一歩も退けない結婚攻防戦スタート!

小説

  • スパダリαとは結婚できません!

スパダリαとは結婚できません!

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表題作スパダリαとは結婚できません!

八重樫惟久矢,八重樫物産の御曹司,α
柏木由弦,21→25歳,大学3年生→カフェの店員,Ω

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

オメガで大学生の由弦は、自身のバース性を受け入れられず恋愛を拒絶していたが、発情期に襲われ、窮地を救ってくれたアルファで大企業御曹司の惟久矢と一夜を共にしてしまう。
その結果子どもを授かるが、惟久矢にはそれを隠してひっそりと姿を消すことに。
――四年後。湘南の保護猫カフェで働きながら息子の兎惟を育てている由弦の前に惟久矢が現れ、「ずっときみを捜していた」と熱烈なプロポーズをしてきて!?
甘々紳士アルファ×臆病オメガ+パパ似のちびっこ&不思議なにゃんこが家族になるまでのハートフルラブ

作品情報

作品名
スパダリαとは結婚できません!
著者
真船るのあ 
イラスト
八千代ハル 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
電子発売日
ISBN
9784773060928
3.7

(35)

(4)

萌々

(20)

(10)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
12
得点
130
評価数
35
平均
3.7 / 5
神率
11.4%

レビュー投稿数12

逃げるΩ、追うスパダリα

真船先生の『ハリウッドスターαからの溺愛お断りです!』がとても好きで、こちらの作品も同じ”シークレットベイビー”もの、ということで読んでみました。

出版されたのはこちらの作品が先なので、順序的には逆になってしまいましたが;

好みで言えば…「ハリウッドスターの〜」の攻め、エリアスのアクの強さが好きだったのであちらに軍配が上がるな〜という感じですが、こちらの作品もシリアスすぎず暖かく、不思議な猫ちゃんも出てきて癒されストーリーでした✨

ヒートに当てられて一夜を共に→妊娠が分かり逃げる→アルファと再会、という流れは王道ながら、不思議な猫又(?)しらたまの存在と息子の兎惟(うい)が穏やかで優しい雰囲気をプラスしてくれ、じんわり温かい気持ちになれます◎

攻め様が「ハリウッドスター〜」の傲岸不遜なエリアスと違い笑、良識ある典型的スパダリ!という感じだったので、一夜を共にした時についうなじを噛んでしまう…というのが個人的にちょっとえええ〜…と思ってしまいました;
エリアスだったらやりかねないけど、君はそこでグッと耐えなきゃだろう!!と…いや、理不尽なのは自分でもわかってるんですけれどー…!

キャラクターの性格が違うと、同じ行動をしていても受け入れられたらそうでなかったり、萌えたり萌えなかったりするのね…とあらためて?実感しました。。

結婚式に、2人の縁を結んでくれたしらたまも、ょこんと参列しているのがいいですね☺︎
八千代ハル先生の挿絵も可愛くて癒しパワー絶大でした◎

1

スパダリすぎる攻め

少し前まで、オメガバースとかファンタジー要素がある作品を手に取ることがなかったのに、一度読んでみるとまんまとハマりました…!
オメガバース+男性妊娠で現代もの。
もふもふの猫ちゃんや受けの子どもなど、可愛くて心温まるファンタジーなお話でした。

受けが攻めに惹かれているのに、身分差から身を引こうとする…という展開はよくあると思います。
この攻め…すごく出来る男で巧妙かつ、受けの負担にならない程度に距離を縮めようと努力しているんですよね〜。
攻めは最初からずっと優しく穏やかに接しているので、どんなに抗っても好きになっちゃうやつだ、受け早く素直になって…!と何度も思いました笑

イラストも可愛かったです。
真船るのあ先生の本は初めて読みましたが、エッチシーンはBL初心者に優しいソフトな表現でした。
キュンもありますが、どちらかと言えばほんわかした気持ちになれる本でした♪

