電子限定描き下ろし付き
同性同士の恋愛や結婚が認められてい国を舞台にした、王族の遠戚にあたるラエド家の子息ジャルダークが、友達兼付き人のアマルに片恋しているジレジレ距離のお話です。
というのも、アマルはジャルダークの言うことは、すべて「いいよ」で、受け入れてしまうからだ。
はたから見ると、付き合っていると思われているふたりだが、それはジャルダークが周囲にそのような素振りを見せ、牽制しているからで、、
「いいよ」じゃなく、
「ジャルダークが好きだから」と、アマルに言わせたいジャルダーク。
帯にもある通り、
とにかくアマルを好きすぎるが故に、
攻めて! 攻めて! 攻めまくります!!
が、えちな展開になっても、その後はいつも切り替えが早く、甘い展開にはならずで、、、
一方、アマルは、、、
というと。
ジャルダークのことを好きになっていましたが、身分差故に、恋人などありえないと自分に言い聞かせ、距離を置いたり、自制していて、、、
という、完全なるすれ違い片想いが、焦れっ焦れで最ッツ高ッツデス!!(鼻息荒い)
そして、ジャルダークとの距離感に焦ったアマルの両親が送り込んだ? 親戚のリューカ。
当て馬ポジション…かと思いきや、なんだかんだふたりが両想いであることに気付き、
けれど、たいそうふたりが関係を拗らせていることにも気付き、ふたりの後ろでタジタジになっているリューカが、個人的には好きでした。
で、最終的には、アマルを襲った命の危機によって両片想いが、両想いとなるのですが、、、♡!
グイグイくる攻めの好意に、なかなか気付かないどころか、自制しちゃう受けちゃんが、めちゃカワイかったですし、攻め報われろーーー! と吠えたくなる身分差BLでした!
身分差、すれ違い拗らせ両片想い、褐色肌、当て馬がタジタジしちゃうお話がお好きな方には、オススメです♪
『お前が俺にオチるまで』のいさき李果先生の新刊は、
アラブが舞台の現代もの!
褐色肌同士のカプが麗しい〜✨
特に褐色×黒髪×長髪の攻め・ジャルダークの顔面がSSSランクで
ページをめくりながらどアップに何度も見惚れました。。(*´∀`*)
王族の遠縁であるジャルダーク(攻)。
高校時代に自分の”付き人”として共に高校に通うことになった
アマル(受)のことを、大学生になった現在まで一途に想い続けています。
”付き人兼友人”であるアマルに意識してもらいたい、
恋人になりたいー
と思うジャルダーク。
昔から自分の言うことにはなんでも「いいよ」と答えるアマルに、
告白して「いいよ」と言われるのは義務感から来るようで
アマルの本心とは言えない。
アマルの意思で心から自分を求め、「好き」と言ってもらいたいけれどー
と続きます。
正直なところ、お話的にはもう一山、
盛り上がりやドキドキハラハラ感がほしい…
と、読後はちょっと物足りなさも感じました
というのも、ひたすらに”両片想い”状態の二人が焦れ焦れ、
もだもだを繰り返す…
というお話のため;
アマルの両親からの依頼で、二人の監視役兼、牽制役でもある
リューカが現れた時には”当て馬登場か!”とおっ、と思いましたが
ジャルダークの嫉妬心と独占欲を煽る結果とはなるものの、
目立った動きはなく。
一度読んで、「評価に迷うなあ…」と思い
もう一周じっくり拝読してみたところ。。
ジャルダークのヘタレだけど一途な思い、
そしてやっぱりその顔面の美しさ←に、キュンと萌えてる自分がいました//
ドラマティックでスリリングな展開を求める気分の時には
ちょっとハマらないかもしれないけれど、
可愛い”焦れもだ”すれ違いラブコメとして、
2周目はニヤニヤしながら物語を堪能✨
距離感のおかしい、どこからどう見ても君のこと
好きでしょうよ!!というジャルダークの態度に気付かないアマルには
もーーーう!と散々思わされましたが、
それもある意味この二人の恋のスパイスだったのかな?と思います(。-∀-)
特に序盤の、ジャルダークが何を言っても
アマルが「いいよ」と答える二人の日常風景がかっわいかった…!
「疲れた寄りかからせて」「いいよ」
「俺これ食えない食べて」「いいよ」
「家遊びに行っていいか?」「いいよ」
「一緒に寝ていいか?(!!)」「いいよ」
んもーーーージャルダーク甘えすぎ!❤︎
そしてアマルは甘やかしすぎ!
(いいぞー二人とももっとやって、という気持ち)
「いいよ」と”受け入れられる”のではなく、
積極的に自発的に求められたいと願うジャルダーク、
その気持ちに共感し、いつのまにか応援する気持ちで読んでいました
アマルがとんでもなく”天然にぶちん”なだけに
ストレートな言動を繰り出しても気づいてもらえず、
すれ違いが長かった…!
それだけに、やっとやっと想いの通じ合った時には
ジャルダークに「良かったねえ」と声をかけ、
肩をぽんぽん叩いてあげたくなりました笑
両視点で紡がれる、すれ違いアラブもだもだ。
褐色肌の二人が肌を重ねるシーンも麗しく
(濃厚描写ではないので、一つそんな抱き合いシーンも欲しかったなとは
思いつつ)
ほのぼの楽しく読めるラブストーリーでした✨
★修正:tnトーン+白短冊、anl白短冊