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表題作オメガの掟

九十九蘭
アイドルグループINTACTメンバー
満木優波
アイドルグループINTACTメンバー

その他の収録作品

  • アイドルは練習が命(描き下ろし)

あらすじ

"セックスしたら解雇(クビ)"

性交禁止のアイドルだけど、本能には抗えない…!?
無神経な童貞α(アルファ)攻め×猫かぶりな処女Ω(オメガ)受け


「お前、チ●コ切れ」

【アイドルグループ・INTACT(インタクト)】
3人の童貞無垢なα(アルファ)が、1人の純潔処女Ω(オメガ)を守る。
まるでお伽話に出てくる騎士と姫のような彼らに、人々は理想のαとΩを夢見るーー。

そんなINTACTのお姫様役である優波(ゆうは)は、
儚げなキャラクターと腹黒い本性を併せ持つ、いわゆるビジネスΩ。
彼はやる気を見せない騎士役のα・蘭(らん)のことが大嫌い。
蘭もまた優波の猫かぶりを馬鹿にし、2人の関係性は最悪。
顔を合わせれば罵り合いを始める彼らだったが、喧嘩の最中に優波の発情期が訪れて…。

初めての快感に驚愕するチェリーボーイ達。
純粋だったあの頃へ戻るには、チ●コを切るしかないのか……!?

『有休オメガ』『番手当って出ますか?』の藤峰式が描く、大爆笑&大興奮オメガバース。

作品情報

作品名
オメガの掟
著者
藤峰式 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS THE OMEGAVERSE PROJECT COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784865896886
4.2

(129)

(54)

萌々

(52)

(20)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
15
得点
539
評価数
129
平均
4.2 / 5
神率
41.9%

レビュー投稿数15

安心して推せるよねーってそうなん?

設定が、若い男子に対して可哀想すぎる!
若い男子が過去、現在、未来永劫童貞処女を謳い文句にしているアイドルグループって。
私なら、嫌だわ。アイドルだからって恋したらダメなわけじゃないと思うし、何も知らないのに愛だの恋だのの曲を歌ったり、ドラマで演じられてもなーって。
オメガとアルファの共存、か弱いオメガを守る王子様アルファ達っていうのは良いと思う。
だからって、童貞処女じゃ無くてもいいじゃないかー。コンセプトよ。
突然のヒートからアクシデントで犬猿の仲のメンバーとついやっちゃって。。。そこから何回も快楽に溺れてしまう2人。
藤峰式先生のキャラどこかおかしくてちょっと笑っちゃうんだよね。そんな事言う?!って。
クールキャラなのに、時間がないけど名残惜しい蘭は「あと三往復だけ」って言うたり、アルファ三人の事は「童貞騎士」って呼ばれてたり。優波が立ち去る時「あばよ!」って言ってたり。
真面目な作品かと思いきや変ってとこがある。
完全なるギャグコメでもないし、不思議なテイスト。

割と話の流れ的にはあるあるです。
この先、アイドル活動どうなるの?からは私の理想のアイドル像になってくれたから満足です。
嘘偽りのない活動できるようになってよかったね。
虚像を演じ続けるのがアイドルだなんて思う人もいるのかもしれないけど、アイドルも人間。
推しの幸せも考えようよ?って思うんだ。

グループ名が[INTACT]からの[BARE]
意味は[無傷、影響を受けていない]→[裸、むき出し]って!なかなかの振り幅。そのまんまのグループ名に笑う。

面白く読んだのですが、いかんせん1番人気の蘭くんのお顔が好きじゃないので、そこまでハマれませんでした。圧倒的人気のイケメンに見えなかったです。
アイドルものは、やっぱ絵柄が大事かも。
優波くんは、かわいいです。乱れてる時えっちでなんとも良かったです。が、まつ毛美容液の効果なのかバサバサ過ぎませんか?ラクダ級です。

紙本で購入。
白短尺修正です。

0

笑って泣けるアイドルオメガバース

藤峰先生の本はいつもストーリーか秀逸!エロだけじゃない、笑いだけじゃない、ラブだけじゃない…!そして、最後は大団円のハッピーエンドになるんだろうなァ…という空気をビンビン感じられるとこが、大好きです♡