0

可愛い♡

両親が運命のつがいなら憧れそうなのに、自分のバースに疑問を持って一人で生きていくつもりだった由弦。
密かに憧れていた惟久矢と一夜を共にしても、彼の立場を考えて身を引くのは切なかった。思わぬ妊娠に戸惑う由弦だけど、育てる事に決めたのは惟久矢への愛だと思う。
4年後、周りに助けられ日々を過ごす由弦と兎惟。惟久矢が会いに来たのは嬉しかったなぁ、けど素直に受け入れられない由弦。惟久矢母の態度もひどかったし仕方ないけど、必死な惟久矢を見てると絆されたしもどかしかった。迷いに迷ったけど共に生きていく事ができて良かった。
想い合う2人が温かくて優しくて素敵。しらたまと兎惟はキューピットだね。兎惟もしらたまも可愛いし楽しかった

1

惟久矢がかわいそうだと思ってしまった。

あらすじ通りで、ストレスなくさらっと読めました。
疲れてるときにいいかも。
悪い人出てこないし。


一度きりので妊娠しちゃって、ひっそりと子供を育てている由弦の元に、必死で探した惟久矢がやってくる。
惟久矢にとって、兎惟は実の子供。

惟久矢がめーーーーちゃくちゃ兎惟を可愛がるんですよ。
「実はパパだよ」とは決して明かさず、あくまで親切なおじさんポジで。

なんかそれ見て、惟久矢が不憫だなー……って思ってしまいました。
だって、兎惟はめちゃくちゃ可愛い。
4歳の今も可愛いけど、3歳の兎惟も、2歳の兎惟も、1歳の兎惟も、生まれたての兎惟だって死ぬほど可愛いはず。

それを惟久矢に見せてあげたかったなぁ……
目に入れても痛くないほどかわいがったろうになぁ……って。

なので、あくまで希望なのですが、将来は子沢山一家になって欲しいです。
めちゃでかい家なので、ワイワイ過ごしてほしい。

1

逃げすぎな受け

八千代さんのイラストが可愛いですよね!

作者さん初のオメガバースものとのことで。

スパダリ紳士なαと臆病で孤独なΩのカップルです。
由弦がねえ…。わかるんだけどねえ…。
逃げ出しすぎ!!
こういう自分さえ身を引けば相手はきっと幸せになれるはずという受けはどうもなあ…。
傷ついて辛くて寂しくて心細くて。よく頑張って兎惟を産んで育てたね!

惟久矢がどれだけ探したか。
こんなに由弦と兎惟のために頑張って。
早く絆されてよ〜と願いながら読みました。

弓枝さんもなんかあっさり認めてくれたし、兎惟パワーと由弦の誠実さ、ひいては兎惟を愛して良い子に育てたからだね!

初めては本能で二回目は愛し合って。
本当に良かったねえ。

0

兎惟が可愛い

挿絵にホイホイされこちらを購入しました。

オメガの由弦と御曹司のアルファの惟久矢とのお話。
由弦はアルファに対してトラウマがあるのですが
色々なことがあり発情期に襲われ、惟久矢と一夜を共にしてしまいます。
その際にうなじを噛まれ番が成立するものの、惟久矢の前から姿を消す由弦。
そして4年後ー…。

二人の子供の兎惟としらたま(猫)にとてつもなく癒されました…!
惟久矢はグイグイくるのですが強引じゃなくて
対応がスマートでさすがスパダリ!と思いました。

最初は性急だったものの、その後はゆっくりと進んでいくので
ヤキモキした気持ちになりつつも、兎惟がほんとに良い子で可愛いので
癒されつつ読み進めることが出来ました。

しらたまの謎だけが最後に残りますが、
しらたまのお陰で二人は結ばれたことだけは間違いないので
彼が一体何者かわからないけど、まぁもうそれでいいか~と思いました。
ほんわかと素敵なお話でした♪

0

公園の野良はネコマタだった

著者、初オメガバースなのだそう。捻りのない、甘々王道
BL初心者向け、もしくは疲れたときの一冊向け。

公園猫が切っ掛けで知り合った、御曹司。
御曹司は、半月後に海外支社出向が内定していた。
Ωが暴漢に襲われ助けてもらった日、突然発情を起こして、
御曹司の介抱を受ける。
翌日御曹司の自宅を去る際、御曹司の母から「二度と会うな」と手切れ金を渡される。

