出会って10年、ルームシェア歴1年、関係を崩すのは“冗談のキス”

コミック

  • ジョーク・スタート・ルームメイト

ジョーク・スタート・ルームメイト

joke start roommate

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表題作ジョーク・スタート・ルームメイト

相良,クールなリーマン
野間利之,面倒くさがり屋

その他の収録作品

  • 夏のふたり(描き下ろし)

あらすじ

『ルームシェア』じゃなくて『同棲』にしない?

出会って10年、ルームシェア歴1年、野間と相良は互いにゲイで、気心知れた友人同士。はじめは野間が彼氏を見つけて部屋を出ていくまでの期間限定だったが一向に彼氏はできず、相良との生活も気楽なため、出ていく気力を失いつつある。このまま相良との生活を続けられないかと考えたある日、野間にある考えがよぎる。
「俺らが付き合えばいいんじゃね…?」
今更相良に恋愛感情を抱けるか疑問に思いつつ勢いでキスをしかけてみる野間。すると相良から返ってきたのは予想外の激しいキスで…!?

作品情報

作品名
ジョーク・スタート・ルームメイト
著者
くらのね吉 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784796414661
4.2

(120)

(54)

萌々

(43)

(19)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
21
得点
503
評価数
120
平均
4.2 / 5
神率
45%

レビュー投稿数21

本当にただのルームメイト

う~む、これ良かったなあ。
何が良かったかというと、設定は同居している恋愛関係はないゲイの二人が、というありそうなものなのですが、これがありきたりなくっつき方をしないことです。

どっちも社会人で、それぞれの生き方がある。
中がいいけど互いに干渉し合わない、大人な関係。特に攻めの相良は飄々としてて、同居してて好きじゃない振りをしているけど実は好き、みたいなのじゃないのが良かった!

一方の野間は適当にしてて面倒くさがりや。もう相手相良でいいんじゃね?と思うも、これまでただの友人だった相手とそう簡単に恋愛にはならない。それも見越して悟っている相良、かっこよし。

ちょっとおしゃれなストーリーが面白かったです。

0

海の日

「ひみつは晒して愛でるべき」で気になったくらのね吉先生の既刊。どちらも海王社なので今まさに海の日でお得!
こちらも「ひみつは〜」同様に言っちゃえば地味な作品。激しいトラブルや悲しい事件はなく、そこにリアルさや可愛さを見出せる人はお好きかと。
今作、個人的には主役2人ともにもっと見せ場があればよかったな〜。この淡々としているところがいいのは分かるのですが、特に相良(攻め)はもっと掘り下げれば隠してるやらしさや可愛さやカッコよさがありそうな…もっと内面を描いて欲しい。

萌〜萌2

0

先に謝っておく。ごめんなさいこんなレビューで。

ここのサイトでリーマンもののおススメでよく挙がっていて、前から読みたいなとは思ってた。
レビューも高評価ばかりで、なにより私の好みは大きな事件が起こるよりなにげない日常もの、出来たらお仕事もの、更に出来たらリーマンもの。
だからとっても期待して読んだのだけど。

うーん、うーん、期待し過ぎ?
どうして萌えないのかよく分からない。
2度読んだ。
更に読もうとは思う。
初めての作家さんだけど他の作品も読みたいとは思う。

すごーく普通っぽいストーリー。
2人ともどこかにいそう。
ただゲイ同士10年友だちのままってありえるの?
私からしたら、男女の友だち関係、さらっとした友だちなら成り立つだろうけど大親友なら男女間はほぼないんじゃないの、とも思うから。
そこはひっかかった。
個人の感想です。

まあとにかく、あまりに普通過ぎて淡々とし過ぎて萌えどころが今のところ見つからない。
ホントに不思議なんだが。

で、大抵の作品なにかしら萌えポイントがあって、例えば攻めがカッコよかったとかラストのシーンのセリフが良かったとか。
それも今回見つからず。
私の感受性が鈍いのかなあ。
かなり不安にも思ってるくらい。

でも今回「中立」ではなく、「萌」を選んだのは不快な箇所は全くないから。
あと、3度くらい読めば少し分かってくる気がするから。
他の作品も読みたい気持ちは本当だから。
です!

