電子限定書き下ろしSS付き
『渇仰 新装版』を読んで今までの自分の「執着攻め」という概念をひっくり返された私。
こちらの『渇欲』でも、達幸、期待を裏切らぬ見事な執着狂犬っぷりを見せてくれていました。拍手。もう、私が今まで見て来た攻めの中でも、ぶっちぎりの一位、優勝です・:*+.
他の追随を許さないですね。
あーちゃんあーちゃんあーちゃんあーちゃん……
一体、作中で達幸は何回「あーちゃん」と読んだり叫んだり喚いたりしているのでしょうか。(いいぞーーもっと呼べ!とワクワクしている自分の性癖、相当歪んでます)
前作ではカニバリズム描写がありましたが、今作ではあーちゃん、図らずも血を啜られておりました。
……がんばれ、あーちゃん。
達幸に文字通り抱き潰されていて、本気でお尻が心配になっちゃうほどですが。
”こう言えば達幸は危険な行動には出ない…”と理解した上で甘い言葉を囁くあーちゃん、策士だしえっちで大変よき…
『渇仰 新装版』とともに、これからも何度も何度も読み返すと思います。はあ…宮緒先生の描かれる執着攻め、大好き。。
『渇仰 新装版』を読んでこちらを読みました。
順番としては『渇仰 新装版』の中に入っている「渇仰」と「渇命」の間のお話です。
達幸視点でのお話が入っているので
いかに達幸が明良の一番の犬として頑張っているのかがわかります。
明良に対する異常な執着心も達幸視点で読むと、納得しちゃう部分があるんですよね。
雄が…雄が…と常に他の雄を気にする達幸ですが
その時に考えていることもわかって良かったです。
明良の一番の犬でいたい達幸の基準が、いつも昔明良が飼っていた犬のタツなのですが
そのタツと自分を一生懸命比べる達幸が健気に感じてしまいました。
達幸にはほんとに明良しかいないし、明良しか必要ないと言うのがひしひしと伝わる1冊でした。
究極の執着攻めが読みたい時はこのシリーズに限ります。
伝説のワンコ攻め×最高の飼い主兼以上犯罪の被害者。
渇仰の番外編、攻めの達幸の家族の話の掘り下げなので、この話だけだと何がなんやらという感じでしたね。渇仰を先に読むことをお勧めします。
キャッチコピーの「あーちゃんが怖いモノ、全部俺がやっつけるから」に対して「1番怖いのはアンタだよ!」と誰もがツッコミを入れたくなる作品でした。
達幸の家族のゲスっぷりがかなりヒドイのですが、本人が異常過ぎて全然気にしてる素振りないし、あーちゃんは振り回されっぱなしでかなり不憫だなと。
すごく面白いです!!
この攻めに勝てるサイコパスバブ攻めをご存知の方がいらしたら、ぜひ教えて欲しい…
今年度作中でお会いした攻めの中ではぶっちぎりの優勝です。
悪意も悪気もないサイコパスバブ攻め+ワンコ攻めの要素を足すと化学反応が起きるので期待して読んでください!!※混ぜるな危険
期待を裏切らない事間違いなしです。とてもオススメです!!
達幸が明良に執着する愛し方が尋常ではなくて、余りにも凄いので笑ってしまう。
あの攻めっぷりに耐える明良は華奢なはずだけど、凄く丈夫な人。
体格比でいうなら、セントバーナードに愛されたチワワ。
チワワが体当たりされて組み敷かれ、もみくちゃに舐められる。
単話でも楽しめる、とあとがきに有ったけど、
時系列から考えたら、「渇仰 新装版」と「渇欲」 併せて一気読みが良いと思う。
①渇仰 新装版の「渇仰」 :幼少時と再会 :映画『青い焔』撮影中止
②「渇欲」 :義弟と実父 :映画『青い焔』のオーディション
③渇仰 新装版の「渇命」:同じ職場に就く 舞台脚本家の横恋慕 :映画『青い焔』の撮影再会
④渇仰 新装版の書き下ろし「フェイク ファーザー」 30才になった二人 達幸が父親役に
ネグレクトされたトラウマ持ちの達幸を理解する唯一の人・明良。
明良が居ないと、不眠症になる達幸。明良についてはGPS機能を超える鼻を持つ。
愛犬・達幸の無償の愛を注がれる明良は、次第に達幸を介して自分の存在価値を見つけていく。
共依存に近い二人だけの異常な愛の世界。俳優だから通る我儘。
・・・上手い構成だと思う。
演技の天才;達幸の俳優生命を守るために、奇妙な二人の関係を守る会社やスタッフ。特に松尾さんは良い人。
シリアスな件がテーマなんだけど、達幸の偏愛が可笑しくて、笑ってしまう。
面白かった。