別れた後、妊娠発覚。天涯孤独のΩは、迷った末に出産を決心。転居する。
転居先で、保護猫喫茶を経営する女性から、家を仕事を紹介される。

御曹司が帰国して、Ωと子供を探し当て、再会。
色々有っても、妖怪ネコマタの仲介でハピエン。

挿絵が可愛かった。
中途半端な印象を受けるのは、重点強調がない、まんべんない描写だからかも。
不憫受でもないし、猫萌でもない、幼児萌でもない、そんな感じ。

0

外堀埋められまくり(泣)

先にレビューされている方々が詳しく描写されているので
私は正直に思った事を述べます
結ばれた夜に姿を消した由弦(受)を何年も探していた惟久矢(攻)
その間に由弦は惟久矢との間に出来た子供・兎惟を産み
保護猫カフェに勤めながら周りの助けもあり
楽しく忙しい日々を過ごしていた
そんな2人の前に唐突に惟久矢が現れるのですが
保護猫しらたまの里親になるていで
由弦にアプローチをする為に惟久矢がチョロチョロして
由弦の周囲の人々を次々と陥落していくのです
特に兎惟は初対面から惟久矢に懐いていて
毎日生活するのに必死な由弦には出来ない海へのドライブやBBQ等
イイ人風で実に断り辛い雰囲気でグイグイきます
結果追い詰められた由弦は「俺から兎惟を取らないで」と涙ながらに訴える事に
いや~、私も地味に精神追い詰められました
だって惟久矢は本当に良かれと思って善意でやっていてるのは分かるのですが
由弦が断ってるんだから引き下がればいいのに気にせず行動し
結局由弦が折れて惟久矢の望む通りに進む事、多数
マジで私は強引過ぎる惟久矢が苦手です
で、なぜ由弦が惟久矢を避けていたのかというと
初めての夜に惟久矢が寝てしまいその間に惟久矢の母がやって来て
由弦に身分違いを注意しお金で解決しようとしたからです
最終的に惟久矢母は由弦の優しさと兎惟の可愛さにメロメロとなり
皆に祝福され、しらたまも含め家族となりますが
由弦が惟久矢の事を忘れず、ひっそり想っていたからいいものの
4年の間に新しいパートナーがいたら、とか考えなかったんだろうか?
うなじを噛まれると他のαは関心を示さなくなるとはいえ
フェロモンに左右されない感情もあると思うんだけど
私がオメガバースの作品を読み慣れていないからなのか
真船先生の作品は今まで楽しく読んでいましたが
この作品は私には合わなかったみたいです

3

理想的な攻め

るのあ先生の初めてのオメガバだそうです。
八千代ハル先生のイラストがとても世界観に合っていました。

攻めの惟久矢がオメガバ作品であろうが無かろうが、これぞスパダリの見本のような理想的な攻めでした。

受けの由弦は両親を亡くしていてトラウマにはなっていますが、それにより彼がオメガだからといって悲惨な目にあったりとかして無いので安心して読めました。

それどころか余りにも由弦が控えめ過ぎて、物分かりが良過ぎて焦ったくなる事が何度かありました。


由弦を探し出して断れ続けても、時には強引に距離を詰めて来る惟久矢にときめいてしまいました。
決して無理強いせずスマートな態度に感心してしまい、頑なな由弦に息子の兎惟の気持ちを考えてあげて!と何度思ってしまったか…。

その息子の兎惟はめちゃくちゃ可愛くて人たらしの才能有りです。そして恋のキューピッドである猫のしらたまが、不思議な存在でこのお話の鍵になってます。

嫌な登場人物も居ないので(惟久矢の母親が一時的なくらい)読後感がとても良い作品ですが、そこが物足りない点でもありました。

4

大切な人だからこそ諦めません

今回は大企業の御曹司と清掃バイトをする大学生のお話です。 

攻様と一夜を過ごした受様が攻様の家族になるまで。

この世界にはアルファ、ベータ、オメガという
バース性があります。

アルファはハイスペックな才能や容姿に恵まれたエリートで
オメガは男性でも妊娠、出産のできる特異体質な人々です。

アルファとオメガ存在は義務教育で学びますが
世の中の大多数はごく一般的なベータであり
アルファとオメガは知っていても身近にいないので
詳しくないという人がほとんどでした。

