ボタンを押すと即立ち読みできます!
初めてのファンタジー小説
評価の高いこちら読ませていただきました。
花降る王子から無我夢中でまさに心酔!
yoco先生の絵が、装丁がすばらしくマッチして神々しいです!
前作で登場したロシェの過去が書かれた作品。
賛否が分かれているのは知らずに読みました。
モロ踏みでしたね、地雷⋯
この作品でショックを受けたのは、ファンタジーの中のリアリティからかもしれません。
オメガバでもない、魔法で子供が生まれるわけでもない、男王妃のリアル。
尾上先生の、国、国交、戦争、繁栄の書き方の解像度がこの作品を至極のものにしていると思うのです。
その解像度ゆえやられたー..。
略奪婚はときめいた、
バタバタした甘さのない婚儀もリアルだ、
けど蜜月ないままの後宮の話はちょっと..(╥﹏╥)
ではファン失格なのだろうか。
皇の子を残すことは国の存亡にかかわる大事なこと。
わかっちゃいるけどアタイの心は沈みました。
できるだけ想像しないようにつとめて読み進めた。
この二人は初恋同士でそのままGOしてほしかった..。
グシオンとリディルが養子を迎えるという選択は
すごく甘いものだったんだなあとしみじみしました。
あの二人の世界観と比べると
イスハン×ロシェの世界はかなりシビア。
ずっと幽閉されていたロシェと
命を狙われてさすらっていたイスハン。
臣下のジョレスが裏切るのもショックでした。
そして作中にはないですが
このあとロシェは身体を失うんですもんね..。
ロシェはすごく気丈な子なので悲壮感こそないですが
ものすっごい切ない読了感でした。
....って本当に読む前までは
こんなドハマると思ってなかった!
そのくらい夢中にさせてくれる作品です。
辛い描写は個人的な感想であり
作品が極上であることには変わらないのでした。
もちろん続きの作品も買います。
続きが読めるのがありがたいなあと思います。
今から追えるものは電子で買える番外編くらいで
少ないですができる限り読んで浸りたいです。
尾上先生のご健康をお祈りし、執筆活動も心待ちにしております。
レビュー遅れました。改めて見たら、もやるとこ?があったので、評価が分かれたんですねーーーでもそれ、ありでしょ?否が応でも跡取りは確保しないと。素知らぬふりでするっと幸せになりました。じゃ、国が成り立たない。みんな違ってみんな良いのよBLは。
ロシェ兄さまをこんな子供の頃から好きだったのね。イスハン凄い!よく頑張りました!結婚前も結婚してからも、次々と来る難題を乗り越えて。彼の愛情が切ない。そして寿命が延びてしまったら、イスハン&ロシュは、みんながいなくなっても生きるのだろうか?
尾上先生、続きをお願い致します!
シリーズ1.2の主人公リディルの兄上ロシェレディアと、その夫であり大国の王イスハン。前作でも大活躍だった2人の出会いと生まれながらの運命に抗うです。
大国に嫁ぐために姫として幽閉されながら暮らしていた10歳の王子ロシェレディア。自国の王子でありながら兄王子に追われる身のイスハン。幼い2人が出会い、少しずつ恋心を募らせていく展開にときめきます…。
襲いかかる運命に抗いながら、絆を深め合う2人は前作の弟夫夫以上にドラマティックのように感じました。
前作未読でも楽しめますが、既読の方がより楽しいかと!
イスハンは神の心臓を手に入れることにより普通の人の10倍遅く年を取るんですよね?
てことは、皇太子の方がイスハンより先に死にますよね?
跡継ぎいなくなりますよね?
··ロシェ❨と読者❩にあんな思いさせてまで後宮作った意味ありますか?
あのエピソードに関してはモヤりながらも皇帝になるために仕方ないと思ったのですが。
その後の初夜で、女に思い入れはなく「ロシェだけが欲しい」っていうイスハンの気持ちは十分伝わりましたし。
でも、後に神の心臓のエピソード持ってくるならあれは何の意味があるのかと考えてしまって。
作者によると本編はもっとボリュームがあり、限界まで削ったそうなので、それなら後宮削って他を掘り下げてほしかったです。
イスハンとロシェの物語はすごすぎて、二人の偉大さを実感できて、英雄伝を読んでいる気分になった。お互い想い合ってるところが切なかった。数年後、実体をなくしたロシェはイスハンと触れ合うのが満月だけ。こんなに好き合ってるのに満月しか会わないなんて悲しい。
確かに、イスハンが後宮を抱えた。後宮に、百人の女を集めた。それはアイデース帝国の慣習だそうだ。子を作りしている間にイスハンはロシェと会わない、閨で勃たなくなるから。胸がキュンとなっちゃう。
子供は三十人くらい生まれてから翌年に後宮が閉じた。
アイデース帝国の王族はイスハンしか残らなくて、継承する親族はいなかった。だから状況が厳しくて皇帝として責任がある。ロシェが悔しくても受け入れるしかできない。