0

表情がすごくイイ!

表紙イラストでは感じなかったのですが、二人の表情がとても良いです!
主人公の野間が顔に出やすい感じなのですが、すねたり、考えたり、優しくされてちょろいと自覚ある照れ顔とかが普通にすごく可愛いです。

それと、相良が個人的に大のお気に入りです。首を傾けて話すキャラにすごーく弱い私のツボをついています。ヤバイ色気を察知してしまった…。あと全体的に、コマに対して頭を真っ直ぐにしている構図があまり無いです。その辺りも日常の仕草っぽくて好きです。

ストーリーは出会って10年、ゲイ同士の友人で同居中。恋人をつくって出ていく予定が面倒臭さからコイツと付き合うか…?という発想になってから進展する二人の話です。
一緒に暮らして食事をして…と派手な出来事はなくありふれた日常の積み重ね。作っといた、食べる?というやりとりが非常に良いです。

好きで好きで、紙書籍で購入したのに、電子書籍でも購入してしまった作品です!

0

親友から恋人になるのって、きっとこんな感じ

大喧嘩したり、当て馬が出てきたり、恋愛漫画らしい大事件が起きないのに満足度の高い作品でした。

ずっと平坦で、本当に普通の日常風景が描かれています。
気の合うゲイ仲間であり、親友の2人が一緒に暮らし始める。普通のBLなら、ここでお互いに意識し始めて…と、なるところ本作は、そうならないんですよねー…

友達だからパンイチで寝ていても気にならないし、試しにキスしてみても「別に…」と言う感想で、恋愛漫画におけるドキドキ感は薄いです。
ですが、好きな物・嫌いな物が同じだったり、金銭感覚が似ていて価値観が同じ。一緒にいて楽しいし、ずっと一緒に居たい。そんな2人の関係はカップルと言うより、夫婦の感覚に近いな…と感じました。

10年近く友人として一緒に過ごし、悪い所も良い所も知っている2人だからこそ、恋人を通り越えて夫夫になったのかな。
そこに波瀾万丈な恋愛模様は無くても、彼らの日常を垣間見るような感覚で、どこか癒されます。

ちゃんと、お互いの気持ちを知ってからのセックスが凄く良かったです!
行為中に翌日の朝ごはんの話をする2人が照れ隠しのような感じで、何だか生々しくてドキドキしました。
親友からヌルッと恋人になった2人ですが、描き下ろしでは恋人らしくイチャイチャする様子が見られて大満足!

▶︎シーモア/刻み海苔

2

気持ちが重なっていくのがいい

私なりのBLの法則で言いますと、相良が野間をルームシェアに誘った時点で好きだったのではと睨んでおりまして。
野間の勤務先に近いとも言ってましたし。

ま、好意がないとそんなこと誘わないと思いますが、相良が野間を意識し始めたのは最近なんですね。

で、ジョークで同居から同棲への移行を持ちかけるわけですが。相良は半ば本気でもあり。
タイトルがおしゃれです。

野間がそこで戸惑うのはわかる。
友だちとして好きだし、かと言って断る理由もない。でもいざとなると照れる。そういうものなんだろうな〜と自然に読めました。

ただ、相良に野間のことをどう好きかと聞くのが意外と遅いのね、とは思いました。
それまで野間が一人で考える時間が長かった。

相良は用件だけ言って答えを待つという何とも合理的な感じで。

でもそこを突っ込んで、野間のことをどう思っているか、本音を、しかも照れながら言われたので、ようやく野間もその気になるという。

ちょろ野間とは言え、相手の気持ちがわかってこそ本気になるというのがよかったです。
そりゃそうよね、と思いましたもん。

相良は常に普通の態度でしたか、野間に触れたり、ほっぺやおでこにキスしたり、愛情を感じるところがすこくよかったです。野間のことめっちゃ好きやんと。
野間は言葉が欲しかったみたいだけどw

