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表紙から勝手に吸血鬼ものかなと錯覚するくらいなんだかミステリアスかつ綺麗さが滲み出てました!絵の綺麗さはストーリーもとてもページの先が気になる展開が多くてドラマでも見ているような気分でした。
えろシーンはえろさが滲み出ているというよりもそれもまた絵の綺麗さからか、それがあってこその2人の関係なのだということが伝わってきます。えろなのにえろさを感じられない。勿論Ωの受けのえろの美しさは伝わってきております
メンバー全員がサラブレッドαのアイドルグループのメンバースヨン(本当はΩ)と、苦労の末に新人アイドルグループでデビューしたエリと言う組み合わせ。星名あんじ先生のアイドル作画がとても美しいです。
たまたまダンスセッションの仕事が2人に入って、早い段階で、スヨンが発情してしまい、スヨンの事情を知らなかったエリはうなじを噛んでしまいます。番になるのが早い!!と、冒頭ちょっと展開についていけない所でした。
しかし、ダンス企画が終わるまでと言う期間限定で番の関係は秘密裏に継続することに。
トップアイドルが脱法抑制剤でホルモン抑えてαのふり出来るの?とか、展開は色々都合良かったりするんですが、
それでも、周りが特に優れたαの中で、Ωでもアイドルで輝き続けようとして仕事に全てをかけていたスヨンが、αだけど泥臭く下積み生活からデビューにこぎつけたエリが珍しく、そして、誠実だったり、真面目だったりに惹かれていくのがスヨンの気持ちが凄く分かるなぁと。読んでいる私もエリの真面目さに好感持てて、最初うなじを噛んだ時は、この人なに?って思っていましたが、読み進むに連れてエリの事がどんどん好きになりました。
エリの両親は二人ともΩで、Ωの社会的に不利な立場とか、スヨンの立場にエリは寄り添う事が出来たんでしょうね。そして、後半エリが髪を金髪に染めるんですが、そうすると今までよりカッコ良さに磨きがかかります。
そして、スヨンは「運命の番」はあくまでビジネス価値を上げる言葉くらいにしか思っていなかったのに、ラストにはその言葉を使って曲を作った父親のその時の情熱が理解出来たんです。エリと知り合ったことで、スヨンの人間的な感情が豊かになっていったのがよく分かりました。
このお話全体で、Ωであるスヨンの方が家柄や事務所の力が強く、エリよりもずっと有利な立場なんです。それでも、発情を抑制出来なくなり、二人は困難な状況に陥るんですが、芸能界を知り尽くしているスヨンの活躍でダンスセッションは逆転大成功に導きます。この時のエリも困難な状況なのに普段の誠実さから周囲が二人を応援してくれていたのが読んでいて嬉しかった。「運命の番」と言う言葉は信じていないけど、それに近い情熱的な愛情を理解出来たスヨンの気づきはとてもキラキラしていました。
嘘に塗り固められたアイドルではあるけれど、
ラストにスヨンが芸能界での夢を語ります。
どんな夢なのかはここでは語りませんが、
オメガバースの物語の中でΩが幸せになる為には?そういう問いを突きつけられた気がします。
時間はかかっても、これからの二人の夢はとても前向きなものだったのが清々しい終わり方でした。
デビューしたてのアイドルグループ「VINKS」の唯一のαで、最年少メンバーのエリが、ご指名で超大物アイドルとダンスセッションすることになったお話。
ちなみにこのお相手は、大手芸能事務所所属のトップアイドルで、メンバー全員が上流階級出身のαという触れ込み。
そのなかでも、とくにダンススキルに優れ、αとしてもアイドルとしてもサラブレッドの中のサラブレッドと呼ばれるスヨン。
けれどこのスヨン、実はΩで、、、
まさかの冒頭から身体を繋げ、番となってしまう2人。
スヨンは番関係を解消しようとするが、エリはせめてこの企画が終わるまでは番でいてほしいと懇願するが、、、
芸能BL好きなのと、秘密の関係性というワードにギュンギュンときめくまりあげは的には、今後の展開に期待しかありませんでした♡
案の定、2人の関係が双方の事務所へ露呈。
大騒ぎに。
その後、αとして活動するスヨンの身体に、エリという番ができたことで起きた不具合。
そのせいで、セッション企画は白紙に戻るなど、次へと目まぐるしく困難が訪れる様は、まるで韓流ドラマのようでした。
だが、2人は秘密の運命共同体です。
2人でしかできない方法で、セッション企画を再開させます。
そして皮肉にも、そのセッション企画で2人が踊ることとなっていた曲は、実はスヨンの父であり、事務所のCEOと、別れた母が歌ったことでヒットした曲だったという、、、
最後の最後で、1つ年上のスヨンからエリへ逆プロポーズ的展開が、とても良かったです。
最後まで2人らしい関係性と言いますか。
これからもきっと、スヨンがエリをリードしていくんだろうなあ!
