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表題作ゆらめく秋の恋ごころ

志田諒
高2→26歳→31歳,バレー部→スタイリスト
五十嵐樹
高2→26歳→31歳,カメラマン

あらすじ

一度でいい、抱いて欲しい…「好きだ」なんて言わないから。――カメラマンとして活躍する五十嵐は、人気スタイリスト・志田に、酔った時だけ抱かれるセフレの関係。本当は、高校の同級生だった頃からずっと志田に片思いをしているのに…告白して側にいられなくなるくらいなら、抱かれた「思い出」だけでも残ればいい。なのに、志田はいつも軽い調子で「好きだ」「可愛い」と囁いてきて…?大人気シリーズ「ひねくれさくらに恋が咲く」「ためいきの春に恋の夏」待望のスピンオフは、陽キャコミュ強スタイリスト×こじらせクーデレカメラマン、もだキュン両片想いの真骨頂!

作品情報

作品名
ゆらめく秋の恋ごころ
著者
野花さおり 
媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
arca comics
シリーズ
ひねくれさくらに恋が咲く
発売日
電子発売日
ISBN
9784866696881
4.3

(111)

(57)

萌々

(38)

(16)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
19
得点
485
評価数
111
平均
4.3 / 5
神率
51.4%

レビュー投稿数19

再会したときの会っていなかった期間を言い合う台詞があとから効いてくる

野花さおり先生の繊細な心情表現と美しい絵柄とが織り成すラブストーリー。

よくわからないきっかけで、片方がぐいぐい接近して親交を深めていった2人。

及び腰だったけれど、悪い気はしないし、一緒にいて楽しいと付き合っている五十嵐。
理由は説明しないけれど、どにかく好意をもってどんどん距離を詰めてくる志田。

社会人だったら続かないような、学生時代で同じ場所に毎日いるから続き深まっていったようなそんな関係でしたが、ある時、五十嵐が学校から依頼されて志田のバレーボールの試合を撮影し、自分の写真を見たことで、自分の目線に気づいてしまう、というエピソードが絶妙に綺麗で素敵です。

五十嵐は今の趣味も写真、将来の仕事も写真、ですが、バレーボールに精を出し友人も多く携帯電話ではよく写真を撮る、いわゆる普通の高校生の志田が、五十嵐の写真に魅せられ、どんな風に感じているのか言葉にしているところも、五十嵐の目線を感じながら景色を楽しんでいるところも、言葉にしているけれど、言葉の外の情緒が豊かで素敵です。

性欲込みの好きを自覚して決して知られてはいけないと思っている五十嵐、と、表情でも言葉でも好き、ただし友情にしか見えない気持ちを伝える志田。
高校卒業後、五十嵐が携帯電話番号を変えて音信不通になります。
学生時代のつながりは、一生の友人にもなりえるけれど、約束しなくても毎日、顔を合わせる環境でなくなった後のつながりは、本人同士の努力次第なのだなということが、改めてわかり、2人の友情に心を馳せて切なくなります。

後半、志田側からの話は、無邪気で明るくてまっすぐな友情を向けていただけではないということが、わかり、なるほど、と思ったり、ずるいな、と思ったり、複雑な想いになりました。
だいぶ厄介な両片想いだったこと、身体の関係を持ったあとにはっきりさせないまま、ずるずると深い付き合いが続いてしまうことにより歪みが大きくなっていくこと、2人の、特に五十嵐の心情が切なく、志田は勇気がないのか、ずるいのか、本音がよく見えないままの関係なので、萌えよりもはらはらのほうが多く感じました。

そんな2人の関係が変化するきっかけのひとつになる、五十嵐のアシスタント、仲嶺ルカ。
ちょっと極端すぎるドジっ子と、単純で素直というにはやりすぎな言動、関係者内のいきなりのカップル成立は、ページの都合上、仕方がなかったのかもしれませんが、かなり無理やり突っ込んだように感じてしまいました。このくだりがもっと丁寧に描かれていたら、もっとよかったと思います。
2人が想いを伝えあうところも、身体の関係を持った1回目が酔った勢い、2回目が夢だと思った、と、だいぶ都合よすぎなところが気になりました。
この2つは、読後感にかなり影響しました。
個人の好みの問題になりますが、★3つにした理由です。

何はともあれ、ちゃんと告白をしあって、晴れて完璧な両想いになった2人、ハッピーエンドの最後の2人の表情がとても素敵でした。

巻末の短編、おまけ漫画、どれもあまあまで幸せいっぱいです。

0

高校生の時も大人の時ももだキュン必須

野花さおり先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
拗らせ 3
エロ 3
両片思い 2
な感じだと思います。