最初、野間にキスをやり返す時、相良がメガネを外す仕草に萌えました。
本気具合が伺えて。
相良がメガネをとるとイケメンなのもぐっとぎす。

エロい場面の会話もいい、
友だちみたいだったり、恋人っぽかったり。

絵も全体的にいいですね。
特にキスや絡みの絵が色っぽくて好きです。

1

友達と恋人のはざま。

お互いに一緒にいて楽しいからいっそ付き合っちゃう? という話です。
熱烈に恋している訳じゃないけど、価値観や性格などのあらゆる部分で相性のいい二人だから、ずっと一緒にいたい→付き合っちゃう?=それって結婚では……と思ってニヤニヤしてしまいました。

普通に今まで通りの暮らしと関係性を続けていければ充分なのだけど、関係性に「恋人」という名のついた途端にぎこちなくなってしまうところが萌えです。リアルな大人同士の恋愛物語に、ほんのちょっぴりのピュアがまじるのっていいですね!

ラブシーンの最中に明日の朝は何食べたい? なんて雑談を始めるところがとっても好きです。萌えました。

2

友人から恋人までが丁寧に

すっごくドキドキするようなことはなく、すっごく切なくなるようなこともなく、ただ日常を過ごす二人の様子がとても丁寧に描かれていました。
同居から同棲、つまり友人から恋人になるまでモダモダしてて、これがメインテーマ。ゆる~いモダモダ好きにはオススメ。

結局、「好きだから付き合ってほしい」って言葉がなかったからモダモダしてたのかな?受けがちょろいから(笑)わざと言わなかったのかもしれないけど、最後の告白はプロポーズでしたね。そりゃちょろっといっちゃうでしょ(笑)

ご飯とか洗濯物とか、ちょっとした生活の一部がしっかり描かれていて、こういう生活の中で友情が愛情に育っていったのかなって想像させてくれるところがとても良かったです!

あと、飄々とした攻めの雰囲気がすごく好きです。押し付けるでもなく煽るでもなく、友情からはみ出した愛情をポンッ!と投げて、好きにしていいよ、って軽く渡す。熱い情熱はなかったけど、暖かい愛情を感じられました。

そうか、これは恋ではなく愛の話なんだな。

5

ほのぼのゲイライフ

ほんわか日常萌えです。もともと2人ともゲイ認知してたというところとか、えちえちお試し回の即物的wな雰囲気から、BLというよりゲイという表現がしっくりくる印象の作品でした。

長い間友人だった2人がルームシェアしてて、恋人になろっかー!?とモダモダするだけの1冊。登場人物は攻受、舞台は2人が住む部屋だけ!といっても過言ではないくらい(職場とか飲み屋とかもあるけど…)シンプル!でもちゃんと萌あって、シンプルイズベストだな~と思いました。

大げさじゃない告白がいいんですよね~。ずっと一緒に入れる気がするし、身体の相性もいいし~、”好き!”とか”愛してる!”とか大きい感情でなくて、”このまま一緒にいたいな~”って自然な感情…、もうそれは愛ってことだよね~と肩の力を抜いて楽しめました。

眼鏡のリーマン攻のビジュアルが好みでした(眼鏡ありなしのギャップとか)。スケベシーンもいい感じに肉感的でとても眼福でした。

6

日常を裏切らない

他レビューの通り地味な日常BLと言われればそうなのですが回数読むごとにハマります。
始まりから終わりまでちゃんと日常だし、ちゃんと関係性と感情の動きがわかります。
社会人同士、出会ってだいぶ経っての関係の変化なので舞い上がって突き進む勢い系BLとは一味違う落ち着いたものです。
友情→愛情はもはや家族感だけど方向性一致してるしじんわり心に残って何度も読んでます。
エロは淡白寄りですがなんかいいよ、3回くらい読むと受が可愛いし攻もかっこいい(チョロ)リアル感あるなー絆され感いいなーとなってきます。
あと一緒に朝ごはん食べるシーンがとても良い。夜じゃなくて朝ごはんを、簡単なものでもちゃんと作って一緒に家で食べるの。
この作品のおかげで朝ごはん一緒に食べるシーンってエロ4ページ分より満たされることに気づきました。最高かよ。

8

地味BLの頂点

日常系、地味BL。
まさに普通の日々。何にも事件が起こらないんです。

作家様はマンガの中では神様なのだから、誰か一人病気にして、世界の中心で愛を叫ばせることだって出来るのに(古っ!)、そんな小手先のことは一切しない、この潔さ!