受様はアルファの父とオメガの父の間に生まれ
父達はとても仲睦まじい夫婦でしたが

受様が高校生の時にアルファの父は病死、
オメガの父も大学に進学した年に事故で亡くなり
受様は極力目立たぬようにひっそりと生きてきました。

今の受様の秘かな楽しみは
バイト先近くのある公園で野良の白猫と男性会社員の
織り成す攻防戦を見守る事です。
この彼こそが今回の攻様です♪

攻様は猫好きらしく白猫に近づくのですが
白猫はツンデレで攻様に甘えてはくれません。
受様はそんな1人と1匹にいつも癒されていたのです。

ところがある日、
受様は寝坊して抑制剤を飲まないまま通学し、
間に悪いことに発情期に入りかけていて
若い男達の標的になってしうのですが、
たまたま居合わせた攻様に窮地を救われます。

そして汚れた受様に着替えを貸すという
攻様について向かった攻様宅で
攻様もまた公園の白猫と遊ぶ受様を見知っていて
気になっていたと言われるのです。

そして自己紹介をされた受様は
初めて攻様がバイト先の会社の御曹司と言う
自分とは違う世界のアルファと知りますが

心も身体も攻様を求める本能のままに
攻様と一夜を過ごし、うなじを噛まれしまうのです!!

攻様とつがいとなってしまった受様の運命とは!?

真船先生の初オメガバースは
社長令息の攻様と天涯孤独な受様と身分差モノ、
シンデレラストーリー的なオメガバースになります♪

攻様は海外赴任が決まっていて忙しく
翌朝、受様を残したまま出勤してしまいます。

攻様の正体を知った受様は
一夜の思い出を胸に攻様の前から去る決意をし
別のバイトを始めるのですが
やがて自身が妊娠している事に気づくのです。

受様は産む決心をして大学を退学し、
アパートも引き払い、今までの生活を全て捨てて
東京を去る道を選びます。

そして物語が再び動き出すのは
海外赴任から戻った攻様が子供と2人で暮らす
受様と再会する4年後になります。

オメガバースとしても身分差モノとしても
スパダリ攻な溺愛モノとしても
限りなく王道路線なので

受様が攻様を受け入れて家族となるまで
安心してドキドキできるストーリーです。

異色となっているのは
攻様が可愛がろうとする白猫が2人の恋の
キューピット的な役目を担っている事かな。

攻様の海外赴任で離れてしまった2人の間を
無理なく(!?)近づかせるために
自分の存在をアピールする白猫さんは
ちょっとアザトイ存在なのですが

彼の正体は〇〇〇〇なので
もうファンタジックな存在として
なんでも有りと思って読み進んだ方が
楽しめるかと思います。

しらたまが正体を現すかどうかは愛息次第ぽく、
それによって新たな恋物語が生まれそうです。
ちょっと読みたい (^-^)o"

八千代先生の描く愛息と白猫がとっも可愛い♡

4

ねこちゃん

るのあ先生だし八千代先生なので購入。ストレス無くさらっと読め、かつ王道スパダリ+お子様可愛い+モフモフで、疲れ切った身には有り難い一冊でしたので、萌2より萌にしました。本文230P弱+あとがき。

両親とも亡くしバイトしながら一人暮らしているオメガの由弦(ゆづる)。訳あって人とはあまり関わらないようにしてきたのですが、バイト先の目の前にある公園で見かけるイケメンがツンデレ野良猫を可愛がりたいのに相手にしてもらえていない様子を見かけて…と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
兎惟(うい、受けの子)、しらたま(ツンデレ猫、ご活躍)、沙由里(受けが世話になる保護猫カフェオーナー)、攻め母等。ういちゃん、可愛いです。オメガバの設定は王道。しゃべんないけど白猫ちゃんとか猫が肝です!

