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念のため、作者もおっしゃっていますが、前巻「囮鳥」を読まないと、お話は判らないかと思います。
主軸となる事件は、表面的には時効が成立しますが、お話的には解決します。
そんな裏があったんですね? む・息子? えっ?そこでやっちゃうの? なんと・そこに大物が!っていう感じの展開があります。
事件によって人生が変わってしまった3人(火野・安見・那岐)が主役な訳ですが、英田氏が言うところのAカップル(火野×安見)が結局どんな最後を迎えるのかと色々考えながら読んだところが大きかったかなと思います。
実はこのカップルの本当の結末までは書かれていないので、ちょっと欲求不満気味でもありますが、そこまで書いたら小説じゃない気もします。
安見は結局、火野に落ちた感じがありますが、火野が那岐に別れを告げるシーンがあることによって、火野も安見を選んだんだなと、納得できます。人という字は支えあって・・・な関係に思えました。
Bカップル(加賀谷×那岐)は那岐が過去を昇華して、人間らしくなっていくにつれ、いい関係に発展してくれます。全体を通して『闇』の部分が多いお話ですが、加賀谷の那岐を思う姿に癒されます。この巻は、表紙がこの二人ですが、中のイラストもこの二人のものは顔がにやけます。Aの二人のものは、どうしても「痛い」んだ。
で、一番かわいそうなのは佐藤さん(仮名)かなっと。エスでも救われていないし、今回も置いてきぼり、次回作とかで幸せにしてあげて欲しくなっちゃう。
息を詰めるように読んで、しばし放心。
前編で広がったものが、一気に収束。スピード感があって、苦くて、最後は甘かった。
前編は主に火野と安見の出会いとやりとりがゆっくり語られ、二人の関係も何かねっとりとした不安感があるものの甘やかで優しい。
後編で安見が記憶を取り戻してからは、火野が一気に覚醒・・・
やはり只ものではなかったね。火野。
まさしくLOVE and HATE。そして束縛と執着って感じで、歪みが一気に露わに。
その歪みっぷりがどっか淋しく悲しくて、やはりノワールでした。
ラブの方は前編でハードな顔を見せていた、加賀谷と那岐がどちらかというと比重高い。
那岐はともかく、加賀谷を受け入れる理由ときっかけが欲しかったんやね。
後半はもう二人ともふっきれたように愛の告白合戦になっとります。
後編の方が一気に進むので、スピード感は気持ち良かったけど、安見にしても、那岐と加賀谷にしても、火野と那岐にしても、それぞれ一冊書けちゃうくらい濃いいので、もったいない気も。
もうちょっとじっくりで、上中下でもよかったんではないだろうか。
加賀谷の強く厳しく優しい愛が最後に残ってラストは特に甘いです。
『デコイ囮鳥』の続き。
なので囮鳥から読まないと意味がわからないと思います。
囮鳥~迷鳥と読んですごくおもしろかったし読み応えありました。
迷鳥では過去がわかります。
那岐と火野の過去にはびっくりですね。2人はどういう関係なのかずっと気になっていたので知れてよかったですが。
過去や謎や爆破事件の真相がわかって、全てパズルにピースがはまった感覚でした。
今までもやもやしたものが全てわかってすっきり!笑
安見も記憶が戻りますしね。
加賀谷×那岐、火野×安見と2カップルでてきましたが、私は加賀谷と那岐のカプが好きかもしれませんw
那岐が誘い受けだったとは…w「もっと激しく動け」とか「俺の中に出して…」とか萌え死ぬかとwよかったね加賀谷!笑
2カップルとも結ばれるし、これからも一緒にいるみたいですが、火野×安見のカプは見方によっちゃあバッドエンドかもなあと。
火野と安見の場合「愛しさ」のほかに「憎悪」という感情も混じった感じですしね。安見は火野の籠の中の鳥だと思いました。奈良さんの挿絵が印象的です。
最後は予想外でした。まさかあの人が…。思わず「え!?」って言っちゃいましたよw
2カップルでてきても話はちゃんとしてますし、むしろ1ストーリーに2度も萌えられるようでとても満足です*
*エレニ様
始めまして!コメありがとうございます♪
那岐の誘いっぷりにはかなり萌えましたよ~
加賀谷には祝福の気持ちでいっぱいです(笑)
火野と安見はちょっと影がありましたよね。ハッピーエンドと聞かれればそうとも言い切れないし。でも2人は一緒にいる運命なのかなあと。
火野は安見に殺されてもきっと幸せなんでしょうね…。
Aliceさま
こんにちは。はじめまして。エレニと申します。
ホント、那岐の誘いっぷりには萌えましたよね~。
あんなに色っぽいとは…!加賀谷も長く待った甲斐がありましたね。
火野と安見は幸せな終わり方じゃなかったですよね。この二人、今後どうなるんでしょうね。安見が愛と憎悪の狭間で壊れてしまわないかと心配です…。
事件の捜査を進める中で那岐は誰にも言えない過去の、亡霊と再会する。
一方の安見は自分の上司と名乗る男から”真実”を聞かされる。
それは今まで信じてきた自分と火野の関係を真っ正面から否定するものだった。
絡み合う過去と現在、愛情、憎しみ。
そして……
ただの愛情だけで決着しない人間関係にときめきでした。
火野と那岐の関係性が好き。
この二人の別れのシーンがすごく印象に残っている。
彼らだけではなくて、物語は終わってもすべて人たちは続いていくっていうのを感じさせてくれるお話でした。
途中まで色々なBADエンドが頭をよぎって、ほんとびくびくしながら読みました。
特に火野と安見のカップル。
この二人の行き着いた関係が好きだ。
エスの時みたいに無理矢理大団円とかじゃなくて、キレイにまとまっているなという印象です。
そういえば、今回も佐藤さん(仮)が置いてきぼりですね。
いつか佐藤さん(仮)が幸せになれる日が来ますように。
超面白かったです。
というか、最初のカラーイラストでもう撃沈だったんですけども。
那岐のセリフにもやられてしまいました。
やっぱ那岐だよ…。
今回のお話でデコイ完結でして前回からの事件も終息していきました。
最後の最後に篠塚の推理?が出てきて「おおっ」てなりましたが。
そこまでは思い至らなかったのでね。
那岐の過去についてもわかったし、火野がどんな思いで那岐にあんなことをしたのかもわかったし。
火野Sideとしては安見が全てを思い出して。
それでも自分の気持ちや在り方に悩んで。
そんな安見が可愛くて仕方ない火野。
先日の事件の時に自分でも驚くほど安見に執着していることに気付いてお気に入りの言葉を囁き続けて。
いつかそれがただの遊びでも言い続けたら本当になればいいと思う火野の心のままに本当になればいいのになぁと思いました。
那岐Sideとしては自分なりに過去への道を見つけて加賀谷と向き合うことになるんですが。
もう、うわーうわーうわーって。
那岐さん、それ、誘い受!
今の今まで茶化したような関係だったのにすっきりしたというか素直になった那岐さんてば…。
甘いですよ、あまーーーーい(笑)
いや、加賀谷の方も大概な気がしないでもないんですが。
なんかイチャラブでびっくりしました。
もっとドライな関係なままなのかと思ったんですが違いました。
お互いホントに好きだったんだなーと思いました。