃしない!!

攻めは、相変わらず不動の男っていうのかな。
一巻もそうだったけど「(男とか女とかじゃなくて)俺は俺」というタイプで、ノンケだからとか関係ない。
真っ直ぐで、芯がしっかりしてて揺るがない男という印象が、この二巻でさらに強まりました。
おまけに一巻ではちょいモサい隠れオタクみたいな感じだったけど、すっかり見た目もイイ男になったじゃん!!

愛に飢えてたけど愛を諦めていた受けが、真っ直ぐな攻めとお付き合いして変わっていく様子がたまらなく良かったです。


まさか続刊がでるとは思ってなかったので新刊情報見て驚いたけど、読めて嬉しかった。
こういういじらしい受け好きなので、神です。

ーーー



ところで攻めは、オタク卒業したのかしら?
あの大量グッズ類はどこへ?

コメントで教えていただいたのですが、裏表紙にありました。
(ありがとうございます)
電子(シーモア)だと、おまけ漫画の後にあとがき→奥付→見開きで一巻の宣伝→
その次に見開きで「4話の空白期間のできごと」という見開き漫画があるので、そこまでチェックです!


13

フランク

ありがとうございます!
電子だとおまけ漫画があって、奥付があって、さらに見開きで一巻の宣伝があって、あぁ、終わりなのね……とそこで閉じてしまったので気づきませんでした。
再度開いてみたら、その次にありました!!!
わかりづら……。
本当にありがとうございます!

dayooon

裏表紙にグッズがない理由が描かれてあります!

待望の続刊、最高でした!

5年ぶりの続刊ということで、ずっと楽しみにしておりました!先行配信しているサイトで0時ぴったりに購入するほどには(笑)
まさかこの2人のつづきの話を読める日が来るとは思っていなかったので、感無量でした。内容も最高。


全体的な所感としては、一巻より精神的に辛い場面が多かったかと。以下、ネタバレ注意です。

1巻では嫌な上司だったり、雑だけど憎めない人だったりする実紗樹が、2巻では恋に怯える子羊みたいでしんどくて……でも、そこが可愛かったです。
マイナス方面に物事を考えてしまっているときの実紗樹の表情が本当に切なくて、胸が痛かったですね……。

そんな感じで、あ〜悪い癖出てるよ〜実紗樹〜と思いながら結構ハラハラしつつ、「でもまぁ、御門がいるし大丈夫か」と御門の圧倒的包容力と安心感に寄りかかりながら最後まで読み切ることができました。
いやもう……本当にいい人ですね、御門は。実紗樹はあんまり思ったことを口に出さない人なのに、痒い所に手が届く温かい言葉を自然に掛けられる御門の素晴らしさに感動してしまいました。

御門となら、実紗樹は大丈夫。逆も然りで、2人がぴったり寄り添ってるのがベストなんだと、そう思えるラストでした。

欲を言えば働いてる2人がもっと見たかった……あと吾妻さんも、出来ればもう少し見たかった。ちょっと嫌な人だけど(笑)、実紗樹を大事に思ってるのが伝わってくるのが可愛くて好きなんです。吾妻さんも今は幸せなのかな……?

あと、短髪の実紗樹が少年っぽくてめっちゃ可愛かった……好きです。相変わらず節々に表れる(元)ビッチっぽい、というか「ちょっと余裕のある受け」感も最高に可愛かったです!そこがブレないのはさすが!(笑)
とはいえ流石に慣れてきた御門に逆転されるのも、美味しかったです〜!!


また終わっちゃった……と思うと、ものすごく寂しくなってしまうのですが、彼らのつづきの話を読むことができて本当によかったです!
できればこっちもCD化してほしいな〜なんて。

10

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