これは何度か繰り返して読む事で、その良さがジワジワくるタイプの作品だと思います。初回は「うん、うん」くらいでしたが、3回目からは「んんーっ!?」となります。私は5回読んでます。

初めて読む作家さんでしたが、次作が楽しみです。このまま貫いて地味BLのキングになって欲しい。

6

こういう関係もあり?

最近日常系BL好きなので、本作もそんな感じなのかなと思っていたのですが、そうでもなくて結構めずらしい設定です!
恋人や夫婦の恋愛感情ってだいたい4年位だそうです。その後は愛着というか馴れ合いというかそういうので一緒にいるんだと、何かで聞いたことがあるのですが、なんとこの二人はゲイ同士で友人で恋愛感情もないまま出会って10年ルームシェア歴は、1年だけど
そしてそこから、野間の何気ない一言で始まります
なんか胸のときめきとか大恋愛とかはあまりないような気がするけど、だんだん野間が意識し始めて、相良がいまいちなに考えてるか分かりにくいけど、不意にキスしてくるとことか、ベタベタしてくるとこは萌えました。
だんだんと友人から恋人っぽくなってくるところがリアルです。
10年も一緒にいたんだからきっと一生一緒にいるんでしょうね最後のキスするのしないのでもめて不意に相良がキスしてるシーンが良かったです。
相良の眼鏡なしのビジュアルも良き

4

ナチュラルで、でもジレジレ

何度も読むと神になっちゃいそうなのですが、とりあえず初見でレビューさせていただいております。
恋愛~みたいなすごい盛り上がりとかはなくとも、恋人でもなくお互いに同性愛者で友達同士のルームシェアする日常でなら確かにこんなかもと思ってしまいました。大喧嘩とかもなく、ドキドキとかでもなく、意識してないとこから意識してみようみたいな。ただ、本人たちはのろのろジレジレですが、端から見るとイチャイチャです(笑)。すごく読みやすくてあっという間でした。

4

じわりじわりと

おもしろかった〜!
友達からもしくは親友から恋人になるストーリーってお互い高校生とか大学生同士がBLでも多い気がします。けどこれは学生から10年間友人を続けてきた2人だからアラサーぐらいかな?結構珍しい設定ですかね?
大人となると勢いとその場のノリだけではなかなか恋人!とはいかないですよね、友人期間が長すぎて照れが勝り勝手が分からない!!!といった感じでしょうか。それは男女同士でもあるあるだろうな。けどそんな2人が話し合いながらじわりじわりと恋人という関係になっていく過程はとてもほっこりします。素敵なお話しでした。

4

スマートに見えてモダモダしちゃう二人。

日常系。じわじわ系。というのかな?
激情に駆られたり、ロマンチックな展開はないけれど、
友人から恋人になる過程で互いへの気持ちが少しずつ育ってゆき、
最後にはちゃんと二人の“愛”が感じられるようになるお話でした。

一見スマートなようで、大人の男二人がモダモダしていたり、
案外可愛いところがあって、ニヤけてしまいました。


学生時代から友人関係の野間と相良は現在ルームシェア中。
ただ、それも野間が彼氏を作るまで、という期限付きの同居でした。

相良との同居生活を居心地よく感じていた野間はある日、
自分たちが恋人になればこの生活もずっと続けられるのでは?と思い付き、
冗談半分にそのことを相良に伝えてしまいます。
すると、予想外に相良からディープキスを仕掛けられ、
「ルームシェアじゃなくて、同棲にしない?」と提案されてしまい…。