10年後、2人がどうなっているのか。
期待しかない、ビッグアイドルたちです。
あと、スヨンのことを好きだったお兄さん的存在のリノの報われない想いが描かれた描き下ろしを読み、いつか幸せになってほしい…!
そう希った、スピンオフ予感を秘めたサブキャラだと思いました。(ホントにさ、本編だと主役CPの前に立ちはだかる大きな壁なのに、本編終わるとすっかり応援したくなる人になるの、なぁぜなぁぜですよね!)
K-POPアイドルとオメガバースの組み合わせというあまり見ない設定にわくわくしつつ、表紙のふたりの美しさにうっとりしながら読み進めました。
あんじ先生の作品というと笑えるものから感動するものまで幅広く、型に嵌まらないお話が多いイメージなので、アイドルの内側の部分+オメガバースをどんな風に表現してくれるのか楽しみにしていたのですが…
アイドルの世界の厳しさとオメガバースのバランスがチグハグだったような印象です。
スヨンはΩだけどもαだと偽ってアイドルをしていて、これまでものすごい緊張感の中で活動してきたと思います。
特に彼が所属しているグループは全員αで誰もが認めるトップアイドル。
それを背負う覚悟でその道を選んだのに、エリ相手にだけそれが崩れてしまうことってあるかな?と。
K-POPアイドルとしてデビューすることはすごく大変で、その後も努力し続けなければいけない。
そんな厳しい世界であることをしっかり伝えてくれているだけに、余計その部分だけ脆く見えてしまったのかもしれません。
運命の番だったのならば、そこは濁さずに描いてほしかったです。
エリもスヨンもキラキラで、顔面つよつよなふたりのイチャイチャとかご褒美でしかなかったし、お互いを想い合う気持ちも本当に素敵だったんです。
でもやっぱり「アイドルとして」の彼らの言動の軽率さが引っかかって、モヤモヤしてしまいました。
とにかく表紙が綺麗で読んでみたくなりました
K-POPアイドルも好きなのでこんなに綺麗な絵で読めるなら楽しいだろうという期待もありました
実際絵は綺麗だと思いますが表紙の印象よりも中身は線も細く少し表紙よりは雑に感じる所もありました
自分が作家さんの絵に不慣れな所もあったと思いますが、表紙印象とは違いました
また内容も何と書いていいか分かりませんが、自分の感じた印象は少し願望を反映した作品のように感じました
実際のアイドルを想定して、ファン目線でこんな風な展開があったらいいのに、というような願望が詰まったような作品に感じられて何となく商業で読みたい方向性ではなかったです
オメガバース設定も2人を絡ませる為の添え物感に感じられましたし、日本のアイドルではなくなぜK-POPアイドルにしたのか?という所もイマイチ拘りが感じられなかったです
ただ好きなんだろうな、というのは伝わるのでキャラへの愛は感じます
もちろん、こうだったらいいのに、という願望作品だから楽しいとか萌える作品もあるのは分かっているのですが何故かこの作品にはストーリーとしての面白さが感じられずどうしても入り込めなかったです
キャラへの愛は感じるけれど内容の薄さはどうしても払しょくできず読後、この作品自体から感じた感想がだいぶ「無」に近かったので、きっとオメガバースもそんなに多くは読んでいないのにK-POPアイドルに惹かれて読んだ自分には設定過多で合わなかったのだろうな、と思いました
表紙と少し印象は違いましたが綺麗な絵を見る分には良いのかな?とは思います