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雨瀬とケアリーの出会いの場面は、何度読んでもやっぱりロマンチック。
その後の再会の場面では、かっこよさもありつつ、好感度を下げてしまうケアリー。
雨瀬の主張がしっかりしているので、そんな二人がどのように距離を縮めていくのか、楽しみでわくわくする冒頭でした。
マチルダも最初から可愛かったです!
ラストぎりぎりまで、ハラハラしました。
雨瀬が逃げ出してしまって、テスはいい人だけど、心が求める相手ではない人だから、ケアリーを諦めてほしくはなくて。
そんな不安の中、ケアリーがすぐに追いかけてきてくれてよかったです!
その後のケアリーと雨瀬の車内での会話が印象的でした。
両親に愛されながらも、不憫な境遇に置かれた雨瀬。
様々な面で満たされながらも、「愛」にそっぽを向かれたようなケアリー。
そんな二人は全く一筋縄ではいかなかったけれど、お互いの努力で向き合い続け、二人で紡ぐ幸せな日々に辿り着けた。
二人の周囲まで幸せになれて、よかったです。
受けがオメガかつ天涯孤独の苦学生…と、なかなかに不憫な属性になりそうなところですが、彼の人柄の良さと健気さに好感が持てる1冊でした。
子供へのあたたかみのある優しい接し方も、家族への愛情も、少しずつ育っていくケアリーへの淡い恋心の育ちも良くて、読んでいて自然と幸せになってほしくなる受けだったなと思います。
その一方で、お話全体のまとまりと攻めのケアリーに関してはどうだろうか…と思う1冊でもありました。
巷で噂されているプレイボーイ感はそれほどなく、さり気ないひとことがスマートなケアリーの英国紳士っぷりに、これはきっと雨瀬のことを甘やかして幸せにしてくれるのでは?なんて期待をしながら読んでいたものですから、合間合間の姿がもどかしかったというかなんというか…
ここでこの発言と行動をしてくれたのなら良かったのになと感じることが多々ありまして、すごく魅力的な攻めだったか?甘やか婚だったか?と考えると微妙なところです。
紳士的な抱き方は良かったものの、それよりも冒頭の紳士っぷりはどこへやらなデリカシーのない発言が多かったことが気になりました。
うーん…個人的には、ケアリーよりも雨瀬のベータの友人の方が魅力的に見えてしまった。
でも雨瀬はケアリーが好きなんですものね。
ケアリーの姉関係など、後半の展開もバタバタしていて駆け足だったなと消化不良のまま読み終えてしまい、今回はこちらの評価になりました。
もっとケアリーと雨瀬が両想いになった後が読めていたのなら印象が異なっていたかもしれません。
後日談・そこへ至るまでをもう少し読みたかったです。
これでは甘やかさがあまりにも少なすぎます…
今回は篤志家の公爵と天涯孤独な大学生のお話です。
養父母を亡くして生計に困った受様が
攻様の仮婚約者を務めた事から攻様の最愛となるまで。
19世紀の末性区分として
男女の他に3つの第二性が導入されます。
アルファは男女どちらであっても
女性またはオメガを妊娠させることが可能で
オメガならば男女問わず妊娠が可能ですが
オメガは実の親からも虐げられることが多い性でした。
そんなオメガの地位が向上したのは
アメリカの篤志家アルファがオメガ支援を公言し
機会を得たオメガ達が活躍するようになった事で
今ではアルファのオメガ支援は半ば義務化しています。
受様は赤ん坊の時に育児放棄されて施設で育ちます。
個人支援を半ば飽きられていた時に
故郷に戻る英国人夫婦の養子として英国に渡ります。
養母は資産家生まれの会社経営者のアルファで
絵本作家のベータの養父との結婚を認められておらず
2人は受様を大切にしてくれますが
ジュニアハイに進んだ直後養母が病だ亡くなり
大学進学直後に今度は養父が事故で亡くなります。
受様の保護者が亡くなると周りの態度が激変し
受様はバイト先でも見返りや関係を迫られるようになり
バイト先の店長に理不尽な関係を強いられている時に
絵に描いたようなアルファの英国紳士に助けられます。
彼が今回の攻様です♪
