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その肌の熱さをおぼえてる

sono hada no atsusa wo oboeteru

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表題作その肌の熱さをおぼえてる

林原 弦
美容師
幸太郎
会社員

その他の収録作品

  • 幼馴染みなふたり
  • ほくろのはなし

あらすじ

美容師の弦は、自分の兄・奏を好きだという年上の幼馴染みの幸太郎に想いを寄せていた。
兄が離婚するかもと聞かされたある夜、酔いすぎた幸太郎とホテルで一夜を共にした弦は、自分にも可能性があるかもしれないと浮き足立つ。
ところが、幸太郎は弦ではなく、兄の奏と寝たと勘違いしていたのだった。
兄の奏と間違えられるなんて慣れっこな弦だったが、熱を感じ合った一夜までも幸太郎に勘違いされていたと知って、胸苦しさが膨れ上がり―――。
気苦労系年下美形美容師×天然魔性な年上地味顔男子の、一方通行、幼馴染みビターラブ。

作品情報

作品名
その肌の熱さをおぼえてる
著者
ジョゼ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
白泉社
レーベル
花丸コミックス・プレミアム
発売日
電子発売日
ISBN
9784592721062
4.1

(107)

(47)

萌々

(30)

(26)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
12
得点
436
評価数
107
平均
4.1 / 5
神率
43.9%

レビュー投稿数12

兄の親友へ、拗らせ一途愛

ジョゼ先生、綺麗な絵ですよね、目力があって。

奏と幸太郎、実家がお隣同士の幼馴染。奏の弟の弦。

3人は小さい頃からいつも一緒。でも活発な兄に置いていかれる弟の相手をしていてくれたのが穏やかで優しい幸太郎。

いつしか幸太郎は奏に恋心を持ってしまい、それに気付いている弦も幸太郎に報われない想いを抱くように…切ない三角関係が。…と、言っても鈍感ヤローの奏はそんな事、全く知りません。

しかし幸太郎も奏しか見えてないので、弦の気持ちに対してはスーパーにぶちんヤローなのです。

奏が女性と結婚したのを機に諦められるかと思っていた幸太郎は、ある日嫁と喧嘩して気持ちが落ちてる奏の酒の相手をする事に…そこへ呼び出された弦。

泥酔している2人…居酒屋からノリでホテルに入ってしまい!!

焦った弦も着いて行きます、幸太郎が心配だから。

奏は酔っ払ってソファで爆睡してしまうのですが、幸太郎も酔った状態でベッドに入り、奏と勘違いして弦と身体を重ねてしまいます…兄貴と間違えてるよな、と分かりつつ、キスマークをあちこちに残す弦…。

しかし幸太郎が目覚めた時にベッドの横で眠っているのは奏だし、弦がホテルに居た事も覚えていないから完全に勘違いしちゃうのです、え…?オレ、奏とエッチしちゃった…?

も〜、完全に拗らせてるんですよ、皆さん。

って、奏だけは全く何も分かってないし、気付いてないし、蚊帳の外なんですけどね。

果たして幸太郎はその夜の事を思い出してくれるのか…弦の不毛な想いは届くのか。

凄く凄く素敵な作品でした。出来れば続きも見てみたいなって。

奏と嫁はきっと仲直りしたのだろうけど(嫁、オメデタ?だったのか?)、もう一回位、奏登場させて、幸太郎に思わせぶりな態度して弦にブチ切れされそうになるも、既に弦Loveな幸太郎にバッサリと切られるとこ、見てみたいな〜。

9

身悶え苦しむ

今作も最高でした...
表紙からインパクトが強くて、引き込まれます。
黒い背景と、2人の人物。どちらも対照的な表情をしているので、どんな話なのだろうとわくわくしました。

序盤は本当に苦しくて...
攻めも受けも、苦しい片想いを長年続けている。
ノンケに恋する受けと、自身の兄に恋する受けをずっと想い続ける攻め。
どちらの苦しみがより強いということはないのでしょうが、やはり攻め視点なので弦のほうに感情移入しました。

