電子限定特典付き
この2人の関係性はどう決着するんだろう?と不安しかない2巻。
主に廉目線での過去の振り返りが語られるけれど、思った以上に苦しい。
まっさらで天使のようななっちゃんにつけこんでしまった、あんな事をしてしまった、エスカレートしてしまった、やめられなかった、汚してしまった、みたいな。
無心に慕ってくるなっちゃん。
今更自分の気持ちも言えずに…
一度はなっちゃんが離れていく、という波乱もありつつ、1巻での突き進むカラダだけの暴走の過程から考えると意外とあっさり両想いが判明して一気に甘い恋人感にとって変わるので、感想としては「安心」。
でもねぇ。
やっぱりなっちゃんがイマイチかな〜…彼の無知はやっぱり罪深いなぁ。
全体は「萌」だけど、廉の心情に「萌x2」を。彼の涙にはグッときました。
少年から青年期への心の葛藤と身体の変化を上手くストーリーに組み込んでいると思います。
廉が無理にやんちゃしたがっているのって
なっちゃんに対する気持ちの罪悪感からじゃないかな。
自分は汚い人間だからと思いたいというか。
そうでもしないと、心と身体のバランスがとれなかったのではないでしょうか。
でも、廉パターンがくると、もう胸が締め付けられる。
切ないって、これなんだねって教えてくれました。
語彙力なくてすみません。
エロス度★★★★★★
2巻。おやおや。性の目覚めから初恋が叶うまでの軌跡・・・尊さが胸に刺さりますね。
廉と夏稀が紡ぐ祝福の恋物語・・・・・・下巻開幕。
廉にずっと想い続けている特別な人がいることを知りショックを受けたり、今の関係を終わらせることを決める夏稀の切なさがとても刺さります。
ふたりのもだもだした両片想いの美味しさ、遠回りしてきた恋が成就する感動、そして夏稀と繋がれて涙を見せる廉がたまらなく、体だけでなく心も繋がったふたりの幸せが胸熱。
恋人同士になると夏稀に甘えたになる廉も可愛くて胸キュンでした。
いやぁ、よく耐えた!廉!
初...のとき、廉の口からこぼれたひと言に、鳥肌がたちました。:( ´◦ω◦`):
本当にこの一言に尽きる...!
読み終えて本をパタンと閉じた時、思わず「おもしろかったぁぁぁ」と大きく息を吐いたのを覚えています。
それほど無意識に緊張しながら読んでいたんだと思います。今年たくさん読んだ作品の中でも、内容の濃く感じた1冊でした。
ドラマCDでもあのひと言を聞けると思うと楽しみです!絶対買います!
1巻からの"ふたりあそび"についに終止符が打たれる2巻。
幼馴染両想いの最高峰だと思います。
思い込みや誤解ですれ違いまくる2人に胸が締め付けられます。
なっちゃん目線でお話が進んでいくのに、廉の方に感情移入してしまうのはあがた先生の力量でしかないですね。
なっちゃんのモノローグゆえに三上先輩呼びされた廉の悲しさや、涙を流す廉のいろんな気持ちがダイレクトに伝わってきてさらに胸が苦しくなります。
タイトルにも書きましたが、廉が涙を流すシーンは一生忘れられません。
こだわって描いてくださった表情だけあって、読み手が無限大の想像をできる余白なんだろうなと。
ちなみに私はこのシーン以降は2周目までずっと号泣しています。
こんなにも想いが通じ合って良かったと思う作品はなかなかないと思います。
なんの確証もありませんが、この2人は永遠だと心から思わせてくれるあがた先生に一生ついていきます。