本作は、アイドル×オメガバース。『純潔ショジョとドーテー騎士』という設定が、ファンの言う通り「応援のしやすさまじレベチ」です笑。

はじめはそのキャッチコピーどおりドーテーショジョだったわけですが、、優波の突然の発情により、一緒にダンス練してた蘭がラットになってしまい、、あとはもうなし崩し的に…_(:3 」∠)_

蘭くんはヤッても塩対応かな?と思いきや、「もう一回したい」と言っちゃうとこが、さすが藤峰作品だなあ、と。いきなりラブラブカップルになっちゃうんじゃなくて、この辺のギャグ込みの流れが、ストーリーを格段に面白くしてくれています!

その後、どんどんセックスにのめり込んでいく二人。美しい作画とアホな字面のギャップがたのしい♡♡

さらに!終盤はしっかり泣かされました…!こんだけギャグ詰め込んで感動まであるなんて、、すごすぎ、、。卒業コンサート、優波の告白シーンが最高に泣けます、、ファンの反応もリアルで良き。

最初から最後まで、途切れることなくずーっと面白い作品です。ギャグ要素が苦手でなければ強くお勧めします!

3

笑いあり、エロあり、感動あり

完璧なΩ・優波くんと完璧なα・蘭くん!と言われている2人。
でも本当は…腹黒・優波くんと口が悪い蘭くん。なんて表と裏の激しい2人!
優波くんの猫かぶり姿がツボです(笑)
そんな2人でしたが優波くんに発情期が!
2人とも我を忘れて禁止されているエッチしちゃうシーンは興奮しました!
2人が無我夢中にエッチしているところイイです。
そして我に返った時の2人のリアクションも面白かったですし、その後も味をしめてエッチし続ける2人が面白い。
話が進むにつれて2人の雰囲気も変わっていき、だんだんいい感じに!
しかしそんな時に優波くんが週刊誌に撮られてしまい大変なことに!!
責任を感じてグループを脱退するという急展開になってしまいましたが、ちゃんとファンに自分の気持ちを伝え、謝罪するシーンにウルっときました。更にその優波くんにステージ上でプロポーズする蘭くんがすごくカッコ良かったです!
伝説のライブステージ最高でした!

今作もすごく面白かったですし、感動しました。

2

面白いしストーリーも良い!

↓ネタバレ含みます!

作者買いです。私が思うこれぞ藤峰式先生〜!という感じの作品で今回も読んでてとても面白く元気をもらえました!ちょっとしたシーンも面白くて、胸にくる部分もあって今作も最高でした。

受けの優波は理想のΩであるためテレビでは猫をかぶっていますが実際は口が悪く性格も全く儚くないです。ですが仕事への想いはとても強く、そもそもキャラ作りで猫かぶるのは仕方ないことだと思うし普通に努力家な良い子だと思います。仕事に対する気持ちや努力には胸にくるものがありました…!攻めの蘭は少し性欲に忠実な思春期の高校生のような感じがありますが(優波もですが)なんだかんだ優しい。優波との関係の変化で仕事への向き合い方も良くなり素直な良い子なんでしょうね。二人ともとても魅力的なキャラでした!
始まりは予期せぬヒートでしたがその後しっかりセックスの気持ちよさにハマってしまった二人。最初は関係性が悪かった二人ですがなんだかんだとってもお似合いになります。グループのコンセプトを破ったことを隠しその後もエッチはしてるものの二人とも今までの藤峰式先生のオメプロ作品のキャラに比べたらわりと常識人なのでは?と思いました。描き下ろしでは仲が良く楽しそうな二人が見れて良かったです。そして二人以外のメンバーもキャラ濃くて良かった!私もこのグループ推したいです…。
ラストで今までの先生のオメプロ作品との繋がりが!あとがきでもその関係について触れていてそれも面白かったです。

先生のオメプロ作品はストーリー良し、ギャグ良しでやっぱり大好きだなぁと思いました(オメプロ以外の作品も好きです!)。厚めですが面白すぎて気づいたら読み切っていました。前作も読み返したくなったので前作を読み返しつつ今作もまた読み返したいと思います。