攻様は受様に冗談交じりの口説き文句は言うくらいに
スマートで恋愛慣れしている人でしたが
後日、
受様の大学の美術史の調査協力のために訪れた際
攻様の姪に懐かれた事で彼女のシッターと
偽婚約者のバイトを依頼され・・・
愛に恵まれない侯爵家当主の攻様と
保護者を亡くした受様のオメガバースです♪
攻様の家系は英国侯爵家のひとつですが
愛に恵まれない呪われた公爵家として有名です。
攻様も若くして当主となりますが放蕩家で
端正な美貌と品の良さで誰とでも付き合いますが
長続きせず、特定の恋人を作らないと言われています。
姉はシングルで姪を育てていますが
ある事情で攻様が預かる事になったものの
子供の扱いに慣れずに苦労していました。
そんな姪が受様に懐いた事と攻様の結婚問題
受様の経済事情を解消する手段として
攻様は受様に偽婚約者の話を持ち掛けるのです。
攻様は恋愛に重きを置いていないだけで
世慣れた頼れる大人として真摯に対してくれるので
徐々に受様との関係が"偽"ではなくなっていく展開が
寄る辺なかった受様の支えとなっていくだけでなく
攻様の恋愛に対する考え方も変えていき
2人が互いを運命の相手と認めて"天命のつがい"となるまで
葵居先生らしい優しいオメガバースで
とても楽しく読ませて頂きました (^-^)/
天涯孤独のΩである雨瀬がプレイボーイなαであるケアリーの偽の婚約者になるところから始まります。
雨瀬が健気で可愛い分、ケアリーには思うところがあり過ぎました。
まず、子供の目の前で子供への嫌悪感を露わにするケアリーに引きました。
次に、ケアリーが仮の婚約者を続ける為と言って雨瀬を手酷く抱いた翌日に仮の婚約者を解消していて戸惑いました。
最後に、両想いになる前に雨瀬を妊娠させたことが受け入れ難いです。
どうしてもモヤモヤしてしまうので、中立評価とさせて頂きます。
また、妊娠で仲直りセックスはお預けでペッティングのみ、その後は出産後のお話で、結局両想い後のセックスを見られなくて残念でした。
恋愛経験値は高くても、恋の偏差値は低めな公爵サマの本気の愛。
偽りの婚約者設定から始まるストーリーには、あーコレ偽りが本物になっていくパターンのヤツね、と読む前から終わりを予想して期待値が上がりっぱでした。
事情が色々あったり、想いがうまく噛み合わなかったりと、エンディングにたどり着くまでの2人のすれ違いには胸が痛くてたまらんシーンも多々ありましたが、期待通りの甘やかを最後はしっかりと味うことができた読後感に大満足です♪( ´▽`)
苦労人で健気なオメガの雨瀬視点なせいか、プレイボーイのケアリーを好きになってしまう恋の報われなさが響くストーリーです。とにかく前向きに頑張る雨瀬には応援の気持ちしかなく、不憫な境遇にも負けず密やかにケアリーに想いを寄せる控えめな姿にはホロッときます。
問題はケアリーです。
本気モードになった相手に対しては言葉にするのが苦手なのか、欲しい時に欲しい言葉をくれない彼に喝!嫉妬すると意地悪しちゃうタイプなようで、雨瀬が友人と買い物していた様子を見たあとのベッドの誘い方は、ハッキリ言ってナイわーでした。
そのベッドシーンは雨瀬の片想いの心情が切な苦しく描写されていて、好きな人に抱かれてるのに、あんなにも悲しいシーンってあるだろうか。
ケアリーの態度も言葉も、終わってみれば子どもっぽい嫉妬からだと分かりますが、イヤな態度を取る前に伝えることを伝えなさいよと、大事なことを見落としまくっている公爵サマにプンスカでした。
すれ違いや誤解が余計に悲しみや不安感を煽ってきますし、ケアリーの些細な行動やケアリーの姉の言動も雨瀬の恋心を追い詰めていくところがやるせなかったです。
この作品では、通常「運命のつがい」と言われているワードが「天命のつがい」という言い方をします。意味はほぼ一緒。彼らの運命が果たして天命なのかどうか注目しながら、2人の想いが合わさっていくその瞬間をぜひ見届けて欲しいなと思います。
特定の相手を作らずにきたプレイボーイが、嫉妬も執着もしていく"らしくない"変化からもぜひ目を離さないで下さいね^ ^
