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表題作言ノ葉ノ星 (下)

長谷部修一,家電販売員,25歳
余村和明,パソコン販売員,29歳

その他の収録作品

  • 言ノ葉日和
  • 聞こえなくても
  • あとがき(三池ろむこ先生)
  • あとがき(砂原糖子先生)

あらすじ

心の「声」が聞こえなくなったのを喜びあった余村と長谷部。だが突然「声」を聞けなくなったことで余村は心のバランスを崩してしまい!? 「言ノ葉ノ花」シリーズ後日談「言ノ葉日和」収録!

作品情報

作品名
言ノ葉ノ星 (下)
著者
三池ろむこ 
原作
砂原糖子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
言ノ葉ノ花
発売日
電子発売日
ISBN
9784403668081
4.2

(24)

(14)

萌々

(4)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
5
得点
102
評価数
24
平均
4.2 / 5
神率
58.3%

レビュー投稿数5

攻めが良い男

心の声が聞こえなくなって来たことで動揺して病んでいく余村が凄く痛々しかったです。
そんな余村を心配する長谷部が凄く良い男なんですよ。口下手で寡黙ながらも誤解を解こうとする姿勢に好感しか持てませんでした。

小説未読なので漫画ではこの辺が駆け足に感じたのですが、小説ではもっと時間を掛けてるのかとても気になりました。

個人的に思ったのはお互いさまなんですよね。お互いに言葉が圧倒的に足りない。
そして余村に言いたいのは人間の中には善も悪もあって、それは余村だって持ち得てるものなんです。

結果、それに気がつく事が出来て良かったです。ちゃんと正社員になって心の声が聞こえる前よりも、仕事にやりがいを持てる様になった余村の表情が凄く良くなっていました。
それもこれも長谷部の支えがあってのことでした。

「言ノ葉日和」では甘い2人を堪能出来て、長谷部視点の余村を意識したキッカケと彼を見つめ続けた日々が描かれていて切なかったです。

0

声が聴こえなくても。

ふむ。まぁ、予定調和。こういう展開になるとはおよそ予想していたのだけど。
他人の心の声が聴こえなくなっても。余村さんは自分自身の「声」に悩まされる事となる。長谷部が女の子と親しげに話しているのを見た、というだけで嫉妬して。疑心暗鬼。ありもしない事に苦しみ、自分ばかりが長谷部を欲しがっているのだと思っては悩む。ちょっと面倒くさいオンナに成り下がってしまうのだ。
これまで人の心の声が聴こえていたから。今、その声が聴こえなくなって。
持っていたものを失う辛さ。あんなにも苦しんだ「声」を。長谷部の心を知りたいと切望する。意外にも、その苦しみから、余村さんは直ぐに解放される。そもそも。長谷部の心は、気持ちには「裏」なんて無い。真っ直ぐな気持ちは、真っ直ぐに心に届く。
長谷部の「余村さんが好きなんです。」という紛れもなく真摯な想いを、信じられる様になったから。余村さんは、少しだけ。ほんの少しだけ、強い気持ちを持つことが出来る様になる。
それからの。何というか「仲直りエチ」がそりゃもぅエッチいです。余村さん、乱れ過ぎ。エッロい。
そういえば、扉絵の。おそらく長谷部のパジャマの上だけを余村さんが着て。半裸の長谷部が下だけ穿いている、カップルあるある。事後だよ〜、とでも言いたげなしどけなさ。たまらん。
後半からの、「言ノ葉日和」にて。長谷部視点で綴られる、出逢いからの、余村さんを想うほの甘い日々。特に「後編」はまた、長谷部の手に乱れるエッロい余村さんが‼︎
こんなにも余村さんに焦がれている長谷部の心の声を、余村さんに聴かせたい。
羞恥プレイ再び‼︎ などと妄想してしまうのでした。
『もう。心の「声」なんて必要ないんだ』って、2人は知っているのにね。

