──きみはこれからも〝ともだち〟? それとも──……。

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表題作きみはともだち

高原綾乃,隆成の側仕えかつ幼馴染
佐伯隆成,ヤクザの跡継ぎ

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

ヤクザの家系に生まれた隆成(たかなり)は、幼い頃から一般家庭に憧れていた。
そんな隆成の隣には、側仕えかつ幼馴染で、親友の綾乃(あやの)がいる。
隆成が組を継がなければ、綾乃は別の人間に仕えることに……。
組を継ぎたくない気持ちと、綾乃を自分以外につかせたくない気持ちの間で揺れる隆成。
そして綾乃も、隆成に特別な感情を抱いていることを隠していて……?

献身的な側仕え×鈍感な跡取り息子の、ときめき溢れる幼馴染ラブストーリー。

作品情報

作品名
きみはともだち
著者
那梧なゆた 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
アイズコミックス.Bloom
発売日
電子発売日
ISBN
9784834265163
3.6

(119)

(28)

萌々

(39)

(43)

中立

(4)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
12
得点
429
評価数
119
平均
3.6 / 5
神率
23.5%

レビュー投稿数12

友達ではなくなる日が来たら

 やくざの家の跡取り隆成とその付き人である綾乃とのお話です。隆成はやくざの家業を継ぐ気がないと考えていたところ、おじいさまから別の後継者、円加を後継者候補にしたと聞かされるのです。
 はじめはやくざという家業よりも綾乃と離れたくないことを優先して考えていた隆成でしたが、後継者候補としての素質を見る薬の売人捜しをしていくうちに、いつの間にか隆成自身が綾乃の存在を意識していきます。
 後半は綾乃目線で隆成との思い出を描いています。綾乃から見て、隆成とは割と早い段階で「友達」ではなくなっていた気がしました。

0

家族のカタチ

ヤクザの家に生まれた隆成はずっと"普通の家"に憧れがあり、跡を継いでほしいという祖父の願いも拒み続けていたけれど。
本当に継がないならば幼い頃から「お付き」としていつも側にいた綾乃とも離れなければいけないことになり、跡継ぎに対する考えも綾乃への気持ちも変わっていくという、隆成の揺れる感情がすごく印象的なお話でした。

普通の家に生まれていたらきっと今よりもずっと楽だったはずで、それなりの高校生でいられただろうけど…でもヤクザの家に生まれなければ綾乃との出会いはなかったと考えると、ちょっぴり複雑な気持ちにもなりました。
それでも最後には自分で進む道を決めた隆成はカッコ良かったです。

いつも冷静でにこにこしている綾乃が抑えきれず赤面したり、想いが零れて告白した場面はすごく素敵で大人っぽい綾乃の素が見えてほっこり。さらに数年後のふたりまで見れて大満足でした。

円加くんはトゲも毒もなくただただ良い人。なかなかいいキャラだったのにあまり出番がなかったので、彼がメインのお話も読んでみたいなと思いました。

0

ほのぼのヤクザもの

ヤクザ設定だけどほのぼのしてました。

どっちがどっち?と思いながら読んでましたが、
自分の中の正解カプで良かったです。

途中当て馬っぽい子が出てくるのですが
もう彼がとてつもなく…空気!!
いてもいなくてもこの二人はいつかラブラブになったと思います。
もっとしっちゃかめっちゃかにしていくのかなぁと思ってたけど
案外大人しい当て馬でした。

ヤクザっぽい描写といえば入れ墨くらいかな…
それ以外はそんなにでした。

想像以上にピュアな作品でした。

3

ほんわか

幼馴染みの身分差!いいですねぇ!!!(*´ω`*)

隆成はヤクザ家系に生まれた子で、綾乃は隆成のお付きの子です。
隆成は家を継ぎたくなくて、それをおじいちゃんに言うのですが、
家を継がないのであればお付き(綾乃)を外すと言われー…。
と言うストーリーです。

当て馬的存在紬がいいキャラしてました!(*´ω`*)
当て馬的存在なんだけど、悪い人じゃないし
むしろすごくいい子なんですよね〜!(*´ω`*)
だから、嫌な気持ちになることがなく最後まで読めました。

二人の幼少期が見れたのが、個人的にすごく嬉しかったです。
なゆた先生の描くショタを見たことない気がしたので、
か、可愛い…としばらく凝視しました。

後、25歳になった二人が描かれていたのも嬉しかったです。
描き下ろしもすごく良くて幸せな気持ちになれました。

なゆた先生の描く作品が大好きだなぁと、再確認することが出来た1冊です(*´ω`*)

0

失いそうになって気付く事ってあるよね

幼馴染とかDK大好きなんですが、ヤクザも加わるとちょっと違う雰囲気になりますね。

幼馴染のDKだけど、若とお付きという関係で、身分違いになるんでしょうか?