4

セックス怖ぇ ♡ それな!♡♡♡

私は単行本派なので、ともすれば見逃し出遅れてしまいます!
今回も出遅れてしまい、必死で虎の穴さんで通販を頼んだものの、ゴールデンウィークの為手元に届くのが遅く、こんなに辛いGWは初めてじゃぁ~~~。
やっと手元に届き、幸せ一杯を満喫中です(*´˘`*)♡
今回も大好きな『黒髪攻め』『白抜き受け』
しかも今回の受けはまつ毛まで白抜きパチパチ(オメガのアイドルだから)、麗しいったらありゃしない。そして勿論『腹黒』です←ここ大事ですよね!ニヤ。( ̄▽ ̄)✧

そこへ『セックス禁止の純潔アイドルグループ』
あっはっはっはっ、もぉ藤峰式先生のアタマの中を覗いてみたい!!この難題を見事に♡♡♡にしちゃったぁァァァ~~~。
そして珠玉のセリフもいっぱい(≧∇≦)
『あ前チンコ切れ』これだけではありませんよ!
『やるんなら俺だけにしとけよ』
『あと3往復だけ』『粘るな!!!』
取り出してたら終わんないのでこので我慢っ。

そして途中に
「兄貴の影響で音楽は元々好きだったけど」
ん?もももしかして、『攻め』はまさか彼の弟???彼だけスカウトっちゅーかコネ入社みたいなとこが冒頭にあったもんね。、ワクワク。

番外編ではたったワンカットですが、絶対ぜぇーったい『有給オメガ』の二人が!
しかも ベッ ベビー!?!
受けが他人に声をかけられ、それにニッコリと答える(いや、これちょー当たり前のシチュエーションなんですが)嫉妬をしている姿が実にらしくて・・・♡
眼福と言うか、ご褒美(なんの?笑)と言うか。
そして『大性交』で終わる・・・。
もぉマジ サイコーかよ。一緒にウケるぅ!!!
やはり後書きに書いてらっしゃいましたね。

藤峰式先生のオメガバースシリーズは最高オブ最高です。
これからもずっとずっと続けてください!お願いしますっっっ。
カバー下も最高でした。
有償特典もこれまたサイコー!!!
はぁ~~~本当にありがとうございました。

3

理想の Ω になる為に。

キラキラアイドル界のオメガバース。昨今ありふれた題材な気もするけれど。藤峰式先生Lover としては読まずにはいられない‼︎
何か似てる⁈ と思ったら、やっぱり蘭は「番手当って出ますか?」の天才アーティスト・ミナトの弟だった。イケメン α 兄弟。というか、藤峰式先生の描く攻め様は大体においてこのルックスだけども。ふふっ。涼しげな眼差しでクーデレ。黒髪。
ところが天才トップアーティストのミナトとは違って、若いせいか蘭は分かりやすい。自分の本能に従って猿の様に盛り、優波を抱き潰しては欲しがる。恋は後から付いて行ったかもしれないけれど。優波に対するツンはそこまで拗れたりしない。ちょっと安心出来るのだ。

