特典ペーパー付
「好きだ 陸」
1巻からずっと追いかけてきてようやくここまで来れました
鴫原は幼少期のトラウマから結局大事なものをいちいち傷つけて歯向かってくる相手を確認することでしか相手の愛情を確かめられなかったのかなと想うとすごく切ないです
そしてそのトラウマから共感性を失ってたから序盤あんなにサイコなことしてたのかと思うとこれまた納得出来てしまいました
けどようやくここにきて、本当の意味で陸に心を開けた気がして泣けてきました
やっぱり鴫原の心をかき乱すのも優しく包み込んで開かせることが出来るのも陸だけだったことに、ようやく鴫原自身も気づけたんじゃないかな
これからどう二人で生きていくのか、今度は間違えないで
次巻最終巻です
寂しいですが絶対見届けます!!!
1巻から4巻までイッキ読みしてしまいました!それぐらい続きが気になってこの2人がどうなっているのかハラハラドキドキが止まらないまま駆け抜けました。
ずっと洋二の陸に対する異常な程の執着、そしてそんな洋二からどうしても離れられずに苦しみながらも受け入れてしまう陸の葛藤…と2人の行く末にどんな未来がまっているのか、見届けるまでは終われない!と私まで覚悟してしまう作品でした。
4巻の見どころはなんと言っても、危ないドリンクを飲んだ陸が助けを求めたのが洋二だという事実と、再び北白河の店に洋二、陸の2人で訪れるシーン!!
んもぉぉぉ!!?ちょっと、洋二…そのドリンク絶対ヤバいってわかってるのに何飲んでるのよぉぉ!?ていうか、北白河…お前、洋二パパのみならず洋二まで手をつけようと…!?
北白河の気持ち悪さが天元突破していたわけですが、薬が効いてきた洋二がどうなってしまうのか、陸をこんな所に1人にしないであげてぇ!!泣
と、読みながら緊張走る中…いやぁぁ!洋二のしてやったり顔!!気持ちよかったですね!
なかなか高校生ができる事ではないですよ!?
そして、ようやっと…洋二と陸、2人の関係が脅し脅されの辛いものではなくて自分達の心から好きだと思えるように変化していったように思います。
1巻からこいつヤバい…と思えた洋二ですが、結局の所洋二の歪んだ寂しい孤独を見てあげられるのは陸だけなんだと思います。
は〜!!次巻最終巻ということで!結末楽しみです。
洋二のお父さんがすごい気になります
3巻、4巻の感じを読むと北白河とは流石に切れてはいると思うのですが、北白河が未だに執着する感じからすると、相当な手練れなんだろうな・・・
洋二を歪ませた要因が父にあるとは思うけれど、個人的にはすごいこのお父さんの人生にも興味が湧いて仕方ないです
そして、北白河と洋二の再会は偶然だったみたいだけど、結果的にはこの再会が洋二と陸の関係性を一気に前進させたとは思います
これってもし、北白河の件がなくても洋二の変化って陸に対して起こったのかな?
それとも洋二の変化は友人の善治の禊の影響が大きいのでしょうか?
あまりの彼(洋二)の変化に私自身がまだ追い付いていけておらず、良い方向に進んでいるように見えるのに、どうしても安心し切れないでいます
そして不謹慎かも知れないけれど、安心し切れない所にこそこの作品の面白さを感じてもいます
でも、陸がこれ以上傷付かないといいのにな・・・とも願っております!
それにしても洋二が高校生という事を忘れそうになる事が多い中、中庭のランチシーンとかあると普通に高校生に見えてしまう所にひなこ先生の人物描写力と雰囲気の構築の上手さをしみじみと感じます
やっぱりひなこ先生の作品って魅力に満ちてますね
大好きです!
この作品を読むと、このふたりって高校生なんだよね…と驚くほど大人びてる世界で生きているなと思ってしまいます。学生時代は、学校の中の世界と人間関係が世界の全てだから、嫌なことにも辛いことにも逃げ出せない苦しさがあります。そんな中で抗えない恋愛感情や快感、そして裏切りによって狂わされてきた陸も、再び洋二のことを受け入れるようになってきました。これって恋愛なのか依存なのか、それとも同情なのか。
洋二の顔が陸の前では穏やかになってきているのは確かですが、内面ではなにを考えているのかわかりません。
そしてこのままふたりに平穏が訪れるのかと思いきや!3巻で陸に媚薬を盛った、洋二の父親と不倫関係を持っていた北白河の店に行く洋二と陸も一緒に会いに行きます。
北白河に差し出された媚薬を飲んだ洋二。その洋二とセックスしようと誘導する北白河。そんなふたりを見て嫉妬して、発情する洋二につられて陸。このまま誰と誰がどうセックスしてしまうのか!と思っていたら……
4巻のクライマックスはぜひ読んで楽しんでください。
次巻が最終回のようです。ふたりの周りにある雑音がなくなり、穏やかに愛を語り合ってくれるのか?衝突しながらも愛を深めていくのか?ふたりがどんなエンディングを迎えるのか楽しみです!
表紙のふたり、これまでと違って
ちょっと恋人な雰囲気出てない…?
そしてこの帯!ド直球な告白キタ!!
と、手に取ってひとり大興奮(笑)
でも内容は安定のダーク&ヘビーで、もちろん甘さは控えめ。
ただそんな中にも光が見える展開になっていた4巻でした。
ぐちゃドロに重たすぎる執着を向けてくる洋二への拒絶は前巻あたりで少し薄れていた陸ですが
洋二の言動に"裏"が見えないところが増えてきたことで、冷えていたその心に少しずつ熱が戻っていくのがわかります。
手放しで信じることはできないけれど
柔らかく笑う洋二の笑顔に揺さぶられたあたりでもう、陸は自分の気持ちと向き合う覚悟ができていたのではないかなと思いました。
このままの流れでお互いに歩み寄ればグッと距離が縮まるか…?というところで、
またしてもふたりの仲を搔き回す例の奴が登場。
洋二パパの愛人だったからきっと洋二にも色目を使うんだろうなーと思っていたら案の定で、
想像以上に生々しい誘惑は不快を通り越していっそ清々しいほどだったけれど。
それをしっかり利用して復讐にかかる洋二の華麗な策士っぷり、お見事でした。
そして。
あんな場所でセックスして大丈夫か?というところからの、ド直球告白っ…!たまらんすぎる…。
それに応えた陸の言葉からはふたりがこれまで歪んだ関係だったことが伝わってきてちょっぴり切なかったけれど、
それと同時に本当は洋二を求めていた陸の本心がしっかり見えていたのがすごく良かったです。
次巻がラストになるかもとのことなのでどういうところに着地するか予想しつつ、楽しみに待ちたいと思います。