切ないトライアングルも、兄の矢印が恋として返ってくることはないので、基本的には2人で苦しむだけ。

もうほんと、幸太郎頼むから弦ちゃんの気持ちに気付いてあげて!!と終始応援してしまいます。

最終的に、幸太郎が気づいた後の弦ちゃんの嬉しそうな表情は、読んでいるこちらも幸せな気分にさせてもらいました。

ジョゼ先生の物語は、絵が美しいのはもちろんなんですが、人物が紡ぐセリフが印象的なものが多く...
めちゃくちゃ刺さるものが多いので、すごいなあと感動します。

なにかびびっとくるものがあれば、ぜひお手に取って読んでみてください。

6

あらすじ通り

表紙の雰囲気とかすごく良くて期待して読んだんですが、本当にあらすじ通りでそれ以上でもそれ以下でもないなーという感想しか持てませんでした。ごめんなさい。
兄の奏が絡んできたら面白い展開になるかとおもったんですが、そんなこともなかったので、正直ドラマチックではないかな。
(別に私自身、執着攻めが好きと言うわけではないのですが)執着攻めが好きな人は合わないと思う。弦がいい子すぎる。健気攻め。
受けが比較的あっさり乗り換えてしまうのもちょっと好みからは外れてました。

評価とは別に考えているんですが、表紙の淫靡さ漂う雰囲気と本文の絵柄にギャップを感じました。(表紙詐欺だとは断じて思ってませんが)そのギャップが埋められたらもう少し色気があって濃厚なBLをお描きになられるのではと勝手に思っています。

4

切なさからなごみへ

年上の幼馴染に報われない恋心を抱いている美形美容師。
だってその幼馴染は自分の兄に一途に恋してるから…

トライアングルにもならない超一方通行の恋心、です。
つまり。
弦(主人公・美容師)→→→→→幸太郎→→→→→→奏(弦の兄・ノンケで既婚者)。

兄の奏(かなで)は明るくてノンケの鈍感。幸太郎の気持ちなど全く気付かず単に仲が良い。当然弟の弦が本当は幸太郎を好きな事も全く気付いてない。
一方幸太郎も奏の事ばかり見ていて弦の本心を知らず、逆に奏への想いを吐露したりの無邪気な残酷さ。
だから弦は一人自分の本心を押し殺してたんだけど。
ある日奏は飲みの席で離婚するかも?なんて言い出す。
幸太郎も酔ってて弦の前で奏とホテルに行き…!

…と始まるのですが、その晩幸太郎に触れたのは実は弦。
なのに幸太郎は相手は奏だと思い込んで弦に相談する。
そこから始まる弦の苦しみと、変わっていく幸太郎との関係性を描く作品だと思うのですが。

弦の美しさは好み〜!
実らぬ恋に身を焦がす美青年の憂い、があります。
しかし…幸太郎がね…いい子ではあります。可愛い。だけど魅力的か?と言われると〜⁇。子供っぽいんですよね…
3人の少年時代のエピソードが出てくるんだけど、奏と幸太郎は同級生でちょっとお兄さん、弦はまだ小学生でその時に幸太郎がすごく弦に優しいんですよね。そういう聖母みがある。
だけどその優しさは優柔不断の一面でもある。
弦の気持ちを知って、それでもそばから離れない幸太郎の残酷さ。
とはいえ、ストーリーは弦の心をえぐるような展開にはなりません。幸太郎のほんわかさ、弦も幸太郎のそのままを愛してるし、優しく2人は距離を縮めていく。
BLお約束の水族館デートもありますよ!
そしてHは朝チュン。
扱いようによってはドロドロにも寄せられるテーマだけど、優しい世界観で読みやすい作品になっていると感じました。
弦の想いも救われたし読後感は良かった。「萌」で。

4

どうしてもダメだった

あっさりとした童顔みたいなのがイマイチ響かずで、弦1人では覆せなかった
僕は知っているの井上とか、別に麗しくなくても色気を感じる絵を描く作家さんだと思っていてこれまでどの作品も楽しんできたのだけれど幸太郎はな…好みから外れすぎてしまった

香水を奏にあげたりして、どうなるとかは関係なく幸太郎の勘違いを壊すのは可哀想だったのね

幼馴染み片思い&勘違いでお話自体は突飛って訳でもない気がするのでもう少し大人っぽい見た目のキャラクターで読みたかった

弦の外見は大好き!結婚式のときの表情とかも本当巧みでやっぱりジョゼ先生好き

1

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