藤峰式先生のキャラには珍しい、白っぽいまつ毛の美少年・優波は、そもそもは自身で「底辺アイドル」と言うくらい、パッとしなかった。チャンスをものにして、努力を重ねたこその現在なのだ。トップアイドルグループになってからもずっと努力をし続けている。ファンが見たい(筈の)「理想の Ω 」である為に。激しいダンスをしながらも華奢で庇護欲をそそるしなやかな身体も。うるツヤの肌も。美少年ぶりを際立たせるバサバサのまつ毛も。
全部全部努力して得た、或いは維持して来たものだ。
変なコンセプト「童貞処女」、安心して推せるアイドル、として売り出された彼等に恋愛も性交もご法度。突然のヒートに見舞われたとは言え、蘭と関係を持ってしまった優波は、せっかく擬似的な恋人同士になりつつあったのに。悪意あるスキャンダルに塗れてしまい、契約違反だとして、アイドルグループを卒業する羽目に遭う。
ラストコンサートで卒業を発表する優波は、どこかのお騒がせアイドルグループの卒業騒ぎに似て茶番感も否めないが、何だろう。彼女たちの卒業騒ぎとは一線を画す様な。これが二次元の話だからか。断罪する必要も無いかな、などと思えてしまうのだ。
私がそもそも「推し」が熱愛しようが結婚しようが、それはそれ。と思うタチだからなのか。それを「裏切り」と思ってしまえる程の熱意をそもそも持ち得ていないからか。
優波の本気はファンの胸を打ち、もちろん彼は許される。
というか、むしろこのアイドルグループに腐萌えしているファンも多かっただろうから大したことでも無い気もする。舞台上でワチャワチャするメンバーを見て喜んでしまいそうだが。ここはオメガバースアイドルの世界。いかにもなアイドルオタクが、優波に「裏切られた」と喚くのだ。彼等にとって、Ω という存在は、この世界でいうところの「女の子(処女)アイドル」と同義なんだろう。ややこしいいな、それ。そういう意味では、オメガバースは今言うところのジェンダーフリーというやつなのかもしれないね。

ウッカリ脇役に徹している背の高い細目の雄大と、皆んなの保護者、オカン気質の一樹にはもっと活躍して欲しかったし、彼等の α × α のカップル誕生でも良かったのにな。
表紙のキラキラ感も素敵だけど、アイドルの王子様衣装ってやっぱり好きだわぁ。
普段はダンスレッスン中とかでTシャツと細いパンツというシーンが多過ぎるから。このアイドル衣装のシーンをもっと見たかったな。

描き下ろしには、「有休オメガ」の 古池 × 鈴谷 がカメオ出演。

2

待ってました!!

大好きな作家さんの大好きなオメガバース!!とくれば、面白くないはずがなく…。発売を楽しみにしていました、読むのがもったいない程に。

前作のオメガバースも面白かったのですが、こちらも期待通りで満足な読後でした。

途中までは楽しく、芸能人同士なのに会話の数々がシュール&ギャグで、何度も吹き出しました。設定の、童貞騎士という名前からふざけてますよね(笑)。
それなのに後半では、引退の危機にウルウルきて。ビジネスΩだった優波の本音に、ファンの子たちと一緒に辞めないで!!と叫んでる自分がいました。
そして、公開プロポーズではキュンキュンしまくりでしたね。Hから始まって、優波への想いがあまり伝わらなかったから尚更…。

発売を楽しみに待っていて、大性交(笑)でした!!

1

大好き

藤峰式先生のオメガバって大好きなんです。
どの作品のオメガも逞しく生きていて、読んでて爽快感を覚えて元気が出ます。

今回の主人公の優波もビジネスで理想のオメガを演じているんですが、苦労人で努力家でそれでいて天然が入ってて可愛いんですよね。

そしてお相手となるアルファの蘭の顔を見た時に誰かに似てるような…と思った通り、「番手当って出ますか?」のミナトの弟でした。道理で事務所の名前に見覚えがあったはずでした。

優波の発情に当てられた蘭とのセックスをキッカケに、険悪だった二人の関係が変わって行く過程に萌えました。初めて覚えた快感に病み付きになって何度も関係を持つ二人がいやらしいのに可愛いです。

共演者喰いで有名な俳優に優波が狙われた事をキッカケに、INTACT(インタクト)の存亡に関わる事件が起こるのですが、優波が取った行動とそれに対して蘭が起こした結果にファンならずとも胸が高鳴ること間違いなしです。

登場人物が従兄弟同士だったり、兄弟だったりと世界観と時間軸が共通してるので、全キャラが登場するようなお話も読んでみたいと思いますので、このシリーズを続けて欲しいと願います。

2

藤峰先生のオメガバは面白い

今回のオメガちゃんも、なかなかシタタカだなーと思ったけど、途中から純粋で可愛いなと思いました。
可愛いフリしてるより、仕事に真剣な姿の方がずっとかわいくて応援したくなりました。