ああ、でも予想通り過ぎて、ふぁーっと読めてしまった。も少し胸がキュッとなるエピソードも欲しかったかも。

0

言葉で伝えるのって大事ですね。

上巻の続きで、心の声が聞こえなくなった余村が、聞こえない事を不安に思いギクシャクしている所からです。

余村の様子がおかしいのを、追いかけて言葉を伝えてくれる長谷部、頑張りました。普段寡黙なのに、心の声が聞こえなくなった余村に、気持ちを伝えようとしてました。

余村だって心のモヤモヤを長谷部に伝えなかったんだから、余村も頑張るべきだったんですけどね。

この後はちゃんと気持ちを伝えるようになっていて、2人が幸せそうなのが嬉しかったです。

後半は甘々でした。副音声なしの情事は、気持ちを素直に伝えるようになって、恋人同士の甘々エッチでした。

デートとか、ホテルとか、朝から甘々とか、恋人同士になってから見たい物が詰まってました。暖かい雰囲気で癒しでした。

6

こういうのを やぶ蛇って言うのかしら?

ふとした瞬間 思うのは君で 
そんな君の心が聞こえないだけでこんなに不安で
想像はしても望みはしない結末ばかりがが浮かんでは消える

( ゚д゚)ハッ!

なんかね ほんとに深いですよね

不安を感じるのは同じでも 聞こえなくなったものに怯えてる部分が大きいので 手探りでも初めから聞こえなかったのとは訳が違う

そこを分かり合えないもどかしさってのが

離したくはなくて伸ばした手 抱き寄せられて感じた体温 交わす言葉 視線に熱が戻る

…………………Orz……………

長谷部の実直さに項垂れたわ ←日本語ッ!
いや 男前過ぎるだろ 
無表情だし不器用さが男前を誇大して見せてるのかも知んないけど 真っ直ぐに余村に向かう想いだけは嘘偽りなくて

聞こえないものをなかった事にさせない 伝わらないなら何度でも繰り返し言葉にする

互いが傷つけたと悔やむくらいなら届かないものがなくなるくらい って すんごい丁寧に 彼らの間に芽生えたものを読まされたんだけど



なんでかしら? 物足りない?

いや違うな 足りてはいるんだけど まだまだ入る余裕あるし おかわりプリーズ みたいな感じ?

え?なんだろ?

ちょっとこんなはずじゃなかったんだけど だんだん ちょっと食べちゃったが最後余計にお腹すいてきた みたいになってきたんですけど

やぁだぁぁ ほんッと 読めてよかったんだけど
新たにふたりが装備した機能フル活用して もうちょっといちゃいちゃしてるのを………

0

堂々完結。

コミカライズ版『言ノ葉ノ星』の下巻。

急に人の心の声が聞こえなくなってしまった余村は―。
という、上巻からの続きになります。

心の声が聞こえなくなったことで長谷部のことも信じられなくなってしまった余村。そんな余村に長谷部は言葉を尽くして自分の想いを告げてくれて―。

寡黙で言葉が上手くない長谷部。
そのことが原因で過去に心に傷を負ったこともある。でも、余村の手は放したくない。その一心で、懸命になりふり構わず余村を追いかける長谷部がカッコよくて萌え禿げる。

人を思いやる気持ちとか、愛する気持ちとか。
自分の想いを伝えるための努力とか。
目に見えるもの、聞こえるもの、それだけに頼らずにお互いの努力も必要なんだと。その努力は、どんな相手であっても「伝えたい」、「わかりたい」と思う気持ちが軸になってるんだなあ、と。

己の感情だけで行動するのではなくって、それが相手を尊重することだし、大切にすることなんだなあとしみじみ。砂原さんの原作も素晴らしいですし、三池さんのコミカライズもとっても良かった。

『言ノ葉ノ花』はほぼ濡れ場なし。一転、この下巻は二人が想い合うセックスシーンがそこそこあります。エロい、ことはエロいのですが、即物的な快楽ではなく二人の愛情が流れ込んでくるような、そんな温かで優しいシーンなのも良かった。

今シリーズは他にも何作かありますが、そちらもぜひコミカライズして欲しいな。

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