隆成が組を継がないなら、綾乃を側仕えから外すと言われて、初めて綾乃がそばに居る日常が当たり前じゃない事に気付く隆成。

新しい跡継ぎ候補にも世話を焼く綾乃に、モヤモヤする隆成ですが、それが何かもいまいち分かっていない様子で、何だか可愛いなって思ってました。

跡目争いって程でもなく、ほのぼのした雰囲気なんですが、これはヤクザ物に期待してると物足りないかもしれないと思いました。

幼馴染が気持ちを自覚して恋人になるというありがちな流れではありますが、組の跡を継ぐか綾乃の居ない生活を選ぶかと、隆成に考えさせる流れは、普通の幼馴染にはないもので面白かったです。

アフターストーリーはちょっと衝撃でした。2人ともヤクザになってる!
可愛いかったDKから、ガッツリ刺青入ったヤクザに成長しているのは、ちょっと心が痛かったです。

3

意外にも。。。

「きみはともだち」の試し読みをしてから、気になって単行本になるのを待っていました。でも私の期待していた展開と違ったかなぁ…


綾乃が隆成の世話役を離れて、紬に付いたときから読むのしんどくなりました。イライラとモヤモヤが…。隆成の嫉妬は分かるけど、綾乃さー…気づかないかな!?「若…どうしたんだろ…」じゃないよー!爺の命令とはいえ、綾乃だってそれまでずっと傍にいた隆成から離れたら嫌だな、寂しいなって思うだろうに。綾乃が自分の気持ちに蓋をしていたとしても、何だかなぁ…でした。

2人がくっ付いたとて、前半のモヤった気持ちは治らず、全体的にあっさり目で萌えきらなかったです。ヤクザ家業のことにしても深みが足りなかった感じでした。


絵はとてもキレイで読みやすかったです!那梧先生のシャープな絵柄は、ヤクザものに合っていると思いました。しかし、綾乃が攻めで隆成が受けというのがちょっと意外でしたね。綾乃って名前とキレイ系の顔立ちで、勝手に受けの方で予想してました。

あと、表紙がとても素敵です^ ^

2

ヤクザもの

作者買い。春懸けて〜の漫画は受け攻め完全逆カプ推しでこの作品も逆だったら怖いなと思ってたけど、大丈夫でした〜◎◎
ヤクザものは反社なぶんその世界だけで完結しちゃうとこあるからそこがヤクザ系漫画のいいところなんだけど、主役ふたりは高校生ということで!!付き人はだいたい若よりも年上が多いけど同い年で、もっと反社らしく薄暗い内容を期待していたけれども普通に明るい話だった。ヤクザは建て前、設定上だけって感じ。タイトルから読んで、不安定で曖昧な二人の関係が物語を通して闇落ちした挙句最終的に友達(意味深)に落ち着く(語彙力は滅んだ)と思ったらともだちから進化すんのね??←
めちゃくちゃピュアな内容でえちえちは最後らへんに少しだけ、うーん、物足りない!()
個人的にピュアな漫画はだいたい物足りなく感じてしまう。このふたりは、面がいいから好きです。
あとこれだけは言わせて、あやのとかまどかとか中性的な名前大好き。←

2

その受け攻めは私は萌える!

 ヤクザの家系に生まれ『普通の家庭』を夢見てた隆成は、『普通の高校生活』を送りたく、祖父で組長をどうにか説得して、条件付きで高校に通っていた。
 その条件が付き人の綾乃と一緒に通う事。
 しかし、隆成は、組をどうしても継ぎたく無い。

 隆成が組を継がないなら、別の者に継がせる、ついては付き人の綾乃は隆成から外し、その者の付き人にする。
と組長からのたっしがある。


 ずっとともだちで、ずっと親友で、ずっと側にいるはずの綾乃が自分の側から居なくなると知った隆成は、まるで幼子の様な態度に、ふたりの間はギクシャク、隆成の胸には、もやもやしたものが蔓延り、上手く言葉に出来ないでいた。

 綾乃は自分の気持ちを押し隠しずっと隆成の側に居たかったのだが、、、ポーカーフェイスが崩れた綾乃は可愛い!!

隆成は自分の中の『普通』と向き合い、普通と思う事を取るか『綾乃』を取るか真剣に向き合いはじめるーーー。

次期組長候補として、出てきた紬がメインのお話も読んでみたいです。

1

この関係をなんと呼ぶか

幼馴染任侠DKが大人になるまで、、。

任侠だけどほんわか。まあ、ストーリー終了時点でまだ後も継いでないので、彼等が裏の世界と繋がるとしたら、誘拐される〜とかしかないのかもしれませんが…!

途中ではじまった(はじまりかけた?)跡目争いもサクって終わり、主題は任侠というより、幼馴染が恋人になるまで。

若とお付きという関係なので、フツウの幼馴染とは勝手が違いますが、若がフラットな人間性なので、そこも難なく乗り越えていきます。

もう少し、踏み込んだところも読みたかったので、萌とします。続くのかな?