++攻め受けについて

攻めはお金持ちビジュアル良しなスーパー✕100万回なイケメン。性格もひねてないし、ああ正統派イケメンありがとうございますという気持ち。クセはないのですが、真摯に受けを思い続けているので、適温なお風呂に浸かった時のようにリラックス&ウレシイ。良い。

受けは健気さんまっしぐら。一回やっちまっただけで妊娠するわ、身を引かなきゃと行方をくらますわ、一人で子供を産み育てるわ、まあ大変。でもその大変さ、悲惨さあたりはさらっと流してくださっているので重苦しくはないです。良い子。

そしてお子様としらたまが可愛いから、疲れた身を癒やす休日読みには大変有難かった1冊でした。最後に挿絵のお話。八千代先生の絵は大好物なんですが、カラー口絵の攻めの満面の笑みは、ほんとーに最高でした。見ているこっちが腰砕け蕩けそう…試し読みで見れそうなら見てみて下さいませ♡

3

王道のストーリー、でも「スパイス」が効いてる

真船さんといえばスパダリ攻め×健気受けというCPのお話が多い作家さま、のイメージが個人的に強いのですが、今作品もそのイメージを損なうことのないCPのお話でした。しかも先生お初となるオメガバもの。ということですごく真船先生らしい一冊になるんじゃないかなと思いつつ手に取りました。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。







主人公は大学生の由弦。
彼の両親はアルファ×オメガのCPで、由弦自身もオメガ。両親に愛され成長したが、その両親は相次いで亡くなり、今は独りぼっち。しかも過去にアルファに襲われた経験があることから恋愛も苦手。

人と関わらず、ひっそり生きていこう。
そう、由弦は決めている。

そんな彼にとって秘かな楽しみは、公園で一人の男性を見ること。
スーツを着こなし、一部の隙もないさまを持つその男性は、その見た目を裏切るコミカルさをもって一匹の白い猫を手なずけたくて奮闘しているのだ。

ある日、発情期に見舞われ男に襲われかけたとき、助けてくれたのはその男性。大企業の専務取締役を務めるその彼・惟久矢に救われ、そのまま激情のまま惟久矢に抱かれてしまうが―。

王道のオメガバもの、と言えるストーリーかと思います。
薄幸なオメガが、スパダリのアルファに愛され、でもアルファの手を取ることができず、という。

由弦が惟久矢に抱かれ、しかも子までなしますが、けれど由弦には惟久矢のもとにあっさりいけないその理由がきちんとあるので読んでいて上滑りせず感情移入してしまう。が、ベースとしては王道の展開なので先の先まで見通せちゃう。

けれど、そこにスパイスとして加わるのが、まず、お子の兎惟。
この子が可愛い。

ちびっこが可愛いのは当たり前なのですが、さらにそこに加わるのが、「猫」の存在です。惟久矢が手なずけたくて奮闘していた、あのネコちゃん。

ファンタジー、と言っちゃっていいと思います。
ご都合主義的な感も、否めない。
けれどそれを上回る味が、このネコ・「しらたま」にはあります。しらたまの存在ゆえに、王道のそれとは一線を画す展開になっています。

由弦は薄幸ではあるのですが、彼に救いの手を差し伸べてくれる人もいて、それ故に切なくもあり、けれど非常にハートフルな展開になっていて読後が心がほっこりしました。しいて言うと、惟久矢が由弦に惹かれたのは「運命の番」だったから?と思えるあっさりさ。彼らが身体を繋ぐまでの過程で、二人の恋愛感情が育っていったなら、あるいはもう少し萌える作品になったかなと思いました。

しらたまの存在について、本誌では最後までネタバレがないのですが、特典の「出版社ペーパー」に、しらたま視点のSSが書かれています。んー、これ、本編に入れてほしかったなあ…。読めない人がいるかと思うとちょっと複雑な気持ちになる、けっこう重要なSSでした。ぜひともこの特典がついてくるところで買われることをお勧めします。

挿絵を描かれている八千代さん。
今回初タッグとのことですが、この作品の世界観にぴったりな絵柄で、萌え度は確実に上がりました。

8

この作品が収納されている本棚

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