特典付き
作家買い。
さきしたさんの新刊はリーマンもの。さきしたさんの描くイケメンさんたちがスーツを着ているという眼福さに加え、一途わんこ攻め、執着攻め、という個人的萌えがこれでもかと詰まった一冊でした。
ネタバレ含んでいます。ご注意ください。
資産家の御曹司の恵一は、経済的に恵まれている上にイケメンで頭脳明晰、かつ人懐っこい男性だ。パーフェクトに見える彼だが、彼には難点が一つあった。それは極度の寂しがりやだという点。夜寝る時に1人では眠れず添い寝してくれる人物が必要なのだ。誰彼構わず夜ベッドに誘う恵一を、公私共にサポートしているのは大学時代の後輩・伊吹だった。強面で愛想のない伊吹だったが、実は彼は…。
というお話。
ストーリーとしては既視感ありありなお話ですが、既存のお話と一線を画すのは恵一、そして伊吹の二人の男性のキャラの強さと、そして途中から登場してくる恵一の母親の存在かと思われます。
個人的ドツボキャラは伊吹くん。
強面で愛想がなく、けれどそんな彼がずっと抱えていた恋心。健気キャラかと思いきや、彼はつよつよです。でも、その鎧を脱いだ彼の想いがめちゃんこ可愛い。恵一に恋焦がれ、けれどその想いに蓋をし続けた。恵一への叶わない恋を抱える彼が健気で良い。
そして、一方の恵一も。
ポヤポヤしているようで、けれど人としての優しさを持っている男性です。伊吹への想いを自覚したその時の混乱したさまが良い。
彼は無自覚煽り受けです。まあ、いうなれば最強ってやつですね。彼の可愛さにはひれ伏すしかない。
恵一のお母さんがカッコよかったですね。
BL作品における女性の存在は賛否両論あったりしますが、彼女の存在が今作品のキモになっている気がしました。
さきしたさんらしい、といって良いでしょう。エロは健在です。
圧倒的な画力に支えられた絵柄で描かれる濡れ場は圧巻。あんなプレイからこんなプレイまでのバリエーション豊富な濡れ場が堪能できますが、それだけではないのがさきした作品ならではか。質感までわかるような肌、バッキバキの腹筋、スーツでのエロ、とさすがさきしたさん。萌えツボをよく分かってらっしゃる…!
伊吹の麗しい御尊顔に点在しているホクロ。ちょっとエロくて良い。と思っていましたが、それがきちんと伏線になっているところも良かった。
タイトルの、「かわいいけどかわいくない」。
これって、伊吹の心情を表してるのかなあ。
好きで好きで、でも手に入れられるとは思ってなくて。そんなもどかしい想いを表した一文なのかな、とちょっと思いました。
エロと、秘めた恋心、という因子が絶妙なバランスでミックスされた作品でした。評価でちょびっと悩みましたが、ちょっとおまけして⭐︎5つで。
ちょっと(色んな意味で)サイコパスみがある執着攻めと、ちょっと頭のネジが弱々な天然おバカ受けのお話がピカイチで定評のあるさきしたせんむ先生(当社調べ)
話の作り方が上手いし、毎回なんですけど面白おかしくフッと笑っちゃう場面もあり、各キャラがちゃんと際立っていて読んでて全く飽きません。
どうして受けがそうなったのかちょこっとバックボーンに触れてますが、そのちょこっとがくどくなくて良いです。本当にお話を作るのが上手だなと思います。
行為もしっかりエロいどころか変態的で本当に味が出てますよね。
今回は冒頭のセリフをしっかり最後で回収していて流れがよかったです!!
攻めくんよかったね...っておもいましたが、実は攻めくんの方が策士ですもんね笑
家族の食事会も見たいので
続きがあれば嬉しいなーと思う作品です!
作家様買い。
本の裏に書いてる通り
拗らせ執着攻めとわがままプリンセスのお話で、
わがままプリンセス(恵一)が自分勝手なのですが
可愛くて憎めないキャラなんです〜(*´ω`*)
だから伊吹もずっと恵一のそばにいるし
好きなんだろうなぁって思いました。
伊吹に関しては恵一に振り回されすぎて
可哀想にも思えてくるけど
この段階があったから最後があるんだなって思うと
なんかこう、ほわほわした気持ちになります(*´ω`*)
描き下ろしの二人のやり取りなんてたまらないです(*´ω`*)
ずっと恵一にはかなわない伊吹が想像できました♪
一つ不思議だなぁって思ったのは
恵一のお母さんなんですよね。
なんで恵一のこと甘やかしてあげなかったのか
そこに何か理由があるのかなぁ?って。
幼い頃の恵一をちゃんと甘やかしてたら
今とは違った性格が形成されてたのでは?
なにはともあれ今回も可愛い受けちゃんが見れて幸せでした(*´ω`*)
めちゃくちゃ好みな物語でした…… 伊吹よく耐えて頑張ったねすっっごく好きな攻め!!お世話しちゃう系好き 穂積さんが可愛すぎてけしからん!!!♀️泣いちゃうのかわいい……でもお酒は飲んじゃダメ……危険……
さきしたせんむ先生の「イノセントにくちづけ」がすごく好きで、
先生の過去作も読みたい!と思い手に取ったこちら。
…おんもしろかったー!!!!ꉂ(๑˃▽˂๑)
攻めも受けも頭のネジが何本も外れている…というより、ぶっ飛んじゃってます笑
あと攻めの顔に3つホクロがあって、それもセクシーでちょっとえちでいいなあ…と
思っていたら、後半その「ホクロ」が生かされた展開というか判明する事実に、
もーーこのこの!!と受け・穂積の頬をツンツンしたくなりました( *´∀`)σ)∀`)ツン
ホクロフェチさん(いらっしゃる…?)にもおすすめです◎
受けの穂積はワガママで女遊びが激しく、そのうえ酒乱。
さらに寝る時は添い寝がないと眠れない寂しがり屋の甘ったれ。
さらにさらに、金遣いも後先考え面倒見てもらう男、30歳!
…なんですが、そんなふうに攻めがいないとなーーーんにも出来ないように
仕掛けたのはーー
と、伊吹(攻め)によって語られる長い長ーーい”刷り込み”に、
読みながらニヤニヤが止まらなくなっちゃいました。
最初は”不憫にも、ただただ健気に受けを思う攻め”という印象だった伊吹が実は
「じわじわ外堀を埋めて囲い込んでいた」ことが少しずつ明かされてく展開がまた、
ゾクゾクしてとても良いーー…!!
どこかイっちゃってる二人、”割れ鍋に綴じ蓋”でピッタリだと思う笑
天然で甘えん坊すぎてどうしようもない受け・穂積にちょっと呆れちゃったりもしたんですが、
”添い寝がないと眠れない”という彼の謎、幼少期の寂しく切ない背景が
後半描かれていて、納得でした。
これからはずっとずーーーっと、伊吹にぎゅっと苦しいぐらい抱き締められて
安心して眠ってほしい・:*+.
えちも泣き顔に口の中への指入れ、お風呂で兜合わせ…とバリエーション豊か、
修正も大事な部分の形がよく分かる甘め修正で大満足でした◎
あと、コミコミさんの有償特典に「添い寝キーホルダー」なるものがあるのですが
こちらがかなりクオリティ高くて可愛いので、グッズ好きさんにおすすめです☺︎
★修正:フチありトーン