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「おねだり上手になったね」
とでも言いましょうか…笑
まっすぐな倫太郎、巡と一緒にいたい!
の気持ちが高じて、多少のことには動じない、
度胸のある、柔軟でより素敵な彼氏に成長しました。
めっちゃくちゃ甘える巡もかわいいけれど、
倫太郎が無理してないかちょっと心配になるよ…
痛いのもOKになっちゃったよ…!
それぞれの道を歩きつつ、程よい距離感で関係を続けているふたり。
同棲すらしないのは意外だったけど。
顔付きもふもふスリッパ、おそろで履いてほしかったなー笑♡
2人の成長をひしひしと実感できる2巻、本当に続いてくれてありがとうの気持ちでいっぱいです。
倫くんへの独占欲含め俺のものという意識がどんどん成長する巡くんと巡くんの隣にいるために普通のままではいられないと少しずつ、でも確実に覚悟を決める倫太郎くん。
ヤグザと堅気が連れ添っていくなら、特に堅気がどう変化していかなくてはいけないかをしっかりと描いてくださっていて、牧真に比べればまだ子供の印象だった2人の未来が想像できるようになるストーリーに胸が熱くなりました。
そして大人になった2人が自分たちにあった形を見つけ末永く一緒にいることを選んだところまで描いてくださり大満足です!!
ぽわぽわ清純でいい子だった倫くんが世間から見たいい人ではなく、巡くんといるための最適解を導いているのが最高に良かったです。強かで美しく育ったなぁ~。
続編ということで甘々を期待していたのですが…
甘さよりもずんと重みを増しておりました。
1巻では初々しさの塊だった倫太郎もすっかり肝も据わり、
エロ度も増し増しとなり、成長?を遂げておりました。
一方の巡は愛がより激重になり、ヤクザとしての風格もでてきました。
今回はそれぞれ二人の妹や姉も登場し、
巡と倫太郎の関係も打ち明け(バレ)てしまったり、
同棲をスタートさせたり、二人の関係もまた一歩進展しています。
そんな中、巡の秘めてきた狂暴な一面が見えたり、
ヤクザとしての巡を受け容れようとする倫太郎の葛藤も描かれ…
ただ甘いだけでなく、ほの暗い一面にぞくぞくしてしまいます。
ラストでは恋人同士でありながら、
巡はヤクザとして、倫太郎は旅行代理店の社員として、
それぞれの人生を生きる二人。
倫太郎と生きるためにヤクザの世界を捨てるでもなく、
巡と生きるためにヤクザの世界に飛び込むでもなく、
「一緒に暮らさない 結婚もしない
自立してお互いの仕事と生活を第一に」
その代わり、会えるときには溶ける程に深く愛し合う。
その選択は巡は倫太郎を巻き込まないためでもあるだろうし、
倫太郎は巡の足枷にならないように、という意図があるのかもしれません。
だけど、互いの人生に踏み込まないよう一線を固く守る二人の関係は
どこか溝を感じてしまい、寂しいような気もしました。
限定小冊子でも客に嫉妬する巡の愛情を試す倫太郎の
「僕は今も巡君の一番なのかな」という独白が切ない…。
本来なら嫉妬する巡に萌えを感じるエピソードであるのだろうけれど、
「僕等はまだ大丈夫」という巡の台詞が引っかかってしまう。
「まだ」ってそんな寂しいこと言わないで、ずっとだよ!と。
これ程に愛され尽くしていても倫太郎にとって巡の愛情は
“永遠”であると確信できなくて、いつか巡にとっての一番が
自分でなくなるという葛藤を抱え続けていくのかな…と
不安を拭いきれないでいる倫太郎に切なさを感じました。
倫くん本当にかわいい!!成長が感じられて、
言葉ひとつひとつが男前すぎる!!
巡くんの相変わらずの嫉妬深さと執着がたまらんです♡2人らしい最後で幸せな2人を見れて最高でした!!
自分のことをモブだと思っているDDの倫太郎と、イケメンで構内でも有名人だが、実は893の跡取り息子という一年先輩の巡の続編です。
秘密ありきのふたりの仲は、結果的に最後まで秘密の関係のままでしたね。(いきなりの結末ネタバレすみません!切腹!!)
いや、途中倫太郎が留学へ行くまで、構内ではふたりが恋人同士であることを暴露し、周囲公認のひとときの幸せ恋人ターン?? でしたが。
という今回は、初っ端からまさかの巡妹の登場で、倫太郎否定説から始まった?!!
と、ヒヤヒヤしていたらやはりそこは、倫太郎です。
冒頭の紹介モノローグでモブとか自称してましたが、やはり肝が据わっているんですよね。
芯が通ってると言いますか。
ですので、早々にその問題は解決しまして。
そして次は、まさかの倫太郎姉とミーツする巡。
元CAという倫太郎姉に、ふたりの関係は見破られており、けれどこちらも公認で良き展開に。
束の間の同棲生活がスタートしましたが、柳井の言葉を思い出し、痛感する夜もあったり。
けれど、巡父にも宣言した通りに留学先で少しでも巡の役に立つようにスキルを身につけるという覚悟を胸に、離れ離れになります。
そして時が経ち、、、
社会人になったふたりが今も幸せなのがとても嬉しかったです。
ただお互い大人になり、社会的に不自由なことも増え、当然同棲などはできません。
ですが、明らかに愛は深まり、倫太郎のあの留学も無駄ではなかったんだなあと察することができた結末でした。
タイトルの「秘密ありき」、のオチが最後まで活かされており感慨深いラストでした!
今回で完結とのことですが、倫太郎父もしっかり出てこなかったですし、どこかで社会人編を望むまりあげはがいたりしちゃった2巻でした!!