Renta!限定版
大学生×シングルファーザー。
大学生の涼太はある日、かつての家庭教師で片想い相手の肇と
数年ぶりの再会を果たします。
再会に喜ぶ涼太でしたが、肇はシングルファーザーになっていて…。
大学では人見知りで告白された女子にすら塩対応な涼太ですが、
一度心を許した相手に対してはどこまでも一途。
肇がバツイチ子持ちになっていたことを知るとショックは受けても
それでも肇への想いが揺らぐことはなく、
家事代行バイトとして肇とその息子の朔に尽くす涼太。
内心では肇に近づきたくて触りたくて仕方ないはずなのに、
想いを伝えた後も肇が戸惑うことがないように
これまで通りの関係を保とうと頑張る姿に胸がぎゅっとなりました。
対する肇はというと、そもそも恋愛対象は女性なわけで
はじめのうちは涼太のことも元生徒としてしか認識しておらず、
再会後に一緒に過ごし、彼の気持ちを知ることで少しずつ恋愛感情が
芽生えてゆく過程がとても自然に感じられました。
描き下ろしでは息子の朔が自立してようやく同棲を始めた
涼太と肇なども描かれていて、年齢を重ねても仲の良い二人に
微笑ましさが溢れました。
朔も二人の関係は受け容れ入れていて、二人を温かく見守る姿に
その成長が感じられました。
中学時代、学校へ通えなかったときに家庭教師をしてもらった肇のことをずっと好きで、大学生になった今でも拗らせて引きずっている涼太。
おかげで誰とも付き合ったことはなく、DTだ。
そんな涼太が偶然バイト中に、初恋の肇と再会!
けれど、肇の傍には小さい子どもがいて、、、
なんと、肇はバツイチ子持ちだったと判明。
そのうえ、家事が苦手とも判明し、家事代行バイトをすることになり、、、?!!
涼太と肇、そして肇の子どもの朔との3人が、ゆっくりと温かい時間を経て、やがて家族になっていくお話でした。
タイトルの「5000回のおやすみのあとで」の意味も、物語を読んでいくと、そういう意味かァ、、
と、その場は少しタイトルの意味が薄いなあなどと、正直生意気な感想を抱いてしまいましたが(スライディング土下座!)、
最後の最後に、
うッわ! エモ!! そう繋がったわけかーー!!
と、ホントに最後の最後に思いますので、ぜひ同じような読後体験をしたい未読の方がいらっしゃったら、ぜひに!! オススメいたします(そっと握手のために片手を差し出しながら、、)
初めて読む先生です。温かい絵とストーリーでこちらも心がポカポカ温かくなってとても癒されました。
人付き合いの苦手な涼太は、配送のバイト先で昔家庭教師をしてくれていた初恋の人肇くんに出会います……が、なんと傍らには肇の子ども朔も一緒にいて……!?
シングルファザーになっていた初恋の人とその子どもとゆっくり関係を築いていく様子が、涼太の性格でしょうか?全然押し付けがましくなくて、朔も涼太にすぐに懐いてとても可愛いです!
涼太側の一方的な思いかと思いきや、少しづつ意識しだす肇の様子も可愛く。さらに、涼太と朔の交わした約束にとんでもないタイトル回収を感じてそう来たか!!と拍手しました。
描き下ろしは必見です!
読んでいてとても優しい気持ちになれる家族BLです♡
7歳年下の大学生(涼太)が、初恋だった年上男性(肇)と再会し、恋愛に発展するお話。
肇はバツイチ・子持ちですが、一人息子の朔くんがとても良い子で可愛かった。
涼太・肇・朔の3人主体でお話が進むし、嫌な感じの脇役キャラが1人もいなくて、とってもピースフルでハートフルな作品でした。
1点だけ気になった事といえば、涼太と肇が恋人関係になるまでの過程です。
涼太は女性とお付き合いしたこともあるので、バイセクシュアルかな?
肇はノンケな上に、バツイチ・子持ちというハードルの高さ。
どんな風に恋愛に発展のしていくのかなー?と思っていたら、ちょっとだけノンケとしての葛藤がありつつも、その後はわりとアッサリと肇が涼太を受け入れたので、心境の変化がなぜ起きたのか分からなかったです。
もう少し肇の葛藤や苦悩が描かれていたら、物語にグッと深みが生まれたかも。
描き下ろしは朔の成人後が描かれていて、しみじみ沁みるような温かい内容で満足でした!
かわいい…朔くんかわいい…
年下攻め再会モノでした。
大学生の主人公が子供の頃に家庭教師だった人と再会して、その人がシンパパになってて子育てのお手伝いバイトする。というものです。
主人公の涼太はモテるけど童貞で人間不信。コミュ障な感じに描かれていて、初恋の肇だけは特別だった…そりゃ再会したら初恋が再燃しますて。そらそう。
朔くんはかわいいし、涼太はなんか家事が得意だし、肇は子育てと仕事の両立で手一杯だしで、キャラクターが特徴あってよかったです。
涼太は最初から肇が好きなので、バイ…かゲイか…なんですが肇はノンケなんです。だから涼太に告白されて、それを受け入れる速度といい、される側としての覚悟っていうかそういうのがさらーっとなっているので、なぜ??となってしまいました。
ちょっと、ノンケが受け入れる雰囲気の描きがもう少しこう…ぐっとくるものが欲しかったかなぁと。
朔の保育園にはゲイカップル家族もいたので、そこは時代だよねーってなりました。朔もパパが二人いていいなぁとか言いますし。いい子。
童貞の割にわかってるじゃん涼太…もあったのでもっと不器用であってほしいかも、と思いました。