• 紙書籍【PR】

表題作SUPER LOVERS 16

海棠晴,カフェのオーナー,海棠家長男,25歳
海棠零,高校2年生,晴の義弟,17歳

その他の収録作品

  • #47.5
  • あとがき
  • カバー下漫画

あらすじ

大事なものも、大切なものも、
いつだって、自分のそばにあったんだ―――。

稼ぎ時の年末にバレンタインと続き、仕事に忙殺されている海棠家長男・晴。一方、零は未だ進路に悩み中。
あることがきっかけで「進学はやめる」と晴に宣言するトラブルもありつつも、大家や郁芳とともに仔猫や元盲導犬の面倒をみるうちに、ようやく自分が「なりたいもの」の形が見えてきたといった状態の零。
おまけに、忙しい晴とのすれ違いから、零は欲求不満気味。そんな零に気付いた晴は…!?
「これは俺のせいじゃない。全部、ハルのせいだ」
苦労性長男、超美形双子、野生児末っ子の4兄弟が贈る一筋縄じゃいかないトラブル・ラブ第16巻!! 描き下ろしも収録❤︎

作品情報

作品名
SUPER LOVERS 16
著者
あべ美幸 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
あすかコミックスCL-DX
シリーズ
SUPER LOVERS
発売日
ISBN
9784041128343
4.2

(20)

(11)

萌々

(5)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
8
得点
82
評価数
20
平均
4.2 / 5
神率
55%

レビュー投稿数8

可哀想が愉しいだなんて

結局、零にとって晴はどこまで行っても「可哀想なヤツ」なんだな。
「晴は見た目も頭も良くて、両親の不幸な事故がなければ何にでもなれたのに」という「可哀想」は前巻で払拭されたけれど。
今度は「愛された実感に乏しく、淋しくて俺なんかに捕まった可哀想なヤツ」に認定されてしまった。
もしかしたら次は、「俺のせいで普通の人生を送れなくなった可哀想なヤツ」になるのかも。
「同情であって愛ではない」なんて表現もつい思い出します。
カナダで初めて二人が出会った時、零が抱いた気持ちは純粋な恋慕だったんでしょうが。

零だって客観的に見たら相当「可哀想なヤツ」です。
たぶんロクでもない親に捨てられ、幼い頃の記憶もなくて。
自分のせいで海棠の両親を死なせてしまったという自責の念を持ち、自分の存在が晴に制約を強いていると引け目を感じている。

スパラヴァは私にとって、ある種可哀想な二人を見てキューっとなるのを愉しむ作品なのかもしれません。
零の泣き顔も恒例になり、毎回そそられる!
零M疑惑浮上で、読者のS心も刺激されます。

最後に小冊子について。
センセー×夏生カプ、しっかりBLらしくえっちなことしてくれているのは嬉しいし、ちゃんと恋人発言しているのも、センセーの変わらぬ天然タラシぶりも良きです。
ところで、橘さんはどうしているんでしょう?
自分が入れたデカいベッドで二人がイチャついていると知ったら……!

1

特装版が自分のメインに!(笑)

気づけば夏生と先生のCPをメインで読みたくなってきてしまいました。
あの二人、良きでございますー!もう今後も特装版しか買わないなと思ってしまう程でした。なんてったって普通にBLしてるんですよー!セックスシーンも短いですがあったので感動しちゃいました!(笑)
ぶっちゃけレンレンが高校卒業するまで主人公CPには進展ないと思われるため、こちらの二人のいちゃらぶセックスは諦めました。ドキドキする展開もなさそうかな。
なので、メインCPはのんびり応援することとして、今後も先生夏生CPを読みたいがために買っていきそうです。すごい良かったですー!

1

これは神回と言わざるを得ない

いやいやいや、盛り上がって参りました。

まず特装版の方が、めっっっっちゃ良かった…
夏生が受けって最初あんまりピンとこなかったけど、いやもう受けですわ。ありがとう先生。夏生クソ可愛いね……。

そして本編。進路のことも考えるきっかけの出来事があったり、確実に歳を重ねて前に進んでるなって感じがしたし、猫と犬の話は考えさせられることも多くて凄く良かった。

あと虎さーーーーん!!
我々の気持ちを代弁してくれるううう
なんで濃厚なキャラを増やしてくれたんだ面白すぎかよ………いいひと………

盛り下がってたわけじゃないけど、また新しい展開を16巻にして盛り込んでくれた先生に感謝。

あとできればアニメの続編が見たーーーい!!

1

将来を考える

この作品も、もう16巻。BLなのに、ちゃんとしたセックスがないのが魅力なのかも。

16巻は大切な話がありましたね。
零が将来を決めるような大事な事件が起きました。
獣医になるんですよね。動物を身近に感じられる零にぴったりだと思う。
もちろん、獣医だって飼い主さんとの人間関係大事だから、人間とのコミュニケーション能力も必要ですけれども。
動物の「生」。そして、もうだめかと思った猫が助かって生きることの力強さを知った後にルークの「死」。獣医の先生の言葉も胸に刺さったし、、凄く心動かされました。

自分の中は空っぽ。未来も考えられなかった零にとって、とても大きな出来事でしたね。
さて、進学先はどこになるのかな?「動物のお医者さん」の漫画にあったように北海道がいいなと思うけど、ハルが許してくれるかな?北海道に支店作って引っ越ししそう。
ポンコツな叔父さんとや、新しいスタッフの虎の話も良かったです。
虎の可能性が想像できなくて楽しみすぎます。

1

16巻は思いのほか良かったです

読む前に期待はずれだったらどうしようかと本当に心配だったんです。16巻まで行ってるのに今回はどこまで進んでるんだろう、またガッカリさせられるのではないかと戦々恐々とするのなんて「SUPER LOVERS」くらいだと思うんですよね。

既に「エメラルド」は読むのを止めてるのですが、今回の叔父の話はその止めた最後の雑誌で既読でした。晴のアレはポンコツで済む話なんでしょうか?
唯一、零だけが晴がそうしてしまう理由を察してました。

私は「SUPER LOVERS」の途中から春子が大嫌いになり、ハッキリ言って嫌悪感さえ感じるようになってしまったんです。今回も晴が叔父を助けようとした行為よりも春子に怒りを感じてしまいました。あの偉そうな態度と言動…あれを作者さまは格好良いとでも思ってるのでしょうか?幼い頃の晴への春子と仲間の学者たちには腹が立ちました。

後半の零が子猫の世話をして、老犬の盲導犬を見送る話、カナダでのレプトンとクオークとの別れの話と、零の進路への気持ちの変化。
また新しい店のスタッフの虎のお話が予想外に面白くて感動しました。
後半の話で盛り返して萌2にさせて頂きました。

まだ進路変更について晴と零がゆっくり話し合いが出来てないので、次巻で大騒ぎになりそうな悪寒がします。

晴と零の愛情表現も段々とそれらしくなって来ているので、また春子とか出して来て邪魔してダラダラというのだけは勘弁して欲しいと思いました。

1

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP