俺(α)がお前(β)を運命にする。

コミック

  • 憐れなβは恋を知らない 2

憐れなβは恋を知らない 2

aware na β ha koi wo shiranai

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表題作憐れなβは恋を知らない 2

伊勢崎 凌介(α)、名家の嫡男
瀬乃 凉晴(β)、凌介の専属執事

その他の収録作品

  • 描き下ろし「運命」

あらすじ

執事・瀬乃を悩ませていた身体の疼きの原因が判明した。
同時に、気づかないよう蓋をしていた自分の気持ち、
そして凌介の気持ちも気付かされてしまった。
凌介に全てを暴かれて、身体を繋げた夜以来ーー
瀬乃は見知らぬ屋敷に軟禁されていて…。

切なくもどかしい、策謀巡らす主人α×健気な執事βの主従関係オメガバース。

作品情報

作品名
憐れなβは恋を知らない 2
著者
屋敷シマ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ブライト出版
レーベル
Tulle Comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784861239540
4.6

(239)

(176)

萌々

(45)

(10)

中立

(6)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
23
得点
1096
評価数
239
平均
4.6 / 5
神率
73.6%

レビュー投稿数23

二人とも意地になっているのがやるせない

一巻の終わりから2人はどうなったのかと思っていたら、まさか瀬乃は監禁されてました…
瀬乃は執事じゃないと分からせる為に監禁て、凌介やる事が酷い。
でも、凌介が提案した恋人ごっこの1週間ミッション。やはり、凌介が望む事は二人が恋人関係になる事なんだね。
二巻はこの恋人ごっこの部分が無ければほとんどが辛い所ばかりでした。
浴衣着て二人でお祭りに出かけるシーンは堅苦しい各々の立場を離れて、萌を感じました。凌介の浴衣姿はかっこいいです。この辺りから瀬乃ではなく、読んでいても涼晴という名前が馴染んできました。どうしても執事脳が抜けない涼晴がちょっと迷いながらこれじゃ恋人じゃない!って気づいて言い直しするところなどは可愛かった。凌介も執事が抜けない涼晴を咎める事なく恋人ごっこを楽しんで居るのが微笑ましかった。
しかし、二人で恋人ごっこも板に付いてきたのに、子供を凌介があやす場面とか、そして、涼晴が父親と連絡取れてしまったりとか。
ちょいちょい現実に戻されてしまって。
もう、瀬乃家の執事教育は洗脳でしかないですね。執事で無ければ人間の価値がないって。しかし、その執事教育を頭と体から覆そうとしている凌介のやり方も大概ですが。
恋人ごっこミッションでは涼晴の心を執事から離せなかった凌介は何か動き出しましたね。何を画策しているのかたのしみです。
そして、凌介と離れて一人になってしまった涼晴にはたちまち魔の手が!!
三巻最終巻たのしみです。

0

読んでてしんどい

執着溺愛オメガバース、と帯にありますが、執着には同意できるけど、溺愛なのかなあと疑問。
完結したので再読して、ようやく2巻のレビューが書けます。
正直、2巻を読み終えたときは、もう読むのをやめようかと思いましたが、ハッピーエンドを信じて完結まで追いました。

αのご主人様とβの執事。両想いだけど、立場からも性別からも一緒になることはできないであろう関係。
両想いだったことがわかったけど余計にこじれてご主人様αが執事βを監禁します。
関係を持ってからの執事βの言動が病的でかわいそうで仕方ありませんでした。
育ちと父親による躾け、刷り込みが原因とはいえ、ご主人様のことにはあれだけ考えに考えられるのに、自分のことは考えられないのは本当にかわいそうでした。心身が壊れてしまうのではとはらはらしました。
ご主人様のやり方はどれもかなりひどく感じました。はαなんだから、長年恋焦がれて来た相手へのこじれた気持ちは理解できるけれど、もうちょっとうまくやれなかったものかな、と。
物語を盛り上げるためのエピソードの数々だったと思いますが読んでいて胸が痛かったです。

恋人ごっこでようやく2人の距離が近づいたのに、父親からの電話でまた強い暗示に縛られてしまう執事βがかわいそうでした。
ご主人αのたっぷりの愛と過ごした時間で、そこは跳ね返してほしかった。

一念発起してからのお坊ちゃまαの凛とした感じがかっこよかったです。
しかしこれまでの適当な言動の数々の報いが大事な大事な執事βに襲いかかります。

あれもこれも物語として必要なエピソードなのはわかりますが、やはり胸が痛く、2巻は読んでいて本当にきつかったです。

書き下ろしはやっぱりほっこり萌えますが、読んで苦しくなった気持ちが軽くなるほどではありませんでした。

0

そんな望みは望んでない

待望の憐れなβは恋を知らないの2巻目、楽しみにしてました。

個人的、各項目5段階で
溺愛 4
エロ 3
執着 3
な感じだと思います。

前作に引き続き、アルファで主人の凌介さん×ベータで執事の瀬乃さんのカプです。

身体の疼きの原因を明かされ、熱を発散することを暴かれた瀬乃さん。そして、凌介さんからの想い、凌介さんに対する自身の想いに気付いてしまい、身体を重ねてしまうが…。

前作で判明した、瀬乃さんに対する凌介さんの執着心。今作は瀬乃さんを見知らぬ屋敷に軟禁してしまいます。執事の仕事も出来ず、最初は抵抗したり屋敷に帰ろうとする瀬乃さんの強迫観念のような言動が凄いですね。

それがあってか、ゲームで勝負をしようと、凌介さん と1週間の恋人ごっこをすることに。この恋人ごっこで、瀬乃さんが絆されていくのかなと思いました。
そして徐々に今の関係を望むようになっていく瀬乃さん。だけど結局…。展開的に分かってはいたが「帰りましょう」って言っちゃう瀬乃さんにはちょっとイラッとしましたね。そっちの望みじゃないでしょ…!でもやっぱり凌介さんは全然諦めてないようで、そこはやっぱり流石の執着ですね。

想い合っている筈なのになかなか上手くいかない2人。そしてお約束のような危うい展開。まだまだ波乱がありそうで、凌介さんの執着が溺愛に変わって、瀬乃さんが凌介さんと幸せになる姿が見たいので、次巻も買わせて頂きます。

0

運命にしてみせる執愛

新刊を読むために、1巻からおさらい読み。

1巻はただひたすら痛々しいな…って思ったんですが、2巻は凌介の愛(病んでるけど…巻頭から監禁してるけど!)がより見えてきて、1巻より萌えました。

巻末描き下ろしの「運命」がね…短いんですけど、個人的にすごく、良かった…!
「何があっても 俺がちゃんと お前を俺の運命にしてあげるから」
この凌介の執着具合と、可愛い可愛いって思ってる溺愛っぷりが◎(何度も言いますが歪んでるけど!!)

”1週間俺とラブラブ恋人ごっこ”なんて、もうどんだけ瀬乃のこと好きなんだって感じだし、確かに凌介の気持ちは伝わってるはずなんだけど、やっぱり主従の立場と「自分はβ」っていう事実が瀬乃を苦しめるんですよね( ; ; )うう…辛い。

そしてまたすごいところで終わっている、、こんなの、続きが知りたくなるに決まってるじゃないかーーー!!!!

…ということで、前巻に萌えと切なさマシマシ、胸がぎゅっと締め付けられる2巻でした。

新刊もこれから読むぞ〜!スパダリに豹変した凌介が瀬乃王子を救いに来てくれる展開を期待しつつ◎

0

情熱的に好かれていると分かっているのに

 2巻は伊勢崎の可愛らしさがちょくちょく顔を覗かせるのが魅力かなと思います。1巻ではΩの遊び相手と夜な夜な戯れ、怪しげなクラブにも出入りし、真面目さとは程遠い顔を見せていた伊勢崎。でも、彼の瀬乃に対する感情は実はとても素朴な愛。濡れ場では玩具も使うし、瀬乃を好き勝手に開発してきたわけですが、本人に特別SM趣味があるわけでもなく、性癖は一般的なもの。彼はたとえセックスしなくても、瀬乃とお祭りに行ったり家で映画を一緒に観たりするだけで十分満足なんです。ただ、瀬乃が心から自分の恋人になることを望んでいるだけなんですね。

 そして、それが2人の関係においては最も難しいこと。幼い頃から執事としてのあり方を徹底的に教え込まれた瀬乃にとって、主人である伊勢崎の言動はもちろん大きな力を持っているけれど、それ以上に執事の師である父親の発言力は大きくて。伊勢崎が良しとするなら許されてしまいたい、けれど、父親に執事の役目を持ち出されると、やはり甘えるわけにはいかない気がしてしまう。Ωと違って子が産めないこともその考えに拍車をかける。伊勢崎の自分に対する感情が遊びや気まぐれではないことはもう十分理解した上で、再び執事に戻る選択をした瀬乃の苦悩は描かれていませんでしたが、その後の彼らしからぬ不安定さから見て取れますね。難儀な出会い方をしてしまった2人が、平凡な恋人として隣にいられる日々を3巻で見れることを期待しています。

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