そうして、友人から恋人になった野間と相良。
お付き合いのきっかけは合理性重視で、正直、色気も
ときめきも皆無だし、淡々としすぎなくらいでした。

お付き合いに至る前にお試しに初エッチも済ませてしまいますが、
そこに至るまでもお互いにゲイ同士ということもあってかなりスムーズ。

だけど、この二人、お付き合いをスタートさせると途端にモダモダし始めます。
特に野間は自分が言い出しっぺのくせに、
いざ相良が恋人らしく振舞うと戸惑いまくってしまいます。

出会いから10年、相良には友人以上の感情を抱くこともなく、
純粋に気楽な友人としてやってきたからこそ、今更恋人モードに
切り替えることが難しいのは理解できてしまうし、そんな野間の
戸惑いっぷりがリアルでした。

とはいえ、今まで相良を恋愛対象として見たことはないと言いつつ、
初エッチで緊張しちゃったり、甘いムードに照れてしまったり、
それなりに年齢を重ねた大人の男がウブい反応を見せるのがなんだか可愛い。

一方、相良はといえば、飄々としていていまいち感情が読みづらい男でした。
恋人同士になっても野間のように意識しすぎることもなく、
自然に恋人のように振舞い、べったりとくっついてきたり、
かと思えば、唐突に別れを仄めかしてきたり。

そんな態度に野間同様に読み手もこいつ何考えてんだ?と
振り回されてしまいますが、実はこの相良という男、
意外にも野間への一途な想いを抱えておりました。

最後にはクールに見えていた相良から「一生一緒にいたい」なんて、
重くて愛のこもった台詞が聞けてテンション爆上がりでした。
それまで“同棲”を提案したときも別れ話のときにも顔色を変えなかった
相良がほんのり頬を赤らめて本音をこぼす表情にキュンとしてしまいました♡
そこから色んな場面を遡り、本当は野間から提案されて喜んでたのかな、
このとき内心デレデレだったのかな、と想像力がフル稼働でした。

想いが通じた後には少し糖度はアップするものの、
エッチの最中に翌日の朝食の話をしていたり、相変わらずな二人で
ちょっと色っぽさに欠けはするけれど、なんかいいよね、こういうの。
ある意味では蜜月なのだけどベタベタしすぎず、
恋人同士だけど、ちゃんとそこには生活感もあって、
ああ、この二人はきっと一生こうやっていくんだろうなぁと。
二人の未来図が垣間見えた気がしました。

描き下ろしは二人の後日談でした。
パっと見変わらないようにも見えるけれど、
野間がほんのり甘い雰囲気を醸し出すようになっていて、
自然とキスに至る二人にニマニマしてしまいました♪

6

ジョークからディープ

「ルームシェアでもするか〜?」
相良のジョークから始まった相良と野間の同居生活。
1話のキスからふたりの関係がどう変わっていくのか楽しみに読み始めたのですが、野間がだいぶともだついていて。

10年来の友人である相良に対して急に恋人として接するのは気持ちがついていかないのもわからなくはないし、じゃあ恋人になる!と現金な態度を取ることもできずにぐるぐると悩むのはある意味リアルな反応なのかな…。と思ったりもしたのですが、野間が自分から恋人云々の話しをふっておいてなかなかはっきりしない割にちょろくて流されちゃうところにちょっとじれいらっとしてしまいました。

相良は淡々としているので気持ちが読みにくいかと思いきや、野間への想いはなんともわかりやすくてシンプルで、通常運転が少し崩れて照れたりするところがよかった。

いざ付き合うとなってもさっぱりとしていて一緒に暮らしてこなれている感を醸し出してお互いのそばが一番心地よいのがわかる相良と野間。
家事の分担なんて見事なものです。
あまあま〜、ではないのですが友人っぽさもありそれでいて友人よりもディープな関係性。
これがふたりの恋人としてのいい距離感なんだなあ、と思いました。

