05/22発売電子限定描き下ろし漫画付き
この想いも雪と共に溶けてしまえばいいのに――
ケモ耳、ファンタジー大好きなので
増量1話分を試し読みもして、
これはいい!と期待していたんですけど、
思った以上に内容がライトな気がしました。
具体的には、リュカの番を拒む理由が弱いかな…
体を許してる訳を自分の中に問いもう少し葛藤するかと
少し読みにくかった箇所が残念
リュカが夢の中で回想するシーン
それまで、チラッと見えた女の子は恋人かな、ぐらい
思ってたので、多少の説明が入った方が良かったかな…と。
ここは大きくなくてもという場面でコマが大きかったり、
このモノローグは横からのアングルで表情見たかったな
と、違和感で一瞬冷めてしまう場面が出てきて
なんとも残念でした。
絵は背景や、動物の描写、とても丁寧に描かれていて
綺麗でした。エチも恋人になってからの変化とかも
可愛くて良かったです。(その後をもう少し見たいくらい)
もっとシリアスで複雑なものを想像していたので、
そこは違っていたというだけなのでしょうが、
導入部が良かっただけに、という気持ちです。
タイトルに戻りますが、辛口ですみません。
電子化を待っていた、こちらの作品。やっと読めた〜♪
もふもふ獣人大好き、”受けの事大好き!な攻め”大好き、なので刺さりました。
尻尾でリュカ(受)をもふもふしてくれるの、嬉しい!
ワンコ系獣人攻め・ヴェルクの「番になって!」攻撃と、「絶対離れないぞ」宣言ににやにや( ̄∀ ̄)
受け君をひたすら追いかけ溺愛してくれるの、たまらん…
お話的には、二人が初めて体を重ねた日のこととか、そこまでの経緯が知りたかったな、、とちょっと物足りなく思う点も。
ただそんな点を補ってくれる、もふもふ萌え・溺愛攻め萌えがあったので、「萌2」で◎
一途な攻めの愛に心解きほぐされてゆく・・・
雪深い村の青年・リュカはある日、行き倒れていた獣人・ヴェルクを助け、
二人で暮らすように。
はじめは警戒していたけれど看病するうち絆されていったヴェルクから
求愛され身体を重ねるようになるもリュカは消えない傷を抱えており…。
ヴェルクの一途な想いに惹かれながらも過去のトラウマから
臆病で素直になれないリュカがもどかしくてたまりません!
何度断られても無償の愛を捧げ続けるヴェルクに心癒されます。
彼自身もまた不幸な生い立ちではあるものの、それを乗り越えて
リュカに注ぐ大きな愛情はまさに包容力…。
想いが通じ合ったとしても種族の違いから寿命差の問題もありましたが、
ラストは思わぬ展開を迎え、末永く添い遂げるであろう二人にほっとしました。
紅先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
ファンタジー 3
しんみり 2
エロ 1
な感じだと思います。
獣人のヴェルクさん×リュカさんのカプです。
雪深い森の奥の村で同居して暮らしているヴェルクさんとリュカさん。一途にリュカさんのことを想っているヴェルクさん。そのヴェルクさんに少なからず愛着を抱いているリュカさんだが、番にはなれない理由があるようで…。
今作は、先祖返りや生まれた時から獣耳の姿をしている獣人が存在する世界観で、攻めのヴェルクさんは後者の黒曜虎という獣人です。他にも植物や動物の名前がオリジナルのもので、ほんのりとしたファンタジー物です。
ある日、怪我していたヴェルクさんを助け、そのまま一緒に過ごすようになったリュカさん。そんなリュカさんに最初は警戒していたヴェルクさんだったけど、徐々に惹かれていくようになり「番になってくれ」と言い出します。それからはずっとリュカさん一途なヴェルクさんが、一見クールっぽいけど、嬉しい時は尻尾を振ったりするので、ワンコっぽい一面もあって可愛いです。
過去に家族を亡くしてしまったリュカさん。その為、人間よりも寿命が長い獣人のヴェルクさんと番になってもいつかリュカさんの方が先にいなくなってしまう。一度残される側を知ってしまったリュカさんは、今度はヴェルクさんにその寂しさを味あわせてしまうと、なかなか想いを受け入れられないでいます。悲しい過去とリュカさんの健気さと不憫さに少ししんみりします。
でもある事がきっかけで、自分の隣でヴェルクさんが幸せになってほしいと願うようになるので、勿論最後はハッピーエンドになります。
しんみりする描写もありますが、健気なリュカさんと一途なヴェルクさんが織り成すほんのりファンタジーが雪溶けのようにゆっくりと心温まるので、是非とも読んでほしいです。
今回は森で行き倒れていた獣人と天涯孤独の青年のお話です。
天災で家族を亡くした受様が
獣人故に家族に疎外された攻様と番になるまでと
その後を描いた短編を収録。
昔々、獣の姿を借りた神に愛された娘がいました。
彼女の子孫は獣の加護を持って生まれる事があるらしく
生れた時から獣の姿をもったり
大怪我などの極限状態で先祖返りする者もいる
と言われていますが
雪深い森の奥の小さな村で暮らす受様は
それはおばばの夢物語で作り話と思っていたのですが
1年前に森で生き倒れていた攻様は黒曜虎の獣人でした。
受様の看病で一命をとりとめた攻様は
帰る故郷がないと言い、受様の同居人となります。
攻様は吉兆として村全体に歓迎され
本人ものんびりと馴染んでいて大きな問題はありませんが
攻様に身体を望まれて差し出せても
番になりたいという気持ちには応えられませんでした。
それは4年前に村を襲った惨事に起因していて・・・
雑誌連載作をまとめての単行本化で
家族を失った受様と家族に受け入れられなかった攻様の
もふもふファンタジーになります♪
攻様の生まれた村では
先祖の業が呪いとして子供に現れるとされ
耳付きの攻様は家の汚点とされて隠されて育ち
村を出てからは各地を転々としていたのです。
受様は助けてくれた受様を唯一の存在として愛しますが
受様は4年前に村人を襲った土砂崩れで家族を失っており
残される寂しさや悲しさを拭えないでいたのです。
受様の哀しみの深さも攻様の過去の寂しさも
とても切なくて胸を打つし
受様を思う攻様の気持ちも
攻様に惹かれながらも受け入れられない受様の気持ちも
わかるだけにどうやったらハピエンになれるんだ!?
とハラハラ&ドキドキ、
死に瀕した受様が家族よりも攻様を選び
攻様の番となるまで楽しく読ませて頂きました ヾ(≧▽≦)ノ
現代もののほのぼのラブコメもとても良かったですが
本作もとても素敵な物語でした♪