3

任侠✖️BL

この組み合わせ大好きなんですよねーしかも那悟なゆた先生が描かれるなんて知ったらそりゃ読んでしまいます。
跡取り候補と付き人関係の2人、かつ幼馴染関係ときたらもうBがLする展開モリモリで生唾ものです。
付き人である綾乃が心の奥底にしまいこんできた好きという気持ちが思いがけず溢れてしまった描写にキュンとしました。それを動じず受け止める隆成は男前であり不本意ながらも任侠の世界で育ってきたからこその器の大きさを感じる名シーンでしたね。

「きみはともだち」のすごくシンプルな題名、綾乃のともだちでいなくてはと思う暗示の意味もこめられてるのかなぁ。

2

ヤクザものなのにほのぼの

これはほんとにヤクザの話だったのだろうか…
と錯覚する程のほのぼのさ。
血が流れないヤクザものだったので驚きでした。

家を継ぐかどうかが大きな話の軸としてありながら、それに伴って若と付人というこの関係性が変わっていくというシチュ、しかも幼馴染って、もう最高です。

ただね、その幼馴染で付人っていうベストポジションにいるんだから、「もうちょっと綾乃、執着心見せてくれ…」と言いたくなる場面がちらほら。
幼なじみ特有のクソデカ感情的な、もう少しデカいものを期待しすぎていたのでそこはちょっと残念。

そして若。あまり照れないからかな?
君のそれは本当に恋なのか、と疑いの目で見てしまいますごめんなさい。いや、執着してるのはよくよく分かったんですけどね。

と腑に落ちてくれない部分が少し残ったのでこの評価ですが、シチュとほのぼの感はとってもよかったです。

5

ヤクザで主従関係、だけどピュアでいじらしい高校生BL!

普通の生活に憧れるヤクザの跡継ぎ受けと、
幼馴染みで同級生で側近をしている攻めのお話です。

血生臭いシーンはなくほのぼのヤクザ。
でも締めるところはキッチリ締める任侠系でした。
(器とか覚悟とかカッコイイ…!)

主軸はあくまでBLなので
幼馴染み高校生がピュアッピュアしてて萌える~!!!
(幼馴染み大好物なもんでニヤニヤニヤニヤ(∩´///`∩))

舞台はヤクザの跡取り問題、関係性は主従、
でも可愛くていじらしくて純粋な高校生BLが楽しめました。


さてさて。

受け:隆成
ヤクザの跡取りですが継ぐつもりはありません。
普通の生活、普通の就職、普通の家庭に憧れています。
性格もヤクザっぽさを感じさせないごく普通の子です。
(但し、従え慣れてるところはある)

攻め:綾乃
子供の頃、隆成と同い年でちょうどいいと側仕えに。
親は傘下の組関連にいるので同じく血筋はヤクザ系です。
のほほんとした雰囲気で血の気を感じさせないお人です。

隆成がのらりくらりと跡継ぎ問題から逃げる中、
組長である祖父は別の跡継ぎ候補案を出してきました。

そこで聞かされたのは、
綾乃は『跡継ぎ候補のお付き』であって『隆成専属』ではない。
だから跡継ぎにならないのなら綾乃は今後隆成に付かない…と。

隆成が答えを出せず思い悩む最中、
別の跡取り候補・紬が隆成たちのクラスに転校してきてーーーと展開します。


隆成にとって普通とはなんだったのか。
ヤクザとかけ離れた世界なのか、
綾乃が常に側にいる世界なのか、
グルグル悩みながら綾乃の事を考えてるのが萌えたッ////

隆成にとっては綾乃はもう自分の一部みたいなね。
そういう絆?信頼関係?ニコイチ?っていうのかな、
当たり前のように捉えている関係ってイイですね…!!!
(好きです好きですこういう幼馴染み大好物です////)

で、あらすじにも書いてあるけど、
綾乃は綾乃で隆成に邪な気持ちを抱えて居て…。
(王道キターーーー!!!ヾ(*´∀`*)ノ)

これもまぁぁぁぁぁぁ良かったんですよ/////

気持ちを実らせようとは考えていなくて、
気付かれないように隠した恋心って萌えますね…(;///;)
んでちょっと期待しちゃった時の顔が可愛くて可愛くて!
(綾乃のいじらしさにK.O.ですよ…もぅ…もぅ…)

跡継ぎ問題も締めるところはキチッと締めてて、
隆成に組長の器が少なからず感じられたのが良かったです。
(なんだかんだで染みこんでいる価値観とヤクザ帝王学!)

ちなみに1~5話が高校時代の話、
6話はアフターストーリーで25才の彼等が描かれています。

高校時代の隆成は自覚したばかりって感じで
まだ綾乃の気持ちに追いつかないところがありました。
けれど【綾乃=心臓】を背負っていく覚悟を形にして。

そう。このお話の序盤は
甘ちゃん跡継ぎとシッカリ者の付き人って感じなのに、
段々と隆成の包容力と男前力が上がっていくのです…!
流されっぱなしじゃないところがいいなと思いました。

ちなみに別の跡継ぎ候補こと紬は普通に良い子です。
やんちゃな陽キャでコミュ力高めでイイ奴。
野心やオラついた空気感がない平和な跡目争いでしたv

ヤクザものだけどハードルは低め、
ピュアな高校生のモダモダ恋模様が楽しめました。
作家買いでしたが今回も大満足ですヾ(*´∀`*)ノ

4

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