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ふたりなら、幸せを見つけられる
真智のお姉さんの事故、両親不在で祖父母が見ている状況でのことだったりしたらしんどさ増すよな
然の人柄も育て方で収まってはいるけれど、親からの遺伝なんだろうなって思えてしまう
ちゃっかりしてるのとか
田舎でつまみ食いしてたら寺の評判に響きそうなものだけど⋯それに、里子の手当をたかりに来られたらきちんと手続きでできないようにしなきゃじゃない
甘い態度でいるから然があんな目に遭うんだよ
しっとり⋯しっとりはしてたかな?
面白かった
幼なじみの再会もの。
里先生によると「描いたことのないテイスト」な今作品。
個人的にはこの空気感はやっぱり里つばめワールドだよなぁと思いました。
全体的に流れるしっとり感、眼の表情で語り、2人の距離感が分かる描写に唸りました。
それから、言葉少なくとも攻めが受けに対して何となくオラオラした大好きオーラ醸し出してくるの堪らんかったです。
攻めは飄々としたイケメン坊主で遊び人。
受けは落ち着いた佇まいで穏やかな健気美人。
2人共に奥底に重たいものを抱えていたけど、お互いへの愛情は真っ直ぐで、言葉なく想いを通じ合わせる描写はえろかわキュンでした。
が、願わくば、もう少し2人の抱える感情が見たかった。
過去の2人のお互いへの想いや、再会してからの熱さ…そして受けの苦しみや攻めがどんな気持ちで(離れる前)見てきたのかなど…。
そうした深掘りがあまりないから、淡々と読めるし空気感が重くなりすぎていないのもあると思いますが、その2人の積もらせた熱がもう少し具体的に見えていたら、個人的にはもっと2人の関係にキュンキュンできたかなぁと思います。
あと、終盤これまでのチャラさがバレそうになった時の攻めの焦りっぷり…もうちょっとガツンとザマァ展開してくれても良かった!(見たかった)
でも星空を見て涙ぐむ受けや、攻めの肩に顔を埋める受けの、そのシーンが可愛すぎて心掴まれてしまった…。受けの優しさや健気で儚げな様子、、攻めが受けのこと好き好きなるの分かる気がするw
キャラクターやストーリー展開、各シーンの描かれ方はやっぱり素敵だったなと思います。
穏やかで優しく、ちょっと不思議で静かな恋物語。素敵でした。
里つばめ先生の2冊同時発売は珍しいと思って、コミコミさんで2冊セットで購入しました。全く印象の違う2冊でしたが、どちらも面白かったです。こちらの方がじっくりと描かれていて、内容がシリアスでした。
ただ個人的にはもう一冊の方が好みだったのと、こちらの作品が最後の方が駆け足に思えて勿体ないと思ったので萌2に評価させていただきました。
どうしようもない人間の性の醜さが描かれていて、軽妙な面白さとか洒脱さはこの作品にはありませんでした。親子とは血の繋がりだけではないという重さもあり、考えさせられる内容だったと思います。全く違う作品を届けられる作者の力量を垣間見た思いでした。
作家買いで、レビューも読まず、試し読みもせずに入手しました。
里つばめ先生の描く、情が深いのに、軽やかさを感じる、透明感のあるお話の数々が好きです。
弟きっかけの姉の事故死とお葬式、ブラック企業勤めで心身が壊れる、など、里つばめ先生の作品では珍しく、陰の要素が強い導入でした。
そこからの帰郷先での光景、会話、交流、変化・・・
極限まで濃度が高まったヘドロのようなものが、徐々に、徐々に、ゆるんで、流れて、きれいになっていくのを眺めているような気がしました。
田舎によくありそうな人間関係、お年寄り、若者、家族、近隣関係の中、1人だけ普通の中に埋もれ切れていない特異な人物、それが、寺の息子、僧侶の然。多くの陰を抱えて帰郷した真智の幼馴染でした。
それぞれ内に抱えている重荷がありつつ、近隣住民として、幼馴染として、同窓生として、つながりがあり、日常が流れていきます。
2人がお互いのことを想っているということは、直接的な言動ではなく、そのほんの端々に漂うように表現されています。
キスシーンも、言葉なく、ただ2人がキスをしている様子がいろんな角度から2ページたっぷり使って描かれているのも、情緒がありました。
それぞれの抱えているものの、家族の問題、を、それぞれの消化、浄化されていく様子もとても情緒があり、そして考えさせられました。
想いが伝わりあってからも、ゆっくりじっくり丁寧に愛を高め合う様子がとても素敵で、2人が体を重ねるシーンも、欲望、は感じず、ただひたすらに暖かくて強い情愛を感じました。
里つばめ先生大ファンです
先生の描く攻めはいつもひとクセふたクセあるのですが、今回はなるほど、こうきましたか!!!
先生が巻頭で新しいテイストにチャレンジと仰ってましたがこういうことだったのですね!!
幼い頃水難事故で姉を亡くした受けと、幼なじみだった攻め
攻めは小さいときからみえないものがみえている子
2人は離れ離れで暮らしてたのですが、ふと再会します
幼いころも大きくなってからもきっと攻めには色んなことがみえていたのでしょうね
そして、攻めは自分の生い立ちもいいものではなく…
そんなふたりが再会からどう縁を結び直すのか…といった感じです
いつもの先生のクズ攻めを求めて読んだ方は少し物足りなさを感じるかもしれませんが、新しいストーリーに挑戦された先生に敬意をはらいたいです!!
ありがとうございました!
