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表題作僕らの地球の歩き方 3

佐山深月
フリーカメラマン
鈴村朝日
元システムエンジニア

あらすじ

世界一周、愛し愛される旅。
「世界一周二人でできたら結婚しよう!」と旅に出た朝日と深月。今度の舞台はイギリス、スペイン、モロッコの3ヵ国!ロンドンで深月の親友・薫とその友達・ポールと出会い、“愛する人が傍にいてくれる幸せ”を実感する朝日。深月の愛情を素直に受け止められるようになり、幸せいっぱいだけど、まだまだ障壁はありそうで…?人生が変わるラブジャーニー!ヨーロッパ・アフリカ大陸を巡る第3巻!!

作品情報

作品名
僕らの地球の歩き方 3
著者
ソライモネ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
マッグガーデン
レーベル
マッグガーデンコミックスEDENシリーズ
シリーズ
僕らの地球の歩き方
発売日
電子発売日
ISBN
9784800011756
4.8

(72)

(63)

萌々

(8)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
11
得点
347
評価数
72
平均
4.8 / 5
神率
87.5%

レビュー投稿数11

ポールにも春が来ますように

 登場人物達と一緒に本当に海外旅行に来ている気分になれるほど精緻で味わい深い描き込みに、改めて惚れ惚れしました。ソライモネ先生の画力、本当に素晴らしいです。思わず溜め息が出てしまいます。そして、ストーリーも過剰な演出や飾り気がないにも関わらず、しっかり読者を引き込んでくれます。深月と朝日のやりとりが可愛くて萌えるシーン、感動するシーンも多々あり。個人的に絵は好きだけどストーリーはそこまでだったり、斬新な展開だけど萌えは少なかったりする作品に出会うことが多い中で、ここまですべてにおいてバランスがとれている作品はとても貴重に感じます。

 ここに来て初めて第三者に自分達の関係を打ち明けることができた朝日。彼のようなタイプの人間にとって、どれだけ勇気のいることだったでしょう。高校時代から一途に深月を想い続け、奇跡のような巡り合わせで恋人になれた。自分のせいで深月が後ろ指指されることも、この幸せな関係性が他人に非難されてしまうことも怖くて仕方ないだろうと思います。それでも、この旅行で深月や現地で出会った人々から影響を受けて、少しずつ彼の心情が明るい方向へ動いていったことが本当に嬉しいなと。同性愛禁止の国でも堂々とできるほど図太くなれたわけではないけれど、そこで控えるのもあくまで深月のため。相手への愛と思いやりに溢れた2人のやりとりを見ていると、心に春が訪れたようにぽかぽかします。きっと素敵な結末が待っていることでしょう。

4

朝日が成長してます

この本はBLだけじゃなくて旅本としても優秀だと思います。行ってみたくなる。コロナ禍が終わったら、世界一周は無理だけど、本に載ってるどこか一箇所は行ってみたいですね。建物や食べ物が詳細に描いてあり、すみずみまで読みたくなります。
今回はイギリスで深月の友人との出会いがあるのですが、友人かおると同居人ポールがいい人だからかな、朝日が深月と恋人だということをカミングアウトします。すごく勇気が必要だったろうな。自分のために苦手な飛行機や観覧車を頑張ってくれてる深月に応えたい気持ちもあったのかな。
ポールが深月と朝日にすごく勇気をもらった、と感謝して、それにすごく感動する朝日が可愛かった。自分は役に立たない人間だと思っていた朝日だからこそ、ポールからの感謝の言葉が嬉しかったんだろうな。
2人の馴れ初めや、世界一周旅行のお金についても知ることができて、とても参考になる一冊でした。

3

2人の旅はまだまだ続く

とても好きな作品の3巻!

今回はイギリス、スペイン、モロッコへと旅します。

イギリスでは、みつきの親友のかおると、そのルームメイトのポールと過ごします。

ゲイであるポールとあさひの恋バナのシーンはとてもほっこりします。

みつきとあさひの過去も段々と明かされてくるのですが、本当に胸がきゅんきゅんしました。

そして相変わらず飯テロ!笑
夜中に読んじゃうと、絶対にお腹空いてしまって大変ですよ!

私はスペインのピンチョスが魅力的でした。日本でもスペインバルで食す事は出来るけど、あの本場の雰囲気を纏いながら食べてみたいな〜って思いました。

この作品を読んでいると何だか自分もその国へトリップしている様な気持ちになれるのが不思議です。
観光の雑誌読んでるよりも分かりやすくて作者様の熱意もとても感じます。

いつか新型ウイルスに世界中が勝てる日が来たら、こんな風に色々な国を往来して楽しめる時が戻ってくるのかな、絶対そうなってほしいな!って強く思いました。

世界一周の旅が成功したら、みつきのプロポーズを受け取る、と言うあさひ。

とっくに自分も気持ちは決まっているのに周囲を気にして素直になれずにいるけれど、少しずつ少しずつ、ゆっくりでいいから打ち勝っていってほしいです。

応援せずにはいられない。

まだまだ旅のゴールは先ですが、ゴールしても2人の幸せのゴールは永遠に続いてほしいって、今回も強く願いながら読み終えました。

とても素敵な作品、次回も楽しみです!

2

旅は続いてます

一巻からの一気読みです。旅先での色々な人々との出会いで、着実に朝日の内面が変わって来ているのが嬉しいです。

ロンドンでは深月の友人のかおるのフラットメイトであるゲイのポールとの出会いで、今までは背中を押されたり勇気をもらったりしてたのが、誰かの力になることが出来る存在になれた事に気が付いてました。

またまだ国によっては同性愛は受け入れて貰えない所はありますが、出会うことが出来た事を大事に思えるようになった事に感動しました。

まだまだ2人の旅は続いていますが、2人と一緒に旅をしている気分になれるのがこの作品の良さだと思いました。

次はどの国を旅をするのかがとても楽しみです。そしてポールにも幸せになって欲しいと思いました。

1

ふたりの目を通してみる世界

みつきとあさひの世界一周の旅のそのまた続編。

広大で美しく巡っていく景色の中、みつきとあさひのそれぞれの心情が絡んでいく過程に胸がぎゅうっと締め付けられます。

ふたりの目を通してみる世界。
こういったご時世なのでなんだか余計沁みるというか…。
仲良くいきいきと世界を駆け巡るふたりを見ているだけでも幸せな気持ちになれます。

みつきとあさひの馴れ初めエピソード…、眩しくて甘酸っぱくてときめつめきました〜!
ふたりのことをより深く知ることができて嬉しかったです。

かおるもポールもいいひと。
ポールの密かな恋心にもキュンとさせられました。
かおるはいろいろとかっこいいもんね!
かおるのみつきのあしらい方とかみつきとのフランクなやりとりが好きです。
今回はみつきとあさひのジェラシー顔が見られて楽しかった〜(笑)
みつきはもちろんなんですけど、あさひもみつきのことめちゃくちゃ好きなのにツンツンしてるのかわいい。
描き下ろしのいちゃつくふたりにほっこりさせられました。

そんなふたりの旅ももうはや3冊目…。
ほんとにこの作品に出会えてよかったな…、としみじみ思います。
最後までふたりの旅路を見届けたいです。

1

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