志田さん×五十嵐さんのカプです。

高校の同級生だった志田さんと五十嵐さん。いつからか志田さんに想いを寄せるようになった五十嵐さん。しかし告白して側に居られなくなったら嫌だと、想いを隠すことに。そして高校卒業で、距離を置いていたのに、カメラマンとスタイリストとして一緒に仕事をすることになり…。

まず物語り序盤は2人が高校生の時の描写で、出会った頃は志田さんに苦手意識を抱いていた五十嵐さんが、徐々に志田さんに惹かれていく片思いの心理描写が堪らないですね。

大人になって再会し、お酒の勢いとどうせ一度きりと身体を重ねます。しかしその後もセフレ状態で関係が続き、五十嵐さんが距離を置き、それを志田さんが追いかける感じですね。

今作は両片思いものですが、志田さんは寝ている時に五十嵐さんにキスをされたことを気付いているし、想いを伝え合った後に、俺のこと好きなの知ってたけど?と志田さんが五十嵐さんに打ち明けるので、五十嵐さんの想いに気付いているのなら、両片思い要素としては少し薄めなのでは?と思ってしまいました。

絡み描写では、五十嵐さんが酔った後に、夢だと勘違いして志田さんに対して積極的で素直な言動をするので、ある意味意外とグイグイくるのに、想いは伝えない拗らせっぷりがまさにもだキュンものなので、是非とも読んでほしいです。

0

追いかけっこ愛

志田が五十嵐のことわかってて萌えた!

高二で出会って…。もう!好きなのに逃げちゃって〜。
志田はずっと五十嵐に見つけてもらえるよう胸をはれるように頑張ってきて。

志田の言う好きや可愛いが届かなくて…。
あ〜何年拗らせてるの!?もったいない!

可愛いと 言われないよう ヒゲ生やす

う〜ん、受けのヒゲはありかなしか。
でもそうやってヒゲを生やす五十嵐が可愛いんだよね、志田は。

五十嵐の反応も行動もみんな好きでわかってて可愛いって思ってる志田が萌える!

0

No Title

スピンオフとは知らずに読み始めて、途中であれ?なんかの続きか⁇と思いましたが、そっちを読んでなくても最後まで楽しめました。学生時代仲良し→疎遠→再開っていいですよねー✨こじらせてるだけで両思いなのにもだもだしてる感じが好きです^_^えっちシーンも好き好きが溢れでてる‼︎ヒゲ面って受け攻めどっちでもあんまり好きじゃないんだけど、かわいい…って思っちゃいました^_^

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じれった拗らせ両片思い

「ひねくれさくらに恋が咲く」「ためいきの春に恋の夏」のスピンオフです。
カメラをしている五十嵐は、撮った写真を覗き見て話しかけてきた志田と話すように。
クラスで目立つモテそうな志田...苦手なタイプだと思っていたのに、一緒にいて居心地がいい。
バレー春高予選、カメラマンをすることになった五十嵐は自分が志田を追ってしまっていることに写真を通して気づく。
自分の目線がバレたくなくて撮った写真のいくつかは隠した。
けど、志田は写真越しに五十嵐の視界や感性を感じ取るのが面白いらしい。
わかられたら困る───志田のことが好きなことを。
気持ちを隠そうとしても、おかずにしたり寝ている時にキスしてしまったりで体が勝手に動いてしまい、このままでは隠せない、もう片思いはやめようと決めるのだけど...。

読者目線で見ると、志田も五十嵐のことが好きそうなんですよね。
すれ違いざまに頭くしゃってしてくる志田とかときめき過ぎた。
友人にはあんなのしないと思う。
結構頻繁に「好きだよ」って言うし。
酔った五十嵐に押し倒されてそういう事になった時に“樹”って下の名前で呼ぶし。
何より、酔いのせいにしてもそう何回も好きでもない男は抱けないよ。
君たち両思いだよ~~あぁぁぁじれったい!!!!
志田の忍耐力と優しさはすごいけど、でも逆に言うと臆病。
2人とも臆病なせいでこんなことに…。

受け攻め両視点が読めるのが嬉しかったです。
ただ、時間軸が前後するところがあるので理解するまでん?ともなった。
作中、モテるのは志田で五十嵐はそういうポジションじゃないんだけど、私は五十嵐の方が好みです。
赤面症好きなので、よく赤くなってくれるのも好み。

Kindle→白短冊と白抜きが混ざってる。1箇所だけ白短冊。修正忘れかな?

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