エッチシーンは身体付きがエロくて、ほぼ修正いらずのアングル。
電子(Renta)で各扉絵がカラーなのがよかったです。

3

リアル寄りの恋愛感情なのかな

大人の恋愛なのかな?
激しく燃え上がる恋愛感情というよりかは、空気のように意識はしないけど必要な相手みたいな話でした。

最初の付き合うきっかけも、ルームシェアしている友人との生活が快適すぎて、恋人になればずっと2人で住めるという安易なもの。

恋人になる前に生活感出しすぎて、熟年夫婦の様な落ち着いた生活が身について、今更恋愛感情持てないな〜みたいな気持ちだったのに、べろちゅーされて、告白されたらその気になっちゃう野間が、リアルで居そうだなと思いました。

相良は前から好きだったみたいですが、ものすごく情熱的な好きという風でもなく、ルームシェアの時の快適さで更に恋人として暮らしていけたらいいな、みたいな感じなので、恋愛としては大きな山がないんです。

個人的には情熱的な話の方が好きなのですが、大人のリアル寄りな恋愛だと、最初から熟年夫婦ぽいというのはありでした。

でも合わない人は居そうだなと思いました。購入時は気をつけて下さい。

最初タチとネコはどっちだろうと思っていましたが、始まってみたら2人の役割ピッタリでした。
眼鏡外した相良凄くカッコ良くて惚れてしまいそうでしたし、野間はベッドの上ではめちゃくちゃ可愛かったです。

5

こんな2人もありかもですが

くらのね吉さん初読み作家さまです。
友達から恋人に関係が変化するものや
淡々とした関係性や日常 BLが好きなので
手に取ってみたのですが
うーんもう少し甘さがあってもよかったのでは?
萌えそうなシチュなのになかなか萌えが来ずに
終わった?
大学生の時出会い10年近く友達してきた
ゲイ同士の2人のお話ですが
親友スタートとかでなくルームシェアをはじめて
居心地よいナチュラルから
お前となら、一生一緒にいたいと思うようになった…
字で書くと愛を感じるけど
読んでてなんか響かなかったんですよね。。
なるほど確かにあなたとずっと一緒にいたいという気持ちは
大事だし恋愛的な熱が淡白?恋人に選ぶ基準?
not恋愛体質な
攻めくんの相良なのかもしれないんだけど
野間をいいなあって思ってる描写があまり
なくってなんかいまいちもの足りないというか
いつか恋人になりたいと思っていたってな
片想いでもないので
野間じゃないけどほんとに好きなの?恋愛感情なの?
って思ってしまい
いわば友達婚の2人ように思えてしまいました。
起伏のない感じが逆にありそうで現実的?で良いっていうのなら好みじゃない?のかも。
溺愛や執着とは真逆の感じです。
 

4

気恥ずかしさと戸惑いは恋のスパイス

ちるちるの試し読みを読んで購入。

絵柄はすっきりと読みやすい。
ルームシェア中の友人から恋人へ、という設定も日常につながっているBLという感じで良いです。

視点は会社員(朝はゆっくりでスーツ着ない職種っぽい)の野間。ゲイ。
学生からのゲイ友・相良(リーマン)と成り行きでルームシェアし、気楽さと便利さゆえにずるずると続行中。
野間は全てがめんどくさく、この際相良が恋人になればこの生活を続けられる、と考えるが、半ば冗談のこの提案に相良が思いがけずノってきて…
…という展開。
今までそんな目で見た事なかったのに!という野間の戸惑い。
呆気ないくらい普通の態度の相良。
野間は相良にどう対応していいのかわからない。
この揺れ具合が読んでてすごく丁度良くて。
はじめは相良が何を考えてるのか、単なるデリカシー無し男なのかよくわからなかったけど、ポーカーフェイスの下では「一生一緒に…」なんて感じてたとはね!
可愛いとこあるじゃない〜⁉︎
…と思ったのは野間も同じようで、野間のうじうじも一気に晴れましたね。
その後は恋人モードへ…
Hの最中に日常会話するのは、一種の照れなのでしょうか。この2人、なんか可愛い。
地に足が付いた感じ。いいコンビ/カップルになりそうな2人です。

8

友人から恋人へ。激萌えした!