仕事を舐めた感じの天才肌の蘭だけど、あんなにイケメンなのに童貞だったの?何歳からメンバーなのかわからないけど、それは奇跡ですね。ある意味凄いよ。

作品の中では明らかにされてないけど、2人は運命の番だったか、本人たちは気づいていないけどお互いに惹かれあってたかのどちらかで、突然のヒートが訪れたんじゃないかな。えっちが気持ちよすぎるのも単なるアルファとオメガだから、じゃなくて心が通じあってるからだと思いたい。

さよならコンサートでの優波でのセリフがキュンときて、その後の蘭の言葉に感激しました。
推しの2人が番になるならファンの人たちも納得ですよね。
騎士が姫に恋をして、結ばれるなんて素敵。

オメガバシリーズで繋がってるとあとがきで知り、過去作も今から読み返そうと思います。こういうシリーズで同じ世界で繋がってる作品は大好きです。

4

安定のオメガバワールド

藤峰式先生の描くザオメガバースプロジェクトの世界は独特で楽しい世界だなぁとつくづく実感します。
「有給オメガ」や「番手当って出ますか?」のカップルたちもほんの少しだけ出てきます。
これらの作品が大好きな人は絶対に読んで間違いないです。

いつもように腹黒Ωと無表情のα。気に入らない同士だったのに、またまたなし崩しにエッチをしちゃいます。永遠にアイドルとして処女じゃなきゃいけないΩと童貞じゃなきゃいけないαなのに。一度知ったセックスの気持ちよさにすぐ負けちゃう弱さがかわいいです。

安定のおもしろさにかわいらしさ。そしてグッとくるふたりの決断。
藤峰式先生の描くオメガバ大好きです!

5

ひげおやじ登場してて草

ひろゆきの友達のひげおやじさんが登場していました
作者は「ひげおやじ登場してて草」という反応が欲しかったのでしょう
なのでちゃんとこたえてあげました
これで作者も満足頂けたでしょう?

0

とてもいいオメガバース

アイドルで同じユニットにアルファとオメガ。
その中の2人がオメガの発情期によって…
ってストーリー面白すぎ!!ワクワク止まらん!!
最後まで楽しく読めました。
紙で購入したのですが、修正も甘くて良き。

笑えるところもあって、エロもあって、
攻めは顔面国宝だし受けはとっても可愛いし
全てのバランスが整っていました。
分厚くて読み応えもバッチリ。

オメガバース好きな方は絶対読むべき。

3

アイドルって大変

藤峰式先生の「有休オメガ」も「番手当って出ますか?」も楽しく読みました。
同じ時間軸ですが、アイドル物好き、とかギャグ好き、とかでこちらだけを読んでも、普通に楽しめます。

大抵アイドルは恋愛御法度ですが、堂々と童貞処女を公言するアイドルとか、面白いですね。そんなの公言してても信じる人居るの?とか思いますけど。

この話の「INTACT」は、そんな設定を真面目に守るα3人とΩ1人の4人組アイドルです。

その中でも仲の悪いαの蘭とΩの優波が、自主練中の発情事故で関係を持ってしまうのです。

アイドルとしてまずいと隠そうとするけど、気持ちよさに猿化してセックスに溺れると言うなかなか面白い事になりました。

特にクールだった蘭が、その事になると馬鹿になり、名言を沢山残してくれて何度も笑いました。あと3往復だけ…とかどれだけ夢中になってるのかと。

優波は強く生きてるΩですが、やっぱりアイドルとして人気が出る前は苦労してて、今のアイドルとしての立ち位置を守るために努力しているんです。

それなのに非処女がバレて、価値がないなどと言われてしまうのは可哀想でした。

優波がシリアスな場面の裏で、残りのメンバーとマネージャーが、バカみたいな話し合いを真面目にしているのにはクスッとしました。
シリアスになりすぎないよう笑いも挟んでくれるので、落ち込み過ぎずに読めます。

叩かれているのを誠実さでひっくり返しちゃう優波には惚れました。
そしてアイドルの仮面外して、それぞれの素が出て来た4人は味があって良かったです。

7

アイドルとは

主演男優賞のままではいられない?

