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いつくしむ、さを鹿の声

itsukushimu, sawo shika no koe

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表題作いつくしむ、さを鹿の声

倉田陽介,26歳,剣道部主将→柔道整復師勉強中
斉藤冬月,26歳,剣道部副将→教科書編集者

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下キャラプロフィール

あらすじ

高校生の頃剣道部に所属していた冬月は、部の集まりで8年ぶりに同級生の陽介と再会する。
陽介が主将を、冬月が副主将を務め、部を大きく成長させた二人。
しかしある事がきっかけで距離ができてしまい、卒業後会う事はなかった。
再び友人という関係を築き、今の陽介を知っていく冬月。
一方の陽介は、ある事に対する後ろめたさが残ったまま冬月と交流を続け──

作品情報

作品名
いつくしむ、さを鹿の声
著者
春之 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リイド社
レーベル
SPコミックス mimosa
発売日
電子発売日
ISBN
9784845857746
4.3

(70)

(38)

萌々

(19)

(11)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
301
評価数
70
平均
4.3 / 5
神率
54.3%

レビュー投稿数6

ちょっと危なっかしい攻め

 剣道を通して描かれる、長年に亘る拗らせた想い。高校時代の青春で終わらせず、2人とも大人になってからも剣道に関わっているところがこの作品の1つのポイントだと思います。陽介があそこまで当時の事故を悔やんだのは真面目だからなのかなと思っていましたが、昔からの憧れの人から剣道を奪ってしまったからだと知り、後悔の深さに納得しました。陽介と比べると一見ネガティブそうな冬月の方が、案外物事を客観的に冷静に見ていた気がします。そういう意味ではバランスのとれたカップルかもしれませんね。個人的にはどうも濡れ場までの流れがしっくり来ず、もう少しプラトニックでも良かったかなと思いました。

0

コスチューム萌え

8年の歳月を経て再会する、元剣道部の主将と副主将の再会BLです。
帯タイの『僕はずっと、君の最高の愛棒《パートナー》でいたかった。』という煽り文にグッときました。
表紙カバー絵に描かれている二人の表情が豊かで、読む前から何となくの関係性が伺い知れるのはとてもプラスポイントでした。

発売日から少し経過しているので中身についてのレビューは軽めに。

今回のような、未読(であったり買った記憶があいまい)の先生の本について、私は ①表紙絵②帯タイ③あらすじ④タイトルの順に攫って、それから購入するか否かを考えるのですが、今回は①(外カバーの構図・二人の表情)が決め手となって購入しました。
発売日から経過しての購入に思うのが『発売当初から店頭で見る度に気になっていた本、こういう本はフェアやら何かの機会には買うんだから、リーフレットや特典がついている発売当初に買った方がマジでいい』ということ。

……春之先生の本は発売日に買おう。
(剣道着とサバゲー服が最&高でした!)


0

剣道男子


面白かった〜!
同級生、再会もの、好きなビジュアルの受攻。そして高校の時の部活が剣道というのが購入の決め手です。
わたし自身剣道に馴染みは無いですが、高校生の剣道男子はなんだか格好いい(^。^)
それに主将と副主将というポジションもおいしいですね。パートナーなんですよ、パートナー!!
副主将のフユが天然で面白い。防具を身につけ竹刀をもつ姿とは真逆でどこか抜けていて隙?があるような、そんな感じです。
二人の致すシーンは本当に最後だけのじれじれしたお話でしたが、周りの人達も優しく良い人ばかりで面白かったです。

1

吉野も後藤も山下もいい奴

デビュー作のエレベーターストラテジーが好きだった春之先生の新刊!噂の意味がわかるとエロいタイトル!笑

もともとお上手だった絵が一層うまくなってます。あとがきにもチラと書いてらっしゃいましたが、剣道もサバゲーも装備描くの大変で大方避けるだろうところ、向かっていく先生がとても好きだ。
あとがきに読み返すと〜って話もあったのだけど、読み返すと高校一年生の図書室シーンの白々しいストーカーっぷりが怖いよ!

前半は青春の延長戦成分強めです。恋愛というよりは、深めの友情の物語。冬月の方は自覚こそ半信半疑というような感じなれど、高校から恋愛的な意味で好きっぽいですね。
終盤に増してきたラブ成分も良し。

シーモア限定おまけ漫画2枚 高校時代から公式夫婦じゃないか

萌2〜神

1

再会ものの切なさが味わえる

昔仲良かったけどいろいろあった相手と同窓会で八年ぶりに再会して…?という超ベタ設定のお話。他にも王道エピソードが多いので筋が分かりやすいんですが、序盤からいくつもの伏線を張る形で焦らしながら出してくるので、二人の意味ありげな雰囲気を長く楽しめました。かなり詰め込まれてるけど流れが自然なので読みやすいです。ボリュームたっぷりなお話に浸れた満足感がありました。
フユと陽介はお互いに不器用で、話し合わず自己完結してしまい、すれ違ったまま離れます。そうして学生時代に上手くいかなかった二人が、大人になって再会すると関係性を変えられるっていう、言ってしまえばそういうお話。
どちらも引き摺り方が重かったのか、時が止まったみたいに成長していないようで、すんなりとはいきません。このゆっくりじっくりな中で過去が少しずつ分かっていく展開は良かったです。
で、問題が綺麗に片付いてから、くるっと雰囲気が変わってBLが始まります。ここまでの過程で熟成された気持ちを読み取れってことかもしれませんが、私にはBL部分が作品から浮いてるように見えました。ここだけ攻め視点オンリーになるのも謎。
BLも人間ドラマの中に綺麗に馴染ませてくれたら萌えられた気がします。
二人の関係修復に関するストーリーは良かったのに、取って付けたようなBLが逆に余韻を消してしまいました。途中まではとても好きでした。

3

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