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「花降る王子の婚礼」のスピンオフ。リディルの長兄(エウェストルム第一王女)ロシェレディアと、アイデース第五皇子イスハンの物語。
「花降る王子の婚礼」がとても面白かったので(特に1冊目)発行順に本書を読みましたが、いやあ難航しました。こんなに読むのに苦労するとは。
1~2巻は先がどうなるのかわくわくしてページをめくり、1巻などは気になって睡眠時間を削ってしまうほどでしたが、本書は逆で全然進まない。何日かかっただろう。
婚姻前、城の塔に閉じ込められていたロシェレディアが、刺客からの攻撃に身を潜めていたイスハンと偶然目が合い、そこから交流を深めていくのは可愛らしく、二人の境遇も相俟って秘密の逢瀬が大変尊かったのです。旅の話をきいたり一緒に星を眺めたりとてもロマンチック。
だけど、二人の婚姻から話が少し変わっていきます。
皇帝は子孫を作らなければならない。ロシェレディアは男なので実子が出来ない。なので後宮を抱え100人の女を集め、子供を数十人作る。
その間イスハンはロシェレディアの元には帰らない。婚礼の儀式から数日後から2年もの間です。
望まれてアイデースに行ったのにこの仕打ち。逆にこの描写は必要だったのか謎ですらあります。
(確かに比較事案としては、もともとイル・ジャーナへの輿入れが決まっていて、名目は皇子(まだ赤ちゃん)の妻だけど実質は現皇帝の慰み者になるだろうとのことなので、どっちがいいかと言えばそれはイスハンだろうけど。この二択しかないのが気の毒)
アイデースもイル・ジャーナも結局はロシェの魔力にしか興味ないのかと思ってしまうし、このときのジョレスの「さぞ御不快でしょうね」という言葉も、まさか後宮に女100人はお前の提案か?などと勘ぐりたくもなってしまう、ただの嫌味にしか思えない。
後宮のことを除いても、ロシェはアイデース皇妃になってから、呪いを解くことに力を使ってばかりだし、挙げ句は命の危険にも晒される。
イスハンを許せないのは、ジョレスに寛大だったところです。「俺を好きすぎるから」という理由で仕方ないこととして、大罪をおかしたのにまだ近くに置こうとする。皇妃を殺そうとしたら断首一択じゃないんですか。あ、怒りが。
そんなこんなで、アイデースの命運がどうなろうともう知ったことではないくらいに気持ちが沈み、当然ページも進まず、神の心臓のくだりも冗長に感じた次第です。
それから、ロシェレディアの形容詞として大魔法使いという言葉が多用されればされるほど、私の中で空回りが続き、疑問がわいていました。
「花降る王子の婚礼」を読んでいるときには大魔法使いは絶大な存在と受け取っていたのですが、いざその大魔法使いが主人公になってしまうと、まったく絶大ではなく、通常の魔法使いとあまり違わないように思えてならなかったです。
そのくせ文中にはしょっちゅう大魔法使いという言葉が出てきて、ロシェレディアも自ら何度もそう認識していて、こちらはもうそのたびに眉間に皺が寄っていました。こんなだったら、2巻でリディルがロシェレディアに普通に会えたとしても、思うとおりにならなかったのでは、と思うなどしました。
「花降る王子の婚礼」3巻はしばらく時間を置いて読みます。本当に残念でした。
初めてのファンタジー小説
評価の高いこちら読ませていただきました。
花降る王子から無我夢中でまさに心酔!
yoco先生の絵が、装丁がすばらしくマッチして神々しいです!
前作で登場したロシェの過去が書かれた作品。
賛否が分かれているのは知らずに読みました。
モロ踏みでしたね、地雷⋯
この作品でショックを受けたのは、ファンタジーの中のリアリティからかもしれません。
オメガバでもない、魔法で子供が生まれるわけでもない、男王妃のリアル。
尾上先生の、国、国交、戦争、繁栄の書き方の解像度がこの作品を至極のものにしていると思うのです。
その解像度ゆえやられたー..。
略奪婚はときめいた、
バタバタした甘さのない婚儀もリアルだ、
けど蜜月ないままの後宮の話はちょっと..(╥﹏╥)
ではファン失格なのだろうか。
皇の子を残すことは国の存亡にかかわる大事なこと。
わかっちゃいるけどアタイの心は沈みました。
できるだけ想像しないようにつとめて読み進めた。
この二人は初恋同士でそのままGOしてほしかった..。
グシオンとリディルが養子を迎えるという選択は
すごく甘いものだったんだなあとしみじみしました。
あの二人の世界観と比べると
イスハン×ロシェの世界はかなりシビア。
ずっと幽閉されていたロシェと
命を狙われてさすらっていたイスハン。
臣下のジョレスが裏切るのもショックでした。
そして作中にはないですが
このあとロシェは身体を失うんですもんね..。
ロシェはすごく気丈な子なので悲壮感こそないですが
ものすっごい切ない読了感でした。
....って本当に読む前までは
こんなドハマると思ってなかった!
そのくらい夢中にさせてくれる作品です。
辛い描写は個人的な感想であり
作品が極上であることには変わらないのでした。
もちろん続きの作品も買います。
続きが読めるのがありがたいなあと思います。
今から追えるものは電子で買える番外編くらいで
少ないですができる限り読んで浸りたいです。
尾上先生のご健康をお祈りし、執筆活動も心待ちにしております。
レビュー遅れました。改めて見たら、もやるとこ?があったので、評価が分かれたんですねーーーでもそれ、ありでしょ?否が応でも跡取りは確保しないと。素知らぬふりでするっと幸せになりました。じゃ、国が成り立たない。みんな違ってみんな良いのよBLは。
ロシェ兄さまをこんな子供の頃から好きだったのね。イスハン凄い!よく頑張りました!結婚前も結婚してからも、次々と来る難題を乗り越えて。彼の愛情が切ない。そして寿命が延びてしまったら、イスハン&ロシュは、みんながいなくなっても生きるのだろうか?
尾上先生、続きをお願い致します!
シリーズ1.2の主人公リディルの兄上ロシェレディアと、その夫であり大国の王イスハン。前作でも大活躍だった2人の出会いと生まれながらの運命に抗うです。
大国に嫁ぐために姫として幽閉されながら暮らしていた10歳の王子ロシェレディア。自国の王子でありながら兄王子に追われる身のイスハン。幼い2人が出会い、少しずつ恋心を募らせていく展開にときめきます…。
襲いかかる運命に抗いながら、絆を深め合う2人は前作の弟夫夫以上にドラマティックのように感じました。
前作未読でも楽しめますが、既読の方がより楽しいかと!
イスハンは神の心臓を手に入れることにより普通の人の10倍遅く年を取るんですよね?
てことは、皇太子の方がイスハンより先に死にますよね?
跡継ぎいなくなりますよね?
··ロシェ❨と読者❩にあんな思いさせてまで後宮作った意味ありますか?
あのエピソードに関してはモヤりながらも皇帝になるために仕方ないと思ったのですが。
その後の初夜で、女に思い入れはなく「ロシェだけが欲しい」っていうイスハンの気持ちは十分伝わりましたし。
でも、後に神の心臓のエピソード持ってくるならあれは何の意味があるのかと考えてしまって。
作者によると本編はもっとボリュームがあり、限界まで削ったそうなので、それなら後宮削って他を掘り下げてほしかったです。