軽い冗談からルームシェアを始めた十年来の友人同士が、軽い冗談から恋人になっていくお話。絵柄は素朴でストーリーも地味だけど、めちゃくちゃ萌えました!
主人公はめんどくさがりの野間。恋愛事には超がつくほどチョロいのに、お互いゲイだと打ち明け合った相楽を、長い間恋愛対象として意識することもなく友人関係でした。不思議というかすごいというか…でも相手のアクションに弱いっていうチョロさみたいなので、それだけ相楽が友人の立ち位置を守ってたのかなあと思いました。
相楽は単純にめっちゃ好み!笑。ビジュアルも好きだけど、特に自然体で迫っていくところが良いです。最初は急に行動を起こす理由が分からなくて、そこがずっと気になるんですが、この焦らしプレイが長い。なのでやっと相楽視点になったときには、溜まったものが爆発したみたいに萌えました!理由はベタだったけど、待ってたシーンがやっとキターってなる快感?みたいな。
あと萌えツボにハマったのが、目を伏せて喜びをかみしめるように話す攻め!それもHシーンで!こういうの好き!
ルームシェアする二人のお話なので、全体的に生活感が溢れてるんですが、恋人になって初のH中にも明日の朝食のことを話してます。こういうのも好き…。
友人から恋人になる一番萌えるところを見せてくれたようなお話。大好きです。

12

"友達"と"恋人"の違いに萌えた~~~!ヾ(*´∀`*)ノ

これは良きルームシェア本だー!!!

友情ラブからのモダモダが最高////
冗談の延長でキスするのとかめちゃ萌える////
とっても面白かったです(∩´///`∩)


さてさて。

相良(表紙メガネ)と野間はルームシェア中。
野間はすごーくめんどくさがり屋で、
ルームシェアの理由も相良の引っ越しに便乗した形でした。

なので恋人を作って部屋を出て行かねばなりません。
しかし居心地が良すぎて恋人を作る気力が湧かない。
めんどくさがりな性格も手伝って中々前に進みません。

そして ふと気付きます。
他で恋人を探すぐらいならいっそ相良と付き合えばいいのでは…?と。

そんな冗談半分本音半分を相良に漏らしたところ、
相良からのキスで関係に変化が出てきてーーーと展開します。


10年来の友人と恋人になるモダモダが良きです♡

恋人になっちゃえば楽という野間の冗談を、
グイグイと距離を詰めて押すのが相良なんですね。
野間はタジタジになって意識しまくるのが可愛い…!!

風呂上がりにパンツ1丁が平気だったのに
妙に意識しちゃって出来なくなっちゃったりね。
普通が普通にできなくなるモダモダにニヤニヤです////

んで相良の距離の詰め方も萌えます(∩´///`∩)

通常のテンションだったのに
スッとメガネを外して
舌を絡めるキスをして
スッとメガネを戻して通常に戻る、とか!!!
「あっそ」って言いながらメガネ外すとこがすっごい好き(∩´///`∩)

個人的に付き合ってないイチャイチャが大好物なので、
相良の距離の詰め方がスキンシップ多めでめっちゃ萌える~~~~~!!!

試しにエッチしちゃうシチュも良きです(∩´///`∩)
エッチするときはそんな顔になるんだ?っていうね!
友達のままじゃ見られない顔を知るっていいですよね!

んで、とえりあえず恋人になった後ですよー。
本当に"とりあえず"って感じでぎこちないんですね。

そんな中で相良がふいにチューしたり、
ギクシャクを解消するための同衾を提案したり。
友人の時と違って相良が甘い顔を見せるのがッッ!!
普段は飄々としているのでギャップ萌えで悶えちゃう///

しかし野間は相良の変化についていけず戸惑い、
スキンシップは多いけど心の距離感が出来ちゃって。
なかなか歯車が噛み合わない焦れったさがありました。

野間の逃げ腰っぷりや煮え切らないところが
個人的嗜好からちょっと外れたので萌え×2評価ですが、
全体的には好みの萌えが詰まっていて大満足!です♪
好きッッッ!!!(∩´///`∩)(∩´///`∩)(∩´///`∩)

9

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