すごく面白かったです!アイドルの掟、過去現在未来絶対に童貞処女であること。
お姫様(Ω)を守る騎士(α)たちで構成されるアイドルグループINTACT。

グループ唯一のオメガ・優波は藤峰式さんらしく明るく腹黒で演技派で根性があってみんなの理想のオメガを毎日の努力で体現していて。

この優波とグループ一番人気の蘭のやり取りがもう楽しくて。
ふたりきりの自主練で優波に発情期が来てしまい…。セックスって怖えぇ!

理想のオメガを演じきることでファンを楽しませること。アイドルとは。考えさせられました。やっぱりグループアイドルものはいいですね!
スキャンダルが絶対にない安心して推せるアイドル…だけど?

オメガの優波だからじゃない、毎日みんなの為に頑張ってる優波だから!
アイドルグループとは進化し変化していくもの。アイドル運営も興味深いです。

蘭がイケメンなのにセックスを検証しようとするときに言うことがとっても面白かったです。

あとがきもぜひお読みください!

5

ハズレなし!満足!

今作品も面白かった〜。
『有休オメガ』『番手当って出ますか?』と同じ時間軸なので、それら作品のファンなら無条件で買ってOKだと思います。
(彼らもほんのチロっとだけ出ます。)
でもスピンオフではないので、それらを未読でも全く問題なし!

騎士ポジの童貞α3人に守られたお姫様で純真無垢な処女Ωというコンセプトが売りの4人組アイドルグループ「INTACT」

受けの優波は、「清純で儚げで守ってあげたい理想のΩ」というキャラ設定。
小首を傾げて目をウルウル&キュルルンとさせて「すごぉい‥‥」とか言っちゃうようなあざと可愛いキャラなんですよ。
いつもの藤峰さんの「したたかで猫かぶりで演技派なΩ」ってやつですね。
ただし今までは、出世!とか有休!というあくまで自分の欲望・目的のために演じていたけれど、今回の優波はアイドルです。
優波は売れない底辺アイドル出身で、やっとこさ「INTACT」メンバー入りを勝ち取った。
絶対この世界で生き残ってやる!というガッツがある。
おまけに「処女で理想のΩ」な優波には多くのファンがいて、ビジネスとして多くのお金も動いている。
それを理解している優波は「皆の理想のΩ」であり続けるために必死で努力しています。
一方、メンバーの蘭(攻め)は、いまいちやる気を見せず二人の仲は最悪。

見かねたリーダーから「二人の息が揃うまで自主練!」と命じられて練習に励んでいたところ、突然発情しちゃって不可抗力的に脱童貞&処女喪失しちゃった蘭と優波。

INTACTは「恋愛禁止・性交禁止」が鉄の掟だから、死んでもこれは隠しておかなくちゃ!と思うんだけど、セックスの虜になった二人は猿化。
その一方で仕事は軌道に乗り、念願だった全国ツアーが決まるも、とある写真が週刊誌にすっぱ抜かれてしまって、大ピンチ……。

藤峰さんのオメガシリーズは、Ωだけどしたたかなので、悲壮感がないしΩである制約みたいなのをあんまり感じさせないですよね。
でもΩ「だけど」というフレーズがついてしまう時点で、やっぱりΩの不自由さがつきまとってるというか。
だから「一生懸命やってるのに……Ωってなんなんだろう」と泣く優波の姿には私も悔しくなった。

処女が売りなのに非処女なのがファンにもバレて、上層部からも「君にはもう価値がない」と言われてしまった優波。
この絶体絶命な大ピンチ、どう収めるのかなーと思ってたら、そーくるか!と。
あれなら誰でも許すというか、人としてとても真っ当。
というか理想のΩってなにさ……ただのあざとぶりっ子じゃん……と内心思いながら読んでたので、スカッとしたし。

そして、蘭もスケールでかい。
さすが番手当のミナトの弟、血は争えない。
蘭は基本無愛想なんだけど、途中で「やるんなら俺だけに」って言い出すところとか、セックスの虜になってセックス怖ぇ……と言ってたけど、理由聞いて納得したところか、なんか可愛いんですよね。

そしてINTACTよりも新生BAREのほうがずっと魅力的。
これなら観たいわ。







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