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『孤独な猫は夜明けに眠る』の第2巻となるのがこちら、FILES.002です。
前作で、一体どうなるの?というところで終わった菊池さんと吉野さんの関係性ですが、揺れながらも思いに忠実でひたすらまっすぐな菊池さん、そして心の中を占めてくる兄以外の大きな存在に動揺を隠せなくなってきた吉野さん、そこに吉野さんの兄も関連する事件も加わり、ドキドキの展開を迎えます。
こちらの第2巻で訪れる見どころは↓
・ダブルベッドで眠るのが当然な吉野兄弟
・駅のエスカレーターの手すりを軽々と飛び越えるパルクールできそうな身軽な菊池さん
・仮に寝ぼけていてそして仮にお兄ちゃんだと勘違いしていたとしてもその距離感は近すぎるだろ、な吉野さん
・の結果、ちょっと可哀想で可愛い状態になる菊池さん(通常運転)
・捕まってもういいか、と諦めかけたところで菊池さんを思い出してあらがう気持ちになる吉野さん
・なんと菊池さんに嫉妬までしてしまうようになる吉野さん 誰がこんなアツい展開を想像しただろうか、期待こそしていたけれど①
・が、行ける!と思いきやそこで出てくるラスボスお兄ちゃんの壁は高かった 頑張れ菊池さん
・いざという時に頼りになる強い男、顔色ひとつ変えず大の男をねじ伏せる元警官の吉野さん 受けが強いの最高です
・いつも冷静沈着で動じない(お兄ちゃん関連は除く)吉野さんが、よろめき倒れる菊池さんを目にして一瞬にして頭に血が上るさま 誰がこんなアツい展開を想像しただろうか、期待こそしていたけれど②
・終盤にある病室二連続の対比が最高です
002も山場が多く、胸が熱くなる展開も用意されており、菊池さん良かったね…としみじみしてしまいます。最高の作品です。
いつかまたこの二人の物語を拝読できる日を心から期待しています。
下巻はぐっとシリアス度が上がってて、ちょっとびっくりしました。バンバン撃たれてる…痛い…(物理的に)…。
吉野の兄探しが一気に動き、菊池の背景も見えるスピーディーな展開。白猫が良い働きしてて、この猫にとっての一番は誰なのかがとても気になります!なんか分かんないけど、猫と吉野兄の邂逅にめちゃくちゃ萌えてしまいました笑。
それにしても、あの場面で「兄貴に聞かないと」は笑っちゃいます。照れもあるかもですが、ブラコンを隠さない吉野は思ったよりすごかったというかなんというか。もしかして、兄を追いかけて警官になったのかな。
イイところは兄が持って行った感はありますが、だからこそ吉野を助ける菊池の必死さが光ります。自分も負傷しながら吉野を抱えてもがく菊池が良すぎました。
吉野兄弟のブラコン全開な終わり方は微笑ましくてとても好き。ネコの仏顔?も何か含みがありそうで可愛くて好きです。
菊池の告白で締めくくられた前巻。
遂にラブ期へ突入!と思いきや…!?
相変わらず、吉野への好きを隠しもせずグイグイ攻める菊池と
表面上はクールを装いつつも内心ではドギマギしている吉野。
進んでないかと思えば、じわりじわりと進展はしている…?
けれど、そこに失踪していた吉野の兄の行方が判明や
吉野の昔馴染みの引き起こした事件が交錯したりと
物語もクライマックスに向かい急展開をみせます。
二人も意図しないうちに大きな事件の渦に巻き込まれてゆき、
命の危険すら匂わせるサスペンスな展開にページをめくる手が
止まりません!
そして、そんな危機の中にあっても吉野のためだけに奔走する
菊池の献身に不覚にもときめいてしまいます!
最初こそ恋愛体質でチャラついたイメージだった菊池ですが、
蓋を開けてみれば受けのためならなんだってやってしまう!
というスパダリ三大要素の一つを併せ持つスパダリ予備軍でした。
吉野が兄との再会を望めば危険を顧みず裏で嗅ぎまわり、
吉野が危機に晒されればどこまでも追いかけて救い出す。
ついでに吉野が少しでも隙を見せれば押しの一手で攻めまくる。
これぞ攻めの中の攻めですよね☆
そんな菊池の怒涛の攻めに絆されたのかクールの仮面が少しずつ
剥がれ落ちてゆきます。
女の影に嫉妬してしまったり、菊池がケガに我を失ってしまったり…
怒涛の攻めぶりに遂に絆されたのか可愛いさを炸裂させる吉野ですが、
いつの間にか菊池の存在がこんなにも大きくなっていたんだなぁと
二人の距離が縮まったことが実感できる歓びを噛みしめておりました。
そして、二人の接近と共に見えてきた吉野のブラコンっぷり!
兄が失踪するまではダブルベッドで一緒に寝ていただとか、
菊池の告白に対する「兄貴とうまくやれないのは…ダメだ」だとか、
これまでの吉野のイメージをぶち壊すブラコンエピソードがでるでる(笑)
決死の告白をするも兄の存在に勝てない菊池が不憫…。
最後は再会を果たした兄と弟ですが、
警察を辞めてでも兄を必死に探し出そうとした弟と
弟を守るために自らの存在を亡き者にまでした兄、
そのどちらの想いも痛いほどに伝わってきていただけに
二人の再会シーンはぐっとくるものがありました。
最後は「兄貴菊池さんのこと気に入るかもな」と
吉野らしい遠回しな表現で菊池の告白に応えた吉野。
甘さでいえば微糖、折角苦難を乗り越えて両想いになったのだから
もうちょっと甘ったるいエンドでもいいのにという気もしないでも
ありませんが、これもまたこの二人らしいエンディングな気がします。
これだって照れ屋で恋愛下手な吉野が精いっぱいに勇気を振り絞っての
デレなのだから大きな進歩ですよね。
キス止まりではあるけれど、この先の二人は妄想力をフル稼働させるか、
あるいはまたいつか二人の物語の続きが見れたりするのかしら…?
里つばめ先生ファンの方はご存知の通り、先生のカプイラストは2人の顔が別方向を向いていることが多いです。視線が合っている時も、ぴったりくっついていません。この、ファン待望の「眠れない夜どうしてる?」が時を経てついに一冊にまとまった感涙ものの一冊で、こんなに幸せそうにぴったりと寄り添った、笑顔の吉野と菊池が見られることは、感無量です。
ずっとFiles続編のコミックス化を望んでいましたので、今回タイトルを変えてのFilesと併せての2冊の刊行、嬉し過ぎました。
002を読んで吉野がかなりのブラコンだと私はやっと分かりました。
成人後兄弟でダブルベッドで寝るとか、現実にいたらめっちゃひきますとも!
でもだからか001の出だしで感じた吉野の印象が変わってしまいました。
なんか可愛い、、
チャラい菊池は幼少期の育ちと吉野に対する必死さもあり更に私には好印象でした。
001だけでは「神」じゃないんだけれど後半の002があるからもう「神」でしかありません!
キスシーンしかないんだけれど満足出来てしまう里つばめマジックですね。
にしても今年後半は先生の新刊が次々と発行され、その度に特典コンプリ、こういうのを嬉しい悲鳴って言うんですね!